椿屋敷のお客様

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2006年11月

2006年11月19日 (日)

ブラックベリー

Nec_0015_21ものの本など読んでおりますと、どうもヨーロッパ(特に北のほう)には「ベリー文化」とでもいうべき食文化があるような気がいたします。

つまり、若い男女が籠もって連れもって森にブラックベリーやブルーベリーやジューンベリーやカラントやなにやかやを摘みに行くと称してむにゃむにゃ・・・・・という。秋ならキノコとか木の実でございますな。

もちろんむにゃむにゃ・・・・・だけが目的でなく、ちゃんと籠一杯のベリー類も採って帰るので、ベリー類のジャムとかプリザーブとか保存食品も発達しているし、パイとかタルトとかも地方地方で千変万化のレシピがあるという。

甘党でジャム、パイ、タルト大好きなので、その手の記述が出てくるたびに、垂れる垂れるよだれが垂れる。赤頭巾ちゃんだっておばあさんのところにその手のベリーのパイと葡萄酒を持って行く途中で森で遊び、狼に遭ったんじゃなかったっけ?(ああ、なんて暗示的な話)

「そんなうまさげなベリーが生えているヨーロッパの森ってどんなところ?」想像力をかきたてられておりましたが、最近になっていろいろなベリー類を食す機会があり思いました。

「ここらに五月になるとなっている草イチゴとあんまり変わらんのじゃないか?」

場合によっちゃ草イチゴのほうがもぎたて新鮮を食べることができるのでおいしく感じたりします。うう~ん。やっぱりこういうのも缶詰とか冷凍じゃなくてもぎたてじゃないといかんかな?

というわけで、秋の木市のバーゲンでブラックベリーとジューンベリーを買ってきました。

たぶんむこうの森じゃ、草イチゴ並みにわんさか藪になっている野草のはず。栽培は簡単なはずだ。ハーブなんかも結構簡単だもんな。植えてみよう。夢はふんだんにベリーを使ったジャムとタルト。

わたくしヨーロッパに行ったことはございませんので、ここらあたりまったくの推測で申し上げておるのでありますが。

2006年11月18日 (土)

またひよこちゃん孵ったよ

Nec_0021_24 ああああ、また、この画像では何がなにやらわからん!

ひよこちゃんまた孵ったのです。

子育て上手のアロウカナ×烏骨鶏夫人、危なげがありません。またまたかなりの数の雛を腹の下に抱えている模様です。ちびちゃんたちを抱えてたいそう気が立っています。携帯のカメラを近寄らせるだけで烈火のごとく怒って攻撃してきます。

たいしたもんだなあ~。

今日はお二人お客様があり、巣箱まで案内したのですが、とてもとても見せてくれる様子ではありませんでした。いたしかたありません。

totto*さん、あきこさん、今回も黒ひよこ孵ってます。もうしばらくしたら雛たちがチワイチワイと巣箱の外に飛び出してくると思うのでそのころぜひいらしてください。来週の水曜日あたりどうですか?ひよこ番長モモを抑えておきますので。

2006年11月17日 (金)

パセリ

Nec_0017_24 アルバイト先のフレンチレストランでは、まあさすがフレンチ!たいへんたくさんのハーブを使います。特にパセリは必ず生クリームとクルトンと一緒にスープに浮かべますので、これは!と思いもう少し株を増やすことにしました。

今年の種蒔きには間に合わなかったのでポット買いです。

秋の木市の最終日、もうよれよれになったパセリが売れ残っていました。売り子のお姉さんが「どうしても最後にはこうなっちゃって・・・・・。みんな自分が買う分は大事だけどあとの分は折れても構わないのかしら・・・・・売り物にならないんですよ。」

根っこさえしっかりしていれば、こういうのは植えてしまえばきっちりよみがえってくれるものです。これ幸いと3ポット¥50円という安値で購入。

自分もポット苗を取るときは他の苗を折らないように気をつけて取らなくちゃね。マナーだもんね。

葉牡丹(紅白)

Nec_0013_27 資本主義社会ではよくある話ですが、「需要と供給のバランス」というやつ。

ぶっちゃけた話、クリスマス前にはイチゴが値上がりし、正月前には門松用の葉牡丹が値上がりする、というアレです。

葉牡丹なんか今時分なら普通一Pot¥100で売っているのに12月末には¥250とか¥300とか平気でなっちゃうもんな――――。

もし植える土地があるなら、安い今のうちに買っておいて、適当に肥やしと水をやっておいて(これがまたあんまり手がかからないんだ)、大晦日に門松作る直前まで育てておくのが得策です。まあ、種から育てるのが経済効率はいいんだろうけど、そんなにいっぱい葉牡丹はいらんしなー。これで商売するのならともかく。

