椿屋敷のお客様

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2006年3月

2006年3月31日 (金)

ギシギシ

Nec_0033_8 「ギシギシ」って変な名前だし、草そのものも地味だし、花も地味だけれども、道路端によく生えてますね~。

薬効も根っこをすりおろした汁がインキンタムシに効くという・・・・・。なんともいえない薬効。

でもなんとなくそのたくましさが好きだなあ・・・・・と思ってたのに、国産のギシギシは明治以降の外来種ナガバギシギシに負けそうなんだってさ。まったく。どんな世の中も厳しいなあ・・・・・。

クローバー

Nec_0034_9 クローバーの花が咲いています。

クローバーとかレンゲソウとか、マメ科の草は牛や馬やヤギや羊がとても喜ぶ草です。マメ科は地中の窒素をたんぱく質として蓄えることができるのでとても栄養豊かです。

だから草食動物を飼っているとクローバーやレンゲソウを植えて牧草にするのです。

でも、女の子にとってクローバーとレンゲソウはそれ以上の意味のある草。子供の頃に首飾りや花冠を作った草だから。

春のうららかな日差しに揺れるクローバーやレンゲソウを見ると、涙がにじみそうになることがあります。センチメンタルで幸福な記憶を呼び覚ます花。

少女マンガでクローバーが象徴的な意味に使われることが多いのもむべなるかなです。「はちみつとクローバー」だんだん佳境にはいってきてるし。センチメンタルな記憶に少しだけ揺れたら、あとは今の現実と戦いながら楽しむことにしましょう。

2006年3月30日 (木)

菊籬の野望

Nec_0031_12 秋に咲き乱れる色とりどりでさまざまな形の小菊。門から築山まで連なる菊の垣根のアプローチ、菊籬(まがき)の野望。品のいい竹垣をさしまわして、そこからしな垂れる菊の花。

あああああ、考えるだけでウットリするような素敵な想像ですが、そのためには今から(ほんとはもう少し前から。いかんなあ)着々と準備しておかねばなりません。とりあえず菊の冬至芽を株分けしてアプローチに20cm置きに植えました。2週間ぐらいして根が活着したら堆肥をごごいとあげます。根にあたらないように地面の上から。それで株を大きくしておいて6月の梅雨の時期になったら今度は挿し芽をします。というのも菊の葉は4ヶ月しか持たないので、その頃挿し芽をしないと10月~11月の花の時期に下葉が全部枯れてしまって頭でっかちの株になってしまうからです。美しく上から下まで葉をつけるために梅雨の時期の挿し芽は必須。

竹垣も作らなきゃなんだけど、まあ無理はすまい。一つづつ一つづつ片付けていかねば。

ドウダンツツジの花

Nec_0029_13 ドウダンツツジの花です。

まだ咲きはじめなので「満天の星」とまではいきません。

2006年3月29日 (水)

大好き!モモおばちゃん

Nec_0030_8うちにはお母さんのめーさん、クロさん、シロさんと三頭も大人のヤギ(しかも全員女の子)がいるわけですが、子ヤギのちびは犬のモモ(紀州犬雑種・5歳・おばちゃん)といる時間が一番長かったりします。――――Why?

確かにモモは雌犬らしくたいへん面倒見がいい。ひよこだった地鶏くんご一家が、こんな山の中でろくな小屋もなくちゃんと成鳥になれたのもモモのおかげ。めーさんやクロさんシロさんが隣の畑にでようとすると「ちが―――う!!」って感じで注意しに走っていくし。

でも、子ヤギちゃんのなつきかたは正直言って意外。

だって結構手荒いこともするんだよ。首筋に噛み付いたり(あまがみだけど)、お尻からマウンティングしたり(あんたはおやじか?モモ)。でも、言葉は通じなくても殺意や敵意がないってことがわかるのかな。子ヤギちゃん、お母さんのめーさんが「めへへえええ!めへええええ!」と呼んでいても、モモおばちゃんと並んで寝転がっていたりします。ほんとうに「世話好きでおせっかいな親戚のおばちゃんと一緒」みたいです。――――ヤギとか羊とかやっぱ犬が好きなのかなあ?

