メロンは日曜の昨日もおしっこがつまり、うちから車で1時間ほどの日曜当番の獣医さんの所までおしっこ抜きに走る羽目になりました。
ホントこの尿路結石、たかが結石だけれど危ないんです。おしっこが出なくなったら48時間のうちに処置をしないと、間違いなく尿毒症で死にます。そらもうあっという間です。1頭これで死なせた経験があるのです。だから五回目だろうが日曜だろうがお金がいくらかかろうが、とにかく獣医さんところに連れて行かねばなりません。
猫はもともとが乾燥地帯で進化した動物のため、あまり水分を摂りません。結果尿道が狭くて長い雄猫に、この手の結石や腎臓トラブルが多いのです。今まで4頭雄猫を飼いましたが3頭結石になりました。
症状が落ち着いたらメロンは去勢します。誠に立派なタマタマの持ち主だけにかわいそうですが命にはかえられません。とにかく早く落ち着いてほしいです。財布がすっからかんです。
メロン(白黒猫・一歳・♂)が血尿を出して中腰のまま「うにゃッ」とかいって固まりました。
まずいです。即パスタをゆでるお湯の火を消して、お世話になっている吉野の政岡動物病院に連れて行きました。
案の定診断は「尿路結石」。猫のオスに多い病気で命取りになる病気です。しかし、メロン、お前はまだ一歳なのに~~~~!!
「早い子じゃ半年で結石ができますよ。体質です。」
メロンの尿道に細いカテーテルが突っ込まれ、注射器でおしっこが吸い上げられます。「見てください、この白い塩みたいなのが結石です。うわああああ、これはすごい。」
注射器の中の水が真っ白に濁り、平皿にぶちまけられた尿の底に結石が沈殿しています。あいたたたた。メロン、あんたこの体質だったか。
「ご飯を替えなきゃいけません。試供品を出しておきますから・・・・・・・」と、いかにも高価そうなフードが出てきました。あいたたたた。
「今日の診察料とお薬代¥6750です。」あいたたたた。
でも、メロン、あんたの命にゃかえられないわ。鼠を獲ってくれるんだもの。
「いまどき珍しいですね。今の猫、普通鼠を獲りませんよ。」と先生もおっしゃったし。
ああ、メロン、あんたは貴重品。
去勢してない猫と暮らすのは久しぶりなので「ああ、こうでもあった、ああでもあった」と新鮮に思い出すことがいっぱいなんであります。
特にスプレイ行為!
縄張りを示すために独特の臭いがするおしっこをそこら中にかけて回るんだけど(まったくもって迷惑千万じゃ!)、そのおしっこの仕方は普通のおしっこの仕方と違うんです。
普通のおしっこはなんというかきちんと座ってします。スプレイのときは半立ち。大事な行為なんだろうけどとても間抜け。また本人(猫)の顔が大真面目なのがさらに笑いを誘う。しかもぶるぶる小刻みに震えながらときたもんだ。
本人(猫)が『俺様の縄張り』と判断したところにところかまわず「ちーーーーーッ」とかかけてくれやがるので、ちり紙持って駆けつけるときは激怒するんですが、近寄って本人(猫)のあまりに真面目な顔を見るとついつい噴出してしまう。
そうか、そうか。雄にとっちゃ、そんなに縄張りって大事なんだねえ・・・・・。
久しぶりに去勢してない雄猫ってやつと暮らしてるんですが・・・・・・・いやあメロン(白黒猫・1歳?・♂)は文字通りツラでかいですわ。
去勢してないと雄猫の頭はでかいんです。ライオンやヤギの雄のたてがみと一緒です。去勢したら・・・・・とたんに頭は小さくなります。もちろん頭骨の大きさは一緒なんですが、頭周りの毛の長さが劇的に違ってきます。
つくづく雄ってのはたいへん。「ツラのでかさ」である程度ケンカの勝敗が決まっちゃうんだな。毛で上げ底したツラでも、雄たるものは他の雄よりもでかくないといけないんだわ。人間も雄だけが髭が生えるのは同じ理屈だと思うけれど。何百万年の人類の歴史の中で「肉体的優位性」だけが男の評価基準だった時代は長かったろうけれど、髭で底上げして「でかいツラ」してる男のほうが他の男より優位に立てたんじゃ?
