椿屋敷のお客様

野菜 Feed

2005年12月10日 (土)

春菊

Nec_0025_5 春菊です。

なんだかあっという間に鍋の季節になってしまい、暖冬のはずがこの寒さ。12月なのに1月の気温。たまらんです~~~。

しかし、こんなこともあろうかと思い、鍋用野菜、鍋用薬味の栽培におさおさ怠りありません。春菊はその鍋に欠かせないお野菜であります。

一癖ある味ですが、これが鍋の中でダシを吸ってくたくたになったアツアツを食べるとたまらん冬の味ですよね。さっと湯がいて細かく刻んで白和えに入れるも良し、てんぷらも良し、野菜かき揚に混ぜるも良し、今からがおいしい野菜です。「菊」の名前どおりキク科でして、春になると黄色いキクの花が咲くのです。花も結構綺麗です。

内田春菊さんというマンガ家さんがいますが、すごいマンガ家さんだと思います。

2005年12月 9日 (金)

ニラ

Nec_0023_2ニラでございます。

南西の片隅の半日陰にニラとかミツバとか匂いものの畝があります。ときどき忘れ去られて草薮になってたりするのですが、 「そろそろニラ餃子が食べたいなあ」とか「ニラレバ食べて元気つけよう!」とか「風邪だからニラと卵雑炊を・・・ゴホッゴホッ」とか思い出したときに採りにいき、「ああっ、いかんいかん。」と手入れするという繰り返しでございます。そのわりにはニラもミツバも毎年けなげに大きくなってくれてるなあ。

今年も、あたたかキムチ鍋にニラをいれたりしてぬくもりたい季節になってまいりました。またはっと思い出し、今草取りをしたところでした。けなげに肥え太っていたので一安心。ちゃんと肥料もあげるからね。

2005年11月21日 (月)

蕎麦の実

Nec_0012_3 ご近所のHさんから、蕎麦の実をいただきました。これを種にして蕎麦を栽培しようと企てています。

日置の実家に父方の祖母が使っていた石の碾き臼がありますので、せっかくだからそれで自家製全粒粉蕎麦を作ってみようという野心に燃えています。

うちのご近所は江戸時代の昔から鹿児島市に野菜を売っていた近郊農業地帯で、いまだにご近所中がじつに熱心に畑作をやってらっしゃいます。朝のモモ散歩は7時なのですが、夜が明けるのが遅いこの時期でもすでに畑に出てらっしゃる方たちがおられます。みなさん何十年も作物をつくってらっしゃる大先輩です。80―90代の女性のお話をうかがうと、自宅で米、麦、大豆、茶、その他季節の野菜、果物を作り、鶏、牛、豚を飼うのはごく普通のことだったと口をそろえておっしゃいます。茶を煎り、梅干らっきょうを漬け、味噌を作り、蕎麦を挽く。季節の行事として当たり前にやっていた、と。不遜にも「あの方たちが普通にやってらしたのなら、なんとかわたしにもできるじゃろ。」と思っています。もちろん、そういうリスペクトしている大先輩たちが元気で記憶もしっかりしてらっしゃるうちに、でき得る限りやり方をご指導していただかねば!

2005年11月11日 (金)

奄美大島のサトイモ

Nec_0034_2 奄美大島のサトイモ(とカライモ)をいただきました。むちゃくちゃ大きいです。緑のはうちのレモンです。大きさ全然違います。

産みたて卵5個と物々交換しました。原始的な取引ですが有益でした。

みなさまのお宅もそうではないかと思うのですが、秋になっていろんなものが実りを迎えて、あちらこちらの地方から畑からの成りものが「おすそ分け」や「交換」「お礼」「お歳暮」なんかの形で行ったり来たりしているのではないでしょうか?お互い値打ちを量りながら余ったものを欲しいものと取り替える。これぞ人類が歴史の曙から飽くことなく何万年と繰り返してきた、商い・資本主義の原点!いいですよねえ。わくわくしますです。

明日は間引き大根とイカと煮物にしようと思います。たいへんおいしいという噂なので楽しみです。

2005年11月 5日 (土)

ソラマメの芽

Nec_0001_2 お客様のtotto*さんは粘土でラブリーなトレイを作ってるし、麦の花さんは天然酵母パンを作ってるし、ルルママさんはトンボ玉とリースを、べにこさんはいちご、ななさんはワイルドベリー、その他みなさんそれぞれほんとさまざまな「モノ」を作ってらっしゃいます。すごいよ―――!

