椿屋敷のお客様

住まい・インテリア Feed

2006年9月20日 (水)

街灯

Nec_0012_19うちの木戸口の街灯です。

鹿児島市のチベットたる我が家は山の中。人家もとぼしい野中の道がほとんどです。

釣瓶落としの秋の夕暮れでは、あっという間に真っ暗。街灯がなければ、ここらは真の闇でしょう。

わたくしも一応おなご、防犯上あまり真っ暗闇の中を動きたくありません。しかし、街灯をとぼすのもエネルギーを使います。あまり人っ子一人通らない山中に街灯というのもエネルギーの無駄遣いといわれてもいたしかたないでしょう。ここのところが難しいところです。

凶悪な児童誘拐とか、いたずらとか、統計的に暗い場所で起こっているらしいですからね・・・・・。

夜中に帰ってきて、木戸口まで点点と街灯が灯っているのは、やっぱり安心するもんなア。

2006年8月 3日 (木)

コンクリート製排水桝

033 だいぶ穴が掘れましたので(おかげでそこらじゅう穴だらけです。夜に歩くと転びそうです)、排水桝とパイプを入れようかいと買ってきました。

これからこの排水桝の四方にパイプを突っ込む穴をダイヤモンドカッターとタガネで開けなければなりません。その上でこれがすっぽり地面に埋まる穴を掘らねば。たいへんな手間ですが、排水桝にパイプをつなぐと、万が一落ち葉とか枝とかゴミが流れても詰まることがないのです。

もっともこれだけ毎日馬鹿げて暑いと、作業ができるのは早朝と夕方の一時だけ。真昼間にンな事できるかい!うっかり熱中症で倒れでもしたら損から損ですがね。ローコストどころかたいへんなハイコストとなりますのでその辺は気をつけて工事いたします。でも、できれば台風が来たり集中豪雨が降ったりする前に何とかすっきり排水できるようにしたいんですけどね

ところで、どういうわけかブログの写真がいきなりHTMLじゃないとアップできないようになってしまって不便な事この上ナシです。容量オーバーで課金されるようになっても浮気しないでいるんだから、なんとか早く解決してください、シナプス様。頼りにしておりますですよ~。

2006年7月26日 (水)

排水工事

Nec_0013_20 日本のように高温多湿の国では、排水こそが住まいの要になります。さらりと乾いてこその木の家です。吉田兼好ではありませんが「家の作りやうは、夏をむねとすべし」なのです。実際京都にいた頃、名建築と謳われた寺院や、何といっても桂離宮に行って見ましたが、こういう何世紀も残っている建築はたいへん合理的な排水システムを持っています。だからこそ腐りもせず、シロアリにもやられず今の世に残っているのです。

「そういう能書きを垂れるんだったら、とっとと自分ちの排水工事もやっとれや」

まことにごもっとも。

でもね、排水工事って屋根の上か地面の下、作業がむちゃくちゃしんどい割には、地味なのよ。目立たないのよ。今の今まで先延ばしにしていたのは派手じゃない地道な作業だから。

めんどくさがりの無精者にしては一大決心でとりかかりました。今は大汗かきかきハンマーでコンクリを砕いて、山鍬とスコップで穴を掘っては片付けるという作業を黙々とやってます。

ひょっとして自分の人生で足りなかったのは、こういう地道な地盤作りだったのかあああ―――?

2006年7月24日 (月)

水場工事

Nec_0008_20 外の水場の工事を始めました。

困ったことに外の水場はまったく排水を考えて作ってありません。ついでに言うなら雨樋の排水もよくありません。

最近のようにこうまで大雨が降ると、排水の不備は家にとって致命的です。湿気があると木は腐るは、シロアリが入るは、溜まった水に蚊がわくは、いいことナシです。

よって水場と雨樋の整備を今年の夏はやることにいたしました。

とりあえず、排水用のパイプを通す穴を掘りました。四苦八苦で掘りましたが、水道の水を出すとそこら中に散らばっていた水が一気にその穴に吸い込まれていくのをみると、たいそういい気分です。

2006年7月20日 (木)

蚊取り線香

Nec_0001_21 夏場は蚊取り線香が欠かせません。

電気でボトルの薬品を焚くタイプ(30日とか60日とか120日とか)も使ってみたのですが、どうも落ち着きません。煙が見えないので「ほんとに蚊を追い払っているのかよ?」とついつい疑ってしまうのです。業の深いことです。

