椿屋敷のお客様

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2007年12月

2007年12月21日 (金)

みなしご

Nec_0007というわけで、夜明け前の一瞬に何者かに食べられてしまった雌鳥(畑の奥まで羽が飛び散って、木戸口に首と半身のない死体が転がっていました。胸が痛かった)のみなしごが一羽残されてしまいました。

わたくしの不注意のせいでかわいそうなことになってしまった。今回の件は本当に大反省しています。

とにかくこの子を一晩でもほっておくと、この寒さであっという間に死んでしまいます。猫の猫用のキャリーに湯たんぽを入れて、温度を確保しています。もう2ヶ月になっているので、なんとか大丈夫だと思うのですが。猫達に獲られないよう細心の注意を払って、里親を務めます。

2007年12月20日 (木)

湯たんぽ

Nec_0005 押入れから昔なつかしの湯たんぽを引っ張り出してきました。

自分で使うのではありません。今朝、雛のお母さん雌鳥が、何者かに襲われて木戸口でむごたらしい遺体で発見されました。これでみなしごになった雛を暖めるのです。

それにしても、今朝の5時半、一瞬の出来事でした。「やけにモモ(紀州犬雑種・7歳・女の子)が吼えるな」と思ったらそのときだったのです。あのとき判断を早くしてモモを放して追いかけさせていたら・・・・・、と悔やまれてなりません。

今は冬場で野生動物もエサがなくて苦しい時期、きっと必死なのでしょう。それにしてもあの雌鳥はうまかったことだろうよ!よく卵を産んで抱いてくれる子だったのに!!くやしいよう!!

まだ冬はとばくちだけれど、早く春が来ないかな。とてもとても待ち遠しいのです。

2007年12月19日 (水)

十六年ぶりに炬燵

Nec_0004 とうとう炬燵を出してきてしまいました。十六年ぶりになるでしょうか。

なんせドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・16歳・じじい)を飼いだしてからこっち炬燵を使ったことがなかったのです。ドリアン、初めての経験の炬燵に最初戸惑っていましたが、猫が炬燵を嫌いなはずがない!

あっという間に炬燵猫と化してしまいました。

祖父母が使っていた、昔なつしの赤外線ヒーターが外に出ているクラシックなやつです。足を突っ込むとやっぱり暖かいよ~~~!

炬燵は暖房器具の中でダントツに熱効率がいいそうな。納得。これだけ灯油が値上がりするとさ、もうかっこつけてられませんよ。

炬燵がけと炬燵敷きも探さなくちゃ。

2007年12月18日 (火)

夜明け

Nec_0003 「明けない夜はない」とよく言いますが、まったくその通り。

太陽系滅亡の日でも来ない限り、地球には必ず夜明けが来ます。

最近ここしばらく続いたストレスから開放されて、この言葉を噛みしめるわたくし。

2007年12月17日 (月)

ゴールド・キウィ・ジャム

Nec_0002 熟れ過ぎたゴールド・キウィをたくさんいただいたので、ジャムにしました。キウィ独特の甘ったるい匂いが家中に漂います。

作り方はママレードに比べるととても簡単です。

皮を剥いたキウィの重さの半分の(好みにもよるけれど)グラニュー糖と、レモン汁少々を混ぜてしばらく置いて、水が出てきたらそのままホウロウ鍋でアクをすくいながら煮詰めるだけ。

ジャムとかプリザーブとか、砂糖で煮詰めて果物のもちをよくするってすごい知恵だよね。お菓子にいろいろ応用できるし。

バイオエタノールとやらで、砂糖が値上がりしてるけど・・・・・・。食べ物を燃料に使うのってどうにも抵抗があるなあ。

2007年12月16日 (日)

しみじみと・・・・・

Nec_0001_3 今年もいつの間にか年の瀬がせまってきました。

今年はなんともはやバタバタした年で、いろんな面で「いまひとつだったなあ・・・」などと罰当たりなことを思ってましたが、とんでもない!

健康で快食快便快眠、これほどありがたいことがこの世にあるでしょうか?ほんとうにありがたいことです。

今月になって、久しぶりに一人暮らしが始まりました。動物はたくさんいますけど。まだまだ片付けなければならないところだらけで、とんでもない状況なのです。

でも、今しみじみと感じているのは自由と、それにともなう責任です。大げさに言うなら無限の海に漕ぎ出したような、なんともいえない解き放たれた心持ちがするのです。もちろん嵐や大波の海もあるでしょう。でもこの海は自分で進路を決めたことならばそれは耐えられます。

夜明け前にも似た、静かな心の高揚を感じてます。

さあ~~働くぞお~~~!!!今年いっぱいはもちろん、来年も。

2007年12月15日 (土)

お天気お姉さん

1215 世紀の怪作「お天気お姉さん」(全6巻・安達哲著・講談社)です。

なんというかねえ、これに関しちゃ山本直樹氏と一緒で毀誉褒貶が激しいの。「エロい」とか「グロい」とか。「さくらの唄」という安達氏のもうひとつの傑作があるけれど「成人図書指定」を受けて中学生が買えなくなってやんの。あ~~あ。

エログロの何が悪い。マンガなんだからさあ。

1巻初版が1992年でバブル直後の日本の世相を反映しててボディコンとかジュリアナとか今となっては歴史的な遺物になっちゃった代物もでてくるけれど、本質はこれ。「戦う女・仲代桂子」。

