椿屋敷のお客様

« 2006年3月 | メイン | 2006年5月 »

2006年4月

2006年4月10日 (月)

巨峰ぶどうの芽

Nec_0019_9 巨峰ブドウの芽が出ました。

去年の秋の木市の最終日バーゲンで買ってきた苗です。「干しブドウと葡萄酒の野望」に燃えて購入いたしました。

「じゃあベリーAとか、葡萄酒用の品種にすればよかったのに」といわれそうですが、そういうのはお高かったのです。とりあえず一番安かったのが巨峰。「バナナと巨峰こそが高級果物だった今は昔」がまったくの嘘のようです。

売り子のおねえさんに「ブドウには堆肥をやるな」といわれたのでなにもやってません。とりあえず11月15日に植えて、それから半年近くまったく動きのなかった芽がいきなり出てきました。どうなるのでしょう?ブドウは初めて植えるので興味しんしんです。

ダニエル・デフォーが書いた永遠の孤島もの、「ロビンソン・クルーソー」はわたくしの座右の書ですが(さもありなんといわれそうだ)、あのなかで無人島のロビンソンの食卓に並ぶのは「干しブドウとヤギチーズと大麦のパン、そして海亀の卵」でした。あれがねえ、なんかむちゃくちゃおいしそうだと思っておりますのですよ。ここは山の上なので海亀の卵は無理ですが(そうじゃなくてもレッド・データもの)、他のは何とかなるんじゃないかと、日夜邁進しております。

2006年4月 9日 (日)

スイートピー(白?)

Nec_0017_12 おかしい・・・・・

だい好きなスイートピーが咲いたのはいいのですが、この株は「オレンジ混じりのピンク」だったはずなのです・・・・・。

いや、白もかわいいのでいいのですけれど。

他の色のスイートピーもどんどん蕾をつけています。

スナップエンドウも花をつけているし、今は春もたけなわ、本当に花盛り。

今日はtotto*さんのご家族が、ハコベ採りにいらしてくださいました。まっこち散らかっておりましてげんね(お恥ずかしい)ことでした。いわば「ハコベ採り」と称して雑草を取ってもらっているようなもの、ありがたいことこの上なしです。ヤギもたいへんはしゃいでおりました。またいらしてください。お待ちしております。

チューリップの花

Nec_0018_7 去年のチューリップの球根を、梅の根元に固めてほったらかしておいたのですが、いつの間にか芽が出て花をつけておりました。

まことにありがたいことです。

「あれ?こんな花じゃなかったはずなのにな?もっとこう強烈な色ばかりそろえてたんだが・・・」バーゲンで買った球根なので、「ド紫」とか「赤地に黄色」とか「まっきっ黄」とか「まっかっ赤」とかだったのです。

自生してきたチューリップは控えめで可憐なピンクのぼかしが入ってます。

ふむふむ。また来年も咲かんかな。血も涙もなくはやばや花を摘み取って、株を養生させることにしました。

2006年4月 8日 (土)

秘密のサルトリイバラ

Nec_0015_11ふふふふふ・・・・・

うちの木戸口を出てすぐの藪に、サルトリイバラが自生しているのを見つけました。

サルトリイバラは鹿児島県人なら誰もが知ってる、「カカランダンゴ」を包む葉です。たいへんいい香りがします。鹿児島県人にとって端午の節句は柏餅よりカカランダンゴなのです。 条件が合うと簡単に繁茂するのですが、自分ちの畑に思うようにはやすのはなかなか難しい野草です。早春にもらってきたサルトリイバラの枝をだいぶ挿し木してますが、ちゃんと活着するかどうか微妙なところです。

そこへもってきてこんな近くでの自生株の発見。ヒャッホー――!ありがたやありがたや。

梅雨になったら根っこごと移植してやりましょう。

おっと、このサルトリイバラが生えてる場所は秘密だぜ。

ヘビイチゴの花

Nec_0013_13ヘビイチゴの花が咲いています。

栽培のものも野生のものも、イチゴ類が花盛りの今ですが、ヘビイチゴもその例外ではないというわけです。

「ヘビ」の名がついているので、禍禍しくも恐ろしい猛毒がありそうですが、まったくそんなことはありません。

しばらくすると赤くて乾いたいかにもまずそうな実がなりますが、食べることができます。実際たいへんまずいです。

花は黄色くてラブリーなのですが。

2006年4月 7日 (金)

