椿屋敷のお客様

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2007年8月28日 (火)

絵に描いたような夕立

Nec_0075むしむしむしむしと暑い昼間。照りつける日差し。

なのにいきなり入道雲がむくむくと沸き起こり、あっという間にそれが黒くなり。にわかに全天かき曇る。

雲の中から「ゴロゴロゴロゴロ・・・・・」と世にも恐ろしげな雷の音が響きだし、大粒の水滴が1滴2滴、地面に丸い輪じみを作ったかと思うと、「ザー―――――!!」と激しい雨が降り出す。

気温はあっという間に下がり、いっそひんやりとでもいいたくなるような肌もち。家の中にも風が通る。腹を出して昼寝をしたら寝冷えをしそう。

絵に描いたような晩夏の夕立でありました。夕立ってのは大好きなんであります。雷も土砂降りも気温の激変もドラマチックでしょ?その上それが短時間なのもいい。

これからしばらくこういうお天気なのかな?

永遠に続くかと思われた地獄のような猛暑だった今年も、少しづつ秋に近づいているのかも。

2007年8月27日 (月)

残暑厳しき折

Nec_0074 信じられないほど残暑厳しき折、皆様いかがお過ごしですか?くれぐれも熱中症にはお気をつけくださいませ。

昨日の夕焼けはそこらじゅうが真っ赤に染まる夕焼けで、本日の晴天を約束しておりました。網戸には暑さに耐えかねてか、床下から這い出してきた巨大なゲジゲジが陣取って、暑苦しさをさらに倍加。

なんともはやうんざり。朝晩には鈴虫が鳴きだしたりしておりますので一刻も早い昼の気温の低下を祈るばかりです。

・・・・・・今日も暑くなるぞお。

2007年8月19日 (日)

地獄変

Nec_0068 芥川龍之介の短編に「地獄変」がります。

平安時代の絵師良秀が「地獄の炎に巻かれて牛車とともに燃える女」という絵のテーマに憑りつかれ、最愛の一人娘が牛車とともに燃やされるのを狂気の眼差しで観察して、とんでもない名画を遺したというお話でした。

美しい娘は良秀が仕える貴族に懸想されていたのだけれど、それを袖にして他の男と情を通じていたので、貴族は嫉妬にかられてそんな残酷なことをしたのだと最後に示唆されています。あと絵のためには人を人とも思わない良秀の傲慢への鉄槌の意味もあったのだと。

芥川の簡潔明瞭にして論理的な名文で、良秀と貴族の狂気が淡々と書かれていて、大好きな短編なんであります。

・・・・・それにしても、日本仏教では昔から「六大地獄」の中に「炎熱地獄」があったわけです。そこでは永遠に燃え尽きることのない炎が燃え盛り、罪人たちを炙り続けるのだそうな。「地獄変」の牛車の中で焼き殺された娘のように。でもその地獄は死んでから行くところじゃなかったっけ?「生きながら地獄に落ちる」なんてぜっったいやだぞ!

日本全国、炎熱の暑さの中、熱中症が多発。今日も今日とて各地に猛暑予報が出ています。だんだん地獄に近くなってきているぞ。どうなっておるのじゃ?「足元に火がつく」とはこのことじゃ。「憲法改正、教育改革」なんかよりこっちの対策のほうが先だろう。

2007年8月18日 (土)

炎熱列島

Nec_0066 岐阜の多治見市、埼玉の熊谷市など40.9℃や40.8℃の高温日本記録だとか。恐ろしいことです。

40℃なんてわたくしの体温より4℃高いじゃないですか。凄まじい。東京の妹からのメールでも都心が40℃を超えているとのこと。どうなっておるのじゃ?

