早朝電気柵を見回っていたら、蜘蛛の糸に羽蟻が30匹ぐらい引っかかっていました。驚くべき蜘蛛の糸の強さです。
よく知られているように、蜘蛛の糸はその組成をワイヤーや繊維に応用するための研究がなされています。張力がものすごく強いのです。
そういえば芥川龍之介の「蜘蛛の糸」は有名ですね。地獄から引き上げる救助具にすらなるわけで。
ギリシャ神話で機織上手のアラクネが知恵の女神アテネに喧嘩をふっかけて蜘蛛にされちゃったという話もありました。昔から蜘蛛の巣と機織は関連付けられていたんだな。やっぱな。不思議だもんな。
それにしても全長2cmぐらいの蜘蛛さん、30匹の羽蟻は大漁旗。こりゃ一生食うに困らんでしょ。うらやましいこって。
焦がした砂糖ってなんであんなにおいしいのでしょう。気がつけばレシピ帳はキャラメル味だらけになっています。
というわけでキャラメルパウンドケーキを作りました。
材料(16.5×7×7パウンド型)
薄力粉・・・・・120g
ベーキングパウダー・・・・・小匙1
無塩バター・・・・・100g
卵黄・・・・・2個分
キャラメルクリーム用
グラニュー糖・・・・・60g
生クリーム・・・・・50cc
くるみ・・・・・50g
メレンゲ用
卵白・・・・・2個分
グラニュー糖・・・・・20g
これ、なかなか素朴で飽きの来ないおいしさなのです。ついつい食べ過ぎてしまいます。
というわけで、「待てば海路の日和あり」とはよくいうたもの。あるいは「果報は寝て待て」「棚からボタモチ」ですか。今年は「お菓子に入れることができるぐらい」のブルーベリーがなりました。年に二回ぐらい尿素で酸性に調整した堆肥をやって(ブルーベリーは酸性土壌が大好き)、タマーーーーに草取りをするぐらいなのですが。ありがたいことです。
¥280で3年前に買った苗が大きくなりました。ブルーベリーは自家受粉をあまりしないので、違う品種を2種類以上並べて植えると実つきが良くなります。今植えているのは3種類3本。また安い苗をみかけたら買ってきて植えておこう。来年は念願の「「ブルーベリーのジャムやプリザーブ」ができるぐらいの量が採れるものと皮算用しております。
羊が徹底して草食なのに比べて、ヤギはどちらかと言えば木の葉や皮や蔓を好んで食べます。
これも「山羊」たるゆえんでしょうか。電気柵をさらに200m延長して木が混じっているうちの敷地に放牧しているのですが、やはりなにより木の葉。そしてアケビやツヅラフジなんかの蔓を最優先に食べます。それはそれはおいしそうです。
そして木の皮。人間がナイフを使ってもなかなか剥くのが難しい立ち木の皮がきれいに剥けています。見ていると写真のように端から歯でこそげとっていきます。それはそれはうまいもんです。均一に一番外側の形成層だけを剥いで実においしそうに食べます。
「粗食に耐える」がヤギのキャッチフレーズですが、こんなものまで食べるならそれは粗食に耐えることができるでしょう。強いものだなあ。
どうしたことでありましょう、鹿児島は9日連続の猛暑日。最高気温が35度を超えています。悪くすると体温より暑いぞ。
この暑さは人間にもこたえますが、犬の身であるモモ(紀州犬雑種・女の子・7歳)にはもっとこたえる様子です。なんせ毛むくじゃらだし。体高は低いし。汗かかないし。たいへんだよ~~。
そんなモモのお楽しみというかカンフル剤代わりなのが、どこからともなく見つけてきた産みたての鶏の卵。人間のわたくしには見つけられない卵をどこからともなく見つけてきて、上手に殻の真ん中に穴を開けて「ちゅちゅちゅちゅ」と中身をすあぶって(吸い上げて)ます。夢中で吸ってます。そらおいしいだろうよ。
モモが番をしてくれている鶏たちだし、まあ元気でいてくれないと困るしな。栄養つけてください。人どころではないぞ。自分も気をつけねば。
鹿児島の皆さん、どうぞ熱中症にはお気をつけてお過ごしください。
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