椿屋敷のお客様

« 2011年11月 | メイン | 2013年5月 »

2013年4月

2013年4月10日 (水)

藤原

001
春爛漫です。

鹿児島は暖かいので藤の花も満開。

フジという植物は、なよなよとした見かけに似合わずむちゃくちゃ強い。ツルを切っても切っても生き残るし、葉を一節挿しておいたら根付いてしまう。大きい木にぐるぐるがんじがらめに巻きついて、木そのものを生かさず殺さずの状態にしておきながら、自分は今の季節にこぼれるほど華やかな藤色の花をつける。

日本の歴史で、決して主木ではないけれど、それにからんでからんで華やかな花を咲かせ続けた藤原氏。彼らの姓に「フジ」の字が入っていることに心から納得

いや、ね。

なんでいきなり藤原氏か、というとね。

去年の大河ドラマ「平清盛」、今ネット配信で観てるんですよ。

(藤原氏の爛熟が極みに達した時期っすね)

大傑作じゃないですか!!!

(もともと「大化改新前後」と「院政期と武者勃興」は大好物なんで)

「視聴率が悪かった」って大騒ぎだったみたいだけど、なんで?

これについては、新しくカテゴリーを設けて分析したろか、と思うほどはまってます。

2013年4月 9日 (火)

マメ科の匂い


002
春爛漫です。

カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、クローバー、レンゲソウ、フジ・・・・・・

鹿児島ではマメ科の花が花盛りです。

マメ科には共通する独特の匂いがします。

・・・・・・・なんというか(匂いを言葉で表現するのは難しい)、すっきりさわやかな香りではないけれど、たんぱく質の匂いというか、窒素の匂いというか、有機的な匂い。

摘み取ったり、ひっこやしたり(引き抜いたり)すると、もわーーーっつと匂いがします。

春の匂いであり、命の匂いであると思いますぞよ。

ご存知のように、マメ科の根は地中の窒素を固定して根粒に蓄えることができる優れものです。

キューティー・ハニー(空中窒素固定装置)か?

この匂いで、お腹の底がむずむずするのもむべなるかな。

2013年4月 8日 (月)

春の嵐が過ぎて

001
昨日は文字通りの春の嵐でしたね。天気図を見たら等圧線がおそろしく混み混みの低気圧がどでんと日本列島の上に居座っていました。これじゃ風吹くわなあ。

うち近辺では最高気温が12℃とか「四月なのにィ~~勘弁してよ~~。」と泣きたくなるような寒さ。風が吹いているので体感温度はもっと低い。

この気温の激変で体調を崩してらっしゃる方も多いよう。みなさまお互い体に気をつけましょう・・・・・・・

一日二日寒の戻りがあったところで、基本は春爛漫。草の生え方大きくなり方は半端無いです。ヤギちゃんたちにあげるため鎌でその日の分を刈ってますが、人間の手ではおぼつきません。一刻も早くヤギ柵改良版(高さ1.3m)を敷地内いっぱいに広げて、人間の労力削減とヤギおなかいっぱいを図りたいのですが・・・・・

まず、チェンソーで雑木をすべて切り倒さねばなりません。今、やっと4分の1ってとこかな。先は長いぞ。

ファイト!!あたし。

早くしないとチャドクガがでてくるぞ。

2013年4月 7日 (日)

猫たちの今

001
推定生後5ヶ月でうちにきて、8ヶ月で押しかけ出産してくれたみかんも、すっかりおばさん猫になりました。

健康だけどなんかもう、一挙手一投足に落ち着きが(ちゅうかおばさんくささが・・・・・・)

彼女が出産したのはもう3年?4年前か?

出産授乳終了後、ありがたくも鹿児島市の獣医師会が実施している「犬猫の避妊去勢手術援助金」の抽選に当たり、避妊しました。¥5000は助かりましたよ~~。避妊手術はお高いので。

確かに避妊してるんだけど、今年どうもみかん発情してるんですが・・・・・そんなもんなのかな?にゃんこ雌にとっても「女は灰になるまで女」にゃのか?謎だ。

みかんが産んだ3頭の息子たちのうち、一番体が大きくて人懐こかったダイダイが去年の2月、毒を盛られて死にました。

これはきつかったなあ。

すいか、メロンに続いてここ10年ぐらいの間に3頭目です。いやだなあ。

あと2頭、カボスとレモンは無事。だけど彼らの兄弟仲は悪くて、今朝も大喧嘩をしている声が聞こえてました。図体のでかいカボスが一方的に勝っているらしいです。レモンはとなりの畑の農機具置き場を逃げ場にしてて、一日2回こそこそっとご飯を食べに帰ってきます。

「ご飯はちゃんとあげるんだから兄弟仲良くしろよーーー」とか思うんですが・・・・・

「男としてここは戦わねば」なのか?「面子がたたん」のか?

