焦がした砂糖ってなんであんなにおいしいのでしょう。気がつけばレシピ帳はキャラメル味だらけになっています。
というわけでキャラメルパウンドケーキを作りました。
材料(16.5×7×7パウンド型)
薄力粉・・・・・120g
ベーキングパウダー・・・・・小匙1
無塩バター・・・・・100g
卵黄・・・・・2個分
キャラメルクリーム用
グラニュー糖・・・・・60g
生クリーム・・・・・50cc
くるみ・・・・・50g
メレンゲ用
卵白・・・・・2個分
グラニュー糖・・・・・20g
これ、なかなか素朴で飽きの来ないおいしさなのです。ついつい食べ過ぎてしまいます。
何でこんなにおいしいのかな?お菓子の中では結構簡単にできるのにこのおいしさ。誰が発明したのか存じませんが、これを思いついた人は偉いぞ。
パート・シュクレ生地はまあ言えばクッキー生地みたいなものなので、パート・フィュテ、つまり折り込みパイ生地なんかに比べると断然簡単。ずぼらなわたくしはバターと砂糖のすり混ぜも粉混ぜもフードプロセッサーにお任せなのでさらに簡単。一塊にしてラップでくるんで冷蔵庫に寝かせて、麺棒で伸ばして溶かしバターを塗ったタルト型に広げるだけ。今回はフィリングがクリームチーズベースだったので一回空焼きしました。それもオーブンシートを上からかぶして小豆を重しにするという簡単で安上がりな手を使います。
あとは溶かしたクリームチーズを電気ビーターですり混ぜ、砂糖をすり混ぜ、うちの鶏の卵を混ぜ、うちのレモンの皮をすりおろしたやつとレモン汁を混ぜ、空焼きしたタルト生地の上に流し込んでうちのブルーベリーを散らして、焼くだけ。焼きあがったら荒熱をとって冷蔵庫で冷まして、うちのミント葉を飾る。
この「うちの」材料ってところがうれしいんですよ。うん。おかげさまでだいぶ材料が揃ってきたな。ありがたいことであります。
うちは鹿児島市のチベット、もろに山の中で孟宗竹や真竹や苦竹の林に囲まれております。竹の生育には条件がいいのでしょうね。
もちろん竹林というのは手入れがいるところで、まめに下草を払ったり倒れた竹を取り除いたりしないといい筍は生えてきません。うちの竹林はまったく手入れが行き届かずジャングル状態。いかんなあ。
写真は裏山のご近所の竹林。ちゃんと手入れされてるのでにょきにょきと筍が生えてきています。この筍は育ちすぎで、みなさん朝の5時(最近はすでに明るいです)とかに、山鍬を持ってやっと芽が出たばかりの筍を掘り返してらっしゃいます。そういうのが一番おいしいのです。早く掘り返さないと竹の生長は早いのでその日のうちににょきにょき伸びてしまう。時間との勝負。
鹿児島では「大名(でめ)竹」が一番おいしいと言われています。もう亡くなったお知り合いに「そんなに竹が生えやすい環境にいるんだったら、大名竹を自分で植えなさいよ」と諭されたことがあるのですが、いまだ果たせず。なんとかしたいなあ。
めーさん(ザーネン種・お母さん・3歳)は今度が二回目の出産で二回目の授乳。
去年、ヤギ師匠が「この子の乳は来年もっと大きくなりますよ~」とおっしゃていたのですが、予言は大当たり。去年よりはるかにパンパンに大きくなっています。
今年もヤギ師匠に来ていただいて様子を見てもらいましたが、「これだと一頭では飲みきれないな。今からでもお乳を搾ったほうがいいでしょう」とのこと。
さっそく、搾ってみました。
うわ―――!!ものすご~~~く濃厚です。クリーミーでスプーンが立ちそうです。
さすが初乳。去年は1ヶ月あとぐらいからのお乳だったのです。そのときのお乳とは濃さが違います。きっと成分を分析したらおもしろいだろうけどな。
レンジで一煮立ちさせて飲んでみると、チーズを飲んでいるような味わい。うわあああ。うまい。だけど、濃いい。
