椿屋敷のお客様

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2010年4月

2010年4月 9日 (金)

春爛漫

Dvc00338_2 ここんところ、「とにかく晴れたらワイヤーメッシュにペンキ塗り、乾かしてヤギ柵延長」を繰り返しております。今ヤギ姐さんたちは授乳の真っ最中。

「もーーーーお腹が空いてお腹が空いてしょうがないのよ」状態。「ねえ、ちょっとまだなの?ごはん!!」

言葉が通じなくても、 わかることはわかるもんです。「へいへい、もう少しお待ちくださいませ。あと少しでごぜえやすだよ。」「早くしてよね!」

少しでも拡張が終わると、どっとそこの草にやってきて、そりゃあ、きれいに食べ尽くしてくれます。ヤギの食べ方はとてもきれい。毒が無い限りどの草も地上部がなくなってしまいます。

食べ終わったら満腹でぱんぱんのお腹を出して、寝そべってお昼寝。世の中はまさしく今春爛漫。日差しがぽかぽか暖かい。

あああああ、あたしも一緒に昼寝したいよう。

2010年4月 7日 (水)

大鎧

100404 わたくし平和主義者なのですが、武器の類の本を見るのは大好きなんであります。矛盾したものであるよのう。

「合戦絵巻―武士の世界」とかいう30cm×50cmぐらいの大きさの¥5000もする図版ももっちょります。物好きもいいところです。

これには「鎧の着方」とか載っていて、実際にふんどし一枚のところからあの総重量30kgぐらいはありそうな重装備をどうやってつけていくかを、順を追って写真解説してあります。おもしろい!!

何の役にも立たないけれど・・・・・・・・・

今じゃすっかり「美術品」だけれど、こんなものに命を託して血みどろの戦いをしてた時代があったのね。

2010年4月 6日 (火)

ペンキまみれ

Dvc00337 「敷地全体をワイヤーメッシュで囲い込み、ヤギ放牧場にする。」というのが、壮大なる今年のテーマです。百里の道も一歩から。ざっと計算して2m×1mのワイヤーメッシュ200枚ぐらいあればかなりの面積が囲えるはずです。

とりあえずワイヤーメッシュ20枚づつにペンキを塗っちゃあ乾かし、それを針金で繋いで立てる、という地道な作業にいそしんでいます。

軍手してペイントしたんだけどなあ。もう両手指が真っ黒よ。写真のとおり。爪のありかもわかりませんわい。これ明日までに取れるのかねえ。メガネにも顔にも撥ねてます。経験を積めばこういう不細工なこともせずスマートに塗ることができるようになるんでしょうか?

あと、160枚ぐらいは塗んなきゃなので、それまでにはも少しマシな塗り方が出来るようになるでしょう。何事も経験、ってね。

2010年4月 3日 (土)

週刊朝日百科・日本の歴史

100403 昨日バブルの頃を思い出してたら、唐突に思い出しました。あの、狂乱の時代に、自分は絵巻物に夢中でした。

「伴大納言絵詞」「平治物語絵巻」「信貴山縁起絵巻」etc.etc.・・・・・・・もちろん「鳥獣戯画」も。京都の大学に行ったのも大きかったけれど、ちょうどその頃網野義彦とかが日本中世の民衆史の豊かさとか説き始めてて、すんごいはまったんだよね。

「週刊朝日百科・日本の歴史」が始まってさ。全部揃えました。今でも持ってます。手元に持って来ました。

・・・・・・・・・やっぱし、おもしろいわ。つい、夢中で読みふけってしまう。

このシリーズは、それまでの歴史百科とは違い、徹底的に図解と図表と図版で解説したとこが画期的でした。それもかなりマニアックで本格的な図ばかりです。たとえば東大寺の大仏を説明するのに、「どんな風にして作ったか」の工程をすべて図示してくれたのです。そりゃもう馬鹿でかい足場を組んでるところの図とかね。あと絵巻物をそりゃあ、ふんだんに引用してくれちょりました。これが、とてもおもしろかった。「マンガ以上にマンガだわい」と思いましたよ。今見ても思います。もう平安の昔から、日本はマンガが発達する下地ができちょったわけですな。

ううううん、ちょっとまた最初から読んでみよう。こりゃ長いこと楽しめるぞ。なんせ130巻ぐらいあるし。これが終わったら「週刊朝日百科・世界の歴史」も全部持ってるし(笑)。退屈はせんな。

2010年4月 2日 (金)

バブルは遠くなりにけり

100402 バブル時代は大嫌いでした。

空前の好景気と言われ「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とか調子こいていた時代の恩恵を全く受けなかったし、それどころか居心地悪くて、悪くて。

「絶対変だよこいつら!!頭おかしいんじゃねえの?」と思ったけれど多勢に無勢。なんかこっちがおかしいようでとても悔しかったです。

各自治体に一億円ばらまいたり、「国民はブランド物を2万円以上買いなさい」と時の総理(某中曽根だ。大嫌い)が言ったり、地上げされまくり、青年実業家とボディコン姉ちゃんが大量発生してジュリアナでパンツ丸出しで扇子振って踊りまくり、そこらのど素人が株買いまくり、狭い日本をベンツとフェラーリとBMWが走りまくり・・・・・・・・・ああ、こうやって並べてもとても変。あんな時代終わってホントせいせいした。もう二度とくんな。

いまどきの20代は「遊びに出たがらない。飲みに行かない。車も欲しがらない。あまつさえ男の子ですらお弁当を作る。そして貯金する。」そうな。よくバブル世代が「そんなことじゃ人脈も広がらないし、仕事もできない」とか批判するけど、バカか。20代のほうがよっぽどマトモじゃ。バブル時代にブイブイ言わせた奴ら、不景気な今の会社じゃ、ほんっとうに邪魔だろうなあ。使えねえだろう。ざまあみろ。

不景気でも、今のほうがずーーーーっとしあわせ。あたしゃ、田舎もんでほんとうによかった。毎日がとても楽しい。

2010年4月 1日 (木)

怖くないのか怖いのか

100401 犬散歩仲間のI田さんが亡くなって初七日が過ぎました。今でも信じられません。お通夜に行ってお棺の中に横たわるお姿を拝見していると言うのにです。

他の犬散歩仲間の方々も「信じられない!!あんなにお元気だったのに・・・・・・・・気さくないい方だったのに・・・・・・・・。」異口同音におっしゃいます。そうです。ほんとうにお元気な、いい方だったのです。

朝晩、モモとアンズとご近所の権ちゃんの散歩をしていると、ひょいっとI田さんが向こうからレンくんを連れてウンコ袋を持って歩いてきそうな気がします。「アンちゃん~~~モモちゃん~~~」と呼びかけながら。うちのワンコたちもかわいがってもらっていたのです。

ホラーだと、だいたいひょっこり会ってしまうものですが・・・・・・どうでしょ?I田さんだったら怖くないような気がします。いつもどおりにご挨拶して、モモもアンズも吼えることなく撫でてもらって、いつもどおりに別れてから「あ、そういえば」と振り返ったらもう姿が見えない、とか。

でも、そういういい人は幽霊にならないな。この世に未練や恨みつらみが無さそうだもん。というか「幽霊を見る」ってのは見る側の心に見えるんであって、あくまで生きてる側の問題だもんな。「I田さんは化けて出ない人」と自分が思っている以上、会うことは無いでしょう。