しょうがねーーーなーーー、雄はよう~~~。

2013年4月 6日 (土)

誰が飢えるのか

001
「①関税撤廃、②ISD条項、③国民皆保険への介入・・・・」

TPPのむちゃくちゃぶりは、田舎にいても(田舎だからこそ)耳に入ってきます。アメリカにとって大事なのは上の3つでしょう。

「日本の農業を潰す」のはついでみたいなもんです。「一度ペシャンコに潰しといて、後はゆっくり兵糧攻め」

紀元前中国の兵法にすらある、古典的な戦略です。多少時間はかかりますが手間はかからずたいへん有効。人間は食べないわけにはいかんですから。

わからないのは、その戦略をかけられている側の危機感のなさです。

いや、鹿児島は全国有数の農業県、ぴりぴりぴりぴりしてます。おそらく他の九州・北海道など農業主体の地方は「なんだそりゃああ!!!」とひりひりするような危機感に覆われていることでしょう。

危機感がないのは、ほとんど農作物を作るすべを持たない都市に住む方々。「農業ばかり甘やかされてる。世界へ打って出る強い農業を!」・・・・・・・・・・って、ああた。

んなのんきなこと言ってると、今まで黙って都市に入れる作物を作っていたそこそこ規模以上の農家さんから潰れてっちゃうよ!!

あのね、うちみたいな自家用がほとんどの小さいとこはいいのよ。

たとえ悪魔のモンサント社が「自分とこ以外の種子の使用を禁ずる」とかぼっけな言いがかりをつけてきたって、季節がめぐれば種子は勝手に結実するんだから。それを使い続けるだけ。んで、自分ところが食べる分を細々と作り続けるだけ。飢えることはない。

問題は、耕す土地を1坪たりとも持たないのに「日本の農業は甘えてるから」という論調に乗せられて、大事な一次産業を売り渡してしまう人たち。

どうするの?兵糧攻めにされたら。

車もパソコンもスマホも、あるいは紙幣も株券も、煮ても焼いても食べることはできないよ。

飢えるのは誰ですか?

2013年4月 5日 (金)

人を呪わば穴二つ

001というわけで、前日のエントリーでは「原発再稼動、TPP参加、憲法改正、国防軍」反対、と申し上げました。

ま、一応旗幟を鮮明にしとこうか、ってことで。

あ、「原発はやめちょけ」と思ってますが、だからといって「今すぐ日本中の原発を廃炉にせんか!」とか無茶を言う気はありません。極端な事をいくらわめいたって物事は急には動かんでしょう。

推進派にしろ反対派にしろ、「今すぐやれ!それやれ!だって俺らは正しいんだから」と言いたがっている感じがして、すごく気持ち悪いです。

「スピード感」とか「待ったなし」とか、人をせかすセリフはとても嫌です。

「ちった(少し)ゆっくり考えさせんか!!」と頭を掻きむしりたくなります。

「のろま」とか「そんなんだからいつまでも変わんねえんだよ!」とか「バスに乗り遅れるじゃねえか!」とか言われても。

うちの近所は基本とてものんびりしてるし。別に変わらなくてもいいや、と思うし。バスなんか基本一日二本で、あとは週三日「あいバス」ってやつがぐるぐる回ってて、乗り遅れるもなにもないし。

だいだい、うちみたいなド田舎で、あわててバスの行き先間違ったりしたら、それこそ大惨事よ。そのまま山の中のバス停車場に連れて行かれて「帰りの便は明日までない。付近に店はおろか民家すらない」って事態になるぐらいだったら、バスに乗らずにおうち近辺でご用事済ませてじっとしてるほうがマシだって。

そんなに急いでどこいくの?

そんなにせいてどうするの?