牧洋犬の始まりって、こんなだったのかも知れないなあ・・・・・。

いちめんのなのはな

Nec_0027_8 うちの敷地の真横の畑が、今「いちめんのなのはな」になっています。

不調法ものなので現代詩をほとんど知りませんが(かといって短歌や俳句など古典を知っているわけではない)、なぜか山村慕鳥の「風景」だけは覚えています。というかたいへん覚えやすいのです。

風景

いちめんのなのはな

いちめんのなのはな

いちめんのなのはな

いちめんのなのはな

いちめんのなのはな

いちめんのなのはな

いちめんのなのはな

いちめんのなのはな

かすかなるむぎぶえ

いちめんのなのはな

この調子で3番まで続きます。2番は「ひばりのおしゃべり」3番は「やめるはひるのつき」。

いかにも今頃の田舎の春の風景でしょう?大好きなのです。昨日の話の続きではありませんが「めだかの学校」といい「田舎の春の風景」が貴重品になってきつつあるわけなのですが。

とかいって、お隣のおじさんから借りているユンボの首が見えているところが「今」なのですよね。

2006年3月28日 (火)

タンポポの花

Nec_0028_12 椿屋敷農園には不思議なほどタンポポが生えていません。他の春の野草はイヤというほどはびこっているのですが、何か条件が合わないのでしょう。ちょっとした駐車場とか校庭とか河原とか、一面のタンポポが生えているところがありますね。春の風物詩のひとつです。

写真は門柱の横に生えている唯一の一株です。

今、タンポポは在来種のカントウタンポポやカンサイタンポポが外来のセイヨウタンポポに駆逐されかかっていて大問題なのです。最近ではセイヨウタンポポと在来種の交雑種まであらわれ大混乱。区別は花の外側の緑色の総苞がまっすぐ天を向いているかそっくり返っているかでわかります。うちのこの株はそっくり返っているのでどうもセイヨウタンポポらしいのですが、交雑種もあるということはっきりしたことはいえません。

べにこさんところではこれも貴重種となってしまったメダカの繁殖に励んでおられます。「メダカ」「タンポポ」・・・・・。「まさか!」というような身近なものに、危機が忍び寄っているってこと。怖いなあ。まじで。

梅の実

Nec_0026_9  この間梅の花が咲いたかと思ったら、もう小さな青い実がなっています。

この梅の木は豆ツゲとツツジの藪の中に取り残されて、長い間実をつけなかった木なのですが、去年木の周りだけでも藪を払って、風通しと日当たりを良くしたら、早速今年実をつけてくれたので、すごく嬉しくなりました。

あと、梅雨時と冬場に剪定をしなければならないので、そのやり方を習っておこうと思います。なにせ梅干大好物。梅干なくては日が暮れないというぐらい好きなので。自分ちの梅の実だけで梅干も梅酒も全部漬けるのが目標です。

2006年3月27日 (月)

グミの実

Nec_0024_11 グミの実が赤く色づき始めています。

作物にはだいたい成りのいい表年と悪い裏年があるのですが、去年ほとんど成らなかったグミが今年は豊作の様子。もう赤くなり始めている実があります。

甘酸っぱくて少し渋みのあるこの実で、今年はジャムを作ってみようかと、虎視眈々とタイミングを見計らっているところです。

2006年3月26日 (日)

べにこさんからお漬物

Nec_0023_7 この間の木曜日にルルママさん、今日はなんとべにこさんと娘さん達が遊びにきてくださいました。みなさん、こんな山奥までほんとうにありがとうございます。

べにこさんちはお漬物屋さん、いろいろたいへんおいしそうなお漬物をいただきましてありがとうございました。なんと「黒酢もろみ」に漬けた、一般には市販されてないレアものまでいただいてしまい恐縮です。ありがたやありがたや・・・・・。

べにこさんちは少し遠いのですが、どうぞまた近々おいでください。

しかしうち、わかりづらかったでしょう・・・・・。すみません。

あ、今思い出した!地図をメールするはずだったのに、すっかり忘れていました!べにこさん、すみませんでした。