毎年秋の木市の最終日バーゲンで買います。今年は1Pot¥50で買いました。紅白二本づつ4本の〆て¥200。まだこの時期は小さいのでいいのです。畑に植えとけば年末には勝手に大きくなってくれているのです。

つくづく畑があるっていいよな~~~。

2006年11月16日 (木)

バッテリーⅢ

Nec_0018_23いまだ夢中の「バッテリー」(あさのあつこ著・教育画劇もしくは角川文庫)です。無事Ⅵまで借りることができ、もう何回も何回も読み返しています。

Ⅲでは、Ⅱで発覚した野球部リンチのために、練習することさえ禁止された新田東中野球部がありとあらゆる手を尽くして、校長に野球部活動再開を認めさせようというお話。

・・・・・・と、こうやってあらすじを書いてしまうと「へ?なに?それだけの話?」って思っちゃうでしょ?「田舎の中学の野球部が(サッカーですらないのよ)どれほどのもん?」って。

ふっふっふ。それが違うのよ。前の「バッテリー」のエントリーで書いたけど、まず主人公の巧と豪が曲者でしょ。その上に巻を追うごとにどんどん曲者が登場してくるのよ~!

Ⅲで目を引くのは新田東野球部の現キャプテン海音寺と、新キャプテンの野々村、そして隣の横手第二中の天才スラッガー門脇。

野球部再開の手段として顧問のオトムライが考えたのは、3年レギュラーと1,2年の紅白戦。それで校長にデモンストレーションして、隣の横手市の全国ベスト4の横手第二中と試合をする、という作戦。紅白戦では巧と豪のバッテリーが大活躍し、レギュラーに1,2年が勝つ。校長も認めかけた、そこに巧たちをリンチした当の展西たちが登場。オトムライとの確執が表面化し、再び野球部閉鎖の危機。

そこで海音寺の見せ場が!Ⅱで「内申書が怖いから学校には逆らえない」と自嘲していたキャプテンは、校長と直談判。「横手のほうから練習試合を申し込ませたら、試合を認めてくださいますね」と校長の言質をとる。海音寺の作戦は、横手の天才スラッガー門脇に巧の速球と勝負させて、それを餌に試合を申し込ませるというもの・・・・・

海音寺がね~。またいいのよ~。

前の巻ではほんの脇役だった彼がこの巻から大活躍!「さすがキャプテン!」とうなるようなまとめ役としての貫禄。校長との交渉シーンなんか惚れ惚れするような策士ぶり。かっこいいぞ―――!!中学生とは思えません。惚れるね。

また、この巻から登場する松井を思わせる天才スラッガー門脇。こいつも中学生とは思えん。この門脇が巧の速球に夢中になり、それを軸にⅣではさらに大きな展開になっていく。すごいよ~。「こうきたか~」と唸るから。

とりあえず読んでみてください。夢中になること請け合いです。

秋の木市でお買い物

Nec_0009_25 昨日は鹿児島の園芸者の祭典「秋の木市」の最終日でした。最終日の夕方4時以降、どこの出店も売りつくしバーゲンをするのです。

三時のおやつを食べた後、今年もおんぼろのダイハツ・ミラを駆って目の色の変わった園芸者たちのひしめく甲突川の川原へと。

買ったのは以下のとおり。

  1. イチジク(ドーフィン)   1本
  2. 栗(利平)          1本
  3. ジューンベリー       1本
  4. ブラックベリー       1本  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以上¥2500
  5. パセリ            3本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥50
  6. 菊苗             8本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥500
  7. 葉牡丹(紅白)       4本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥200
  8. 四季成りいちご優香   6本・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥1200

あと、まだバーゲンでないうちに、

”赤くて糖度がたいへん高い新種イチジク・ピオーネ”・・・・・・・・・・・・・・・・¥2000

を買ってます。かなりの出費をしてしまいました。最終日のバーゲンでは心のタガが外れます。これからしばらく植え付け植え付けの日々です。でも、それが楽しいの。楽しみなの。

2006年11月15日 (水)

ありがとうございます

Nec_0002_27 お客様のtotto*さんと次女のLちゃんが、古いパソコンからデータを引き出すために来てくださいました。しかもたいへんおいしいパンとサンドイッチ持参。

むちゃくちゃおいしかったです――――じゃ、なくて、あれよあれよという間に古パソから「お気に入り」と「アドレス帳」を引っ張り出してくださり、ありがとうございました。なんで、あんなことできるのかなあ?すごい。尊敬です。あたくしなんざ、98で青い画面が出てきたらそれだけでお手上げです。びびりまくり。

その上ちゃっちゃと新パソコンのメール設定までして、帰途につかれたのでした。思わずその後姿を拝みましたよ。

「自宅半径100m圏内」のことばかりでたいしたことは書いてませんが、腹の中に溜まるのもをここで外に出しているので、ブログはすごく大事なのです。書けなかった2週間は苦しかったです。

