椿屋敷のお客様

薬草・ハーブ Feed

2006年4月15日 (土)

レンゲの花2

027_1 さて、鹿児島大学農学部に萬田正治教授というヤギの専門家がおられます。その方の著書「新特産シリーズ・ヤギ」というそのもののタイトルの本の中で「ヤギの好む飼料」というページがあります。

ヤギの好む野草

ヨモギ・レンゲ・ウマゴヤシ・ハギ・イタドリ・ツルマメ・タデ・アカザ・クズ・野エンドウ・スギナ・ツワブキ・二ガナ・タンポポ・メヒシバ

といった按配でレンゲなど2番目にきています。レンゲ以外のどの草もうちの畑では藪になっておりまして・・・・・。とくに今の時期スギナがわんさか。ツクシンボというとかわいいですが、それが育ってスギナになると畑が根だらけになり始末におえません。ヤギがムシャムシャ食べてくれて本当に助かってます。

ちなみに

ヤギが好む樹葉

クリ・カキ・クヌギ・カシ・シイ・ビワ・マテバシイ・アカシヤ・ケヤキ・ヤナギ・ポプラ・ブナ・ナラ・ホオノキ・ブドウ・ノイバラ・ウメ・サクラ・モモ・ナシ・カイドウ・茶・ミカン・グミ・ヤマハンノキ・ダケカンバ・アケビ・コブシ・ナンキンハゼ・イタチハギ・ハイビスカス

です。うううむ、これもうちに結構あるなあ・・・・・・。ビワなんか新芽が出るそばから丸裸にされたもんなあ。

飼料作物

クローバー・芋づる・ジャガイモ茎葉・アルファルファ・イタリアンライグラス・チモシー・オーチャードグラス・トウモロコシ

ううううむ。これも納得。今日なんか小屋にめーさん(ザーネン種・1歳・ママ)を入れようとしたら、嫌がって腹いせに通りすがりのじゃがいもの苗をひっこやしてたもんな。

うううむ、こうやって書き出すと、うちの畑は実に危ない。油断してると全部食われてしまうではないか。至急クローバーやレンゲの畑を用意しなければ。

2006年4月13日 (木)

タケノコの季節

Nec_0026_10 多くを語りますまい。

タケノコの季節がやってまいりました。

夕べからタケノコご飯にタケノコの木の芽和え、タケノコの煮しめ、タケノコ入り茶碗蒸とタケノコ尽くしです。

「タケノコと山椒の芽の取り合わせ」を考えついた人は偉い!!

ノビル

Nec_0023_8 ノビルであります。

「美味しんぼ」の中で山岡さんが「ノビルが生えている秘密の場所を知っていて、それをこっそり栗田さんに教える。それが栗田さんの心を蕩かした。」というエピソードがあり、「ほええええ?」と思いました。

なぜならうちの近辺にはノビルがそこかしこどこにでも生えているからです。東京とは都会とはかくも雑草が生えない場所なのでしょう。同じ日本とは思えません。

つわりに苦しむ栗田さんが「ああ、まるでエシャロットのように鮮烈な香り!!」と感動していたノビル。

たしかにさっと茹でて酢味噌で食べるとおいしいかな。

でもなんせそこら中にあるのでいまひとつありがたみを感じてないの。

2006年4月12日 (水)

ミョウガの芽

Nec_0024_13 はやミョウガの芽が出てまいりました。ふっふっふっふ。

夏の蕎麦とそうめんの三大薬味は「ミョウガ、ショウガ、ネギ」でしょう。そのなかでもミョウガは大好物なんです。庭先から採って即食べるミョウガはたまらんおいしいです。口の中に入れると鮮烈な香りがフワーッと広がります。ちょっとやそっと食欲なくても、ミョウガの香りで食べてしまうことは多いです。夏を乗り切るのになくてはならない野菜です。

このミョウガを植えてある一角は、冬の間移動式鶏小屋を何度か入れて、地鶏くんご一家に草取りをしてもらった上にさんざんウンコをしてもらって肥料が効いているはずなのです。今年のミョウガは楽しみだァ!

「ミョウガを食べると物忘れする」という迷信がありますが、ここ最近のあのとんでもなく暑い夏、ミョウガを食べたぐらいで忘れることなら忘れたほうがいいっての。

2006年4月 8日 (土)

秘密のサルトリイバラ

Nec_0015_11ふふふふふ・・・・・

うちの木戸口を出てすぐの藪に、サルトリイバラが自生しているのを見つけました。

サルトリイバラは鹿児島県人なら誰もが知ってる、「カカランダンゴ」を包む葉です。たいへんいい香りがします。鹿児島県人にとって端午の節句は柏餅よりカカランダンゴなのです。 条件が合うと簡単に繁茂するのですが、自分ちの畑に思うようにはやすのはなかなか難しい野草です。早春にもらってきたサルトリイバラの枝をだいぶ挿し木してますが、ちゃんと活着するかどうか微妙なところです。

