椿屋敷のお客様

動物ーヤギ Feed

2010年3月 4日 (木)

なんでこうも可愛いかねえ

100304 ヤギの子供は産まれて30分足らずで立ち上がります。そしてお母さんのお乳に吸い付いて初乳を飲みます。つまり「すぐ立つこと」が大前提なのです。それから毎日毎日お母さんの栄養たっぷりのお乳を1リットル以上飲みまくり、成長はたいへん早いです。

今度のめさーんの仔ヤギたちは、最初の吸いつきまではやきもきさせたものの、もうすっかり乳首の位置を覚えて飲みまくり。「お裾分けをもらおう」と、めーさんのお乳を確認してもほとんど入っていないぐらいよく飲んでくれてます。こりゃお裾分けはもう少し先だな。

お乳を飲んだら満足そうに双子が揃って古くなった衣装ケースの中で寝てます。やっぱり可愛いよねえ。どうしてこんなに可愛いかねえ。でも、あっという間に大きくなって「可愛い」という状態じゃなくなるんだけどねえ。

最近、いろんなところから「ヤギがいるなら分けてよ」というお声もかかるようになりました。めーさんの娘のお嬢が産んだ雄雌の双子はそれぞれ予約がかかってます。

ありがたいことでございます。

2010年3月 2日 (火)

垂れ乳

Dvc00320 めーさんの乳は立派で大きすぎて、乳首がヤギにしてもだいぶ下にあります。こういうのを「垂れ乳」というのだと牛専門のK先生に伺いました。

こういうお乳は、乳量は多いのですが、産まれたばかりの仔ヤギにしてみれば乳首に吸い付くのに要領がいります。普通より前脚の幅を広げて姿勢を低くして口を乳房に持っていかなければなりません。

今回産まれた仔ヤギたちも最初のうちは乳首よりだいぶ上の方ばかりをまさぐって突いてました。「まっこち(まったく)!!そこじゃ無いが!!」と、一頭一頭いやがる首根っこを捕まえて口元をめーさんの乳首にあてがい初乳を飲ませました。

結果的にはそれは正解だったのです。K先生も同じ事をなさいました。

仔ヤギが初乳を吸わなければ、飢えて死んでしまいます。吸う仔ヤギがいなければ、めーさんのお乳も張りっぱなしで乳房炎になってしまいます。「どうやってお乳を吸うのか」ちゃんと仔ヤギに教え込まなければならなかったのです。

ここで思い出すのがめーさんの去年の仔ヤギ。産まれて3日後に死んでしまいました。今思えば、あの子達も乳首の位置がわからず、吸い付くことができなかったのかも。早く気がついてやればよかった。大きな反省点です。大事なことを学習しました。

今回の仔ヤギたちは、教えてやった甲斐があって、上手に乳房に吸い付いてじゃんじゃん飲んでます。よかった、よかった。

それにしても「垂れ乳」って。見も蓋もないのう~~。本来は牛用語らしいです。人間の乳でも言うよなあ。あんま、言われたくないよなあ~~。

2010年3月 1日 (月)

めーさん、乳房炎になりかける

Dvc00319 昨日、めーさんが二頭仔ヤギを産んだんですが、今日になってどうも調子がよくない。熱もあるみたいです。

ザーザー降る雨をついて、またもや鹿児島大学の動物病院に連れて行きました。めーさんが仔ヤギがいないと嫌がるので、仔ヤギも一緒にヴィヴィオに乗せて、一路三号線を鹿児島大学農学部へ。

「この子のお乳すごいねー。いっぱい入ってるよ。乳房炎でしょう。」

二頭の仔ヤギだけじゃ飲みきれないらしい。いつもお乳が大きくなる子だけど、今度は特に大きく見えるもんな。

普通は仔ヤギがある程度大きくなった三ヶ月ぐらいめからお乳を搾るんだけど、先生のお墨付きも出たことだし、というか搾ってあげるのがめーさんの体のためだし、あしたからもう、お乳を搾ることにします。もちろん仔ヤギたちの様子を見て、全部は搾りつくさないようにしながらね。

ありがたいことであるよのう。

2009年8月13日 (木)

サンバ♪サンバ♪

090813 めーさんが今朝出産しました。

といっても彼女にとっては4回目の出産。慣れたもんですわ。

目が届くように納屋にいさせてたんですが、今朝6時前にひょいと覗いてみたら、大して痛がりもせずお尻から仔ヤギの前足と頭がのぞいてます。

まあ、目が合ったついでなので、めーさんの息に合わせて「ひっひっふー、ひっひっふー」と仔ヤギの頭と足を引っ張ってあげました。すぐずるっとでてきて「みえええええ」と産声。次の仔の足ものぞいてきたので、そのまま引っ張る。ずるっ。「みえええええ」。

