椿屋敷のお客様

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2007年9月

2007年9月30日 (日)

全国山羊サミットin鹿児島

Nec_0034 というわけで、鹿児島は指宿白水館で、9月29日、30日と「全国山羊サミットin鹿児島」が賑々しくも開催されたわけです。

いやあ、にぎやかにして盛大な会議でございました。ヤギ飼いにとってためになるお話ばかりだったし。

実は不肖わたくし、司会を務めねばならず、かなりのプレッシャーでしたのですよ。無事に終わってよかったよかった。肩の荷がドッドッと降りて、家に帰り着いてうちのヤギたちの世話が終わったら、もう疲れ果ててしまいました。

よって詳しい報告はまた後日ということで。

びっくりしたのは、弊ブログにもコメントを寄せていただいている「福岡Tさん」とお会いできたこと。

うれしかったなあ!

今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

2007年9月29日 (土)

月とヘチマ水

Nec_0032 ヘチマ水は、この中秋の満月の夜に採るのがベストです。

なぜならば、満月の夜でないとうまいこと水を吸い上げないのです。

最初聞いたとき「うそだろう~?」と思いましたが本当です。新月、三日月、半月では水が上がってきません。大潮の満月の夜。しかもヘチマの成育期間を考えると、もう中秋以外にないのです。

生き物って不思議ですね~。植物もこんなに月の重力の影響を受けているんです。こりゃ人間が影響を受けないはずがありませんな。月の夜は物狂おしく血が沸き立つ心地するのは当然のことでありましょう。

今年のヘチマは成育がいいので楽しみにしてましたが期待通り!一升瓶にあふれんばかりのヘチマ水が採れました。

あとは薬局に持っていって調整してもらいます。そして一年分のヘチマコロンの出来上がり。

2007年9月28日 (金)

エンゼルトランペット

Nec_0031 おそろしいことに世の中は毒物に満ち満ちていて、身近な植物にも強烈な毒があったりします。

このエンゼルトランペット(木立朝鮮朝顔)も、そのひとつです。ご近所に咲いていました。

まさかこんなぬぼーと間延びしたのんびりした花に毒があるなんて思わないじゃないですか!しかも一番花が危ないらしいし。「見かけによらない」とはこのことでおじゃります。ヒヨスチミン、アトロピン、スコポラミンなんかの鎮静、麻酔効果のある成分を含み、大量に摂取するとわけわからなくなって意識失うそうです。もちろん死ぬこともあります。

京極夏彦氏のデビュー作、「姑獲鳥の夏」でこの毒が一役買っていました。「ダツラ」ともいい、かなり危ない犯罪にも使えるらしいです。

だからといって神経質に「全部引っこ抜け!」というのもナンセンスだよなあ。毒のある植物なんて世の中にごまんとあって、今を盛りの彼岸花だって危ないんだし。

結局、その手の危険から自分や家族の身を守るには、深い知識と注意が必要だってことです。とにかく何でも軽率に口に入れないことだな。

2007年9月27日 (木)

名月

Nec_0030 「中秋の名月」の日と満月の日がずれているらしいです。27日が満月。そこのところの詳しい理屈は聞き損ねましたが、月が美しいのは間違いなし。夜が明るいぞお。

しかし、携帯のカメラではこれが限度だなあ。「天体写真を美しく撮れる人」ってのも尊敬します。すごく神経を使いそう。

国産月探査機の「かぐや」が月に向かってます。いよいよ「MOONLIGHT NILE」の世界が現実になってくるというわけだな。どんなデータを送ってくれるのかな。

有人ロケットアポロ11号が月に着陸してから、もう40年近くになります。「ハリウッドのスタジオで撮った特撮じゃないの?」と今でも少し疑ってます。月着陸した宇宙飛行士たちが、宗教に走っちゃったという話とか、月を重んじるイスラム社会で、土足で踏みにじったあの映像に「アメリカは悪魔だ!」の大合唱が巻き起こった話とか(藤原新也氏の本にあった)、まあ、それはそれはたくさんの逸話がついて回るあの出来事。そんなに前なんだな。

どうなんだろ?どこかの国がたぶん有人月探査船を準備してるんだろうけど。「いつか自分が生きているうちに月旅行がしたい!」がキャッチフレーズだった時代もあったなあ。

わたくし自身は、地球の、しかも鹿児島で十分以上に満足している人間なので、月に行こうとはこれぽっちも思っておりません。

2007年9月26日 (水)

胡蝶の夢

Nec_0028 大きなモンキアゲハが目の前をふらふらと飛んできて、花に止まったのですかさず携帯のシャッターを切りました。この手の飛ぶ昆虫をそのまま写真に撮ることは、わたくしにとって至難の業。ラッキーでありましたよ。

しかし蝶というのは派手な昆虫であります。目立つよなあ。成虫のみでなく幼虫もかなりインパクトが強く「蝶ってきれい」と思っていても、その幼虫を見たら「ぎぇえ!」と悲鳴を上げる方は多いかも。

中国の思想家荘子が「胡蝶の夢」という話を書いてます。「荘子が夢の中で蝶になってそこらを遊び飛び回ったが、目が覚めたら荘子だった。でも荘子が蝶になった夢を見ているのか、蝶が荘子になった夢を見ているのか、どちらも似たようなもの」という内容。

この説話も蝶だから格好がつくわけで、ハエとか蜂とかセミとかカメムシとかじゃなんとも話にならないんじゃ?ちゅうか、どの蝶も蝶である限りはかなりインパクトのある幼虫時代を経ているわけだけれど、ひょっとしてそのこと考えに入れてないんじゃ?