自分たちが慌ててるからって、人までせかして追い詰めたりしないで。

「こんなに今の世の中が悪いのは、のんきな連中が無駄飯を喰らってるからだ!」

って、他人を追い詰めたらその刃はいつか必ず自分に向かうよ。

(ってか、そんなにばたばた社会を根本から変えなきゃならないほど、日本は悪い国か?)

(大慌てで全部ひっくり返してぶち壊してみたら、結局前のほうが何ぼかマシだったって、日常生活でもよくある話じゃん)

「あいつが悪い」「こいつがダメだ」って、他者を攻撃し続けて、攻撃する相手が全部いなくなってしまったら?その攻撃性は自分自身に向かうだけでしょう。

「人を呪わば穴二つ」って、しみじみ本当の事だと思います

2013年4月 4日 (木)

へたばっている間に2

001
2005年にこのブログをはじめたとき「政治と宗教にはかかわるまい」と思うておったですよ。どっちもわからんし、ややこしそうだし。「『自宅半径100m以内』の話題がうちのすべてだ。」とも、考えましたし。

甘かったですね。

2011年の大震災と津波、そして福島の原発事故。

「かかわらんど」と言えなくなりました。うち、川内原発からぎりぎり30km圏じゃっとです。

でもね、勉強してないから、わからんのです。何を書いたらいいのか。

今もわからんままです。

「まあ、それでもいいか。」とやっと思えるようになりました。「わからんならわからんまま」で書こう、と。

だって、へたばっている間に、いつの間にか政権交代しちゃって、安倍自民党ですよ。もーーーーーーーひったまがった(超びっくり)ちよ。よりによって何で安倍?何で自民党?

「わからんよっぜ(くせに)何を言うか」と言われても言います。

「原発再稼動、TPP参加、憲法改正に極め付きが国防軍」

全部反対です。

やばいでしょう!いくらなんでも!!

「アベノミクス、安倍バブル」

浮かれてたらやばいでしょう!

もう少し冷静になろうよ。

バブル崩壊はたった20年ちょっと前だよ。みんなひどい目に遭ったんじゃないの?

ITバブル崩壊は10年ちょっと、リーマンショックなんか、ほんの数年前じゃっど。

前のバブルのときはまだ実体経済があったけど、今度のは底に何もない「促成栽培」バブル。

もう、いつ奈落の底に落ちるかわからないですよ。しかも前の奈落より絶対深いですよ。

おそろしか~!!

2013年4月 3日 (水)

へたばっている間に


002
一年ちょっと、へたばってブログをお休みしておりました。

その間もうちの動物たちは元気です。

犬のモモは13歳です。かなりのおばあちゃんになりました。少し前、食欲がなくなりましたが、病院に行ってお薬を飲んだらまた元気になりました。

 

(ワンコは保険が利かないのでちょっと出費)

 

アンズは4歳、もう元気いっぱいのお年頃。

ヤギたちが出ないように家の周りを1.5m柵で囲ったので、夜はワンコたちも柵の中で放しています。

これがうれしくてうれしくてしょうがないらしいです。

家の周りをすごい勢いでぐるぐる走り回っています。

そして、おばあちゃんのモモに「遊んで、遊んで、遊んで~~!!」とちょっかいをだして、「しょうがなかねえ、よっこらしょ・・・・・」って感じのモモに相手をしてもらい・・・・・・

まあ、それは、うれしいわなあ、楽しいわなあ。

あんたにそれほど喜んでもらって、わたしも根性だして柵を作った甲斐があったというものよ。

鶏たちも柵の中。ワンコたちがパトロールしてくれるので、タヌキ、イタチの被害はここ一年ゼロ。

彼女たちがいれば泥棒も強盗も入らんでしょ。

犬って、ほんとうに、ありがたいよなあ。

2013年4月 2日 (火)

また春がきた

001_2やっと、

ふたたびブログを更新することができました。

いやはや~

「自分がまさか」と思っていたのですが、見事に「更年期鬱」ってやつにはまっておったのですよ。

いやがおうにも、人は年を取るんですなあ。もう、無理は利きません。

各方面にいろいろご迷惑ご心配をおかけいたしました。すみません。そしてありがとうございました。

「パワフルに」というわけにはいきませんが、ぼちぼちやっていきます。

また、みなさまなにとぞ、よろしくお願いいたします。