椿屋敷のお客様

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2008年7月

2008年7月21日 (月)

なんてこったい!

Nec_0004 最近家定様(By堺雅人)に身も世もなく入れ込んでおりましたので、ありがたいことにあちらこちらから堺情報が流れてくるようになりました。皆様ありがとうございます。

お客様にして友人のtotto*さんと菊ちゃんからも(さとさんも麦の花さんもありがとね)今日のTVについてのレアな情報が入り「『笑っていいとも』と『徹子の部屋』ね」などとここ数年見ていない国民的番組を視んとお昼12時TVをつけました。

あれ~~?

うちのTVのチャンネルをどう変えても「♪おひ~る休みはウキウキウォッチン♪」と流れてきません。

あれ~~~?

なんてこったい!うちのTVじゃ「笑っていいとも」を視ることができないらしい。これ、ほんとにいまどきの日本のご家庭のTVか?ちゅうかなんで今まで気がつかなかった自分よ?!

あたし、ほんと~~~に何年も「笑っていいとも」視てなかったんだなあ。お昼にTVつけること無かったもんなァ。

あ、おかげさまで「徹子の部屋」は視ることできました。堺雅人はやはり根っからの役者であると確認。そして黒柳徹子が「篤姫」の「徳川家定」に入れ込んでいることも確認。まごうかたなきタラシであると確信。

2008年7月20日 (日)

チーム・バチスタの栄光

0720_2  これずっと読みたかった本なんですよ!実は半年前から市立図書館に予約を入れてたんですが、待てど暮らせど順番がまわってこない人気ぶりに豪を煮やしておりました。したらばなんと文庫が古本屋に出ておりましてな。「してやったり!」と早速購入。

期待を裏切らぬおもしろさ。無我夢中で読みましたですよ!

著者・海堂尊氏は現役勤務医、大学病院の内実がそれはそれはリアルに事細かく描かれています。もちろんそれはおもしろさの重要なバックグラウンドなんですが。でもなによりかにより、登場人物です。出てくる人出てくる人、それはそれはもう立ちまくりのキャラばっかり。大学病院て、どこの大学病院もこんな強烈な医者や看護師ばっかりいるんでしょうか?わたくし今まで大学病院も普通の病院も入院したこと無いもんでわからないんですけど。なんか凄いですよ。

主人公にしてワトスン役の「愚痴外来」担当の万年講師、田口公平。本人はどうやら自分を常識的な平和主義者みたく思っているらしいですが、なかなかどうして大学病院みたいな魑魅魍魎跋扈する魔窟で、あくまでマイペースを貫き通し「出世に興味なし」のスタンスを取りながら結局自分の欲する場所を確保するしたたかさはかなりのもの。

見た目はタヌキ性格はもっとタヌキな高階病院長や、田口を愚痴外来で補佐する定年再雇用の地雷原藤原看護師といった年経た妖怪たちのキャラも凄いけど、やっぱホームズ役の『火喰い鳥』白鳥圭吾よね~~。こんな強烈なキャラ初めて見た。なんせ初めて白鳥を見た田口が持った第一印象がゴキブリよゴキブリ!!「擬音語で『ギトギト』、擬態語で『ツルン』」「頭のてっぺんからは、細くて長い触覚が出ていて、ゆらりゆらり」「つややかに黒光りするゴキブリ」などと言いたい放題のご丁寧な描写。んでもってこの白鳥が厚生労働省の第一線のキャリアなのだから世も末というものだわ。別名「ロジカルモンスター」。とにかくあちらこちら行くところなすところトラブルだらけ。「イヤもう、なにこれ!」としか言いようのないキャラなんだけれど、もう目が離せないの。

なにこれ?作者の知り合いにひょうっとしてこういう人いるの?ほんとにそばにいたらストレスで胃に穴開くわきっと。

お話はある地方国立大の大学病院で、花形助教授率いるバチスタ・チームの手術で不審死が続いちゃって、その内部調査を田口が始めるところからなんだけれど、もう、息をつかせぬおもしろさ。

思いもよらぬ展開、そして大どんでん返し!