おかげさまでどんどん前より環境が良くなっていきます。本当にありがたいです。95以前からパソコンを使っているという筋金入りのスプーンさんからも様子見の電話がありました。これもたいへんありがたいことです。

ほんとうによいお客様ばかり。清水の舞台から飛び込むつもりでブログはじめてよかった(大げさじゃないよ)。

だってうちのアドレス帳は10人ぐらい。スプーンさんから「仙人みたいだ」と笑われました。はがきや手紙のほうが早かったもので・・・・・。これからちょっと増えるかな。

未確認生物

Nec_0010_19 「このボケボケの芋畑の写真(しかも収穫後)はなんぞや?」とお思いでしょうが、なんとど真ん中に雉の雌の若鳥が写っているのです。とてもそうは見えないけれど。

うちの近辺は江戸時代から続く近郊農業地帯で、ご近所はほとんどが農家です。水源地が近くて調整地なため、畑もつぶされることなくそのまま残されています。今時分は薩摩人のパワーの源カライモ(サツマイモ)の収穫時期。あちこちの畑でカライモのツルをまとめては芋を畝からほりあげています。

どうも、このイモヅルと残りの芋が雉のお好みらしいです。7時ぐらいにモモの散歩をすると、畑の中をちょこちょこ雉が走り回っているのを見かけます。今日たまたま携帯をもっていたので撮ってみました。結果はご覧のとおり惨憺たるものです。

これじゃまるでネッシーの写真じゃないですか!確かに雉なんだよう!ホントなんだよう!真ん中に写ってるんだよう!

やっぱ、ズーム機能のついたデジカメがいるかなあ・・・・・

(で、果たして使いこなせるわけ?)

2006年11月14日 (火)

秋菊

Nec_0011_19 とまあ、パソコントラブルですったもんだしてた間に季節はすっかり秋となっておりましたのです。ふううう・・・・・・・

今年の鹿児島地方、10月~11月中旬は降水がほとんどありませんでした。毎朝毎夕の畑の水かけが日課でありました。大事な秋冬野菜がまだ芽のうちにがらんがらんと乾いてしまってはひとたまりもありません。今日は久々にまとまった雨が降ったので、よかったよかった。気温は下がってきましたが、久々のお湿りでハクサイもブロッコリーもニンジンもゴボウもキャベツもキクナも大きくなってくれることでしょう。

門から築山にかけてのアプローチに植えた秋菊も花をつけています。「日本小菊の種¥160」から二年越しで育てている菊です。桃・黄・白の色が出てきて、我ながらなかなか可憐であります。憧れの「菊籬(きくまがき)」にはもう少しボリュームが欲しいかな。花が終わったら枝を切りつめて肥やしをたっぷりあげましょう。冬至芽がでてきて株が増えるはず。

冬至、だとよ。あああ、今年ももうそういうことを考えなきゃいけない時期。冬至かぼちゃ。ゆず湯。年賀状。クリスマス。大掃除に門松。餅つき。年越しそば。おせち。なんで年末ってこんなに行事が多いのでしょう?せめて、せめて大掃除だけは今年こそ早めに・・・・・、今は壊滅状態の散らかりぶり。はああああ。

復活!椿屋敷農園

Nec_0008_25 復活!椿屋敷農園。

妹が使っていた古いパソコンが、うんともすんとも言わなくなってから悪戦苦闘すること2週間。

やっと・・・・・やっと・・・・・ネットに繋ぐことができました(涙)。

辛かったよ。消耗したよ。何度も先が見えなくて目の前が真っ暗になりましたよ。われながらなんちゅう整理能力・実務能力のなさでしょう

パソコンの命尽きたのも、出しっぱなしにしていたら、猫がその上でゲロを吐いたり、甥っ子が小麦粘土をなすりつけたりしたからってのもあります。その後も必要なCDやマニュアルや保証書が見つからずデスク周りは引っ掻き回して惨憺たる有様(写真参照)。

反省しました。これからもっとちゃんと掃除して整理して、ディスクはディスク入れに整然としまい、まめにバックアップし、OSのメンテナンスをしてくれるルートを確保しておきます。

ほんとうに懲りました。

お客様のtotto*さんにはほんとうにこの件でお世話になりました。古いパソコンからデータをサルベージする作業まで手伝っていただくことになり、ありがとうございます。どんなに感謝してもしきれません。ご友人にも御礼申し上げます。心配してくださったスプーンさん、べにこさん、ルルママさん、その他のかたがたもありがとうございました。なんとか復活できました。

これからもよろしくお願いいたします。

っと、まことに申し訳ありませんが、この2週間のうちにメールをくださった方、ひょっとしたら紛失しているかもしれません。改めてお送りいただけましたら幸いです。