蚊取り線香から、細く立ち上る煙と、いかにもの香りを嗅ぐと安心します。「これで蚊は近寄らん」。

ほんとは蚊遣りブタが欲しいんですけどね。あの瀬戸物でできた口と尻がぱっくり開いたキュートなブタの蚊取り線香置き。欲しいよう。

でも、「金鳥蚊取り」や「アース渦巻き香」が買い切れなくて「金”菊”蚊取り線香」という安いやつを使っているぐらいなので、なかなかブタさんに手が出ないところなのです。

2006年7月14日 (金)

すだれの季節

Nec_0022_19 今年も最高気温が35℃近い猛暑がやってまいりました。

うちは鹿児島市のチベット、平地よりかなり気温は低いのでクーラーを使わなくても大丈夫なのですが、さすがにこの日差しでは、窓にすだれをかけねばやっておれません。納屋からすだれを出してきて、窓という窓にかけました。

あっと今に涼しくなるのが不思議です。

涼しくなるといえば、江戸時代の幽霊絵によく破れすだれが出てきますね。掛けっぱなしの破れすだれは、人の住まない荒れた家の象徴。ぼそぼそに乱れたすだれの端から、恨みがましい腐れかけた顔がのぞく。ようあんな怖いの想像して絵にするよなあ。

2006年2月12日 (日)

冬のヤギ住宅事情

Nec_0025_9 去年の12月にとんでもない寒波が何度も押し寄せてきたので、ヤギ小屋はそのときからずっと北側と西側にビニールシートが張ってあります。

シート一枚のことなのですが、これが結構暖かいんです。

考えてみれば氷点下の猛吹雪吹きすさぶ雪山でも、テント一枚張ってビバークするんですもんね。(「雪山」「ビバーク」わたくしには一生縁の無い言葉です)もちろんテントの材質は上質なのでしょうが、ホームセンターで売っているビニールシートもバカにできない防風性、防寒性です。ヤギと一緒に入っていると、かなり寒い日でも小屋の中は暖かく感じます。めーさん、クロさん、シロさんと三頭になりましたのでなおさらです。ちょっと手狭ですが、トカラヤギは寒さに弱いので、お互いの体温で小屋の温度が上がるほうが安全。冬の間は我慢してもらいます。

トカラヤギは蚊に強く網戸の中に入らなくても大丈夫なので、暖かくなってきたらお外に出てもらうつもりです。

2006年2月 4日 (土)

ワイヤーメッシュに塗装

Nec_0002_9 ヤギ運動場用のワイヤーメッシュに屋外用の塗装をしました。

これをやっとくとサビがこず、断然持ちが違うのです。屋外は雨、風、雪、霜、凍結に炎熱の温度変化、加えて鹿児島市の場合桜島の灰、と金属には過酷な環境です。サビを止める何らかの処置をほどこしておかないと、結構あっという間に腐食してしまいます。せっかく作るのにそれじゃもったいないので、ここで一手間かけておきます。

最初ハケで塗ろうとしましたが、どうにもダマになってうまくいきません。

結局ローラーバケを使用したところ、均一に塗れてスピードアップもしました。壁なんかを塗るときにはハケのほうがいいのですが。要は向き不向きがあるということですね。明日はこれを二度塗りします。

2006年1月23日 (月)

欄間

Nec_0020_7 よくおうかがいする数え年96歳の元海軍少尉のお宅は、築100年近い島津家ゆかりのお屋敷です。総屋久杉作りで、もちろん江戸間、柱はあくまで太く、飾り窓の格子は細かくて品がよい。なにより欄間が元武家の屋敷らしく弓の形を形どっていて赤と黒の漆で塗り分けてあり、背景の緑の砂壁とよくマッチしています。かっこいいなあ・・・、といつも拝見しているのです。

最近の家は欄間どころか本襖や障子や畳すらない家も多いのですが、まあ、田舎ものなので畳がいいし、欄間があったほうが落ち着きます。今の家にも、一応祖父ご自慢だった欄間があります。杉の一枚板に古松に遊ぶ鶴の図が彫抜いてあります。これはこれで結構好きなんですよね~。何より「松に鶴」というのがめでたい!

疲れてふっと見上げたときに目に入る位置にあります。落ち着くなあ――。

2006年1月20日 (金)

大穴

Nec_0005_7 「大穴万馬券が当たった」話なら景気がいいですがねえ。ギャンブルはやりませんのでその可能性はありません。

ヤギ運動場に開けられてしまった大穴です。使い古しの戸板を再利用して、組み立てたヤギ運動場でしたが、ついにクロさん(トカラヤギ・女の子・3歳)にまで脱走され、まったくの役に立たなくなってしまいました。この穴は小柄な体に似合わないクロさんのバカ力で開けられたものと思われます。ほぼクロさんの体格と同じぐらいの穴です。

冷たくうっとおしい雨が降り続いてますので、野外作業は今日も無し。