椿屋敷のお客様

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2006年1月

2006年1月10日 (火)

体重増加

Nec_0028_7 今朝方はあれほどおお張り切りで「どら、今日は庭仕事をはめつける(がんばる)ぞー!!」とかいってたくせに、久々(ほんとうに久々)の陽気にたいへん気持ちよくなり、「ちょっとだけ・・・ちょっとだけお昼寝・・・」などと寝転がってしまったのがいけなかった。

目が覚めたら夕日が見えました。ガガ―――ン!

ま、いいや。こんな気持ちいいお昼寝久しぶりだったし・・・

・・・ってなあ、どう考えても太ってるぞお前。正月以来喰ってばっかり。明日は鏡開きだし、小豆はばっちり仕込んであります。またたらふく喰う気か。

たらふく喰うといえばめーさん(ヤギザーネン種・11ヶ月・女の子)です。めーさん、喰うか、鳴くか、寝てるかです。場合によっては鳴きながらもごもごしています。体重増加すごいです。多分100kg近いはず。お腹のお子さんも順調のようで、よきかなよきかな・・・って、だから3月は凄く忙しくなるから、今のうちに準備しとこうって思ってたのに。自分の体重増やしてどうするよ―――!!

菊の冬至芽

Nec_0029_9 12月から1月にかけて、菊の株の根元にいっせいに芽が出てきます。これを「菊の冬至芽」といい、株分けすると結構簡単に株を増やすことができます。かなり昔から確立された菊の増やし方です。

菊は熱烈な愛好家が多い花ですね――。大輪の花を咲かせるのに凝ったり、小菊で形を作ったり、盆栽にしたり・・・・・あちこちにマニアが。どちらにせよ一年中いっときも気の抜けない気難しさはバラに匹敵します。ぐうたらにしてずぼらなので、うちではバラも菊もたいへんいいかげんな扱いしかしていないのですが・・・。

でも「菊籬(きくまがき)」にはむちゃくちゃ憧れるので、「門から築山までのアプローチに二尺ぐらいの高さの竹垣をさしまわして、その竹垣に沿って小菊を植えて・・・」などと、野心を燃やしています。想像するだに、ああ・・・・・・ス・テ・キ♪

とにかく冬至芽が出ている今のうちに株分けをして数を増やさないと。

今日はお天気がよくて暖かくなりそうなので、たまりに溜まった庭仕事、できうる限りしとかなきゃ。

2006年1月 9日 (月)

ハクサイの漬物

Nec_0025_7 今年はハクサイがバカうま!!

ハクサイは霜や雪に当たって初めて糖度が増す野菜。今度の冬のように、年が明けぬ前から次から次へと大寒波がきまくり、雪が降りまくり、霜柱立ちまくると、信じられんぐらい甘い。

ただ一塩して漬けて唐辛子を刻んで入れただけの漬物がやたらおいしいので、止められない止まらない状態。さすがにヤギはよく知っていて、めーさん(ヤギ・ザーネン種・女の子・11ヶ月)が当然の顔をしてとことこ畑に入り込み、ハクサイ・大根・キャベツなんかの葉っぱを口一杯にほうばっております。そして押しても引っ張ってもてこでも動かん。まったく油断がならん。甘くても成長は遅いというのに。

Nec_0026_6 寒波でハクサイの甘みは増しましたが、柑橘類は雪焼けで大打撃。特にポンカンはあかんようです。いつもの年より酸っぱく早く腐ってしまいます。あちらを立てればこちらが立たず?ちょっとちがいますかな。

どこかで春が

Nec_0024_7 うちの敷地の南側のちょっと先はかなり深い谷になっています。鹿児島で「ホキ」と呼ばれるシラス台地特有の侵食地形です。

底まで50~70mはあるのじゃないでしょうか?高所恐怖症なので、あまり覗き込むことはしないのですが、とにかくかなり深い上に切り立ってます。

道路に近いほうはコンクリートで固められてしまいましたが、山側のほうは森のままです。その森の隙間からはるか下のほうに水が流れているのが見えます。この水はどんなに暑い夏の最中でも、冬の乾燥した今時分でも枯れることが無く、常に「チョロチョロチョロ・・・・」という音が聞こえてきます。

