椿屋敷のお客様

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2006年4月

2006年4月15日 (土)

ソラマメの実

Nec_0001_14 今年の春は例年になく雨が多いような気がいたしますですよ。

とはいっても、通常春の天気は変わりやすいのですから、いつもの年もデータでみればこれぐらいは雨が降っているのかもしれませんが・・・・・。まあ、気分気分。

春の寒冷前線が近づいてきて雨が降ると、人間は腰が痛くなったり扁頭痛がしたり自律神経がおかしくなったりするのですが、植物にとっては格好の恵みの雨のようです。着々といろんな作物が大きくなっていきます。

秋に植えたソラマメも、はや下のほうは小さな莢がついていて文字通り空を目指して直立しております。だいたい枝の分かれ目に3~5個ぐらいの花がつくのですが、その中で一個だけ残して間引きしておきます。すると残った莢が大きく育つのです。この間引き作業がまた楽しくて楽しくて。頭の中は「採れたてのソラマメをさっと湯がいて、いい塩を振ってアツアツを食べて・・・・・」などとたいそうリアルなソラマメの絵と匂いと味でいっぱい。

2006年4月14日 (金)

原因がわかりました

028_1今朝はどうしても写真のアップができなかったわけですが、シナプスさんに問い合わせたところ原因がわかりました。

シナプス・ブログのベーシックプランを使っているのですが、その容量50メガバイトをオーバーしてしまっていたのです。(2倍以上も・・・・・)

ああだこうだと相談のうえで、泣く泣くベーシックプランをあきらめ、プラスにいたしました・・・・・無念です・・・・・

「プラスでは容量が500メガバイトなのであと4年は大丈夫ですよ。」と親切なシナプスのお兄ちゃんが慰めてくれましたが、やはり口惜しい!!

最初にブログを始めた頃に比べて、格段に使いやすくおしゃれになったシナプスブログ。シナプスさんは本当によくしてくれていますが、そこは欲張りなのが客の常、ぜひぜひサービスを拡大してください。

というところで復活した写真アップ、「なんじゃコリャ気色悪い」と思われたかも。へゴの芽です。

へゴはみていると「ジュラ紀か?白亜紀か?」といいたくなるような中生代的雰囲気を漂わせたシダです。でも、思うんだけど、「何億年もデザインが変わらない」というのは基本デザインがすごく優れていることの証だと思うんだよね。ゴキブリしかり鮫しかり。このへゴやイチョウしかり。基本設計がシンプルで合理的だから環境への適応性が高いということ。かくありたし!ですよ。

レンゲの花

あららら、なにか今日は不調で写真がアップロードできません。とりあえずあとで原因を調べねば。ここはレンゲの花の写真がくるはずで、「わたくしが子供だった頃・・・・・・」などとおばあさんの思い出話のような枕がくるはずだったのです。

レンゲはほんとうにありとあらゆる田んぼに植えてあって、いまごろ田んぼという田んぼがまっかっかでした。

マメ科植物はキューティーハニーも真っ青の「地中窒素固定装置」で「植えておくだけで土地が肥える」という優れものだからです。

ヤギの大好物でもあります。

2006年4月13日 (木)

タケノコの季節

Nec_0026_10 多くを語りますまい。

タケノコの季節がやってまいりました。

夕べからタケノコご飯にタケノコの木の芽和え、タケノコの煮しめ、タケノコ入り茶碗蒸とタケノコ尽くしです。

「タケノコと山椒の芽の取り合わせ」を考えついた人は偉い!!

