椿屋敷のお客様

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2008年8月

2008年8月31日 (日)

食べられるの?

Nec_0051 築山の椿の根元に、なにやらうまさげなキノコが何本も輪っかを作っています。ご覧の通り。

うまそーーー、なんだけどな。食べられるのかな?キノコの見分け方を覚えたら人生が倍楽しくなりそうなんだけどな。うちの畑にもいろんなキノコがじゃこじゃこ生えてるから。結構食べることができるのも混じってそう。

キノコ鍋、キノコ飯、キノコの炒め物・・・・・・・・秋はキノコがおいしい季節。今年こそ少しはキノコを調べてみようか。危ないのも多いから慎重にね。

ああ、キノコマスターの知り合いが欲しい!!

2008年8月30日 (土)

おしかけオヤジ

Nec_0050_2 おかげさまでオタフクの6羽の雛たちはすくすくと大きくなっておるわけです。一丁前の鶏への道を順調にたどっております。

んでもって、このオタフクと雛たちに一羽の雄鶏がいつも付き添って離れないのです。雛たちと直接の血縁がないことははっきりしています。なんせまったく違う囲いにはいっていましたので。オタフクの雛がピイピイいい出してから脱走してきて、それから夜も昼もぴったり張り付きガードマンよろしく見張るそぶり。

「おしかけオヤジ」とでも申しましょうや。まあ、現実には「なにかあったときに一緒に逃げる」ぐらいしか役に立たないけれど(笑)。それでもけなげといえばけなげ。

雛が巣立ちしてからオタフクとペアを組むのを狙ってるんだろうなあ。やっぱりもともと鶏もつがいを作る鳥なんだろうか。

もっとも最近の遺伝子解析では、どんな鳥のつがいも(たとえオシドリでも)一つの巣の卵でも他の雄の遺伝子が入っているらしいから。雄も雌も浮気し放題らしいです。

そんなもんなんだろうなあ。

2008年8月29日 (金)

はいってはいけません!!

Nec_0049 岡崎市など、日本のあちこちでゲリラ豪雨。被災された方々のご無事をお祈りいたします。

それにしても今年の雨の降り方はたいへんです。鹿児島も夏の雨量は凄いことになってます。

いつもモモ散歩のルートである裏山にはこんな看板が出てしまいました。

「あぶないからはいってはいけません!!」

実際8・6豪雨のときなんかごっそり土が流されて地形が変わっちゃった裏山。なんせ悪名高きシラス台地なもんで大雨が降ると砂糖みたいにダンダン流れてくんだわ、これが。怖いぞーーー!

仕方ないな。こんなところでガケ崩れに巻き込まれたら「行方不明一名」になってしまう。

はいりたがるモモを説得してお散歩ルートを変えました。まだ雷が鳴ってるので降るんじゃないでしょうか。

2008年8月28日 (木)

中華鍋にスズメ

Nec_0048 朝一番に「ニガウリの卵とじ」を作らんと中華鍋を引き寄せたところ、スズメの死骸がちょこんと乗っていました。

これをどうせよというのだ?炒めよとでもいうのか?

犯人はわかってます。99%の確率でメロン(白黒猫・半年・♂)。めでたくも彼が優れたハンターであることが証明されつつある昨今です。

でも中華鍋にとってきた獲物を直で乗っけるのはやめて。

2008年8月27日 (水)

イモ畑

Nec_0041 今の季節の鹿児島は文字通りサツマイモ畑だらけなんであります。鹿児島弁じゃカライモっていうんですけど。「唐=中国から来たイモ」ってことで。

コガネセンガンという黄色い品種が、ホクホク栗みたいで大好きなんだけれど、この品種は芋焼酎の原材料となる品種。ここ何年かの焼酎ブームで不足気味らしいの。あまり市場に出回らなくなってます。あちゃちゃちゃちゃ~~~。

いまどきのカライモは1に焼酎、2に黒豚、なのかにゃ?

わたくしアルコールがまったくダメなので、たとえ「森伊蔵」でも関係ない(残念かつ悔しいが)。カライモはふかすか焼くか。

今年はたらふく食べたいな。コガネセンガン。

2008年8月26日 (火)

夏バテ防止夏野菜カレー

Nec_0047 夏のカレーはなぜこんなにおいしいのでしょう?