すごいなあと思うと同時にすごく嬉しくなってきます。やっぱ、手を動かして「何かモノを作る」って我々の遺伝子の中にもう抜きがたく組み込まれとるんじゃなあ。ミクロン世界の精度を日本のモノ作りは誇っているわけだけど、基本はこういうローテクノロジー世界でしょう。お金に直結してるかどうかは別にして、「何かモノを作らずにはおれん」層が厚いことが日本の宝ではないかと思うのですがね。あ、いかんいかん、大きいことを語る分際ではないんじゃ。語る暇があれば手を動かせ。

と、ソラマメの芽が出ました。豆類は全部好きですが、莢から出したてで茹でたてのソラマメに塩を振って食すのは大好物です。来年の春が楽しみです。

2005年11月 3日 (木)

間引き菜

Nec_0037 大根、ハクサイ、ほうれん草、小松菜なんかの菜っ葉類を作ってらっしゃる方はよくご存知でしょうが、種を多めに蒔いて大きくなるにしたがって間引いていく育て方をします。まさしく今その手の冬野菜の間引きシーズンで、毎日じゃんじゃん間引きしています。写真は大根の若葉です。

そして、これも作ってらっしゃる方ならおわかりでしょうが、採れたての間引き菜っちゅうのはまこっっっとにうまい!のです。なんせまだ若いから柔らかい。それぞれの野菜の匂いと味がプンプンする。お味噌汁の最後にパッと散らしたり、白和えにしたり、胡麻和えにしたり、浅漬けにしたり、とにかく単純な「これぞ日本の惣菜」という料理に使うと凄まじい威力を発揮します。よくスーパーで袋詰にした「間引き菜」が売ってますが、ちが―うちが―う。とにかくベランダでもコンテナでも鉢でもいいですから、小松菜か何か作って自家製の間引き菜を召し上がってみることをお薦めいたします。

2005年10月 7日 (金)

ヤマイモの花とムカゴ

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ヤマイモの花とムカゴです。

このの中に種ができ花弁をプロペラにして風に乗って飛び、着地点で発芽して増えます。

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ムカゴも落ちたところから発芽して増えます。これは「種」ではないのです。

茹でて塩を振って食べるとおいしいです。

つまり、ヤマイモは①種②ムカゴ③地下茎(掘って食べるところ)の三段構えで繁殖するわけです。「自然薯」として勝手に生えてくるのも当然といえましょう。

すげえ。

2005年9月23日 (金)

ヤマイモ

Nec_0020 庭に勝手に生えてきたヤマイモである。ありがたや。

勝手に生えてきて、勝手に大きくなる。ここまではまったく楽チンなのだが、だがねー・・・・・。掘るのがたいへんなのよ。人間どこかで苦労するようになっているのでしょうか?しかし食べるための苦労は惜しんではならん。

新米のアツアツご飯にとろろをかけて食べようかな。

2005年9月19日 (月)

千成びょうたん加工前

Nec_0011というわけで、収穫した千成びょうたんの加工にかかろうかと思うのである。うまくできるかな。

これの口をドリルで抜いて、泥水に漬けて表皮を腐らせ、種をださねばならないのである。以前やったときたいそう臭かったのを覚えている。鼻が曲がりそうな悪臭であった。都会で作ってらっしゃる方たちは、この悪臭の処理に困っているらしい。「ひょうたんを腐らすのに悪臭を出さないための薬」まで売ってるそうな。そういうとき「山の中で庭、畑がある」って本当にありがたいよなあ。

2005年9月16日 (金)

朝鮮唐辛子

Nec_0003 3本しか植えてないのに、おかげさまで大量にとれました。3年キムチを作りつづけても大丈夫なほどです。今年はハクサイをはめつけて(きばって)作らねば。とりあえず鯵の南蛮漬けに、台風で倒れたピーマンとたまねぎと一緒に入れました。辛し。