「でかいツラしやがって!」は結構歴史も根も深い言葉かもしれません。
お風呂の窓を猫出入り口にしてから、謎の白猫がにゃあにゃあ鳴いてるんです。てっきり、うちの若造メロンがモテてるんだと思ってました。
たいへんな勘違い!
この白猫雌雄は不明ですが、どうやら「縄張り荒らし」らしい。平然とうちに入ってきて、当然のように猫食堂でカリカリを食べとります。
おいおいおいおい~~!うちには二匹も猫がいるのによ~~!
ドリアンはもう16歳のジジイだから、ほとんど居間からでません。去勢してるしもともと室内飼いだったし、まあ、しかたないか。でもメロンよーー!あんたはまだ1歳そこそこ、これからが雄盛り。たいへんだね~。雄は縄張りを維持しなきゃならん。
廊下で白猫と鉢合わせたメロンが「ぎにゃああああ」ととんでもない声を立てて戦闘の気配。がんばってるみたいなんだけどね。なんか大急ぎで逃げてきて炬燵に潜り込んだりしているよ。
どうなるのかね~。あんたの冷たい飼い主はいきなり降って沸いた覇権抗争を高みの見物。家の外にはさらに納屋の鼠を狙うキジ猫もうろうろしてるし。こやつも参戦?おもしろくなってきたぞ~~!!
今まで北東の窓を10cmぐらい開けて猫用出入り口にしていたんですが、寒かったんですよ。
それで出入り口を納屋に面したお風呂の窓に変更しました。そちらはあまり風が入らず快適。「もっと早くこうすりゃ良かった」と思うことしきりでしたが、とにかく猫たちにここを覚えてもらわねばなりません。
メロンを連れてきてこの窓から顔を出させ「ここからだからね。ここからでるんだよ」と説明しました。わかってるのかわかってないのかきょとんとした顔で納屋を眺めておりました。
しばらくして、その窓の外から「にゃおーーーーーにゃおーーーーー」と猫の声がします。メロンの声でもドリアンの声でもありません。「すわ、よその猫の殴りこみ?」と行ってみたら白く若い猫が、納屋の二階で鳴いています。「???」
別に喧嘩をするわけでもないのでほっといたんですよ。しばらくしてまた「なおーーーーなおーーーーー」と別の声が。行ってみたらやはりメロンは窓から納屋をのぞき、別のキジ猫が納屋で鳴いています。「ひょっとして発情期?ひょっとして雌猫たち?まさかモテてるの?メロンが?」
ううううん。うちの猫とはいえすっとぼけた顔をしてるし、なんかマヌケなメロン。失礼だけれど信じられん。まあ、先入観を抜けば体はでかいし、鼠や鳥を捕るのが上手で運動神経はいいらしいし、猫的にはカッコいい雄なのかも。
よその雌猫たちがナンパにくる。正直、飼い主的にはうれしいかも。
というわけでドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・16歳・ジジイ)の歯を見てみました(『見た』だけ。『診た』わけではない)。
ううううーーーーむ。黄色くなり、欠けたり、抜けたりしております。これは食べにくいはずだわ。「フガフガ、ハガハガ、ジャリジャリ」と最近今まで聞いたことがないような音を立てて食べるもん。
そのありさま、人間のじいさん、ばあさんがご飯を食べるときの様子にそっくり!「フガフガ、ハガハガ」
生あるものすべて、年を取るということじゃのう・・・・・・。
ドリアンの歯は乳歯の頃から知ってます。そういや永久歯に生えかわることを知らず、乳歯が抜け落ちているのを見つけて「ドリアンの歯が抜けた!抜けた!」と大騒ぎしたことがあったなあ。もう15年も前の事になるんだなあ。
高齢用のフードを食べて、まだまだ長生きしておくれよ。
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