「生きてるものには、『運』ってやつがあるんだなあ」とつくづく思ったことでした。
メロンはまだ2歳で、こないだまで元気で鼠を獲ってたのに死んでしまった。ドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・雄)は16歳で、人間で言えば90近い高齢猫なのに矍鑠としている。
彼だとて今まで命の危機がたびたびあったのですが。全部クリアーして今に至っています。
まだわたくしが大阪にいた頃から飼っていて、何度も尿路結石になっておチンチンにカテーテルを通しているし。一度など部屋から行方不明になり、ビラをそこらじゅうに貼りまくって探したものの見つからずにあきらめていたら、1ヵ月半後に連絡があって、500mほど離れた駐車場で野良やってたのを連れ戻したという。「よくぞ見つかったものよ。お前とは縁があるんじゃのう。」と思わずつぶやきましたですよ。運がいい子なのです。
10年前に鹿児島に帰るときに飛行機の貨物室で運ばれて、山の中の一軒家での生活が始まり、それまで部屋猫だったのが外OK猫に。でも生活半径はたいへん狭く、よその雄猫と極力もめないように避け、よその人間も避け、飄々ととことんマイペースで生きる。
長生きの秘訣かもしれん。そして『運』を細く長く使っとるのかも。
でも、マイペースの彼も、ここ一年半一緒に暮らした年若い相棒がいないのが徒然無いらしく、炬燵の中や部屋の中を落ち着き無くうろうろと探し回っています。いつも一緒に寝てたからね。
また泣けてくるじゃないかよ。
泣けます。モモの木の下に埋めました。
何かの中毒だったようです。気づくのが遅れてごめんね。
6年前、飼っていたスイカという雌猫が死んだときの症状と似ていました。スイカも原因がわからないまま食欲がなくなり衰弱して死にました。そのとき近所で2,3頭の猫が死に「毒がまかれた」といううわさが出ました。
今思えば一月の中旬に見慣れないキャットフードらしきものの嘔吐物がありました。うちは自家製フードなので「おかしいな?」とは思ったのですが・・・・・・それと結びつけることができなかった。
まさか、近所で悪意を持って猫に毒入りフードを食べさせる人物がいるとは考えたくないです。たぶん猫いらずとか畑の農薬死のモグラの死体か何かを間違って食べたのだと思いたいです。
ただ、もし、これを読んでいる「猫なんか大嫌い。この世の猫なんかみんな死んでしまえばいい。」という猫嫌いの方でも「毒入りフードをばらまく」などという罰当たりなことは絶対に止めてください。もし、それをした覚えがある方には、ここで呪いをかけてあげます。
「てめえ、ろくな死にかたしねえぞ!!
内臓がよじれて苦しんで苦しんで死ぬぞ!!」
「風邪」と診断されたメロン、抗生物質を飲ませ続けましたがどうにも回復が悪く、とうとう血便をだしました。
また、大慌てで車に乗せて病院に連れて行きました。
「ううううううん、血便・・・・・・・・なんだろうウィルスかな?」
先生が首をひねります(ドキドキ)。お尻に綿棒を突っ込んで採取した便を詳しく検査してくださいました。
「ウィルスでもないなあ・・・・・・・何らかの中毒か・・・・・・・」
隣室で先生が検討する気配(ドキドキ)。動物は「頭が痛い」とか「お腹がぐじゅぐじゅする」とか「めまいがする」とか口を利かないので、ほんとうに厄介です。
「対症療法でいきましょう。」
隣室から黄色い液が入ったぶっとい注射器と透明な液が入った細い注射器を持った先生が出てきました。「こんな注射されるのあたしもやだよ」というでかさ。メロンのお尻に注射されます。あいたたた、痛そう。
¥8400なり(あたしも、あいたたた)。
「明日も来てください」
あいたたたた。早くよくなっておくれ!!
頼むよ~~。メロンよ~~。
メロン(雑種猫・推定2歳。雄)が2,3日前から元気がありません。水は飲むようですがご飯も食べず、日がな一日炬燵の中でぐったりして、泣き声も「に・・・・・・・・やああ・・・・・・」と力がありません。16歳のドリアンじじい(アメリカンショートヘアのハーフ)のほうが矍鑠としているありさま。
「これはいかん」と思い、病院に連れて行きました。メロンには尿路結石の持病があります。「またあれだったらやだなあ」お金がかかるんです。あれの治療。本人(猫)もおチンチンにカテーテルを突っ込まれてたいそう痛がるし。
体重を量られて、体温を測られると、すぐ結論は出ました。「風邪ですね。」
かぜ~~~?!猫も風邪をひくんですか?
「ひきますよ。39.4℃は猫にしてもかなり高いです。」
そういえば・・・・・雪の日にメロンったら鼠を獲ってきてくれちょりましたよ。ご丁寧にわたくしの座椅子の座布団のど真ん中に置いてありました。プレゼントかよ。鼠を狙って張り込むのは納屋の外付けの資料置き場、吹きさらしの寒いところです。ばかたれが。
注射打たれて抗生物質もらって帰って来ました。¥4300なり。お財布に痛いけれど結石じゃなくてよかった。
ドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・♂)が明日で17歳になります。早いものです。人間で言えばもう90近いのではないでしょうか。
思えば大阪に住んでいたときからずっと身近にいました。
近所のペットショップの血統書つきのお母さんが、お見合いに連れてこられたアメショーの雄が気にいらず、三姉妹で脱走して帰ってきたときにはどこの馬の骨とも知れぬ雄の仔を身籠っていた、といういわくつきの出生で、ただでもらってきた婿猫でした。
きれいなシルバーグレイの縞々で、性格もたいへんよい、大事な相棒です。
じじいなので、甥っ子たちが追いかけると「こりゃかなわん」と姿を消すのですが、じっと待っていたらドリアンのほうから近づいてきたそうで、甥っ子たいへん喜んでました。
そうそう、そうやって動物との付き合い方を覚えていくんだよね。
長生きしておくれ。できるだけ長く。
うちには16歳になるドリアンという猫がいます。アメリカンショートヘアーのハーフです。
若い頃はそりゃあきれいなシルバーグレイの縞々の毛皮でした。今はもうだいぶ白髪が増えてシルバーグレイも白茶けて、縞々も薄くなっています。こゆとこ人間のジジイと一緒です。関節が硬くなっているのか歩き方もガニマタでギクシャクします。高いところに飛び上がるのも飛び降りるのもほとんどしません。ここらもまったく人間のジジイです。
ただ、相も変わらずきれい好き。ちょっと暇があると自分の毛皮を飽きもせず舐めて整えます。昔はそりゃあ上手なハンターでしたが、もうトカゲ一匹取れないのに、毛皮だけはきちんと。
待ち伏せ猟をする猫は獲物に悟られないように毛皮の手入れをするといいます。役に立たないんじゃないの?と思いますが、そこは猫紳士としての譲れないたしなみらしいです。明治生まれの祖父が杖無しで歩けないくせに三つ揃えと山高帽で決めていたのを思い出します。そのプライドの高さも人間のジジイと変わりません。
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