カレーの黄色はターメリックの黄色。ターメリックは肝臓にいいウコンのこと。つまりカレーはウコンの塊を食べているようなものなのです。そりゃあ、暑さに弱った肝臓にいいはずだよなあ。

茶色になるまで炒めたタマネギとニンジンとナスとカボチャとトマト。肉は鶏か豚。ご飯は炊きたて麦飯。

今日は二日目。たらふく食べてしまった。

2008年8月25日 (月)

シェスタ

Nec_0045 最近、シェスタ(お昼寝)が欠かせない習慣となってます。

殺人的に暑い夏の日中なんて、立っても座ってても寝てても暑い。外出なんてもってのほか。冷たいフロアに敷いたさらに冷たい竹ゴザの上で、ぐうたら昼寝でもしたほうがマシ。すだれ越しの風が気持ちいい。

そう思うのは人間のわたくしだけではなく、モモ(紀州犬雑種・7歳・♀)もドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・14歳・♂)もメロン(白黒猫・半年?・♂)も心はひとつらしく、そこらでみんなしてお昼寝。

あんたたちもみんな暑いんだなあ。

スペインでは午睡(シェスタ)という文化があって、夏の昼下がりは何はさておきお昼寝。老いも若きも男も女も何はともあれお昼寝。そして情事。らしい。なんと合理的ですばらしい文化だ!膝を叩きましたです。

でも日本じゃ導入されるとしても「サマータイム」だもんなあ。あくまで働くためのお上が作る制度。なんでだよお。みんなそんなに働きたいの?シェスタいいじゃん。シェスタ。都会では無理でも少し田舎なら、夏の昼下がりはクーラー切って窓全開で風を入れてシェスタ。

さすがに朝晩は涼しくなってきました。永遠に続くかと思われたあの暑さにも、どうやら終わりがくるらしいです。

とはいっても日中最高気温はまだ33℃だったりするんですけどね。

2008年8月24日 (日)

西国三十三ヶ所巡りの記憶

Nec_0043 10ン年前大阪に住んでいた頃、友人のFと富士登山を思い立ち「日本一のお山に上るからにはやっぱり一合目からよね」と、それまで二人ともまったく登山などしたこともないのに、その日のうちに登山専門店に行って、軽登山靴とデイバッグとヘッドライトと雨よけポンチョを買ってきたのでした。

まったく何考えてたんでしょうね。

そして、その週末から毎週「トレーニング」と称して、関西中の山に登りはじめました。

ほんと何考えてたんだ?自分とF。

(もっとも「山登り」というよりせいぜい「ハイキング」という程度の高度と距離しかチャレンジしませんでしたが。元来高所恐怖症だし。)

京都の東山、西山、北山、鞍馬山、比叡山、愛宕山、金剛山、奈良や滋賀の二上山、石山、大阪生駒山、あと忘れたけどまだまだ行ったぞ。そう、関西の山の上には必ずお寺か神社か古墳があって(それも古いのばっか)、トレーニングしてんだか物見遊山してんだかさっぱりわからん道行きだったけれど、むちゃくちゃ楽しかったな。

知ってる人はしってると思うけれど、関西には「西国三十三ヶ所巡り」という、「三十三ヶ所のお寺を巡る、やたらと歴史のある由緒正しいスタンプラリー」があって、ありがたげな蛇腹式の帳面にお参りした先のお寺の納経場で墨で花押を書いてもらって朱印も押してもらうの。その寺その寺独特のデザインでこれが凄くカッコいい。千年近くも巡礼者にサービスしてきて鍛えられたデザインだからね。隙がない。「どうせ登るんなら」とついでのつもりではじめた三十三ヶ所納経帳だったけれど、おしまいのほうじゃこっちのほうが主になってコースを選ぶときにも「三十三ヶ所の寺があるかどうか」が選択基準になっちゃった。それほどこのスタンプラリーは病み付きになるんです。

まったくもって関西というところは、大昔から商売上手。山の上ですらそうやって「歴史と伝統」を売る拠点があってうっかり乗せられたあたしらみたいな連中で門前市をなしている。

鹿児島に帰ってきて、山の自然はすばらしいと思うけれど「ここに寺か神社があったらおもしろいのになあ」と思うこと多々あり。

どうやら明治以前の鹿児島には関西に負けないぐらいの寺院があったらしいのに、廃仏毀釈でほとんど全部打ち壊してしまったらしい。

アホなことをしたもんじゃ!!