この音を聞くのが好きで。

夏に聞くと涼しいし、不思議なもので今時分に聞くと春が近いように思えるのです。「どーこーかーで春が、生まれ―てるー♪」という歌を思い出します。

春が大好きなのです。でも、冬の寒さがないと春のありがたみもわからんか・・・と無理やり辛抱しとる昨今です。

2006年1月 8日 (日)

沈丁花の苗

Nec_0022_3 沈丁花、雪柳、レンギョウは「春咲き潅木三大好き好き」です。うちの庭に沈丁花だけが無かったので、産業道路沿いのビッグⅡに寄って蕾つきの苗を購入しました。

沈丁花だ~い好きなんですよ。まだまだ寒い時期に一足早く花をつけて、しかもいい匂い。朝の霜が溶けようとして、暖かく緩んだ空気に漂ってくるあの香りほど、春が近いことを知らせてくれるものはないですね。どこに植えようかな。やっぱり玄関近くかな。これが根付けばあとは挿し木で増やそう。

今日は門松を片付けました。焚いてしまうお宅もあるでしょうが、火も怖いしうちは畑に戻します。菊用の8号鉢は来年も使うのでとっておきますが、あとは全部自然に帰るものばかり。こういうとこがね――。門松の好きなところなんだよなあ。

椿「胡蝶侘助」?

Nec_0019_4 Nec_0020_6 Nec_0021_9            父の説では椿「胡蝶侘助」です。「?」ですけど。

というのは、わたくしが椿関係の参考書としている「日本ツバキ・サザンカ名鑑」(日本ツバキ協会編・誠文堂新光社)では、「胡蝶侘助」の色はもっと濃い紅色に白斑だからです。身内の主張をそのまま載せるのもどうかと思うのですが、他に当たる品種が見つかりません。ご専門の方でお心当たりがある方、よろしければご教授ください。

椿の品種の中で「侘助」の名がつく一群があり、これはものすごく熱烈な愛好者がいます。猪口咲きの極小輪でぽちっとした可愛い花がたくさんつく品種です。これもその要件は満たしているのですが、色がなァ・・・。白地に淡紅色の班がはいってます。蕾は桃色です。

ものすごく可愛い花で、今それが木一杯に咲いていて、ラブリー。

2006年1月 7日 (土)

医龍・10巻

Nec_0017_5 はなはだ不調法な人間なもので、酒を飲めません。煙草も吸えません。賭け事しません(麻雀はゲームとして好き)。夜更かしもダメです。別に「それが品行方正だから」というモラルの問題ではなく、芯からダメなのです。酒も煙草もギャンブルもバリバリという人はうらやましくさえあります。

そんな人間の最大の娯楽が「マンガの立ち読み」(それってどうよ?)で、本のリサイクルショップ、ブックマーケットとブックオフは娯楽の殿堂なのです。もちろん会員証持ってます。鹿児島市内の店は定期的に巡回しているといっても過言ではありません。日本はマンガ王国で、毎月大量のコミックスが発売されていますが、これを新刊・定価で買うか、リサイクルで買うか、結構自分の中でシビアなランクづけをして判断しています。「このマンガ今一押し!新刊買い!」「このマンガヒット作。だから待てば即ブックオフに」「ブックマーケットで見つかったときでいいや。」などなど。今、リサイクルに出るサイクルも早いので、よっぽどじゃないと新刊で買いません。そのよっぽどのマンガの一つ「医龍・10巻」(乃木坂太郎著・永井明原案・小学館)です。

去年もおもしろいマンガは目白押しでした。でも立ち読みしながら(マンガ雑誌は基本的に立ち読み)わくわくハラハラ、手に汗握ったのは何といってもビッグコミックスペリオールでしたね。この「医龍」あり「MOONLIGHT MILE」あり西原理恵子(早く体調直して復帰してください)あり「社長でじゃんけん隊」あり。

特に「医龍」の三人目のバチスタ手術シーンと、「MOONLIGHT MILE」の月ベビー救出シーンは凄かった!!