あまりの事に思わず立て続けに3回読み返し、続編の「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」さらには「螺鈿迷宮」に「ブラックペアン1988」まで、読んじゃったよ。

シリーズを読めば読むほど「あれとあれがこう繋がって」「あの人とあの人がこういうつながりで」と緻密に構築された世界観が明らかになってきて、「うわ、まだまだ読みたい!このシリーズ」と禁断症状がでてきちゃいます。危険だわこの本。+++++++++++++

2008年7月19日 (土)

お宮さんで六月燈

Nec_0001 今夜はお宮さんで六月燈。

どういうわけか今年は婦人会の班長(苦笑)なので、裏方接待をせねばなりませんでした。何のことは無い焼酎の酌です。

鹿児島の祭にはなんといっても焼酎。ポットに6杯分ぐらいのお湯で割った焼酎をヤカンに大量に作って待ち構えてましたが、次から次へとショチュ飲みに来る人が絶えず、あっという間に無くなります。

あらためてみると、ホント鹿児島県人ショチュ飲ンゴロが多いわ。

うちの近辺は山の中なのに、「どっからこんな人が湧いて出た?」というぐらい盛況な人手です。いまやワザワザよそのお祭に出かけてガソリン代使って消耗するより、近場のお祭ってことか?

それとも・・・・・・・・こういうお祭ではよく言うよな。「生きてる人間の中にこの世のものでないものが混じっている。」と。確かに魑魅魍魎が混じっていたとて不思議ではない雰囲気ではありました。

2008年7月18日 (金)

茗荷の夏

Nec_0034 うおッ!ついに今年も茗荷が出てきましたぞよ!

なにせ茗荷が大好物でして。素麺や蕎麦の薬味はもちろん、味噌汁に茗荷寿司に酢味噌和え、夏のさっぱりメニューはこれなしでは語れません。[

「茗荷を食べると物忘れする」と申しますが、別に茗荷を食べんでも忘れるしな。ノープロブレム。

んで、庭先で採れたての茗荷がこれまたうまいんだわ。スーパーのパック入りとは「これが同じ茗荷なのか?」と愕然とするほどに違いますのじゃ。

とりあえず今夜はナスと茗荷の味噌汁。ナスがこれまた庭で採れたもの。うまし。

なんと、ありがたいことかよ。

2008年7月17日 (木)

久々のお湿り

Nec_0033_3   半月ぶりぐらいでしょうか、鹿児島地方にまとまった雨が降りました。まったくもって「降れば土砂降り」でございます。

どうやら台風が沖縄の西を通過しているようです。台風!またもやこやつがやってくる季節となってまいりましたですよ。

最近の台風は強烈だからなあ。しかも日本列島に近くなってからもどんどん勢力が強くなってくるし。海水温が高いんだろうなあ。

まあ、畑も庭もカラカラに乾いていたので、このお湿りはたいそうありがたいのでありますが。

日本の気候っていいよねえ。

地籍図

Nec_0032 さて、この薄ぼんやりとした住宅地図みたいのは「地籍図」と申します。

早い話が「畑や山の所有権を確認するための地図」です。「固定資産税の名寄帳」という、所有地の一覧表と照らし合わせながら使います。

とかなんとかえらそうに説明していますが、ほんのこの間までこういう地図や帳面が存在することなど知らんかったです。でも、今後父の持つ土地の相続等が生じたときに、その土地の由来や、まあ、はっきり言えば境界線をきっちり把握してないのはマズイと思いまして。

梅雨が明けてからお天気が続く7月、昼間は暑いので早朝5時から、地籍図と名寄帳を片手に父と土地の境界線を見て回ってます。そして地図と実際の土地を照らし合わせ「ここの境界線は町道との堺で、町道が30cm入り込んできてる」とか「ここの線から向こうはもう亡くなったKさんの所有で」とか逐一聞いて地図にメモ書き。

地味だけれどとても大切な作業。ずっとやりたかったことなので、やっと取り掛かれてよかった。

2008年7月14日 (月)

¥2,980のプリンタ

Nec_0031 中古パソコン市場メディエーターで、¥2,980のプリンタを買いました。まだ新しいCANONのBJF900ってやつです。ものすごく綺麗に印刷できます。

それにしても安いよなあ!

なんといってもインクジェットプリンタで複合機でない、ってことでこんなに安くなってしまうんですと。いやいやありがたいですけどね。だってご家庭でコピーなんか使わないもん。印刷の機能さえあったら十分だもん。別にレーザープリンタでなくとも、これだけ鮮明に刷れればこれまた十分だし。

うん、ほんとうにありがたいや!

んで、10年以上使っていたEPSONの670CはMeを使っている父の元へ行きました。Meだと新しい型のプリンタが繋げないんです。でもあれならまだまだ使えるんです。しぶとい。

2008年7月13日 (日)

家定公、薨去。

Nec_0030 ああ・・・・・・・・

とうとうこの日が来てしまった。

「家定公、薨去。」

ショックだ。これから日曜は何を楽しみにしたらいいの?

