36℃から37℃ってのは、酵素が一番活性化する温度なんでありまして、いろんな発酵がこの温度で行われるわけであります。ヨーグルトができる乳酸菌発酵なんかもここらあたりがベストですわな。
今はヤギ乳がある時期ではないので、牛乳。(というより鹿児島の気候ではヤギ乳の季節は室温でほおって置くだけでヨーグルトになってしまうんだよなあ。)
牛乳を一度煮沸して、38℃ぐらいまで下がるのを待ち、種になるヨーグルトを混ぜる。そのまま炬燵に突っ込んで一晩。朝になれば鉢一杯のヨーグルトが出来上がり。まさしく炬燵さまさま。
母は味噌を作るため炬燵で麹発酵をしたことがあるそうな。利用価値さまざまの炬燵さま。
どうも年末年始は寒気が降りてきてかなり寒いらしいので、本来の意味でも働いてくれるであろう炬燵。ありがたやありがたや。
あまり気持ちよすぎて足を突っ込んでるとついついうたた寝をしてしまうのが玉に瑕だな。風邪ひかんようにしよ。
というわけで、16年ぶりぐらいに炬燵を使い始めたわけなんであります。
んで、せっかく電気料金を使って38度前後の理想的な環境ができたわけでありますから、発酵食品の数々をここで作っておるわけです。
とりあえず納豆。これがたいへん簡単にできてしまうんですわ。
作り方
ね、簡単でしょ?
一日一回は納豆を食べるので、こうやって作りためておくと便利で経済的。
市販のジャムの成分表に書かれている「ペクチン」ってやつ、柑橘類の種やワタに含まれていて、これを茹でた汁の中に抽出されるって知ってました?
恥ずかしながらわたくし、以前に書いた柚子ママレードのレシピを知るまでは知らなかったです。でも、ほんとに種の茹で汁を加えるとジャムがとろとろに固まるの。不思議だなあ。
あえて薬品を加えなくても天然自然にそうなるようにできてるの。ジャムだのママレードだのプリザーブだの、ヨーロッパではたぶん紀元前から行われている保存法だと思うのですが、最初にやった人は偉い!!果物の香りや味を損なわずに保存できるんだもの。旬の時期に大量にできる果物を「もったいない。なんとかしなくちゃ。」と今のわたしらみたいに考えた人がきっと昔にもいたんだね。
今日でやっと柚子をママレードにし終わりました。クリスマスイブにママレードを煮てるってどうよ?とも思いますが、いいんだもん。楽しいから。(ああ、どうやっても負け惜しみに聞こえる)
うちの庭の柚子で柚子ママレードを作りました。農薬をかけてないことは確実なので皮ごと食べても安心!!しかもこのレシピだとペクチンを柚子の種からとるのでさらに合理的で安心。とてもおいしいレシピです。
材料:
柚子・・・・・・・・・・・・・500g
グラニュー糖・・・・・・・250g
道具:
大き目のホウロウ鍋
熱湯消毒したふたつきガラス瓶
作り方
以上です。
ちょっと手間はかかりますが、柚子の鮮烈な香りがするとてもおいしいママレードになりますです。トーストにのっけてもヨーグルトと食べても最高!!
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