椿屋敷のお客様

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2008年4月

2008年4月10日 (木)

テッポウムシ

Nec_0037テッポウムシとはカミキリムシの幼虫であります。

幹の直径が3cmある木は要注意。思いもよらないところからテッポウムシが穴を開けて入り込み、幹を食い荒らしてトンネルを掘り続け、耐え切れず木が折れたり枯れたりします。まことににっくき虫でありますよ。

レモンとか柚子とか暖地桜桃とか、「ちとこれはやばそう」な木には梅雨の前に幹にテッポウムシ除けの薬を塗ります。これでほぼ完璧に防げるので重宝しております。

しかし植えっぱなしのマメツゲなんかに薬を塗るはずも無く、ヤギに葉を食べさせるために鋸で切ろうとしたらいきなりポキリ!!みれば根元から四方八方にトンネルが掘られてテッポウムシが何匹も住もうておらっしゃるではありませんか!!なんともはや丸々と肥え太り、それはそれは住み心地がよろしかった模様。

そのまま鶏小屋へ。肉食の鶏様方大喜び。

2008年4月 8日 (火)

したたる水滴

Nec_0039 春の彼岸に動けなかったので、今大急ぎで畑の手入れをやってます。ヤギの放牧場の中の藪払いも作業のうちのひとつ。

うちは植木屋だったので、畑の中に仮活けしたまま大きくなった木の林と言うか森があり、夏場はそれに蔓類が巻きついて東南アジアのジャングルのごとく手に負えない状態になります。それでまだ蔓が茂らない今のうちに要らない木を鋸で切り倒していってるのです。

木だけではなく蔓も年季がはいっていて、ノブドウなんかも根元の直径が5cm近いのが生えています。

ノブドウの直径5cm!!どこの山の中かよ!これが自分ちの庭かと思うと情けねえ!

などとぶつぶつ言いながら鋸で切りました。切ったとたんに切り口から透明な水滴がポタポタとしたたり落ちてきました。

そうだった。ノブドウは山仕事をする人たちが喉の渇きを潤すと言われるほど水分豊富な蔓なんだった。そしてこの水で目を洗うと眼病が治ると言われてるんだよな。

山仕事!だからここはうちの庭なんだって。どこの山の中の話かよ!

2008年4月 7日 (月)

野蒜の料理法

Nec_0034 温泉で(うちから車で五分の範囲に3つある)のんびりお湯に浸かっていたら、そばのおばさまがたが大声でしゃべっていました。

「あんたあ、野蒜をねえ、刻んで掻揚げにしてごらん、そらそらうまかちよ(おいしいよ)」

それは聞くだにおいしそう!

さっと湯がいて酢味噌で食べるのが大好きですが、掻揚げねえ、いいかも。さっそく畑の土手の野蒜を引っこ抜いてきました。

2008年4月 6日 (日)

貧血は老ける

Nec_0033 さて、第4胃に寄生虫がいたせいで極度の貧血だっためーさん(ヤギザーネン種・4歳・♀)ですが、虫を駆除して栄養のいい餌を食べて見る見る太りました。

そして同時に毛が生えかわったのであります!!

貧血のとき、見るからに毛艶が悪く、なんとなく茶色で汚れた感じの端的に言って「いかにも老けてます」って感じだったんです(鹿大の家畜病院のK先生は「ひねている」と表現されてましたが)。

それがこの2ヶ月で体毛すべてが生えかわり、まるで生まれたてのヤギのように真っ白に!!むちゃくちゃ若返ったぞよ!めーさん!

結論:貧血は老ける。若さを保とうと思ったら貧血に気をつける。鉄分を摂る事。

実例を目の当たりに見てしまい、自らも毎日プルーンを飲んでます。半月ぐらいですがなんだかお肌がつるつるになってきた気がします(当方比)。

2008年4月 5日 (土)

伝授

Nec_0031 よく聞くじゃないですか。

「舞茸の生える場所をじいさんが孫だけに伝えた」とか「マツタケ」とか「ナメコ」とか。今となってはとんでもない贅沢な知恵の伝授でございますな。

今のところわたくしの秘密の場所は「サルトリイバラの葉採り放題(鹿児島では『カカラン団子』をこれで包む)」「クマイチゴ採り放題」「草イチゴ採り放題」ぐらいっすか。

しょぼいけれどとても大事な秘密です。誰にも内緒なの。

2008年4月 4日 (金)

花はさかりを

Nec_0032 「花はさかりを月は隈なきをのみ見るものかは」って徒然草にありました。

つぼみも満開も散り際も全部それぞれの風情があってよいなあと思うので、「ほんまに偏屈で頑固なじじいじゃ」とののしりたくなる兼好法師にこの点に関しては賛成です。

2008年4月 3日 (木)

ジョーの墓

Nec_0030 16年間そばにいてくれたヤスネコのジョーが夕方息を引き取りました。

最後の半月はとても辛そうだったので、悲しいけれどホッとしています。

スモモの苗木の根元に埋めました。花を咲かせてたくさん実をつけてくれますように。そしてあちらでも狩り好きのジョーが鼠や鳥を獲って楽しくやれますように。

最後までそばにいてくれてありがとう。

2008年4月 2日 (水)

クローバー畑への道

Nec_0029 ヤギ達の餌になりなおかつ地味を肥やす、というわけで開いているところにはクローバーの種を蒔きました。

サカタのタネでとった3kg分のホワイトクローバーとクリムゾンクローバーの種を、とにかくドバドバと蒔いたのです。

春になって、その種からいっせいに芽を吹き、怖いぐらいにあちこちから三つ葉の塊ができてきました。雨が降ると独特のクローバー臭が立ち上ります。

いかにも「土地が肥えてきてる」という匂いです。よきかな、よきかな。

2008年4月 1日 (火)

今頃寒肥(泣)

Nec_0028 春の彼岸という園芸で最も重要な時期をまるまる風邪で棒に振ってしまった今年でありました。

まあ、過ぎたものはしょうがない。とりあえず、大急ぎでいろんな木の根っこに肥やしを撒いて回ってます。油粕とヤギ糞を混ぜて6ヶ月ほど熟成させたスペシャルです。かなり肥やし効果があるはずです。

追肥だと思えばいいんじゃ!撒かんよりは絶対マシじゃ!

我と我が身に言い聞かせ、一輪車に積んで庭中畑中に撒いてまわってます。