椿屋敷のお客様

薬草・ハーブ Feed

2005年9月 3日 (土)

エノコログサ

いわゆる「猫じゃらし」である。確かにこのふさふさした穂を5,6本束ねて、猫の前でパタパタ振ると大喜びする。しかしうちの猫たち、ドリアンもジョーもおじさんなので、子猫の頃のような大興奮はしない。もっとも、庭や畑に山ほどNec_0175生えて、うんざりするほどユラユラしてるので、「今さらンなガキっぽいことできっかよー」と思っているのかも。

2005年9月 2日 (金)

南天

残暑は厳しいのに、そこかしこに秋の気配がする。ご近所でも、夏野菜のつるや茎や雑草を集めて、夕方畑で火を焚いている。山の上ではもう夕方は冷えてくるので、煙がまっすぐ上がらず、横にたなびくのだ。ここのところ毎夕、枯草の燃えるいい匂いが漂ってくる。何よりこれが最初の秋の匂いである・・・。

などと気取っている場合ではなかったのである。

この間「椿屋敷のお客様」リストを作っていたら、いきなり文字化け。いやあ慌てました。何せ「ローコスト、ローテクノロジー万歳!ちゅうかそれしかできません!」という、年賀は「はがき」でしかも「プリントごっこ」で住所は「手書き」か「ハンコ」な人間なもので、「ど、どうしよう、直んなかったらソフト変えなきゃいけないのかな?これ妹のお下がりでいまだWindows98、まさしく前世紀の遺物だし・・・。」とまあ、笑えるうろたえぶりだったのである。が、まこと「捨てる神あれば拾う神あり」この窮地を救ってくださったのが、まさしく「椿屋敷のお客様」だったのである。いやあー―本当にありがとうございました。なんだかあっという間に直ってしまいました。ひょっとして文字化け直すぐらいは、ローテクもいいところなの?「お客様」からはリストの名曲「ラ・カンパネラ」が入っているサイトのアドレスをいただき、ありがたく残暑をしのぐBGMにしておりますが、なにかご本人が加工した音源らしいのだけど、そういうのって簡単にパソコンでできるの?Nec_0174

すごいねー。お絵かき人間としては、せめてパソコンでお絵かきができるようになりたいんだけど、「イラストレーター」のソフトを開いたところでいつも挫折。

南天。「難を転ずる」魔よけの木として、玄関脇に植えること多し。好きな木である。赤い実と緑の葉のコントラストが良くて、お正月の門松とか玄関飾り、赤飯の飾りに使われてるよね。実際葉には滅菌作用があるらしいし、実は咳止めに使われる。「文字化け」の難を転じて、パソコンのオーソリティーになったるかあ・・・道のりは厳しいけど。すごく。

2005年8月18日 (木)

からすうり

027 からすうりの花は今時分の夜に咲く。白い花弁の外側がレースのように透けて、なかなかに美しい花である。ほのかに甘い香りがして風情があるが、繁殖力旺盛(こんなんばっか)で木に絡みつくと往生する。秋に真っ赤な実がなるので、そちらをご存知のかたが多いのではないだろうか?やたらと日本画の題材にされているからである。Nec_0147

薬草図鑑をひいてみたら、「実はしもやけ、催乳に利き、根は黄疸、利尿に利く」とある。

2005年8月14日 (日)

へクソカズラ

Nec_0140 「屁糞」カズラとはすごい名前である。しかし正式な日本名なのだ。秋に茶色くて汁の出る実が成り、それがしもやけの妙薬。子供の頃はよく世話になった。夏に白い筒型で中が紫色の小さいかわいい花が、たくさん咲く。

2005年8月12日 (金)

Nec_0135 それはそれは凄まじく繁殖力の強いつる性植物である。それこそ、放っておくと見渡す限り一面をこの草が覆い尽くしてしまう。根っこから葛でんぷんが採れるんだけどね。秋に咲く紫色の花も趣があるんだけどね。(一応秋の七草)。その凄まじさの前に根っこを掘る元気もなくなるよ。気が向いたらその蔓で籠を編んだりする。なんだかんだいいながら、好きな草だな。そのパワー、その繁殖力、見習うべし。良きものも悪しきものも、覆い尽くせ!すべてを!