ローカルな話題ですが、坂元郵便局前の交差点からしばらく登った崖っぷちぎりぎりに、産地直送の小さな果物屋さんがあり、そこの果物がおいしいのです。
今だとイチゴ、これから夏みかん、スイカ、なし、リンゴ・・・・・。珍しい果物や多い種類が置いてあるわけでなく、安い旬のものが主なのですが、開け放しの台に並べてある季節の果物はとてもおいしそうで芳香を放っています。
「イチゴ1パック¥190」にひかれて買った小粒のイチゴは、狙い通り甘くて香りがとてもいい。
その香りとぷちぷち感をそのまま味わいたくて、フォークでざっとつぶして砂糖と混ぜてレンジで少し溶かし、ふやかして湯煎したゼラチンと八分立ての生クリームを混ぜて冷し固めました。
春の味でございました。
うちのイチゴは露地植なので収穫はもう少し先。今年はちょっと量が採れそう。この次は庭先のイチゴで作ってみよう。
あじさいをイメージした色でとてもかわいいパッケージに入っていました。
金平糖は単純なお菓子ですが、あきが来ませんよね。ちょっと口淋しいときなど、ついついつまんでしまいます。糖分オンリーでできているのでカロリーの回りが速いです。「脳みそに糖分が足りなくなった~~!」ときなどこれをつまむと一発。
そういえば「美味しんぼ」で「金平糖の作り方」の回がありました。なかなかむずかしいんだったよな。確か砂糖のシロップ液を加熱した鍋に流し込んで、それを長いこと回転させ続けると、鍋に接する点が成長していってああいう星型になるんだという。
室町だか戦国だかに日本に入ってきて、いまだに作られ続けているって事は、やっぱりあきが来ないお菓子だからでしょう。あと、「こんぺいとう」という名前のかわいさも見逃せません。
豚味噌は鹿児島の家庭の味、それぞれの家のレシピがあります。中にはclusterさんちみたいなプロの家もあって、デパートに卸しているところもあります。それはそれはおいしい豚味噌です。
そうでなくてもみなさんそれぞれの秘伝のレシピがあるようで、ゴマが入っていたりピーナッツの砕いたのが入っていたり、黒砂糖を使ったり、ニラがはいっていたり千差万別。薩摩人にたいへん愛されているお惣菜のひとつなのです。
これはうちの豚味噌のレシピです。
以上です。みなさまのお宅の豚味噌は何を入れますか?よろしかったらお教えください。
「またバナナかよ」です。いかんせん仏壇に上げてあるバナナが、この暖かさでどんどん黒くなっていきます。もったいないから片っ端からお菓子に使用。
んで、お菓子に使うのは真っ黒になったようなのが一番いいんだよな。
パウンドケーキは卵と小麦粉とバターと砂糖を同量づつ使う基本的なケーキなわけですが、作るたびに思うんです。卵と小麦粉はまだいいよ。問題はバターと砂糖だわな。だいたい8×7×17ぐらいのパウンド型1台で卵2個に小麦粉100gバター100g砂糖100g。バター100gに砂糖100gだよ!
普通の200gの市販バターだったら半分ごっそり一気に使ってしまうのでありますよ。
もちろんこれをケチるとパウンドケーキになりませんので、ドバッと投入するわけですが溜息が出ますわ。ケーキという代物が脂肪と糖分の塊であることをまざまざとしらしめられるのでありました。
口当たりを軽くするために、卵は卵黄と卵白に分けて、砂糖100gのうちの20gとメレンゲを立てて、最後にさっくり混ぜてあります。
恐ろしいけれど、これの焼き立てに冷え冷えのバニラアイスを添えて食べるとおいしいです。
カロリーが高いものほどおいしかったりするんだよな。
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