くれぐれもみなさま熱中症にご注意くださいませ。熱中症で亡くなられた方には心よりのお悔やみを申し上げます。

ニュースで見たところ亡くなられた方は高齢でしかも室内で亡くなってらっしゃる。それも恐ろしい。都会では窓を開け放すのは物騒だろうし、そもそも緑が無ければ外気温も高いでしょう。田舎みたいに自然風でやり過ごすことはまず不可能。だからといって高齢だとクーラーをかけ過ぎればそれで体調も崩れます。まったくどうすればいいんじゃ、です。

つくづく「都市はもう人間の住むところではない」と思います。

2007年8月 6日 (月)

柿の実無残

Nec_0055_3 かすめていった台風のあとに柿の木の下を見回ったら青い柿の実が無数に落ちていました

もったいないっちゃあもったいないですが、木にはまだたくさん実が残っているし、いわば自然の力で間引きしてもらったようなものありがたいことです。

落ちた実で柿渋ができるんだろうけれど、できた柿渋の使い道が無いのでそのままにしてあります。提灯とか和傘の和紙に塗ったらいいんだろうけれど・・・・・。

2007年8月 1日 (水)

モモのカンフル剤

Nec_0052 どうしたことでありましょう、鹿児島は9日連続の猛暑日。最高気温が35度を超えています。悪くすると体温より暑いぞ。

この暑さは人間にもこたえますが、犬の身であるモモ(紀州犬雑種・女の子・7歳)にはもっとこたえる様子です。なんせ毛むくじゃらだし。体高は低いし。汗かかないし。たいへんだよ~~。

そんなモモのお楽しみというかカンフル剤代わりなのが、どこからともなく見つけてきた産みたての鶏の卵。人間のわたくしには見つけられない卵をどこからともなく見つけてきて、上手に殻の真ん中に穴を開けて「ちゅちゅちゅちゅ」と中身をすあぶって(吸い上げて)ます。夢中で吸ってます。そらおいしいだろうよ。

モモが番をしてくれている鶏たちだし、まあ元気でいてくれないと困るしな。栄養つけてください。人どころではないぞ。自分も気をつけねば。

鹿児島の皆さん、どうぞ熱中症にはお気をつけてお過ごしください。

2007年7月19日 (木)

夏の朝

Nec_0031 永遠に降り続くかと思われた雨も止んで、鹿児島地方は「不規則的な梅雨明け(なんのこっちゃ?)」となりました。ここ2,3日の朝は湿気もなくたいへんさわやか。気持ちいい夏の朝です。

動物達も大喜び。肌もちがいいっていいなあ。

めだたしめでたし。と思っていたら、いきなりパソコンのスクリーン右半分にわけのわからない縦じまが入ってしまいました。なにごと?今このブログ更新も左右半分づつ打っています。やりにくい~~~!!

2007年7月15日 (日)

台風一過

Nec_0026_2 大型で勢力の強い台風4号は鹿児島を去りました。不幸にも亡くなられた方のご冥福と、怪我をされた方の一刻も早い回復をお祈りいたします。

おかげさまで鹿児島市はいわゆる安全半円に入ったのでそれほど風は強くありませんでした。良かった。その代わり大隈半島や宮崎県のほうががっつり危険半円だったようで農作物なんかの被害が大きそうです。この安全半円と危険半円は命運を分けます。北半球だと地球自転による「コリオリの力」という力が影響して、台風の右側の半円の風は左側よりすごく強くなるのです。どちらに入るかは台風様のなすがままなされるがまま。運しだい。・・・・・・・ううむ。たいへんだよなあ。南九州はどっこも農業地帯。今から取り入れの夏野菜がやられると泣くに泣けないよなあ。

うちのささやかな庭、畑も今から見て回らねばなりません。思ったより弱い風だったとはいえ風速20以上はあったので、なんかいろいろ倒れてそう。ゆーうつ。

2007年7月14日 (土)

暴風雨

Nec_0024 着々と台風が鹿児島市に近づいておる模様です。うち近辺も暴風雨圏内に入ろうとしています。

まいったな。

風と雨の音がだんだん強くなってきます。

2007年7月13日 (金)

嵐の前

Nec_0023 梅雨前線+台風。「踏んだり蹴ったり」とか「泣き面に蜂」とかこういうことですかね。一番災害が起こりやすいパターンです。

長々と九州に梅雨前線がでーーんと横たわって動かないのですが、台風がこの前線に沿って進路を変更する可能性が高いわけで。そうなるとここ一月で記録的な総雨量となっている九州南部に、台風の豪雨+風速50mの強風が吹き荒れるわけです。大嵐じゃあ~~~!うんざり。

今からでも遅くない、奇跡のように梅雨前線が移動して台風の進路が逸れてくれないかな。今のところの天気図じゃ鹿児島はど真ん中に入ってます。13日朝、嵐の前の静けさ。勘弁してくれよ~~。