一介の「お天気お姉さん」に過ぎないけいこが、その身ひとつで、女と、男と、会社と、社会と、世間と、常識と、ありとあらゆるものと戦うお話なんじゃん(やりかたはむちゃくちゃだけど:笑)。

その誇りとプライドがあまりにもあっけらかんと突き抜けてパワフルなので(マスターベーションの仕方にしても:大爆)ついつい見過ごしがちだけど、けいこの戦いの影には多大な犠牲と努力と孤独があるわけよ。たいしたもんじゃん。ただただ非常識な女を描いてるわけでなく、そこんとこきっちり描いてくれてるんだから、これを傑作といわずして何と呼ぼう。まあ、怪作には間違いがないけどね。

TV放送で脱糞してけいこの奴隷となる超マゾ女河合みちことか、けいことどっこいどっこいの野蛮さを危ういバランスで知性派キャスターの仮面で覆い隠している島森かおりとか、高校時代の同級生でけいこに片思いし続け、みちこ以上の奴隷となる山岸とか、脇役のキャラも強烈無比。おもしろいぞ~~~!!

偏見を持たずにとにかく読んでみるべし。

あ、「さくらの唄」もお勧めです。人生の光と影をこれほど強烈に描いた作品も珍しいぞーー。

2007年12月14日 (金)

柚子ママレード

Nec_0040 うちの庭の柚子で柚子ママレードを作りました。農薬をかけてないことは確実なので皮ごと食べても安心!!しかもこのレシピだとペクチンを柚子の種からとるのでさらに合理的で安心。とてもおいしいレシピです。

材料:

柚子・・・・・・・・・・・・・500g

グラニュー糖・・・・・・・250g

道具:

大き目のホウロウ鍋

熱湯消毒したふたつきガラス瓶

作り方

  1. 柚子をきれいにする。特にヘタの所を。
  2. 柚子の皮を剥く。
  3. 柚子の皮を刻む。
  4. 皮をゆでる。何回かゆでたほうが苦味がとれる。回数はお好みで。
  5. 果肉部分を処理する。汁を絞るのでもよい。
  6. ペクチンを抽出する。柚子の種を茹でて茹で汁を取っておく。この茹で汁を加えることで固まりやすくなる。
  7. 煮詰める。刻んだ柚子の皮、柚子の果肉と汁、種を茹でた汁を鍋に入れて火にかける。茹で汁はひたひた程度に入れる。砂糖を先に入れると固くなるので、後から2~3回に分けて入れる。あくを取りながら焦がさないように煮詰める
  8. 煮詰まったら熱いうちに瓶につめてふたをする。蓋をゆるめにして湯煎にかけてからしっかり閉めてもよい。

以上です。

ちょっと手間はかかりますが、柚子の鮮烈な香りがするとてもおいしいママレードになりますです。トーストにのっけてもヨーグルトと食べても最高!!

2007年12月13日 (木)

有閑倶楽部

1213 「女王」一条ゆかり先生の作品、何を選ぶか迷いましたが結局時節柄ということで「有閑倶楽部」(既刊19巻・集英社)にいたしました。いや、「こいきなやつら」も「デザイナー」も「正しい恋愛のススメ」も持ってるはずなんだけれど、ダンボールの山に埋もれてでてこないんだもん。情けない。

「有閑倶楽部」全編これ一条先生の世界全開でございます。「んな、ばかな~~~!!」「そりゃ、ないだろーーー!!!」展開は超ハイスピードで、論理は強引、登場人物全員ぶっとび。昔の少女マンガが揶揄された世界が絢爛豪華な絵巻のごとく展開しておるのです。

だからこそおもしろい。読み出すと止められない。なんというパワーでしょう。マンガ界を30年以上トップで走り続けてこのパワー。すごいね。

男性誌で求められる世界やディテールの「リアル」さなんて必要ないの。ひたすらオシャレで人間関係だけがリアルであればいいの。それが少女マンガなの。

財閥令嬢悠里の剣菱家なんて、財閥としてはまったくリアルじゃないでしょ?この嘘臭さがいいのよ~~。「家の設定はぶっ飛んでるけど、家族関係はとてもリアル。」ここがツボね。親父さんの万作さんはおふくろさんの百合子さんに笑えるほどまったく頭が上がらない。これがリアルでいいの。また百合子さんとんでもなく強い。剣菱家が出てくる話がやっぱり一番おもしろいわ。

これがTV化されているという話ですが、不可能でしょ。このおもしろさの再現は。「少女マンガ」というフィールドでしか成立しないし、それで何が悪い?ってなもんだ。

2007年12月12日 (水)

秩序を取り戻せ

Nec_0038 とにかく家の中がとっちらかっている状態です。もう~~何から手をつけていいのやらわかりません。

年末のうちにいらないものを捨てようと市役所に電話。30年ぐらいあるふるーーーいスチールデスクと、昨日壊れてしまった電子レンジを引き取ってもらう段取りにしました。とにかく捨てる。そして整理。猫がびりびりに破いた襖と障子も張り替えようと紙を買ってきましたが、年内には無理。まあ、ぼちぼちやるさ。

片付ける場所、やらなくちゃならないこと、ノートに書き出して整理しよう。まずそれから。優先順位をつけて、一つ一つ。落ち着いて片付けるんだ。必ずいつか終わる。年内じゃなくても(ぐすん)。