なにせ明日は冷えるという天気予報。いかにボロ家でも多少なりとも隙間風が入ってこないに越したことはありません。
大急ぎでありあわせの障子紙を穴に合わせてカッターで切り、小麦粉を水に溶かして煮た糊を障子バケで薄く桟に塗って、上から皺にならないよう紙を伸ばしながら張り付け、霧吹きで霧を吹き付けました。
どちらかといえばこの手の作業は得意なほうです。
でも、昔の人は年末ごとに家中の障子を張り替えてたんだよなあ。とてもとてもそんな真似はできません。いったいどんな時間配分の生活をしていたのでしょうか?
障子が白く新しくなると気分はとてもいいんだけれどね。
ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・14歳・じじい)が最近おなかの調子が悪く、そこらで下痢してしまうので、室内用の猫トイレを買ってきました。
ニシムタで一番安いのを買ってきたのですが、最近の猫トイレはすごいです。下のほうに引き出しがついていて、上の猫砂が吸いきれなかったおしっこをシートで吸ってワンタッチで取り出せるようになっています。もちろんウンコがからんだ砂を掘るためのスコップもついているし、猫が砂をかいてもはじき飛ばないようにフードがついていて、なおかつそのフードの形も合理的に作ってあります。
もともと室内飼いをしていたドリアン、コレを見たとたんに早速いそいそと用足しに入りました。
さすが、猫の尿意・便意をそそるなにものかを持っているようです。
猫の爪というのはまことに鋭いもので、しかも連中毎日何回かはその爪を研がなければならない生理になっておるらしいです。
猫を飼ってらっしゃる方はご存知でしょう。障子、襖、籐細工、絨毯、・・・・・爪が立つものならなんにでも立ててくれよります。遠慮会釈もあったものじゃない!
まったくもって厄介ですが生理ならば仕方がない。
というわけで、我が家の襖にもダンボールで猫爪防止ボードを取り付けておりましたのですが、その努力をあざ笑うような緊急事態発生。
台所にドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・13歳・ジジイ)とジョー(ヤスネコ・12歳・ジジイ)が行けないようにほんの二時間だけ襖を締め切っていたのですが、何を勘違いしたのか「入れろ~!入れろ~!」と大騒ぎした挙句、写真のような襖への乱暴狼藉。何でたった二時間で、ここまで無残なことにできるんだ?
まいりました。
今月末には東京と広島から妹たちが婿さんと子供たち連れで帰ってくるので、それまでに襖の張替えをせにゃならなくなったきたがな。
春に孵った若鶏たちがすっかり大きくなり、毎日卵を産み始めました。ちょっとした卵長者となっています。まことにありがたいことです。
ありがたい鶏たちのために、小屋を冬仕様に改造しました。
まず、屋根を覆っていた日よけをたたんで中に日光が十分入るようにし、
屋根全面を鶏が飛び出さないようにキュウリネット(20m¥200)で覆い、
丈夫な止まり木を何本か入れて地面からの冷気や湿気をさけることができるようにし、
寝床場所を開け閉めのできるようにビニールシートで保温する。
ついでに鶏糞が溜まっているところを大掃除。
以上の作業を行いました。どうしても年内にやっておきたかったので、満足です。すっきり機能性よく乾いて過ごし易くなった小屋になりました。
普通、こんなに隙だらけの小屋では狸や鼬が侵入するものなのですが、なにせうちには力強い味方「鶏番長モモ(紀州犬雑種・女の子・5歳)が夜通しがんばっているので安心です。
さて、田舎の地面はアスファルトやコンクリートで固められておらず、地下街もありませんので、モグラが出没します。
特に畑は耕されていて土が軟らかいし、モグラの主食のミミズがたくさん棲息しておりますので、まさしくモグラ天国!朝畑を見るとモグラがトンネル掘りをしたあと掻き出した盛り土が、噴火口のように盛り上がっています。
困ったもんだ!
なにせ、モグラにとって大事なのは「ミミズをとること」なので、トンネルの途中に野菜や果樹の根があってもお構いなし。強力なシャベル型の前足で土と一緒に掻き切って、そこら中を掘り返してしまうのです。
あんまり増えると「モグラ罠」を仕掛けなければならなくなります。畑にとってネズミよりも厄介な動物、それがモグラ。かわいい姿をしてるんだけどね。
畑の奥に椿が密植されたまま大きくなって、ちょっとした林になっているところがあります。ここに毎年ツルウメモドキが栄えるので、今年もちゃんと実をつけてるか確認に入りました。なにせクリスマスやお正月の飾り付けに欠かせない赤い実のツルですもの。(まったくどんな山の中、藪の中だ?っちゅうの。とても庭先とは思えん)
と、見ると椿の枝分かれしたところに実に上手に枝や枯れ草やビニールロープを積み重ねた小鳥の巣がありました。春から夏の間に使ったらしくもう主はいなくなっています。
いやあ~~~!これが本能とはいえ、ほんと上手に巣を作るなあ!手で触ってちょっと力を入れてみても、しっかり隙間なく積み重ねてあり崩れません。考えてみれば台風とか来るのにチャチイ作りだと、雛ごと吹っ飛んだりしてとんでもない悲劇になってしまうもんな。
それにしても夏の間、この巣の1mぐらい離れたところを結構うろうろしているはずなのに、まったく気がつきませんでした。こういう隠れ家としての隠密性もまた巣の機能なのでしょう。まったくたいしたもんだ。
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