・・・・・助教授加藤が教授昇格の命運を賭けて、朝田に手術させる三人目の患者は、なんと生後9ヶ月の赤ちゃん!しかも「完全内臓逆位」という何万人に一人という内臓が右左逆になっている患者。当然、その手術が困難を極めることは誰しもが想像できること。

おりしも教授の選挙法の改革を話し合う教授会が開かれ、策略の鬼、鬼頭が選挙法改正案を提出したところ。ここでも加藤の天敵古狸野口をはじめさまざまな人間の利害が絡み選挙法改正の行く末はわからない。

野口が教授会にかかりきっている時間に「緊急手術」として開始されたバチスタ。想定外に重い患者の症状。緊張が走る手術室にさらに不測の事態が。朝田を憎む木原の母親が、瀕死の心臓破裂で担ぎこまれてきたのだ。木原の母親を救えるのは朝田だけ。追い詰められた木原は、思わず手術室に乱入し天敵朝田に母親の手術を頼む。そして朝田の決断は・・・・・

これをスペリオールでリアルタイムで読んでいましたが、ほんっ・・・・・とうにハラハラしましたね。スペリオールは鹿児島では毎月第2・第4土曜日に発売されるのですが、待ち遠しかった。手術室の緊張も当然サスペンスフルなのですが、魑魅魍魎うずまく教授会も凄かった。断然「アメリカ帰りの鬼頭教授」のファンなので、野口に釘を刺された鬼頭がいきなり櫛を取り出して(会議中に整髪するかよ、オヤジ)、由比正雪のごとき黒い長髪をけずりだして「・・・・・さて、整理しようか・・・・・・」ときた。ンもー―――!かあっちょいい―――!!

手術室じゃ相変わらずの麻酔医荒瀬、オペ看ミキ、そしてあの自己チュー研修医伊集院が成長しとるではないですか!見所満載!!

もう一人のお気に入り、中田先生も木原の母親の手術で大活躍。まっこち見所だらけ。ほんっと医療ものマンガの中でこれがピカイチだと思います。

七草粥

Nec_0016_4 というわけで、今朝は七草粥を食べました。

かつおでとったダシで炊いて、塩味をつけて、火からおろす直前にみじんに切った七草を散らして、おろしショウガとおろし大根まで添えた特製です。ほんのりナズナやハコベなんかの苦味がして、お腹の底から暖まります。さあ、これで今年も無病息災じゃ。もう7日たちましたがみなさまにとってもよい年でありますように。

7歳のとき、今日のこの日に晴れ着を着て、お盆を持ってご近所を廻って七草粥とお年玉(!)(うれしかったなあ!)を、もらった覚えがあります。いまだに鮮明に覚えている印象的な行事でした。

今はどうなっているんでしょうか?だいたい七草そのものがそこらに生えてなくて贅沢品。なかなか難しいでしょうね。

2006年1月 6日 (金)

ハハコグサ(ゴギョウ)

Nec_0013_6 春の七草のひとつ、ハハコグサ(ゴギョウ)であります。

現在の暦は太陽暦でありまして、太陰暦とは1ヶ月あまりの差があることはご存知と思いますが、この1ヶ月あまりが曲者でして。昔ながらの24節季や旬とどうしようもないずれが生じております。太陰暦支持派なので、「ほれみろ~」と思います。

ハコベの記事でも書きましたが、露地だとたとえ南国鹿児島でも今時分の七草は芽がでたばかり、もしくは出ていないか、です。お隣の吉野町あたりでは、七草をハウス栽培しているとの事、さもあらんです。

ハハコグサもまだ芽が出ていないか、ロゼッタ状態(植物が寒気を避けるために地面に平べったくなっている状態)か、なのですが、一ヶ所だけ生えている場所を見つけていたので、その写真です。

あとなあー―、問題はセリなんだよなあーー。セリだけが見つかりません。いざとなったらミツバにするか。ミツバはもう芽が出ております。

2006年1月 5日 (木)

柚子の種化粧水

Nec_0012_6 年末にツルウメモドキを届けたSさんから、「柚子の種化粧水」の話をうかがったので、早速作ってみました。

「作る」というほどのことではありません。ただ、柚子の種を取っておいて日本酒に漬ける。それだけ。

実はこれ西村しのぶさんというマンガ家さんも「一緒に遭難したいひと」というマンガで紹介してたんだけど、「ええ~、こんな簡単なので本当に効き目が?~」と半信半疑だったんですよ。

使ってみました。驚きましたね!

まったり、とろ~ん、しとしと。

通常自家製へチマ水を使っているのですが、ヘチマ水がさっぱりタイプなのに比べ、かなりとろとろ。冬場にはこちらのほうがいいかもしれないです。種から湿潤成分がアルコール中に染み出てくるのですと。ああ、こんなことなら早くから作ればよかった!うち、柚子の木があるのに。