椿屋敷のお客様

昆虫 Feed

2009年9月 3日 (木)

瀕死のヒグラシ

090903 はっと気がついたら九月ですわい。

んでもって足元を見たら、瀕死のヒグラシが「ブブ・・・・ブブブ」と断末魔にもだえております。

ううううううむ。夏が終わる。

2009年4月17日 (金)

アリマキ地獄

Dvc00112  これってわたくしだけですかねえ?

アリとかダンゴムシとかウジとかヤスデとかアリマキとか、うじゃうじゃうじゃうじゃ天文学的数字に集まってる様子、むちゃくちゃ気色悪いんだけれど気色悪いもの見たさってんですか? 思わずマジマジと凝視しちゃいます、ってな悪癖があるのは。

今の携帯のカメラ「カメラルーペ」という接写機能がついてまして。こういう「カラスノエンドウの茎にたかるアリマキの群れ」などという気色悪~い題材もきれいに撮れてしまうのですよ。味わいましょうこの気色悪さをご一緒に。

といいつつ、実はカラスノエンドウの汁を吸いまくって真緑のアリマキの群れにはある種独特の美があるなあ・・・・・などとも思っているのですが。

2008年11月11日 (火)

ハエトリグモ蝿を獲る

Nec_0006_2 ハエトリグモが蝿を獲っていました。

「蝿獲り蜘蛛」というぐらいなんで、蝿を食べる蜘蛛だというのは知ってましたし、そこら中どこにでもいる蜘蛛なんですが、現実に蝿を獲る現場を見たのは初めてです。(蝿の残骸らしきものを食べているのは見たことがあります)。

こうやって見ると、なるほど蝿を捕まえるのにジャストサイズかも。あたかもガゼルを捕まえるライオンのごとき大きさ配分。一匹捕まえたらしばらくお腹一杯になるだろうしな。ハエトリグモにとって蝿狩りは効率のいい仕事なんだろうな。

あ、アシダカグモがゴキブリハンターってのも、この大きさ対比でいくとジャストサイズだな。これまた一度は狩の現場を見てみたいんだよな。うちゴキブリもいるしアシダカグモもいるんで(何の自慢にもならんが)、必ずいつかは観察できるんじゃないかと期待してるんだけどな。

2008年11月 3日 (月)

キオビエダシャク

Nec_0046 鹿児島でヒトツバ(イヌマキ)は特別な木で、垣根はもちろん枝を作って庭のメインに植えたりします。

うちは父が植木屋だったせいで、椿の次に庭中畑中ヒトツバだらけ。仮活けで密植したままのヒトツバがそのまま大きくなって、どうにもこうにも手に負えなくなった一角なんかもあります。

そのヒトツバに今年は大害虫発生!キオビエダシャク。写真の蛾であります。

結構綺麗な成虫なんだけど。これの幼虫がわしわしと塊になってヒトツバの葉っぱを食べているところはなかなか気色悪いです。枯れた木もかなりあるそうな。

うちの木は枯れてないけど、うちの庭中畑中に巣を張り巡らしているジョロウグモがこの蛾を引っかけまくって喰いまくり、ヤモリが窓に張り付いて喰いまくりで、見ものでありました。なんせうち農薬撒いてないんで、この蛾の天敵もわんさか棲息しておるというわけであります。

2008年10月27日 (月)

お腹の大きいジョロウグモ

Nec_0041 ジョロウグモ、わたくし大好きなわけでして、このブログではたびたび取り上げています。

やっぱカックイーーーじゃないですか!

「より大きくて美しい巣を作り、より大きいメスほどもてる」「そういう雌には複数の雄が求愛に来る」「場合によっては雄を食べちゃって産卵の栄養にする」

等々の愛情生活もカックイーーけれど、見た目もね。蜘蛛にたいする偏見を除いて見れば、とてもとても美しい生き物だと思います。

うちの東南方向の庇下にここ一月近く巣を張っている個体。今日見ればお腹がかなり大きくなってきてます。パンパンです。どうだろ?もうお腹に卵が入ってるのかな?

巣には二匹の雄の姿が。そのうち一匹は中身が喰われてペラペラ。おおおおお。さすがジョロウグモなり。

2008年10月10日 (金)

究極の女

Nec_0014 またこのシーズンがやってきました。今年もうち中庭中畑中、ジョロウグモの巣だらけ。農薬をまったく撒かないので年々その数と規模がすごくなっている模様。

一歩歩くごとに蜘蛛の巣がへばりつきます。ジョロウグモの♀は直径1m以上の大型の美しい巣を作るのでぶち当たる確率が高い。とんでもないところから巣の縦糸を引っ張ってきてるしなァ。本能とはいえたいしたもんです。これで彼女達が害虫をせっせと食べてくれるのであるからして、ちっとやそっと顔にへばりついたり巣の持ち主がツツーーッとメガネからぶら下がったりするのは、我慢せねばな。