ノビル

Nec_0023_8 ノビルであります。

「美味しんぼ」の中で山岡さんが「ノビルが生えている秘密の場所を知っていて、それをこっそり栗田さんに教える。それが栗田さんの心を蕩かした。」というエピソードがあり、「ほええええ?」と思いました。

なぜならうちの近辺にはノビルがそこかしこどこにでも生えているからです。東京とは都会とはかくも雑草が生えない場所なのでしょう。同じ日本とは思えません。

つわりに苦しむ栗田さんが「ああ、まるでエシャロットのように鮮烈な香り!!」と感動していたノビル。

たしかにさっと茹でて酢味噌で食べるとおいしいかな。

でもなんせそこら中にあるのでいまひとつありがたみを感じてないの。

2006年4月12日 (水)

レモンピールクッキー

Nec_0025_13 レモンピールクッキーです。

とことん手を抜いて作るので、材料だけはいいものを使います。材料がよければかなりおいしくなると思います。午後のお茶請けにぴったりです。

材料(18個分)

  1. レモン(無農薬のもの。皮ごと使うので。くれぐれもアメリカ産など使うべからず。)・・・・・・・・・1/2個
  2. バター(有塩でもよし。マーガリンではまずくなる)・・・・・・100g
  3. 卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
  4. 小麦粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2カップ
  5. グラニュー糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1/2カップ弱
  6. 牛乳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
  7. ベーキングパウダー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2
  8. 干し葡萄

作り方

  1. オーブンを180度に温める
  2. レモンの皮をすりおろす(これがレモンピール)。レモン絞り器でレモン汁を絞っておく。
  3. 室温に戻したバターをフードプロセッサーで白いクリーム状になるまで混ぜる。グラニュー糖を加えてさらに混ぜる。
  4. 次に卵を混ぜる。その次に牛乳を混ぜる。レモン汁を混ぜる。
  5. 小麦粉とベーキングパウダーを混ぜる。
  6. すりおろしたレモンピールを混ぜる。
  7. オーブンの天板に薄く食用油を塗る。
  8. クッキー種を大さじですくってゴムベラで天板に落とす。
  9. 落とした種の真中を水で濡らした指でおさえて落ち着かす。その上に干し葡萄を飾る。
  10. オーブンで18~20分焼く。オーブンによって癖があるので、焼色に気をつけて。

いやあああ、簡単っしょ―――?簡単な割においしいですよ。これやりだすと市販のクッキーに手が出なくなります。どうぞお試しあれ。

レモンはうちの庭で採れたレモンなのだ。ちょっと自慢。

ミョウガの芽

Nec_0024_13 はやミョウガの芽が出てまいりました。ふっふっふっふ。

夏の蕎麦とそうめんの三大薬味は「ミョウガ、ショウガ、ネギ」でしょう。そのなかでもミョウガは大好物なんです。庭先から採って即食べるミョウガはたまらんおいしいです。口の中に入れると鮮烈な香りがフワーッと広がります。ちょっとやそっと食欲なくても、ミョウガの香りで食べてしまうことは多いです。夏を乗り切るのになくてはならない野菜です。

このミョウガを植えてある一角は、冬の間移動式鶏小屋を何度か入れて、地鶏くんご一家に草取りをしてもらった上にさんざんウンコをしてもらって肥料が効いているはずなのです。今年のミョウガは楽しみだァ!

「ミョウガを食べると物忘れする」という迷信がありますが、ここ最近のあのとんでもなく暑い夏、ミョウガを食べたぐらいで忘れることなら忘れたほうがいいっての。

2006年4月11日 (火)

きみはペット

Nec_0022_11 さて、幣ブログ「椿屋敷農園」をごらんになるとおわかりのように、わたくしのまわりは動物だらけです。猫と犬と鶏とヤギがおります。小さい頃からよく動物を飼う家でしたし、大阪で一人で暮らしていたときも、猫を飼ってました。飼っている動物達がはたして幸福なのかどうか、言葉をしゃべらないのでわかりません。いろいろ不満もあるのでしょうが、一緒にいてくれるだけでこちらは幸福です。というより「まわりに人間だけしかいない状況」がどうしても気持ち悪くてなじめないのです。自分では人間に接するのと動物に接するのとあまりテンションが変わらないように思います。動物がいると人間にも優しくできます。許すことができるようになるのです。自分にも他人にも。あれはとても不思議です。動物がいなかった時期もありましたが、そのときはとても心が不安定でした。懲りましたよ。