そこへもってきてこんな近くでの自生株の発見。ヒャッホー――!ありがたやありがたや。

梅雨になったら根っこごと移植してやりましょう。

おっと、このサルトリイバラが生えてる場所は秘密だぜ。

2006年4月 7日 (金)

喰われてしまった・・・

Nec_0007_10 ツワブキは大好物なんであります。ちょっとあくがあるけれど、それがまたたまらん春の味なのです。

ところが、その味はどうやらヤギにとっても癖になる味らしく・・・。今年のツワの第一陣の芽は、なにやらことごとく喰われてしまいましたですよ。

はあああ―――。脱力。

よく野生の鹿が生息している地域では、「鹿の食害」が深刻であると言われていますが、本当にそうでしょうね。うちのヤギなんかたった4頭、しかもほとんど野放しにすることはないのに、ホンのちょっとした隙にこのありさま。おいしいものは根こそぎ食べ尽くしてくれます。

モンゴル通の友人しまねこ氏のお話では、「モンゴルなんか野良ヤギが多すぎて、街路樹のほうに囲いをしてたよ。」とのこと。そうでしょうそうでしょう。まっこち草食動物の食欲、恐ろしいほどであります。

2006年4月 6日 (木)

ウマノアシガタの花

Nec_0002_12 ウマノアシガタの花が咲いてます。黄色い可憐な花なのに、これは毒草なの。これの八重がキンポウゲ。

「皮膚や粘膜に影響を与える毒物を含む。間違って口に含むと胃腸壁はもちろん腎臓からも出血し、最悪の場合死に到る」のですって。

怖いね―――。

ウマノアシガタなんか今頃一面に生えていたりするよ。北海道の草原でまだ草がそれほど生えていないとき放牧された牛が食べて、よく中毒を起こしたそうな。まこっち「毒」とは身近な場所にあるものよ。おそろしやおそろしや。

キャラウェイ

Nec_0003_12 「キャラウェイシードを焼き込んだ、噛むとほんのり甘みのある田舎パン」というのは長年の憧れなんであります。

キャラウェイは聖書にも出てくるという古いハーブ。サラダやリキュールやザウアークラウトの香り付けにも使うし、「人や物を集めるまじない」に使う魔法の草でもあります。「恋人の心変わりを防ぐ」のですと。いいねえ。

ところが去年の春植えのキャラウェイは、芽が出たはいいものの夏の叢の中に消滅(恥ずかしや)。本来秋の彼岸植えなので、残りの種を秋の彼岸に蒔いたら、異常な暑さで芽が出ずじまい。

「ああ、くちおしや、今年こそはリベンジ!」と思っても、どうもキャラウェイはマイナーハーブなのか、なかなか種も苗も売っていませんでした。

それが伊敷のホームセンターしもんそマルヒラで¥180で苗を売っているのを見つけたときの喜びよ!2鉢購入して土間において置きました。

ところが、「甘みと芳香」が売りのキャラウェイ、ヤギにとってもおいしいものらしく、はっと気がついたときにはめぼしい葉を齧られてしまってました!ガガ―――ン!!

幸いにして坊主とまではいかなかったので、泣く泣くぼそぼそになった苗を畑に植えました。ああ、ごめんね。なんとか花が咲く夏までに回復してください。

2006年3月31日 (金)

ギシギシ

Nec_0033_8 「ギシギシ」って変な名前だし、草そのものも地味だし、花も地味だけれども、道路端によく生えてますね~。

薬効も根っこをすりおろした汁がインキンタムシに効くという・・・・・。なんともいえない薬効。

でもなんとなくそのたくましさが好きだなあ・・・・・と思ってたのに、国産のギシギシは明治以降の外来種ナガバギシギシに負けそうなんだってさ。まったく。どんな世の中も厳しいなあ・・・・・。

2006年3月30日 (木)

菊籬の野望

Nec_0031_12 秋に咲き乱れる色とりどりでさまざまな形の小菊。門から築山まで連なる菊の垣根のアプローチ、菊籬(まがき)の野望。品のいい竹垣をさしまわして、そこからしな垂れる菊の花。

あああああ、考えるだけでウットリするような素敵な想像ですが、そのためには今から(ほんとはもう少し前から。いかんなあ)着々と準備しておかねばなりません。とりあえず菊の冬至芽を株分けしてアプローチに20cm置きに植えました。2週間ぐらいして根が活着したら堆肥をごごいとあげます。根にあたらないように地面の上から。それで株を大きくしておいて6月の梅雨の時期になったら今度は挿し芽をします。というのも菊の葉は4ヶ月しか持たないので、その頃挿し芽をしないと10月~11月の花の時期に下葉が全部枯れてしまって頭でっかちの株になってしまうからです。美しく上から下まで葉をつけるために梅雨の時期の挿し芽は必須。

竹垣も作らなきゃなんだけど、まあ無理はすまい。一つづつ一つづつ片付けていかねば。