喰われてしまった・・・

Nec_0007_10 ツワブキは大好物なんであります。ちょっとあくがあるけれど、それがまたたまらん春の味なのです。

ところが、その味はどうやらヤギにとっても癖になる味らしく・・・。今年のツワの第一陣の芽は、なにやらことごとく喰われてしまいましたですよ。

はあああ―――。脱力。

よく野生の鹿が生息している地域では、「鹿の食害」が深刻であると言われていますが、本当にそうでしょうね。うちのヤギなんかたった4頭、しかもほとんど野放しにすることはないのに、ホンのちょっとした隙にこのありさま。おいしいものは根こそぎ食べ尽くしてくれます。

モンゴル通の友人しまねこ氏のお話では、「モンゴルなんか野良ヤギが多すぎて、街路樹のほうに囲いをしてたよ。」とのこと。そうでしょうそうでしょう。まっこち草食動物の食欲、恐ろしいほどであります。

2006年4月 6日 (木)

ウマノアシガタの花

Nec_0002_12 ウマノアシガタの花が咲いてます。黄色い可憐な花なのに、これは毒草なの。これの八重がキンポウゲ。

「皮膚や粘膜に影響を与える毒物を含む。間違って口に含むと胃腸壁はもちろん腎臓からも出血し、最悪の場合死に到る」のですって。

怖いね―――。

ウマノアシガタなんか今頃一面に生えていたりするよ。北海道の草原でまだ草がそれほど生えていないとき放牧された牛が食べて、よく中毒を起こしたそうな。まこっち「毒」とは身近な場所にあるものよ。おそろしやおそろしや。

キャラウェイ

Nec_0003_12 「キャラウェイシードを焼き込んだ、噛むとほんのり甘みのある田舎パン」というのは長年の憧れなんであります。

キャラウェイは聖書にも出てくるという古いハーブ。サラダやリキュールやザウアークラウトの香り付けにも使うし、「人や物を集めるまじない」に使う魔法の草でもあります。「恋人の心変わりを防ぐ」のですと。いいねえ。

ところが去年の春植えのキャラウェイは、芽が出たはいいものの夏の叢の中に消滅(恥ずかしや)。本来秋の彼岸植えなので、残りの種を秋の彼岸に蒔いたら、異常な暑さで芽が出ずじまい。

「ああ、くちおしや、今年こそはリベンジ!」と思っても、どうもキャラウェイはマイナーハーブなのか、なかなか種も苗も売っていませんでした。

それが伊敷のホームセンターしもんそマルヒラで¥180で苗を売っているのを見つけたときの喜びよ!2鉢購入して土間において置きました。

ところが、「甘みと芳香」が売りのキャラウェイ、ヤギにとってもおいしいものらしく、はっと気がついたときにはめぼしい葉を齧られてしまってました!ガガ―――ン!!

幸いにして坊主とまではいかなかったので、泣く泣くぼそぼそになった苗を畑に植えました。ああ、ごめんね。なんとか花が咲く夏までに回復してください。

2006年4月 5日 (水)

5:30のモモ

Nec_0001_13 と、夕べから降り続く雨は今朝方大変な雷雨となりました。

も~、モモ(紀州犬雑種・5歳・女の子)怯える怯える。

どんどんどんどん家の中に入ってきてプルプルプルプル震えています。

そんなに怖いんかい。

わたしらに比べて聴覚が発達してるのでしょうね―――。

雷ダメ、打ち上げ花火ダメ、桜島の爆発ダメ、掃除機ダメ、草刈機ダメ、・・・・・。

「大地震や大噴火の前に、飼い犬が吠えて吠えて止まらんかった。鎖をちぎって逃げ出した。」などというお話はよく聞きますが、ありうべき話です。「ネズミがいっせいに逃げ出し」たり「鯉がばしゃばしゃ池の上で跳ねまくった」りしたときは、やはりなんらかの天変地異がある可能性大なのです。

2006年4月 4日 (火)

モモおばちゃんとあたし

032 なんでそんなにモモおばちゃん(紀州犬雑種・5歳・女の子)がいいかねえ・・・・・。

近くにマミーがいるんだよ。

「めーめーめーえ」と呼んでるんだよ。

確かにモモはいいやつだ。「ちょっと抜けてるんじゃないか?」というぐらい人(犬)がいい。

だけどねえ・・・・・。本来「食うか食われるか」の関係ちゃうんか?なぜそんなになつく?モモのどこにそんな魅力が?(←失礼極まりなし)

はるか5千年もの昔、ウクライナか?中央アジアか?それともメソポタミアか?牧畜が始まったときも犬とヤギ(あるいは羊か)はこんな調子だったのかも知れん。犬とはほんとうにありがたいものよのう。