2005年8月 3日 (水)

歯茎の妙薬・はこべ塩

Nec_0114 春に作ったはこべ塩がなくなったので、今ごろまとまってはこべが生えている秘密の畑にいき、採ってきた。はこべ塩は歯茎の妙薬で、歯周病によく効く。歯茎の緩みに悩む知人に配りまくっていたら、なくなってしまったのである。しかし、何事も時期というものはあるもので、春先にはあんなに美しく長く生え揃っていたはこべが、夏の暑さで枯れ葉が目立ち、露草が絡み、カタツムリが這っていたりしている。そういう汚れを取り除くために、春先の何倍も手間がかかってしまった。来年の春、はこべが一番の盛りに1年分を作りためておかねば。Nec_0115

2005年7月29日 (金)

朝鮮唐辛子

Nec_0101朝鮮で栽培すると辛くなく、日本で栽培するととんでもなく辛くなるらしい。土壌の関係だそうだ。確かにとんでもなく辛い。朝鮮でどうなのかは書物を信じるのみである。(といってもその書物とは「美味しんぼ」であるよ)。この写真を夕飯前に撮りながら「そうじゃ、確かニンニクがあった。あれとこれでぺペロンチーニができる!」と、唐突に思いついた。早速エキストラバージンオリーブオイルと、バジル少々、ニンニク、ベーコン、唐辛子でぺペロンチーニ。辛~!しかしうま~!

青紫蘇

Nec_0102 勝手に生えてくる話ばかりで恐縮だが、これも勝手に生えてくるのである。芽の段階で「こりゃあ、紫蘇だな。」と判断したら残しておく。それで、夏の薬味に十分過ぎるほど間に合う青紫蘇が生えてくるのである。今年の夏のマイブームは、お昼の蕎麦である。で、薬味に凝る。先述のミョウガ、この青紫蘇、小葱、山椒、大根おろし・・・。蕎麦を茹でる直前に畑から採って来る。香り鮮烈。うまし。

2005年7月17日 (日)

みょうが、うまし!

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今年最初のみょうがを食した。去年は台風で親がだめになり、まったく口に入れることができなかったので、うれしさひとしお。とりあえずみょうが寿司にして食す。うまし!採れたてなので鮮烈な香りが口いっぱいに広がる。スーパーで売ってるやつがプラスチックのよう。はなはだうまし!みょうがは親の根元に地面から直接白い花が咲く。そこを掘り返すとおなじみの部分が出てくるのである。でも根っこじゃないのよ。あくまで花の一部なの。不思議ですねえ。あしたの朝はみょうがとなすの味噌汁だあ。これも大好物なり。

2005年6月19日 (日)

夏野菜特集・ひょうたんとヘチマ

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Nec_0043毎年ヘチマ水を作ります。ヘチマの茎をぶったぎってその先を一升瓶につっこんで一晩置くと、あら不思議、ヤマトナデシコのお肌をすべすべにする、竹久夢二のヘチマ水が採れるのであります。さらに不思議なことにこのヘチマ水、満月の夜でないと採れない。ヘチマが水をあげないのである。宇宙の法則潮汐の影響が、こんなヘチマにまで影響しておる。すごいなあ。地球上の生物は、月の影響をまぬがれえないのであるなあ。不思議と言えばひょうたんも不思議な作物でありますな。友人のルルのママさんてかたがひょうたん好きでリクエストに応えて千成りびょうたんを植えました。山ほど小さいひょうたんが成る種ですが、その一個一個が水分を溜める容器にできる。昔の人の知恵はすごいですねえ。