燃え尽きそうだ・・・・・

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久々にこれほど架空の人物に(歴史上の人物ですが)入れ込んでしまいました。堺雅人の家定は本当にすばらしかった。なんというリアリティ。

もちろん篤姫を演じる宮崎あおいもキュートだし、幾島の松坂慶子もド迫力、そして本寿院の高畑淳子の超ハイテンション、滝山の稲盛いずみのクールさ(いつもクールな滝山が声を震わせて「家定公、薨去」と伝えるからドラマ効果抜群)、全部があって初めて成立しているドラマ性なんだけれどさ。奇跡のようにドラマティックでロマンティックだった「篤姫―大奥家定編―」(勝手に名づけてます)のここ2ヶ月。

考えてみればさ、家定×篤姫って「難病モノ」と「ロミオとジュリエットモノ」かてて加えて「動乱モノ」という「泣かせラヴストーリー」の要素がみっちり詰まってるんだよな。んで、凡百の「泣かせ」だと「ケッ、先は読めたぜ。その程度で『泣き』がはいるかよ!」などとスレた見手は吐き捨てるんだけどな。

堺雅人の家定が持つリアリティがそれを許さんのよ。どんなに肉体や精神がギリギリの状態でも、同情や哀れみを寄せ付けず、ウツケたりふざけたり。愛するものへの深い思いやりに最後まであふれていて、その誇り高さや気高さこそが胸を打ち涙を誘うのよ。

よかったなあ。

もう、それだけ。

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「リアリティ」というと、こういう歴史モノだと必ず「史実とは違う!」とかぎゃあぎゃあうるさいおっさんとか出てくるんだけどさ。意味ないね。

これは歴史の教科書じゃなくて「歴史モノ」というジャンルのエンターティメントなんだからさ。ドラマティックでロマンティックでおもしろいことがすべてなんだわ。「登場人物に感情移入できるエピソードを積み重ねる」これこそがエンターティメントのリアリティ。

だいたい「歴史モノ」っていわば「ファンタジー」と「ミステリー」と「SF」の総大成みたいなジャンルなんだから。「史実」なんて物語の世界観を構成するディティールの一部に過ぎないのだよ。その「ディティールをどう使えばおもしろくなるか」が物語の作り手の腕の見せ所。「ディティールが正しいかどうか」はこの際二の次。

史実上の家定の病弱も奇行もこういう解釈にしてしまえば、誇り高い貴公子のチャームポイントになるし、篤姫が男勝りで処女だったという伝説もこういう使い方をすれば、女一世一代の愛の証になるというわけ。思わず膝を叩いたもん。

改めて思いました。この脚本は凄い。

2008年7月12日 (土)

梅雨明け十日

Nec_0028 「梅雨明け十日」という言葉があるらしく(鹿児島限定なのか全国版なのか定かではありません。少なくとも北海道には無い言葉でしょう)、梅雨が明けて10日ぐらいは、一年でもっとも安定して晴れが続くそうです。

ま、ほんと梅雨明け宣言以来晴ればっかり。連日33℃~34℃の最高気温。あの毎日毎日じとじとじとじと雨が降っていたのが嘘のよう。季節はこうやって変わっていくのじゃのう・・・・・・しみじみ。

もうすぐ土用入り、土用がまた梅干を干すぐらいだから雨降らないよなあ。7月日照りか。雨降り過ぎもうっとおしいけれど、乾燥しすぎもまたタマランのう。何事もホドホド、テゲテゲが良しということなりか。

2008年7月11日 (金)

ようこそメロン

Nec_0027 知り合いが、まだ若いオス猫を拾ったと電話をかけてきました。

「いらない?」

「引き取りましょう」

さっそく古いキャリイを持って、お迎えに。

白黒柄の、おそらく4,5ヶ月ぐらいのオス猫です。連れて帰ってきてキャリイからだしたら、これがまたなんともいえず人懐っこい。このくそ暑いのに、とにかく人間から離れようとしません。ずーっと顔をなすりつけてきます。昼寝をすると頭の上で一緒に丸くなり、座ると膝の上に乗ってきます。はた迷惑なほどです。これほど抵抗の無い猫ははじめてだなあ!

名前はメロンにしました。

先輩猫のドリアンとも揉めず、いたずらに犬のモモに喧嘩を吹っかけたりもしない。かなり性格のいい子です。これは拾い物だったかも。

あとは鼠を捕ってくれれば完璧。