干し葡萄入り全粒粉パン
イースト菌を発酵させるのが好きなのである。予備発酵のために、牛乳に砂糖を混ぜて38℃。ご存知の方も多いだろうが、これより高くても低くてもだめ。特に温度が高いとイーストが死滅してしまうため、温度計を突っ込んで「まだかな?まだかな?」と適温になるのを待つ時間がいい。理科の実験みたいだ。
今は便利になって、こねるのはフードプロセッサーがしてくれる。粉にバターを混ぜ込むのがたいへんだったので助かる。仕上げに手でしばらくこねて、濡れぶきんをかぶせて、この時期は室温でのんびり発酵させる。固かった生地が、いつの間にかプーッと膨らんでふわふわに柔らかくなっているのは本当に不思議。よくぞ「発酵」という現象を発見してくれた。よくぞ長い歴史をかけてその現象を(わたくしのような素人でも)使いこなせるようにしてくれた。ありがとうメソポタミア。ありがとうエジプト。ありがとうN清製粉。
全粒粉やライ麦や干し葡萄を混ぜて焼くのが好き。うまし。
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