椿屋敷のお客様

住まい・インテリア Feed

2006年1月17日 (火)

失敗!ヤギ運動場

Nec_0001_8 ああああ・・・・・なんということだ!!ヤギ運動場は大失敗でした(涙)。

二年越しの工事だったのに。

まず、めーさん(ヤギザーネン種・女の子・11ヶ月)がヒョンと戸板を飛び越えて、勝手に畑のキャベツをむしゃむしゃ食べていました。目が眩みましたが気を取り直して、「とりあえずシロさんクロさんが中にいればいいや」とめーさんをまた木に繋いだ2時間後。

・・・・・どしゃあああ!シロさんまで外をうろうろしているではありませんか!!

クロさんが中にいるので余所に行こうとはしませんが、レタスをもぐもぐしています。・・・・・も――がっくり。

やはりにわかヤギ長者の悲しさ、なかなか蔵が建つというところまでいきません。

ええい、がっくりしているヒマはないのだ。気を取り直してもう一段階ハイレベルな運動場を、明日から工事だ。とりあえず、今日は疲れました。温泉に入ってきましたので、あとはご飯食べて寝ます。

2006年1月 2日 (月)

ヒノキの門柱

Nec_0003_7恥ずかしながら俗物なもので、「Dr.コパの風水シリーズ」を3冊も持ってます。「中国四千年の歴史」というフレーズに弱いのです。

「・・・・・あたしなんか世の中に必要ないんだ。生きてる意味なんかないよう(涙)・・・みんなうまくやってるのにどうしてあたしだけ・・・・・」とかなんとか、笑っちゃうような自意識過剰と自己憐憫の泥沼にうっかりはまったときに、危ない薬をやったり、ご近所に火をつけたり、アーケードで車を暴走させたりしてるヒマがあったら、玄関でも掃き清めて打ち水でもしたほうがマシでしょう。 庭の草取りして、便所掃除したほうが生産的でしょう。

というわけで一昨年、はなはだ落ち込んだときに、Dr.コパの「門柱を立てなさい。門は幸運が入ってくる場所です。その家にふさわしい粗末過ぎず立派過ぎない門柱に手書きの表札をつけなさい」という一文を読み、「これじゃ!!」と思ったわけです。それまで椿屋敷に門が無かったのです。

祖父が残した遺産に、蒲生町の山奥の「60年もののヒノキ山」があります。そこからヒノキの丸太を採ってきて、鉈で皮をはいで、水準器で高さを決めて埋め込んで立てました。素朴極まりない門柱ですが椿屋敷にはふさわしいと思ってます。門柱があるからこそ、門松も映えるしなあ。

おかげさまで門柱が立ってから、いいことが続いてるような気がします。『とりあえずやってみる』って大事なことですね。

2005年12月27日 (火)

漆喰壁

Nec_0024_6 お正月も近いので、父方の日置の家の掃除に行きました。

父が二年かけてリフォーム中です。かなり家らしくなってきました。Nec_0025_6 Nec_0026_5 Nec_0027_4 Nec_0028_5 Nec_0029_8 Nec_0030_5

父の趣味で「黒塗りの柱に漆喰壁」になっています。昔の左官屋さんは漆喰壁を作るのに、まず格子に組んだ下壁を作り、さらに海草をどろどろに煮てそれを糊にして一から漆喰を練らなければなりませんでした。小さい頃、よく左官屋さんたちが庭で、トタン缶で臭い海草を根気よく煮ていたことを思い出します。そういう手間ひまかけた壁なので、耐火、断熱効果が大でした。その壁を使って作った土蔵は、たいそう手間がかかりお値段が張る建物でしたが、宝物を貯蔵するのにこれほど適した建物はなかったわけです。昔のお金持ち「分限者どん」を語るのに、「蔵をいくつ持っていたか?」を基準にするのはそういうわけです。「コガネムシは金持ちだ~♪」のコガネムシが小金を貯めたら「金蔵たーてた蔵建てた~♪」のもムべなるかな。

今の漆喰はかなり簡略化されていて、下壁はタッカ―でたんたか張りつける事ができるし、漆喰は水を加えれば練ることができます。だから父のようなシロウト大工でも、かなりのスピードで格好をつけられます。便利な世の中になったものです。

