九州や本州の山の中に生息するナメクジで巨大(げ!)。伸びたら20cm(ひーーーー!)ぐらいあるんですよ。もう肌色のぬめぬめしたバナナですよ。
小学生のとき、自転車でふらついて思わず石垣に手をついたら、そこにヤマナメクジの馬鹿でかい個体がいて、潰して(どひいいい!)しまい、それ以来ナメクジはどんなに小さいものでも苦手です。
でもこれだけ毎日毎日雨が続くと庭中、畑中にナメクジだらけ、んもおおおおたまらん!バケツを握るとそこにナメクジ、草を握るとそこにナメクジ、もう勘弁してくれ!
いやね、カタツムリや巻貝と一緒の仲間だってことはわかってるんだよ。殻が退化しただけなんだよね。わかってるんだよ。でも写真に撮るのすらだめ、できない。よって同じ腹足綱のカタツムリさんで代役。
でもカタツムリをよく手に這わせたりする人いるでしょ?だめ、あんな真似できない。
「三つ子の魂百まで」とはよくいったものです。
合歓の木の花そのものが真っ白の芯からピンクに広がって煙る、茫洋として空気に溶け込むような風情なので、今の時期にぴったりの花かと。
これ、携帯のカメラで遠くから撮っても「もう何撮ってんだかわからんよ~」という、ボケボケ写真になっちゃうんですが、んで、確か去年も撮って失敗した写真を載せてたんですが・・・・・・・
なんとまあ、今年は同じ木が大きくなり枝先が垂れ下がってきて、労せずとも花が目の前に降りてきてくれました。よって今年の写真はちゃんと合歓の木の花の写真になってます。
月日は確実に流れ季節は変わっていきます。田舎ではそれを、町並みや店や人々の風俗ではなく、こういう木や草や動物たちの営みで知るのです。
ヤギの病気に、蚊が媒介する腰麻痺というのがあり、6月から10月ぐらいにかけて油断がなりません。犬のフィラリアと同じく、ある種の線虫が引き起こす病気です。
特にお乳を出してくれるザーネン種は、この線虫に弱いので、ザーネンたちの小屋をすっぽり覆う蚊帳を作りました。夜盗虫よけのネットをミシンで縫って作ったのです。小屋をすっぽり覆ってなおかつ風が通りなかなかうまくできました。
そして「ペット用の蚊取り線香を中で炊いて、万全。
あと鹿児島大学のK先生に伺ったところ「駆虫薬を年一回打てば、確実に腰麻痺は防げるよ」との事でした。これは耳寄り情報。10月種付けをする直前に打っておこう。
犬のモモにも毎月はじめにフィラリア予防薬を飲ませてます。
蚊ってほんとに怖いなあ。
昨日のほのぼのエントリーから急転直下。いやあ、今日は凄まじかった!
一頭はつるっと無事に産まれたんですが、それからあとのシロさんの様子がどうもおかしい。子ヤギのめんどうはよく見るんだけれどどうにも苦しそう。
「もしかしてあと一頭入ってるのかな?」と思い注意深く見てたんですよ。そしたらば、今日の2時ぐらい、なんと小さな片足がシロさんの膣口から飛び出しているではありませんか!
「これはまずい」と片足を押し戻して引っ張りました。すると、なんとその足がポロリと取れて!!
頭の中で「うぎゃああああ!」でしたが、苦しむシロさんを放り出せずさらに指を入れて足らしきものを引っ張りました。するともう一本足がポロリと。そして内臓がボタボタと。「うぎゃあああああ!!」必死でもう一度指を突っ込むけれど、なにか背骨らしきものが指に当たるだけで引っ張り出せません。とにかく、腹の中の子ヤギは死んでいる。でもこれを取り出さないとシロさんが危ない!
なんとかしなきゃ!なんとかしなきゃ!シロさんまで死んでしまったら、せっかく産まれた子ヤギまで死んでしまう。必死の思いで鹿児島大学動物病院のK先生に電話。一度目繋がらず。
懇意の動物病院に電話。「ヤギはわかりません。え?難産?もっとわかりません。」。目の前がまっくら。
もう一度K先生に。・・・・・・・・・・繋がった!!!
ありがとうございます。またまた「すぐきなさい」と言っていただけました。1輪車に乗せて車までシロさんをなんとかかんとか運び、子ヤギも残しておくと狸に襲われそうなので乗せ、一路病院へ。
一時間かけて死んだ子ヤギを引っ張り出してくださいました。オリーブオイル、ゴム手袋ですべりを良くして、長ーーいカンシを駆使するプロの技はさすがです。
先生のお話では、たぶんお腹の中で1,2日前に一頭が死に、そのせいでお産が早まったのだろうということ。さらには死んだ胎児はお腹の中で40℃に暖められ続けるために文字通り「煮えている」のだそうです。温泉卵の原理ですね。なので死んだ胎児の手足は簡単にぽろぽろ取れるのだそうです。胎児が生きていたら、引き裂けるもんじゃないそうです。
よかった~~。ひょっとして自分が殺したんじゃないかと思って愕然としてたとこだったので。脱力して力が抜けました。
でも一番たいへんだったのはシロさん。己に鞭打って車に乗せて、シロさん小屋に連れて帰りました。今は子ヤギと落ち着いてます。はあああ、よかった。ほんとうによかった。
またもや、またもや、鹿児島大学動物病院のK先生と学生さんたち、ほんとうにありがとうございました。心より感謝申し上げます。
今年の初めに死んでしまったボンボンくんの忘れ形見です・・・・・・ってあいつ、ちゃっかりあちこち種を残してくれてました。男子の本懐というものでしょう。
ザーネンのボンボンくんの種がトカラのシロさんについたので、シロさんの体には子供の大きさが負担かも、と心配していました。それで今朝5時過ぎ陣痛のシロさんについてお腹をマッサージするやら、声かけやらなにやら。つまり、わたくしいわゆるとりあげ婆でございますよ。
ひときわシロさんが苦しみだして、破水。しばらくすると膣口から小さなあんよが二本揃って出てきました。こんなに小さいのに大人のヤギと同じようにちゃんと二股のひづめがついています。心配していた逆子ではありません。よかった。
「よっしゃあ!シロさん出てきたぞお!」
「んめえええええ!!!めえええええ!!!」
「よーーーせの、よいっしょお!!よーーーーせの、よいっしょお!!」
「んめえええええ!!!」
後はその二本の足をつかんで綱引きです。4度目か5度目の引きでズルッと一気に子ヤギが出てきました。
次の瞬間には元気に
「ミエエエエエエ!」とかわいい甲高い声が響きます。
シロさん息を整えるまもなく、生まれたばかりの我が子の羊水を一生懸命舐めて綺麗にしてあげてます。たいしたもんだ。誰も教えてないのにね。いや、シロさんも産まれたときにお母さんにこうしてもらったんだろうな。
しばらくすると子ヤギの毛は乾いてふかふか。よろよろとパンパンになったシロさんのおっぱいに近づいて力強く吸い始めます。これで初乳もOK。
とりあげ婆、出る幕無し。よかった!よかった!
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