椿屋敷のお客様

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2006年10月

2006年10月31日 (火)

なんてこったい!

メモリーカードリーダーが使えなくなりました。

写真はうちのブログでたいへん大事なので、今まで必死で修復作業にかかっていましたが今日が終わってしまいそうです。

ショックです。

パソコン音痴に鞭打ってなんとかしなければ・・・・・。

2006年10月30日 (月)

内容物

041今年も渡りの小鳥がやってくる季節になりました。

――――と、こう書くと次は「のどかな山里にやってくる小鳥の牧歌的で”美しい国”な」 文章が続くだろうと予想した心優しい方ごめんなさい。

さにあらず。

それはとりもなおさず鳥獲り名人ジョー(ヤス猫・12歳・じじい)の出番がやってきたということなのです。

今朝の私のおめざは枕元で展開された小鳥の羽と頭と内臓と内容物でしたよ。朝の4時から。

スプラッタもここに極まれり。

ジョーにとっちゃあ、これは究極の愛情表現。「あんた、小鳥獲るのがヘタだからね、ボクが獲ってきてあげたんだよ」ですからね。

ふううう~~~。

ありがた迷惑なプレゼントの後始末をしながら、「どんなもの食べてたのかしらん?」と小鳥の胃のばらまかれた内容物を確かめてみました。

圧倒的にソバの実。次にたぶんクロガネモチの実。マユミの実。アズキの実なんかも混じってます。全部うちやご近所に植えてあるものばかりです。

ううううむ、やっぱり小鳥、農産物を食べてます。

2006年10月29日 (日)

ピラカンサス

Nec_0040_8 ピラカンサスの実です。いつ見ても赤くてぷりぷりしておいしそう。

でもこれは青酸系の毒を持つ植物。口に入れたらダメです。死なないまでも強烈な嘔吐に襲われるのだとか。

とはいうものの、極論するならこの世の物質で生体に毒でないものは無いんですよね。

例えば水。水もちゃんと致死量があるわけです。中世の異端審問や魔女裁判で文字通りの「水責め」があったそうな。口に漏斗を加えさせ、そこから無理やり何リットルも水を流し込んだそうな。有名な毒殺魔ヴランヴィリエ公爵夫人がこの拷問を受け、強情な彼女があまりの苦しさに音を上げたそうな。胃が裂け、食道が破れるほどの水を摂取すれば人間死にます。それこそ致死量です。

例えば酸素。これは元来生き物にとって猛毒なのです。何十億年とかけて地球上の生物は「酸素をエネルギー源として利用する」方向に進化してきたのですが、ところがどっこい酸素こそが生き物の体に仕掛けられた時限爆弾。フリーラジカル(活性酸素)が鉄を腐食させるように生物の体を蝕んでいくために、細胞は老化するのです。

塩だって、砂糖だって、とにかくありとあらゆるこの世の物質は、致死量を超せば生体にとって毒。適量ならばエネルギー源だったり、薬だったり、生体組織の組成に使ったり、なにやかやと有用に使えますがね。

世の中は「毒にも薬にもなる」モノだらけなのです。要は匙加減。

怖いぞ

Nec_0041_10 昨日、いきなりアクセス数が跳ね上がって「なにごとじゃ~?”スパム”が大挙してやってきたの?それとも噂に聞く”炎上”?」とビビりました。なにせパソコンとかネットの事全然知らないので変わったことがあると怖い。

原因は「ヨウシュヤマゴボウ」。どうやらあるTV局が、毒があるヨウシュヤマゴボウを「ブルーベリーだ」と放送してしまったらしいです。10月21日にヨウシュヤマゴボウを取り上げてたので、それにお客様が大挙していらしたのです。

ありがたいことですが、同時にとても怖くなりました。「公に情報を発信する」ということの責任の怖さ。

写真はうちのブルーベリーで、ヨウシュヤマゴボウとはまるっきり違う植物だとおわかりになるでしょう。でも植物に興味の無い人にとってその違いはわかりづらいかも。ヨウシュヤマゴボウには一見おいしそうな紺色の実がなるので番組の製作者も勘違いしたのでしょうが・・・・・。発信してしまったら取り返しがつかなくなるんだなあ。番組の責任者はきっと臍を噛んでいることでしょう。

(ヨウシュヤマゴボウの毒はほとんどが根にあり、次が葉、実はあまり毒性がないらしいけれど・・・・・。でも、「ブルーベリー」といっちゃたらまずいよな。)

規模は桁違いに小さくともブログもネットで公表している以上、これは他人事ではないです。「怖いなあ」と震えました。

2006年10月28日 (土)

茶渋

Nec_0039_11「最近歯が茶色いなあ・・・・・」と悩んでおったのですよ。

「あたしタバコ吸わないのにィ、なにかの病気?それともトシ(ガ――ン!)・・・・・?」

虫歯の詰め物が取れたのもいいきっかけなので渋々歯医者に行ったですよ。

「ああ、これは茶渋ですね。烏龍茶とか濃い色のお茶が好きでしょう?」

茶渋~!?ウググググ

「茶碗の茶渋と一緒の色ですよ。よく磨いていますけどね。歯茎もきれいだし。でも、どうしてもこういうのは着色されてしまいますからね。はははは♪」

そういえば!今年の夏はあまりの暑さで、毎日2L近く濃いごいと淹れた麦茶をがぶ飲みしてました。それか―――――!!

