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自分で使うのではありません。今朝、雛のお母さん雌鳥が、何者かに襲われて木戸口でむごたらしい遺体で発見されました。これでみなしごになった雛を暖めるのです。
それにしても、今朝の5時半、一瞬の出来事でした。「やけにモモ(紀州犬雑種・7歳・女の子)が吼えるな」と思ったらそのときだったのです。あのとき判断を早くしてモモを放して追いかけさせていたら・・・・・、と悔やまれてなりません。
今は冬場で野生動物もエサがなくて苦しい時期、きっと必死なのでしょう。それにしてもあの雌鳥はうまかったことだろうよ!よく卵を産んで抱いてくれる子だったのに!!くやしいよう!!
まだ冬はとばくちだけれど、早く春が来ないかな。とてもとても待ち遠しいのです。
今年はなんともはやバタバタした年で、いろんな面で「いまひとつだったなあ・・・」などと罰当たりなことを思ってましたが、とんでもない!
健康で快食快便快眠、これほどありがたいことがこの世にあるでしょうか?ほんとうにありがたいことです。
今月になって、久しぶりに一人暮らしが始まりました。動物はたくさんいますけど。まだまだ片付けなければならないところだらけで、とんでもない状況なのです。
でも、今しみじみと感じているのは自由と、それにともなう責任です。大げさに言うなら無限の海に漕ぎ出したような、なんともいえない解き放たれた心持ちがするのです。もちろん嵐や大波の海もあるでしょう。でもこの海は自分で進路を決めたことならばそれは耐えられます。
夜明け前にも似た、静かな心の高揚を感じてます。
さあ~~働くぞお~~~!!!今年いっぱいはもちろん、来年も。
世紀の怪作「お天気お姉さん」(全6巻・安達哲著・講談社)です。
なんというかねえ、これに関しちゃ山本直樹氏と一緒で毀誉褒貶が激しいの。「エロい」とか「グロい」とか。「さくらの唄」という安達氏のもうひとつの傑作があるけれど「成人図書指定」を受けて中学生が買えなくなってやんの。あ~~あ。
エログロの何が悪い。マンガなんだからさあ。
1巻初版が1992年でバブル直後の日本の世相を反映しててボディコンとかジュリアナとか今となっては歴史的な遺物になっちゃった代物もでてくるけれど、本質はこれ。「戦う女・仲代桂子」。
一介の「お天気お姉さん」に過ぎないけいこが、その身ひとつで、女と、男と、会社と、社会と、世間と、常識と、ありとあらゆるものと戦うお話なんじゃん(やりかたはむちゃくちゃだけど:笑)。
その誇りとプライドがあまりにもあっけらかんと突き抜けてパワフルなので(マスターベーションの仕方にしても:大爆)ついつい見過ごしがちだけど、けいこの戦いの影には多大な犠牲と努力と孤独があるわけよ。たいしたもんじゃん。ただただ非常識な女を描いてるわけでなく、そこんとこきっちり描いてくれてるんだから、これを傑作といわずして何と呼ぼう。まあ、怪作には間違いがないけどね。
TV放送で脱糞してけいこの奴隷となる超マゾ女河合みちことか、けいことどっこいどっこいの野蛮さを危ういバランスで知性派キャスターの仮面で覆い隠している島森かおりとか、高校時代の同級生でけいこに片思いし続け、みちこ以上の奴隷となる山岸とか、脇役のキャラも強烈無比。おもしろいぞ~~~!!
偏見を持たずにとにかく読んでみるべし。
あ、「さくらの唄」もお勧めです。人生の光と影をこれほど強烈に描いた作品も珍しいぞーー。
うちの庭の柚子で柚子ママレードを作りました。農薬をかけてないことは確実なので皮ごと食べても安心!!しかもこのレシピだとペクチンを柚子の種からとるのでさらに合理的で安心。とてもおいしいレシピです。
材料:
柚子・・・・・・・・・・・・・500g
グラニュー糖・・・・・・・250g
道具:
大き目のホウロウ鍋
熱湯消毒したふたつきガラス瓶
作り方
以上です。
ちょっと手間はかかりますが、柚子の鮮烈な香りがするとてもおいしいママレードになりますです。トーストにのっけてもヨーグルトと食べても最高!!
「女王」一条ゆかり先生の作品、何を選ぶか迷いましたが結局時節柄ということで「有閑倶楽部」(既刊19巻・集英社)にいたしました。いや、「こいきなやつら」も「デザイナー」も「正しい恋愛のススメ」も持ってるはずなんだけれど、ダンボールの山に埋もれてでてこないんだもん。情けない。
「有閑倶楽部」全編これ一条先生の世界全開でございます。「んな、ばかな~~~!!」「そりゃ、ないだろーーー!!!」展開は超ハイスピードで、論理は強引、登場人物全員ぶっとび。昔の少女マンガが揶揄された世界が絢爛豪華な絵巻のごとく展開しておるのです。
だからこそおもしろい。読み出すと止められない。なんというパワーでしょう。マンガ界を30年以上トップで走り続けてこのパワー。すごいね。
男性誌で求められる世界やディテールの「リアル」さなんて必要ないの。ひたすらオシャレで人間関係だけがリアルであればいいの。それが少女マンガなの。
財閥令嬢悠里の剣菱家なんて、財閥としてはまったくリアルじゃないでしょ?この嘘臭さがいいのよ~~。「家の設定はぶっ飛んでるけど、家族関係はとてもリアル。」ここがツボね。親父さんの万作さんはおふくろさんの百合子さんに笑えるほどまったく頭が上がらない。これがリアルでいいの。また百合子さんとんでもなく強い。剣菱家が出てくる話がやっぱり一番おもしろいわ。
これがTV化されているという話ですが、不可能でしょ。このおもしろさの再現は。「少女マンガ」というフィールドでしか成立しないし、それで何が悪い?ってなもんだ。
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