はっと気がつけば、うちの近辺では道端でも菜の花が黄色い花をつけています。遠目にも鮮やかな淡い緑と黄色のコントラスト。
鹿児島は日本列島の中でいち早く菜の花が咲く土地です。それはどこよりも早く春が来るということ。「早春の色」はなによりこの菜の花の淡い緑と黄色であります。
なぜかせつなくなる、優しく美しい色です。
と、ここで止めておけばポエマーなのですが、同時にこの色を見て「菜の花ちらし」を思い出さずにはいられないのが、食い意地張り之介の救いの無いところ。
菜の花ちらし、おいしいですよね~。菜の花の香りとほんのりほろ苦いカルシウム味。淡い緑に薄焼き卵を散らして。三つ葉を入れたハマグリのお吸い物をつけた、早春の膳。
うわ、書いてて食べたくなってきたぞ。
虹に続いて「四葉のクローバー」といきたいところですが、これがなかなかありませんね。正直言って自分で見つけたことは一度もありません。押し葉になったのをみたことがあるぐらい。
だからこそ「幸運の証」として珍重されるわけですが・・・・・
クローバー、別名は「シロツメクサ」。名の由来は明治時代、舶来ものを船で輸入するときにクローバーの枯れたのをぎゅうぎゅうに梱包に詰めて貴重品の保護をしたというところから来ています。
ぞんざいな扱いで日本に入ってきたわけです。
その梱包材の枯れたクローバーから落ちた種が増えて日本全国に分布するようになりました。
たくましいのう。
それほど一般的な草でありながら、四葉の葉の確率は極めて少ない。それも幸運の条件のひとつかも。
ま、クローバーが生えていると「この中には一枚ぐらい四葉があるだろ。そのまま生やしとこうか。」と考える大雑把な人間なので、ある意味たいへん幸福であると自分では思います。ありがたいことです。
とまあ、パソコントラブルですったもんだしてた間に季節はすっかり秋となっておりましたのです。ふううう・・・・・・・
今年の鹿児島地方、10月~11月中旬は降水がほとんどありませんでした。毎朝毎夕の畑の水かけが日課でありました。大事な秋冬野菜がまだ芽のうちにがらんがらんと乾いてしまってはひとたまりもありません。今日は久々にまとまった雨が降ったので、よかったよかった。気温は下がってきましたが、久々のお湿りでハクサイもブロッコリーもニンジンもゴボウもキャベツもキクナも大きくなってくれることでしょう。
門から築山にかけてのアプローチに植えた秋菊も花をつけています。「日本小菊の種¥160」から二年越しで育てている菊です。桃・黄・白の色が出てきて、我ながらなかなか可憐であります。憧れの「菊籬(きくまがき)」にはもう少しボリュームが欲しいかな。花が終わったら枝を切りつめて肥やしをたっぷりあげましょう。冬至芽がでてきて株が増えるはず。
冬至、だとよ。あああ、今年ももうそういうことを考えなきゃいけない時期。冬至かぼちゃ。ゆず湯。年賀状。クリスマス。大掃除に門松。餅つき。年越しそば。おせち。なんで年末ってこんなに行事が多いのでしょう?せめて、せめて大掃除だけは今年こそ早めに・・・・・、今は壊滅状態の散らかりぶり。はああああ。
子供の頃「ヨモギは血止めになる」と、ちょっとした傷なら唾つけてもんだヨモギの葉を貼り付けていました。ホントにそういう効果はあるのでしょうか?確かに血は止まりましたが、ヨモギの薬効だったのか自然に止まったのか、わかりません。
もっとも「汚い~不潔~!」といわれそうな対症方法にもかかわらず、化膿もせず敗血症にも破傷風にもならず成人しましたので、害になるということはないのでしょう。
ヨモギの独特の匂いは、嗅ぐと落ち着きますね。いかにも薬効がありそうで。実際ヨモギ酒は喘息に、葉の毛は艾に、ヨモギ風呂は腰痛・腹痛・痔に、艾葉は健胃・貧血・下痢止めに効くのですと。新芽をつんで草餅に。ヤギも大好きでよく食べます。
門のすぐ傍にあるヒイラギモクセイの木はなかなかの大木です。高さ4mはありこんもりと茂った木です。
去年は夏に剪定したために花が咲かなかったのですが、今年はちゃんと花芽がついたらしく、今朝みたら木の下に雪のように白い花が散らばっていました。キンモクセイよりは柔らかな香りがそこらに漂っています。夕べの雨が咲いたばかりの花を散らしたのでしょう。しかし、盛りの花はちょっとやそっとの雨で落ちても、尽きることなく咲いています。何という豊かさ、惜しみなさ。
木が古くて大きい庭は、ちゃんと手入れするとすごく落ち着いた庭になるのですが。恥ずかしながらなかなか行き届きませんで・・・・・。にもかかわらず、木のほうが勝手に花を咲かせてくれたり実をつけてくれたりしてくれるので、どうにか季節の格好がつきます。なんともまあ、ありがたいことです。
「大地の子エイラ」(ジーン・アウル著)という大好きなシリーズがあります。
舞台は氷河期が終わりかけてまだマンモスが闊歩するヨーロッパ。クロマニヨン人の少女エイラが、ネアンデルタール人の一族に拾われて育ち、滅びの道をたどるネアンデルタール人の知恵とクロマニヨン人の知性を兼ね備えた大地の女神のような存在へと成長していく、・・・・・わけなんだけど。
そのエイラの育ての親が、ネアンデルタールの薬師であり巫女であるイザ。イザのハーブや薬草の知識が凄くてね、彼女がそこらの草や木をを使って治療する描写を読むたびにワクワクしたものです。特にマリードールドを傷口の消毒薬としてよく使ってました。乾燥したマリーゴールドの花弁を熱湯に入れて煎じた汁で傷口を洗うと化膿が防げるのですと。
それ以来わたくしのマリーゴールドを見る目が変わったのでございました。しかし、最近になってそのマリーゴールドは実はポットマリーゴールド、要するにキンセンカのことで、通常”マリーゴールド”と呼ばれるフレンチマリーゴールドとは違うのだと知りました。(日本では仏花に使われるキンセンカは凄く薬効あらたかなんだぞー。消毒薬に美容に消化促進にサフラン代わりに料理の色つけに、使い道いろいろ)
なあんだ。
翻訳って難しいなあ。
ちなみにフレンチマリーゴールドも、虫除けにはなるそうです。
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