まだ亭主持ちじゃないのにお歯黒状態ではかないません。すぐ、いますぐ何より優先できれいにしてください!!

「ははははは♪大丈夫。これはすぐ取れますよ。歯医者専門の磨き粉がありますからね。ヴヴィ――――ン」

歯医者からの帰り道、思わず「白い歯ってい~いな~♪」などと何十年も前のCMソングを歌いながら、バックミラーにおのれの歯並びを移していたのはわたくしです。

ツワブキの花

Nec_0036_15 ツワブキの花が咲きました。

姿も匂いもまったくそうは見えないけれど、ツワはキク科なんだよなあ。花の咲くこの時期だけ実感が湧きますです。それほど菊そっくりの黄色い花が咲きます。

もうしばらくすると地上部が枯れてツワの勢力が落ちます。そりゃもう「あの夏の間のおさかんぶりはなんだったの?」とあきれるほどです。でも地面の中で根っこは生きていて春になるとおいしい新芽がにょきにょきと。これまた「どこにこんなに隠れてたの?」というほど。

季節によって相が変わる。それは当たり前の事なんだなあ。

2006年10月27日 (金)

みたび肝っ玉母さん

Nec_0038_15 肝っ玉母さんアロウカナ×烏骨鶏夫人が、みたび「ハラケ」だしました。抱卵をまた始めたのです。

今度は籠底を三重にしました。これで湿気は上がってこないはず。

21日後孵化なので、予定では11月17日ぐらいかな?

もうあとは母さんに任せる以外ありません。

セイタカアワダチソウ

Nec_0033_15 秋の野に黄色いシャボンのようにぶくぶくたくさん咲いているセイタカアワダチソウです。野を埋め尽くす勢いで大繁殖し、「アレルギーの原因だ」と嫌われ者でございます。

しかし、「じつはアレルゲンではない」という話もあり、それどころか「セイタカアワダチソウ風呂にはいるとアトピーが治る」という話も聞き、ありゃりゃりゃりゃ・・・・・・・。どっちなんじゃろかい

まあ、「世の中のたいがいのものは毒にも薬にもなるもんだな」などとおのれをごまかして、この件についてはそのままになっております(←怠け者)。

去年まではうちの畑もこれで一面に埋め尽くされ、「荒廃」を絵にしたようでした。いやなんですよ。墓とか畑とか荒れているのって子孫が絶えた家のようじゃないですか。おかげさまで呼吸する草刈機ヤギさんたちの導入で、今年はほとんど生えておりません。セイタカアワダチソウに恨みはないのですが、ほっとしております。

2006年10月26日 (木)

モモ、怪我をする

Nec_0035_17モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)が左後ろ足を怪我しました。

黒ヤギのクロさんに角でド突かれたのです。

一部始終見ていましたがあれはモモが悪かった。だいたいモモはクロさんシロさん(トカラヤギ)を舐めきっていて、小姑のように一挙手・一投足、箸の上げ下ろしにまで文句をいう勢いでケチをつけておりました。クロさんとシロさんの小屋でまでワンワンワンワンうるさかったのです。たぶんクロさんかなり腹に据えかねておったのでしょう。

モモは今まであまり怪我をしたことがありません。しかもバカにしきっていたヤギさんからの反撃、かなりこたえた様子です。皮一枚はげただけで、骨や筋に異常はないのですが、

「あたし怪我しちゃった・・・・・怪我しちゃったの・・・・・」といかにも哀れを誘う目つきで訴えてきます。ちょっとビッコひきひきです。

かわいそうだけど、自業自得なとこあるよ、モモ。まあ、ゆっくり養生して早く治してね。

2006年10月25日 (水)

鳥の巣

Nec_0034_17 畑の奥に椿が密植されたまま大きくなって、ちょっとした林になっているところがあります。ここに毎年ツルウメモドキが栄えるので、今年もちゃんと実をつけてるか確認に入りました。なにせクリスマスやお正月の飾り付けに欠かせない赤い実のツルですもの。(まったくどんな山の中、藪の中だ?っちゅうの。とても庭先とは思えん)

と、見ると椿の枝分かれしたところに実に上手に枝や枯れ草やビニールロープを積み重ねた小鳥の巣がありました。春から夏の間に使ったらしくもう主はいなくなっています。

いやあ~~~!これが本能とはいえ、ほんと上手に巣を作るなあ!手で触ってちょっと力を入れてみても、しっかり隙間なく積み重ねてあり崩れません。考えてみれば台風とか来るのにチャチイ作りだと、雛ごと吹っ飛んだりしてとんでもない悲劇になってしまうもんな。

それにしても夏の間、この巣の1mぐらい離れたところを結構うろうろしているはずなのに、まったく気がつきませんでした。こういう隠れ家としての隠密性もまた巣の機能なのでしょう。まったくたいしたもんだ。