椿屋敷のお客様

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2006年10月 8日 (日)

イヌタデの花

Nec_0003_24イヌタデの花でございます。

植物の名前には「イヌタデ」とか「イヌビワ」とか「人間は食べる事ができないけど、まあ、犬だったら食うだろう」と、考えてみればお犬様に失礼千万な発想の名前がよくあります。

うちの農園はモモ(紀州犬雑種・女の子・5歳)で成り立っているようなものなので(人間よりはるかに優れた鶏番長)、お犬様に無礼な口を利くことは許されません。「イヌタデ」だの「イヌビワ」だのを決して食べさせる事無く、ちゃんとしたものを食べていただいています。

そういうイヌタデは実はヤギ様方の大好物!考えてみればタデ科、ソバの仲間なので偶蹄類が好んで食べても不思議ではありません。イヌタデも今の時期どど~んと固まって生えているので、ヤギ様方がもしゃもしゃ食べてくれるのはたいへん助かります。

ところで「蓼食う虫も好き好き」とかいいますね。ソバやミゾソバやイヌタデなんかのタデ科の植物は知ってますが、本物のタデを知らないのです。どんなのでしょうか?「変わった好み」の例えにされるぐらいだから、かなり変な味がするのでしょうか?ちょっと食べてみたくあります。

2006年10月 6日 (金)

ソバの花

Nec_0042_7人間が食べる、栽培品種のソバの花でございます。

何の曇りも愛想も無い真っ白。

「ソバはどんな痩せた土地でもよく育ち、三ヶ月で収穫できる」といいますが本当です。種を蒔いたら確実にじゃんじゃん芽が出てきますし、二ヶ月もたたないうちにこの真っ白の花が咲き出します。全国どこの山地にもソバの名所があるのはむベなるかな。よく「飢饉のとき飢えを救った」という伝説がありますね。鹿児島でも霧島のソバがおいしいです。

その上、高血圧や動脈硬化血管強化に骨粗鬆症予防に効果があるという、ルチンを含むのです。無敵であります。

話ではルチンは茹でると水に溶け出してしまうので、蕎麦湯は飲んだほうがいいとのこと。その理屈だとソバガキのほうが栄養があるわけですね。

そういえば大好きなマンガ「MASTERキートン」(全19巻・勝鹿北星・浦沢直樹著・小学館)の中で、「東欧では、ソーセージの中にソバの実を入れる。それが故郷の味である」というエピソードがあり、「ソバの実入りソーセージかあ!どんな味なんだろう?」とワクワクしました。 あのマンガでは主人公の平賀・キートン・太一さんが、保険探偵業で世界中をまわっておいしいものを食べてました。そのいちいちがたまらんおいしそうで。あ、日本に帰ってきたときも平賀家が所有する山の中の田舎家で、動物学者のお父さんの太平さんと手打ちソバを打ってたな。それで、とれたての新鮮な山葵で食べてたな。あれもおいしそうだったなあ~~。

2006年10月 5日 (木)

その名も宇宙

Nec_0041_9 その名も「宇宙」でございますよ。

ギリシア語の「秩序(kosmos)」から、「整然と星のきらめく宇宙」と「整然と花びらの並ぶ花」が同じ名前になったそうで。なんともはや大仰なことです。鹿児島人と大阪人はラテンノリに近いといわれてますが、この地中海沿岸センスいまいちわかりません。

花は優しい色合いでゆらゆら揺れるは、葉も茎も細いはと、いかにも弱々しそうなくせに、これがまた頑丈なの。ちょっとやそっと台風で倒れても、倒れたところから根が出てきて起き上がってきます。ゾンビごときでは太刀打ちできない打たれ強さ。

萩のエントリーでも申し上げましたが、この「ちょっと見弱々、でも中身は頑丈の極致」これがおなごの究極の理想であろうと思われます。

かくありたきものよ。

2006年10月 4日 (水)

ミゾソバの花

Nec_0039_10ミゾソバの花でございます。

人間が食べるソバと同じタデ科の仲間ですが、ソバの花が愛想の無い真っ白なのに、野生のミゾソバは赤く色がついてます。なかなかかわいい花です。普通は園芸種のほうが綺麗な色がついてるものですけどね。逆です。

たいていのソバの仲間がそうであるように、これもたいへん 繁殖力が強い種です。いったんミゾソバが入ると一面にじゅうたんを敷き詰めたようにワアワアと生えてしまいます。

話によると牛が喜んで食べるそうなので、ヤギも好きなんじゃないかな?うちの近所に固まって生えているところがあるので、ちょっと食べさせてみようかな、と思っているところです。

2006年10月 3日 (火)

黄金の秋

Nec_0038_13 どこからともなく金木犀の香りが漂ってきます。

この時期がくるまで「えっと、どこに金木犀があったけ?」と忘れてしまっているので。

芳香の漂ってくる方向へ歩いていくと、どんどん香りが強くなってきて、ふっ、と突然こぼれんばかりの金の花が目に入ってきます。

「黄金の薩摩の秋」がやってきたのです。

「キンモクセイの香り」がトイレの芳香剤によく使われている事はご愛嬌。だから「黄金」というわけでは、決してなく・・・

2006年9月16日 (土)