去年スプラッターの難産に立ち会った経験があるので、こちらも慣れたもの。生まれたての仔ヤギは、粘膜やら胎盤やらに包まれて、赤、黄色、紫の極彩色。大急ぎでお母さんがそれを舐め取るのを手伝って、バケツのお湯で雑巾を絞って拭き取ってやります。

粘膜が取れるにつれ、ヤギはほんわか真っ白な毛色がでてきて、それはそれはかわいらしくなります。しかも産まれて30分もしないうちに立つし。

残念なことにこれほど可愛い時期は、あっという間に過ぎちゃうんだけどね。

2009年8月11日 (火)

めーさんよ、お前もか

090811 今日、毎度おなじみ鹿児島大学の動物病院にいってきました。

めーさんのおなかが膨らんでいるのが心配で診てもらったのですが、先生、一目診るなり「この子、妊娠してるよ。」

ううううううん、そうだったのか。3日前おじょうが二頭の仔ヤギを出産し仰天したばかり。だってザーネン種の発情期は秋で出産は春とばかり思ってたんだもの。

でも、そこのところは最近微妙で、場所によってヤギの出産周期が変わるらしい。たとえば、同じ鹿児島県内でも島に行ったら周期が短くなったり、極端な場合は同じ敷地内でも表で飼うのと裏で飼うのじゃ条件が違ってきたりするのですと。ますますもってううううううむ。

うちのヤギたちは短期になる条件にはまっているわけだ。これはめでたいことか!

なにはともあれ、めーさんも出産が近いらしい。今回も安産でありますように。

2009年8月10日 (月)

季節はずれの子供

090810 ヤギのザーネン種は秋発情の春出産のはずなのですが・・・・・・・・

こんな夏ど真ん中で産まれるとは。しかも二頭。

まあ、無事に産まれてくれるのはありがたいし。

明日、鹿児島大学の動物病院に行く予定なので、先生に聞いてみよう、っと。

2009年8月 4日 (火)

飴と鞭

090804 前々からそうじゃないかと思ってたんだけれど、とみにそうだと思い知らされた真理があります。

「世の中飴と鞭」です。

飴だけでもダメ。鞭だけでもダメ。ここんとこの匙加減がすべてを決めるよなあ。

夕方のヤギの小屋入れ、ずっと苦労してたっす。「ヤギってお馬鹿ちゃん。犬とは大違い」などと、いつも鞭ばかり(ロープで引っ張る、犬で追いかける)使って、飴を忘れてたっす。ごめんねヤギたち。

でもね、ヤギにも魂があるからさ、脅されてばっかりじゃ肝心なところでゆうこと聞かないのよね。

ヤギにも自分にも一番楽な方法は、犬たちに追いかけさせつつ、群れの進む方向を決める雌ヤギたちにカライモやニンジンのかけらを食べさせながら誘導する、という方法です。まさしく飴と鞭。

これは楽だ。しかもヤギたちに恨まれない。それどころか感謝されてる(ような気がする)。

犬のしつけと一緒だよな。「おすわり」できたら即ジャーキー。「伏せ」できたら即ジャーキー。しつけてるのに嫌われない。それどころか愛される(てると思う)。

ああ、結局人間もそうなんだよな。人付き合いも飴と鞭。どちらか一方だけじゃダメ。

実は「ダメ亭主と別れました」と、よく聞く昨今。お話聞けばまさしくこれ。まあ、亭主の場合「飴ばかり与えて甘やかしすぎました。」というお話ばっかですけどね。

2009年3月 9日 (月)

お嫁に行ったシロさんに会いに行く

Dvc00069 秋、加世田にお嫁に行ったトカラヤギのシロさんに会いに行きました。

年下のシバヤギとザーネン種の雑種・エスくんが旦那さんです。

うちよりもさらに田舎の、広々とした放牧場で旦那さんと仲良く暮らしていたのでとても安心。

達者で、幸せに暮らせよ。

2009年2月23日 (月)

食べ始めました

090223_2 先月産まれた仔ヤギたちもお乳以外の固形物を食べ始めました。

春の柔らかい草がお好みらしいです。笹ももぐもぐよく食べます。 

2009年1月29日 (木)

ヤギ保育園

Dvc00029 子ヤギが一気に四頭になり、姦しいのなんの。

四頭てんでんばらばらに、あっち跳ねこっち跳ね。すばしっこくて捕まえるのは不可能です。

それでも同じはらからと動きがシンクロしているのはさすが双子。

でかくなるのがとても早くて、先の子ヤギなぞお乳以外にもう自分で草食べてます。