というわけでそのものずばり「きみはペット」(全14巻・小川彌生著・講談社)です。

昨年完結してまとめて読むことができるようになったので一気に買いました。やっぱりおもしろかったなあ―――。

・・・・・東大卒でハーバード留学で新聞記者のバリキャリのスミレちゃん。その肩書きと美貌でみんな気づいていないけれど、実は超不器用な性格。彼氏にも本音を吐くことはできなくて緊張しっぱだし泣くことすらできないの。そんなスミレちゃんがひょんな拍子に拾ったダンボールに入れられて捨てられていたモモ(仮名・スミレちゃんの子供の頃の飼い犬の名前・でも人間の20歳の男の子)の前でだけは、思う存分笑ったり泣いたり怒ったりできるの。だってモモはスミレちゃんにとってペットだから。他の人間にするように気を使わなくていいの。

これが人気をとってTVドラマにもなり大ヒットしたのがわかりますね。なんと心惹かれる設定でしょうか?女達が男社会の「会社」という組織で働き出したとき、もうダイレクトに感じることは「会社には7人の敵がいる」ってやつですよ。4大卒ってだけでそらもう男からも女からも叩かれるんですよ。この物語の中でもバリキャリのスミレちゃん、痛々しいぐらい緊張しています。もちろん周囲に違和感を感じさせる原因はスミレちゃん本人にもあるんだけど「悪意がある」ってわけじゃないのになあ・・・・・。実は会社って組織は「均質であること・平均であること」を要求するところだからなあ。

そのスミレちゃんの緊張を唯一解きほぐせる相手、ペットのモモは実は有望な若手ダンサー。結構要領のいいいまどきの男の子のはずなのに、彼も留学時代の後遺症のパニック障害を持っている。「自分が守り癒すことのできる相手がいれば症状が出てこない」ため、彼もスミレちゃんから離れられない。スミレちゃんのマンションで「男と女」ではなく「飼主とペット(文字通り)」として過ごす、まったりとして気楽なモラトリアム時間。そんななかスミレちゃんの初めての男の蓮實くんがあらわれ、スミレちゃんとの結婚話が持ち上がり・・・・・

結局それはそれはハッピーエンドで「よかったねスミレちゃん!!」というお話なのです。でも、ほんとうに身につまされるの。小川氏ただもんじゃありません。

あと思ったのが、「都会ってほんとに人間しかいなくなってきてるんだな―――」てことか。だってスミレちゃんのマンションペット禁止。モモが人間の男の子だから飼えたの。さらにさらに「あたしゃ――もう都会のマンションにゃ~住めねえ。」と心に刻みましたね。

ガマズミの花

Nec_0021_16 ガマズミの花が咲いています。

秋に赤くてかわいい実をたくさんつけておりました。その大元がこの花だというわけで・・・・・何事も因果があって結果があるというわけです。

今はガマズミやコデマリやオオデマリなんかの白くてこんもりした花の塊が咲く潅木が花盛り。今日のように春雨で薄暗い山の藪の中で、ボーッと白く浮かび上がります。爛漫な暖かな日差しも確かに春なのですが、こういう湿気の中に浮かぶ花も春のひとつの表情であるよなあ。

ガマズミは潅木のくせにその材は硬くて粘りがあり、杖の握りや玄翁の柄にするそうな。なにものにも使い道はあるということですな。

2006年4月10日 (月)

今夜も遠雷

Nec_0020_14 どうも今夜も遠い空で雷が鳴っているらしいです。モモが次第次第に家の奥へ奥へ入ってきてプルプル震えているからです。

ということで、襖の10cmぐらい開いているところの前に陣取っているのですが、実はそこは猫のドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・12歳・じじい)とジョー(ヤス猫・11歳・じじい)の通用口。

どうなるんでしょうか?そのうちきゃつらもオシッコなり夜のパトロールなりのためにこの通用口を通るはず。モモときゃつらは顔を合わすたび「ワンワン!!ニャニャ―――!!フーフーフーッ」と大騒ぎする間柄。どうする気だ?じじいども。猫パンチ攻撃を繰りひろげるのでしょうか?実はさっきからわくわくして状況を見守っているところです。