彼岸花

Nec_0001_24 秋の彼岸を目の前にして、彼岸花が咲き出しました。

まったく毎年毎年律儀なもんです。

季節の温度変化で花芽を作る植物と、日照時間の変化で花芽を作る植物があるのですが、たぶん彼岸花は日照時間で作るタイプじゃないのかな。そうでなきゃこうまで正確に秋分の日近辺で花は咲かせないでしょう。

根にアルカロイド系の毒があるので、墓の土止めと犬避け(昔は土葬で野犬がいたので油断していると死体を掘り返されて喰われた)に墓周りに植えられたり、畑や田んぼにモグラが入り込まないように畦に植えられたりしたせいで、墓周りや田んぼ畑周りに自生しております。

毒には毒の使い道があるってこってすね。

そういえば明日は朝7時から町内会で墓周りや町道周りの草刈です。昨日は自分のぐうたらのツケで走り回ってくたびれましたが、そんな事もいっていられない忙しい秋になってまいりました。

2006年9月15日 (金)

ニラの花

Nec_0073_2ニラの花が咲いております。

存外にかわいらしい花でございますよ。

九月に入り風が涼しくなってきたのに、夏の盛りの怠け癖がそのままで、ぐうたらぐうたらしておりましたら、そのツケが回ってきまして。

今日は片付けねばならない用件が目白押しでございます。

自業自得じゃ。

2006年9月11日 (月)

紫苑の花

Nec_0064_2 今年も紫苑の花咲く季節になってまいりました。

去年も申しましたが「紫苑」の名は、一昔前はよく怪しいボーイズラブマンガの根暗な一癖ある美形少年の名前に使われていました。「なんでこの花の名前がゲイの話にこんなに使われるんだろうか?」といつも考えておったのですよ。(まったくくだらんことに頭を悩ませることよ)

漢字の字面が「紫」と「苑」なのも、そこはかとなく高級感やノーブル感を漂わせていますが、なにより「シオン」という言葉の音の感じが「反逆の美少年・ちょっと国籍不明の異教徒っぽいよ。」という意味を誘発しておるのではないかという結論に達しましたです。

なんといっても「シオン」は、「シオニズム」の語源にもなったイスラエルの聖地「神殿の丘」の別名です。旧約聖書に出てくるぞ。一説によれば「祇園神社」の「ギオン」の語源にもなったといわれる世界史的に年季の入った言葉なのです。

ご存知のように、ユダヤ人は国を失ってから2千年世界中を彷徨った民族です。いろいろひどい差別も受けたし、異教徒として虐殺の憂き目にも遭ってます。にもかかわらず昔から知恵とか富とか(要するにノーベル賞とか銀行とかダイヤモンド市場とかね)の動く場所を占めていて、カバラやオカルトの神秘主義の秘密も知っている(と思われているらしい)。

そんなこんなの二千年に渡って積み重ねられてきたイスラエル的な意味が、この「シオン」という言葉には込められておるのではないかと。

その意味の濃さが醸し出す雰囲気が、日本のボーイズラブを愛好する女たちの琴線に触れたのでありましょう。なにせボーイズラブの分野ほど「『お耽美』がすべて」で「宗教やイデオロギーが話の味付け以外の何の意味も持たない。はっきり言って無効」になる世界はないからなあ。重い言葉であるはずの「シオン」が軽くなる、軽くなる。いや、その無責任さこそが「平和である」ということで実に素晴らしいことだと思っているんすけどね。

2006年9月 6日 (水)

大間違いでした

Nec_0053akiさん、ご指摘ありがとうございました!その通りです。これはショウガの花です!あきこさんにも大嘘こいてすみませんでした。

まッこちゲンネ(恥ずかしい)ことです。

祖父より「ウコンの花」と伝えられ、そのまま20年ぐらい信じてました。「ウコンの花ってショウガみたいだなあ・・・でも、ショウガの仲間だし似てるんだな」とか思って露ほども疑ってなかったのです。

まさしく「バカの壁」!

どこでどんな前提が崩れるかわかりません。改めて身をもって知りました。

akiさん、ほんとうにありがとうございました。お客様のみなさまも今後もよろしくご指導ご指摘お願いいたします。ブログってほんとうにありがたいなあ、と、またまた沁みましたです。

2006年9月 4日 (月)

ウコンの花・・・・・じゃなかった!

Nec_0050_2 だいぶ日が翳ってきた庭で、ウコンの花が白く浮いています。

ウコンの花はいい香りがします。蘭のようなジャスミンのような・・・・・南の花の香りです。家の中にまで漂ってきます。夏の終わりの香りです。残念だけど水を吸わないので切花にはできません。

18年前に亡くなった祖父が植えた株が、毎年時期になると時限爆弾のように、芽を出し、茎を伸ばし、葉を茂らせて花を咲かせてくれます。まっこちありがたいことです。

それにしても祖父は何のためにウコンを植えたのでしょう?ご存知のようにウコンはターメリック、その根は二日酔いの薬。肝臓の働きをよくする効能があるといわれておりますが・・・・・。祖父は酒飲みだったのでそのために使う気だったのでしょうか?カレーが好きだったということもないしなあ。掘り返して使ったという話は聞かないけれど。

わたくし自身も酒をまったく飲みませんので、二日酔いの薬にお世話になる事はありません。いつかカレーのために掘り返す日がくるかもしれませんが・・・・・。今はこのいい香りのする純白の花が咲く事を楽しもうと思います。