去年の秋の木市の最終日バーゲンで買ってきた苗です。「干しブドウと葡萄酒の野望」に燃えて購入いたしました。
「じゃあベリーAとか、葡萄酒用の品種にすればよかったのに」といわれそうですが、そういうのはお高かったのです。とりあえず一番安かったのが巨峰。「バナナと巨峰こそが高級果物だった今は昔」がまったくの嘘のようです。
売り子のおねえさんに「ブドウには堆肥をやるな」といわれたのでなにもやってません。とりあえず11月15日に植えて、それから半年近くまったく動きのなかった芽がいきなり出てきました。どうなるのでしょう?ブドウは初めて植えるので興味しんしんです。
ダニエル・デフォーが書いた永遠の孤島もの、「ロビンソン・クルーソー」はわたくしの座右の書ですが(さもありなんといわれそうだ)、あのなかで無人島のロビンソンの食卓に並ぶのは「干しブドウとヤギチーズと大麦のパン、そして海亀の卵」でした。あれがねえ、なんかむちゃくちゃおいしそうだと思っておりますのですよ。ここは山の上なので海亀の卵は無理ですが(そうじゃなくてもレッド・データもの)、他のは何とかなるんじゃないかと、日夜邁進しております。
おかげさまで血圧も血糖値も中性脂肪値も尿酸値も、正常真中どんぴしゃなのですが、ただひとつ赤血球数がいつもぎりぎりの低空飛行です。
「たまには世の中のお役に立とうかい」と思いついて二度ほど献血に行きましたが、どちらも赤血球数が足りませんでした。気をつけねばなりません。
貧血がひどくなると心臓に負担もかかるので、貧血にならないよう鉄分の多いもの吸収しやすいものを心がけて摂るようにしています。冬野菜のなかで、貧血の特効薬といえば、ホウレンソウとニラがキングとクイーンでしょう。鉄分を多く含むので、どちらもきな臭いというか独特の金臭さがあります。それがお子様から嫌われる野菜になっている原因の一つでしょうが・・・。
大人になってみるとおいしいですよねえ。ホウレンソウなんかもうさっと湯がいておひたしにしてカツオブシをかけるだけでご馳走ですよ。匂いや歯ごたえが飛ばないように、ほんとさっと湯に通すぐらいでいいですよね。よっぽど歯が悪くない限り。
まっこち理解できないのは、ポパイが食べる缶詰の「ホウレンソウペースト」。そんなもののなにがうまい?そら栄養はあるかも知らんが、命の匂いやしゃくしゃくの歯ごたえの影も形もございませんがな。
ヤンキーの舌はいったいどうなっておるのか?
「冬には根っこの野菜を摂るべし」と東洋医学では言いますね。体を芯から温めて冷えにくく風邪をひきにくい体にするのだといます。そういう理屈は抜きにしても、おいしいですよね!根っこもの。
大根、サトイモ、ジャガイモ、人参、・・・冬の根っこ野菜はたまらんおいしです。ジャガイモも大好物なので、収穫にわくわくします。
単純に皮ごと塩で茹でて、煮えたら皮をむいてマッシュして、ポテトサラダやグラタンやコロッケにしたり、ポタージュにしたりするのが好きなのです。自分ちのジャガイモは、ホクホクしてちょっと土の匂いのするジャガイモの香りがして、たいへんおいしい気がします。あと、イリコダシの中に生のまますりおろして、そのままとろとろに煮て、お味噌をとかして、ちょっと生姜を散らしてお味噌汁にすると、簡単なのにほかほかするお汁になります。
ジャガイモ、これもみなさんご自慢のレシピがおありでしょう。よろしければまたお教えください。
お~い~し~ですよね~♪ななさんじゃないですが「日本人に生まれてよかった」です。
単純におろしてよし、ふろふきによし、おでんによし、薄揚げと深ネギとお味噌汁、おろしダレにしてお鍋に、豚や鶏の揚げたのに付け合せ、蕎麦に、うどんに、たくあんに、バリエーションに果て無し。さらに大根葉も栄養があっておいしい。浅漬けにしてカツオブシと混ぜたり、卵焼きに刻んで入れたり、巣篭り卵にしたり、ベーコンと一緒に炒めたり・・・・・みなさんも、ご自慢の大根料理がおありでしょう。よろしければお教えください。
大根といえば今昔物語で、こんな話がありました。
「一日二本の大根を焼いて食べれば、息災である。」と信じていた人がいて、その通り毎日食べていたそうな。みんな「何をあほなことを」と笑っていたが、ある日その人の家に強盗が入り、あわやという危機に、なにやら白い人二人が駆けつけて、強盗を撃退したそうな。あとでわかったがその二人は大根の精であったと。人々は「何事も信心一筋にすれば、いざというときに助けがはいるものであるよ。」とうわさしあったと・・・・・
・・・・・って「大根のガードマン」って、変。
確かに風邪よけになるし、胃腸の調子も整える栄養満点な野菜だけどさ。昔の人って変なこと考えるよねえ。
大根が冬野菜のキングなら、ハクサイはクィーンでしょう。おいしいですよね~♪甘くてしゃくしゃくして緑の香りがして。鍋にお味噌汁に炒め物にお漬物にシチューに、和洋中何にでも使えて便利。
今年は朝鮮唐辛子が豊作だったので、もう少し大きくなったらキムチを考えています。それでなくても外葉を何枚か摘んでは一塩して浅漬けにしてパリパリパリパリ。青虫の如し。
青虫といえばまったくの無農薬で育てているので、ときどき肥え太った青虫がころんと出てきます。地鶏くんご一家の元へ直行です。鶏さんというのは雑食だけれど実はお肉が大好き。青虫を見かけるとも~~~大騒ぎ!一羽が嘴にくわえると「ケーッケケケ」などと叫びながら全員で追いかけます。本人(鶏)たちは必死なんだけれどすごくおかしい。
鶏といえばお知りあいの所の烏黒鶏が全部イタチにやられたそうです。それもお二方からそういうお話を聞きました。ああ―――!モモ!!ありがとう!夜中に暗闇に「ワンワン」吠えているけれど、きっと人間にはわからん何かが近寄ったりしてきてるのね。今夜もちゃんと番をしててね。
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