ジョロウグモの♂は「より大きく美しい巣を作る体の大きな甲斐性ある♀」が大好きなんですと。写真でも大きな体の♀の巣にちょこんと小さな体の♂が求愛に来てますが、プロポーズに成功して愛の行為の後そのまま♀にぐるぐる巻きにされてぶら下げられ非常食にされてる♂もよく見かけます。そこにまたべつの♂が求愛に来てたりして、まったくもって究極のS女とM男の愛の形がそこらじゅうで繰り広げられております。どうかと思うがそれがこの種族の好みなのだから仕方ない。

「女郎」と呼ばれ寄ると触ると「悪女」の典型として例に出される蜘蛛ですが、どうかなあ。これって究極の理想の女の姿だと思うけどなあ。人間の男達は言葉ではジョロウグモを恐れているけれど、実はこういう女大好きなんじゃねえの?と思っている昨今。

2008年9月26日 (金)

茶の花にスズメバチ

Nec_0069 おわッ!たまげたーーー!!

茶の花が満開なので「やっぱ白くて小さくて品があるよなあ。」などとぼんやり眺めていたら、見覚えのある黄色と黒のシマシマお腹が!

なんでこんなところにスズメバチがいるのさ。クワバラクワバラ。刺激しないうちにとっとと離れよっと。

涼しくなってきて秋の気配、万々歳なんだけれど、これから11月ぐらいまでなんだよな。連中の気が荒くなるの。

うち近辺なんかもうダイレクトに山の中、家だろうが畑だろうがまちがいなくスズメバチのテリトリー。油断してると馬鹿でかい巣を作られちゃったりしかねない。とにかくここらへんでは黒い服とコロンはご法度だああ。

2008年9月 9日 (火)

キリギリス

Nec_0061 ほんのこの間まで夜に飛び込んでくる虫はカブトムシだったのですが、昨夜はツクツクボウシ、今日はキリギリスと初秋の気配濃厚です。

キリギリス 猫の玩具の 竹すだれ

(へたくそですみません)

ツクツクボウシもキリギリスもメロン(白黒猫・半年?・♂)にとっては格好のおもちゃ。それはそれは楽しげに前足で弄んでは放し、弄んでは放し。うちなんかに飛び込んでくるなよ~~!

キリギリスもスズムシもツクツクボウシも今を盛りとうるさいぐらいに鳴いてます。これすべて彼女を呼び寄せる音楽。人間がギターを弾いてかっこつけるのと一緒。いや、いざとなったら財力とか権力とかでおなごを集めることができる人間とちごて「いい声で鳴く」ことしか雄の価値がなく、しかも「限定1週間」という縛りのある連中にとって、まさしくミュージックは死活問題。それが人生(虫生)のすべて。必死になるのもむべなるかな、ですわい。

あ、「アリとキリギリス」って話あるじゃないですか。あれあたし大ッ嫌い。キリギリスの成虫に冬なんかないっての。秋も半ばで恋をして卵産んでとっとと死んで冬には卵で越冬だっちゅうの。

「人それぞれの事情も知らないでピント外れの説教かますウザウザ親爺がどこの世界にもいる」例え話だと受け止めております。

2008年8月 8日 (金)

飛んできたカブトムシの雌

Nec_0025 うち近辺は山の中なので、セミやカブトムシ、クワガタなどという夏休み自由研究栄えがする虫がわんさかおります。

朝5時、モモの散歩で裏山に行くと、いかにもな小学生とお父さんコンビが虫取り網を持って木に張り付いてたりします。たいへんだねえ。

でも、小学生よりお父さんの目の色が変わってたり。まあ確かにこの手の派手な夏の虫たちは、大人の収集欲をも満足させる何か魔力を持ってるね。断言するけど。でも虫がいるポイントを見つけ、追い詰め方を研究、工夫するその段取りが楽しいんであって、デパートで買うことのどこに意味があるのか、さっぱりわからん。売れてるんだってねえ、デパートの昆虫売り場。わからん。

とはいえそんなえらそうなセリフも、寝転がってたらカブトムシやクワガタが家の中に飛んでくる環境に住んでるものの傲慢、といわれりゃそうかもね。別に「飛んで来い」とか呼んでるわけじゃないんだけどさ。飛んでこられてうんざりってのがホントなんだけどさ。多いんだよ今の時期。明かりにつられて飛んでくる虫。

人によっちゃこの環境、うらやましいんだろうな。

2008年4月23日 (水)

虫こぶ

Nec_0011 暖地桜桃の葉に虫こぶ発見。

ちょっと見青虫みたいですが、これ、桜の葉が片方から丸まってできた空洞なのです。中にはサクラフシアブラムシというアブラムシが集団で暮らしています。これを割るとうじゃうじゃアブラムシが満杯でした。ちょっと気持ち悪かった。

この虫こぶが広がると、木には良くないので虫こぶの葉を切って捨てねばなりません。

次から次へとやることでてくるなあ。