日置の家は秋にはトイレも改装され、来年は台所の水周りの改装も完了し、人が住めるようになるでしょう。父と母の終の棲家として、トイレも完璧バリアフリーです。たとえ車椅子になっても、容易に方向転換できるだけのスペースをとってあります。「古民家の外観に、最新設備」。自らの手での改造はまことにローコストで済むようです

2005年12月21日 (水)

ヤギ小屋防風工事

Nec_0007_5 次から次へと寒波がやってくるので、いかに寒さに強いヤギと言えども指宿生まれのめーさん(ヤギザーネン種・10ヶ月・女の子)にはきつかろうと思い、ヤギ小屋の北と北西の壁にビニールシートをタッカーで張りつけました。

タッカーはいわば工事用の大きなホチキスで、こういう網とかシートとか壁に張りつけたり、化粧塗りや漆喰壁の下地を固定するのに便利な道具です。(ローテク万歳グッズシリーズで改めて紹介します。)

たかだかシート一枚でも、北と北西の冷たい季節風をさえぎってくれるので、小屋の中は段違いに暖かくなります。吹きさらしの場所で野宿するのと、テントを張るのとじゃ体力の消耗に天と地ほどの違いがあるそうですが、さもあらん。温血動物にとって、雨風にさらされて体温を奪われるというのはたいへんなストレスだよなあ。(冷え性のわたくしなぞ想像するだけでぶるぶるぶる・・・)

変な花柄のオレンジ色のビニールソファはめーさんのベッドです。ヤギ協会会長の「ヤギは高い所が好きだから、小屋の中にも作ってあげてください」というお言葉で、早速納屋の中にあったお古を入れました。即座にめーさんが乗るようになったのにはびっくり。それ以来朝一番に小屋を開けに行くと、いつもちょこんとソファにご鎮座ましましてます。ほんと、高い所が好きなんだなあ。

2005年12月17日 (土)

猫爪防止ボード

Nec_0045_2 うちの障子・襖の枠の高さ30cmぐらいから120cmぐらいまでに、ダンボールの板がネジで止めてあります。いらっしゃった方が不思議な顔をするのですが、これは「猫爪防止ボード」です。

「猫が爪を研ぐNec_0046_3 」のは生理的なもので躾をすればしなくなるという性質のものではありません。 「猫の爪研ぎ用ボード」を作って「そこでだけ」研ぐように「お願い」するしかないのですが、実は今までの猫達が そのお願いを聞いてくれたためしがありません。

特に半端に開いた襖や障子の枠は、猫にとって格好の爪研ぎらしく、油断しているとたった今張り替えた襖・障子でも遠慮会釈なく爪を立ててくれます。猫が背伸びをして丁度届く50cmぐらいのところは、削られて枠の厚みが半分ぐらいになるほどです。さらに油断がならないのが、きゃつら爪研ぎをしていていきなり「この襖(障子)登ったろ!!」という気になることです。その判断から実際に障子を穴だらけにして天井まで駆け上るまでわずか0.5秒ほど。その場で防ぐことは不可能です。

よって、予防措置としての苦肉の策がこのボード。昨年の暮れに張り替えたばかりの襖・障子を破られたくはありません。猫を誘惑しそうな個所には徹底して張り付けてあります。にもかかわらず今年も何箇所かやられました。年が暮れるまでに補修せにゃならんわい。                           

2005年12月 8日 (木)

菊籬(きくまがき)

Nec_0020_5 調子に乗って竹垣第2弾です。

菊籬という言葉が、和歌や王朝の物語の中に出てきて、「ああ、カッコいい言葉だなあ・・・風流だなあ・・・」と憧れておりましたが、よく考えてみればうちでできるじゃないですか。山の中だから竹はそれこそもう無尽蔵にあるわけだし。菊は種を蒔いたり挿し木をしたらどんどこ増えるわけだし。

あとは自分が勤勉に技術を身に付けるか否かのみです。

というわけで、あちこち小菊を植えて、暇をみつけてはちまちま竹垣を組むことを始めたのでありました。なにせそこらに生えてる竹だから失敗しても惜しくない。古くなっても資源ごみにならない。ほっとけば自然に腐れて土に還る。しかもできた竹垣は(できが良ければ)風流。ヤギ運動場も竹垣で囲むか?と今検討中なのであります。

2005年12月 6日 (火)