荘子は好きな思想家だけれども。

でも思うのです。中国ってやはり戦国の昔から都市化された社会で、徹頭徹尾人間にしか興味がない社会なのだろうと。だから諸子百家って、あまり自然観察はしてないような気が・・・・・。

2007年9月25日 (火)

焚き火

Nec_0029 宵闇せまる頃、どこからともなく草の燃えるいい匂いが漂ってきました。

「ああ、どこかで焚き火してるな」と、ちょっと木戸口に出てみたら、ご近所で刈り取った草を固めて小さな焚き火。

昔むかし「家を作るなら~♪家を作るなら~♪草の燃える匂いのするカーペット敷きたいと思うのであります~♪」というコマーシャルソングがありましたが、まったくもって草の燃える匂いは、なにか心の中の郷愁とか安心とかそういうものを呼び起こす力を持っております。

住宅地や都会の真ん中では、もう焚き火ができなくなった時代です。

半径1km内に、コンビニもスーパーも信号機すらない鄙びた住み処ですが、「焚き火」のような贅沢な行為ができるのだから、ありがたいことです。

2007年9月24日 (月)

彼岸に彼岸花

Nec_0027 この間春の彼岸だったように思うのですが、はや秋の彼岸なのであります。まさに光陰矢のごとし。

秋の彼岸には毎年毎年律儀にどこからともなく彼岸花が芽生えてきて、赤や黄色の花を咲かせます。必ず名前どおり「彼岸」。不思議ですよねえ。

彼岸以外の季節にも墓やら田んぼの土手やら畦やらに、球根が埋まっているのだけれど、なにせ地面の中のことなので見えない。それが季節が来ると時限爆弾のスイッチが入ったかのごとく葉っぱも何もなしにニョキニョキと生えてきて、ど派手な赤や黄色の花。そして季節が終わると何の未練もなしにしゅるしゅる萎んで跡形もなくなって「また来年の秋の彼岸に」。

花を季節に咲かせる仕組みには、大雑把に分けて「温度変化」で咲く仕組みと「光度変化」で咲く仕組みとがありますが、彼岸花は光の変化で咲くのかな?

地面の中で「昼がずっと長かったけれど、そろそろ夜と同じ時間になったきたわ」と判断して、ニョキニョキのびる。太陽と地球の公転が今のままである以上、彼岸花は秋の彼岸に花をつけるんだろうな。

人間の力の及ばない大きな力を、この時期に感じさせてくれる花なのであります。

2007年9月23日 (日)

原油価格1バレル84ドル

Nec_0025 恐ろしいことですが、昨日のニューヨーク市場で原油1バレル84ドルを突破したそうな。

ふえええええ。

この「椿屋敷農園」ブログをはじめた2005年6月に「原油価格1バレル60ドル」のタイトルでエントリーしているのですが、それから2年少しで20ドル以上も上がってます。年末にかけてガソリン上がるぞー。ガソリン上がればありとあらゆるものが値上がりするぞー。

輸入飼料の高騰については何度かエントリーしましたが、なんと2007年~2008年のオーストラリアの小麦天候不順で大不作だそうな。

やばいじゃないですか!

こんなときに国会は血税使って開店休業。のんびりしてるなあ。

とりあえず、うちの畑と動物たちを大事にするぞ。

2007年9月22日 (土)

青紫蘇の花

Nec_0024 庭に勝手に生えてきて、夏の間に盛んに生い茂っていた赤紫蘇や青紫蘇に花が咲いています。

シソ科はそろそろ花をつけるシーズンのよう。バジルもシソ科ですがやっぱり花芽がでてきています。花が咲くとかれてしまうので撤去。

まあ、シソのほうはジャンジャカ花をつけてもらって、種になってもらって、取れる種はとってふりかけや佃煮にして、あと残りの大多数の落ちた種には来年の夏に発芽してもらって、勝手に生えてきてもらうことにします。

「大葉」は買うと高いもんなあ。それを思うと自然に紫蘇の生える土地のあることのなんというありがたさ。

2007年9月21日 (金)

バッテリーはビンビンだぜ♪

Nec_0023 ヤギ用電気牧柵の電源に乾電池を私用しておったのですが、そろそろ弱ってきたようなので車のバッテリーに換えました。

いやはや、すごいもんです!!

弱っていた乾電池では二秒に一回ぐらい「ぱ、・・・ぱ、・・・」としか電流が走りませんでしたが、バッテリーに買えてプラグをつないだとたん「ビッビッビッビッ」と電流が走ります

夜など接続部分に火花がはじけるほどです。すごいぞ!!忌野清士郎も真っ青のビンビンぶり。

うっかり触ったら「ビビビッ」ときました。気持ちワルー。これはヤギにも効果があるわ。決して飛び出ようとは思うまい。