残しておいたらいろいろ楽しい使い道があったのに~~~~!!!

2008年8月23日 (土)

「ケイゾク」のオープニング

Nec_0042 ネットでだいぶドラマとアニメを見ました。20年ぐらいろくにTVを視ていないので、なんだかものすごく新鮮です。でも、そのラインナップはね・・・・・・

「アンフェア」「トリック」「ガリレオ」「ケイゾク」「時効警察」「帰ってきた時効警察」「古畑任三郎」「相棒」「裏相棒」「SP」「踊る大捜査線」・・・・・・・

なんかなあ。あたしの趣味見えたな。アニメの「攻殻機動隊」だって刑事モノの一種だしな。他にもおもしろい刑事モノ、もしくはミステリーモノがあったら教えてください。マジで知らないのです。

「ケイゾク」は故ナンシー関画伯が珍しく褒めていたので視ました。おもしろかった!もっともラストは「それはいくらなんでもないだろう!」と思ったけどね。淡々と引いた視線がクールでよし。かなり生々しい事件で、死体なんかもモロだしなのに透明感がありました。中谷美紀と渡部篤郎の距離も良かった。(あ、「トリック」はこの後か。そういえば仲間由紀恵と阿部寛の距離感と共通するものがあるか。)

特に好きなのがオープニング。大好き。中谷美紀の脱力した「クロニック・ラブ」の歌に乗せて、高速のコマ落としでフォトを見せる。さりげない日常の風景スナップにまぎれて、血まみれの死体とか、意味ありげな紋様とか挿入されてて「これ、サブリミナルですか?」みたいな。怪しげなのにギリギリ透明。これ作った人センスがいいなあ。

巷じゃオリンピックやってるんだけれど、やっぱりTVはほとんど視てない。だって「¥感動をありがとう¥」だの「¥勇気をもらいました¥」だの気持ち悪い言葉聞きたくないもの。選手はすごいと思うけど。

代わりにネットで無料画像三昧。選択肢が多いっていいことだ。いい世の中だよなあ。

2008年8月22日 (金)

ニシロウおじさんの伝説

Nec_0039 父方の曽祖父のニシロウおじさんは、スイカが好きで好きで大好きで、家業(網屋)もそこそこにスイカ作りに精出して、挙句の果てにはスイカの食べすぎで亡くなったそうです。疫痢だったとか。

なにせ4人奥さんがいた人なので、そこら中に、いったいどういうつながりなのかわからない親戚のばあさんやじいさんがワンサカいて「ニシロウおじさんは腐ったスイカぎい食べやってケ死んみゃった」などと子供のわたくしに教えてくれたものでした。子供に何を言うとかまったく。

自分が産まれる30年も前の曽祖父の死因など、聞いたそのときからおとぎ噺。続柄不明のばあさん、じいさんも今となってはほとんどが鬼籍に入りました。本当にあった話なのか、本当にあの人たちが語ったのか、おそらく法事の席であったろうあの場は本当にあったことなのか。すべてはわたくしの記憶の中だけのものとなりつつあります。でもこうしてブログに書いたりなんかしてるわけでして。

伝説ってのはこうやって作られるものなのね。たとえそれが大マヌケなスイカ食いのご先祖サアのお話であっても。

血筋なのでしょうか、わたくしも「この世で一番好きな食べ物」にスイカを上げるほどスイカ好きなんであります。たぶん、うちの血筋には夏場に膀胱と腎臓の機能が落ち気味になる遺伝子があるんじゃないでしょうか。よく夏場に「身が絞ったり」します。スイカは知る人ぞ知る膀胱と腎臓の妙薬、あの啜っても啜ってもつきない果汁を本能的に体が求めるのでしょう。

今年も盆が過ぎ、スイカも終わりが近いです。でもある限りは食べるぞ、スイカ。命までかける気は無いけどね。