竹垣を組む

Nec_0017_2お正月も近いので、玄関脇の竹垣を直しました。台風14号で壊れていたのです。

この結び方簡単なようで案外難しいのです。そしてすぐ忘れてしまう。

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Nec_0011_4Nec_0012_4Nec_0013_3 Nec_0014_4 Nec_0015_3 Nec_0016_2 よし、こうやって写真に撮っておけば安心だ。

2005年11月29日 (火)

ヤギ運動場工事

Nec_0030_3 「ここは、ジャングルか?!!」

Nec_0031_4 いまだ密林状態の畑の奥。もう後はめーさんたちの食欲だけが頼りであります。開いた時間でぼちぼちホソボソと工事していた「ヤギ運動場用柵」もできてきたので、そろそろ囲いを作ろうかと。だいぶ慣れてきためーさん、やみくもに「メーメー」鳴くことはもう無いのですが、やはり紐つきよりある程度自由のきく運動場がよろしいのです。ヤギは高い所が好きなので(ほんとに好き。え?こんな所に?というところまで登る。)運動場に登って遊べる場所も作ってやらねばなのです。んで、「運動場の柵を徐々に畑の奥に移していって、すっきりさわやか、しかもヤギウンコとオシッコでよく肥えた耕地を作る。」という作戦です。だから柵は「丈夫だけど簡単に移動できる」という条件も満たさねばなりません。さてさて、うまくいくでしょうか?やってみなけりゃわからんです。

2005年11月28日 (月)

ツタの紅葉

Nec_0029_6 ツタが紅葉をはじめました。

「別れろ切れろは芸者のときに言う言葉、今のわたしにはいっそ死ねと・・・」

「お蔦・主税の湯島天神」、「金色夜叉」の中の一節らしいですが、原典を読んだことはありません。学生服・学帽・マント・高下駄の兄ちゃん主税が、着物のねえさんお蔦を砂浜で蹴飛ばしているシーンだけ知っています。いつも「それドメバじゃないの?」とか、「なんでそんな優男蹴り返さねえんだ?お蔦。着物だからキックできんのか?」とか「いっそ下駄を取り上げてはったおせ!」とか思ってしまう現代っ子なもので、食指が動かないんです。しかしこうまで片鱗が残っているということは、何か感動させるようなところのあるストーリーなのでしょうか?ご存知の方、最後まで読んだことのある方、よろしければお教えください。

なんにせよツタを建物に絡ませるのはよくありません。確実に建物が傷みます。「ツタの絡ま~るチャペールで祈り―をささーげた日~♪」という歌もありますが、たとえ煉瓦造りのチャペルでも絡ませすぎると煉瓦の接合部や煉瓦そのものにツタの根が入り込んで最終的には崩壊してしまいます。なよなよしているようでたいへんしぶとく生命力の強い植物なのです。

「金色夜叉のお蔦」も実はそんな女性なの?騙されたり泣かされたりした被害者は主税のほう?そういうお話明治にはいかにもありさげですけれど。

2005年11月23日 (水)

換気扇掃除

Nec_0020_2 Nec_0021_5まっこち情けなか話ですが、9月1日になっても夏休みの宿題 が終わってないような子供でした。さすがに大人になって「納期」とか「〆切」とか「期限の遅れが死活問題」になることが骨身にしみてきましたので、他人様が絡むことには迅速な対応をするようになりましたが、たとえば大掃除など、うかうかしていると全く手をつけないまま年が明けてしまったりします。

「そういうけじめのないことではいかん!」と近年になってやっと「11月からこまごまやっていく」という地道な手法をとるようになりました(それでやっと人並みだっちゅうの)。台所は特に掃除場所が多いので、最優先にやってます。今日はずっと気にかかっていた換気扇に手をつけました。換気扇も年代物で祖母の代から使っているものですが、こういうのはよっぽどのことがない限り壊れることはありませんのでそのまま使ってます。立派に煙を外に吸い出してくれますし・・・。お湯に何時間かつけておいて、自家製檜の葉入り廃油石鹸で洗います。廃油石鹸、今や使ってらっしゃる方は結構多いと思いますが、油汚れよく落ちますよね―――!手洗い洗濯にも使ってますが、食器やレンジ廻り洗いにもスポンジで溶かしながら使います。環境にもいいそうだし廃物利用だし何より安上がり、いいですよ―――、廃油石鹸。