椿屋敷のお客様

野菜 Feed

2007年9月 4日 (火)

野良トマト

Nec_0002 さて、うちはワイヤーメッシュで作った移動式鶏小屋を草のあるところに移動して鶏に除草させる、という「ぐうたらもここに極まれり!」な手法をとっております。

いや、ほんと鶏が草の根っこまで掘り返してくれて、しかも糞で土地は肥える、小屋の掃除はいらない、鶏新鮮な草と地虫をたらふく食べる、ときたもんです。一石四鳥ばかり。

そんな鶏小屋が移動した跡に、なにやら生えてきております。

トマトです。何本も生えてきてます。花までつけてます。

残飯もあげるのでその中のトマトを鶏が食べ、種がウンコに入ってでてきて、そのままウンコを養分に発芽したというわけ。

なんとまあ、ありがたいことよ。

今年は7月の大雨と長雨で、夏場はトマトがあまりなりませんでした。植えたトマトも今実がじゃんじゃかつきだして赤くなってます。というか、去年も12月の初霜が降りるときまで、どちらかといえば秋にトマトがわんわんなったなあ。

まだまだ鹿児島は残暑厳しいし。トマトとバジルでパスタとピザの日々は続きます。

2007年9月 2日 (日)

ピーマン

Nec_0001 ピーマンは「好き嫌いしちゃだめですよ」と子供が注意される野菜のトップ3に入るのではないでしょうか?

ピーマンはナス、トマト、ジャガイモと同じ仲間でして、この仲間は有毒アルカロイドを微量ながら含むこと多いのです。ジャガイモの芽とかトマトの茎や青実とかヤギも食べません。連中の舌にもピリピリ苦味があたるのかも。ピーマンの実に苦味があるのもこのアルカロイドのせい。でもこれごくごく微量だし体にいいビタミンCを大量に含むしで、「嫌がるお子様に無理やり食べさせる野菜」となったわけですが、子供の舌はこの苦味を「毒物」と判断して大量に食べるのを本能的にストップするらしいです。ふーーーーん。うまいことできてます。

だいたい人間の味覚は甘味から作られて、苦味や酸味はかなり成長してから作られるのだそうな。子供の脳を形成する時期に糖分が多量に必要なので、甘味からというのは生物として合理的な対処。

かなり成長してくると今度は体の維持のために苦味や酸味が必要となるので、ちょっとやそっと有毒成分が混じってても「おいしい」と感じることができるようになってくるというわけ。まったくもってうまいことできております。

小さい頃、ピーマン嫌いだったかなあ?今となっては思い出せません。今はピーマン大好物です。あっさり野菜炒め、チンジャオロースー、ピーマンの肉詰め、刻んでチャーハン、夏場にことさらその苦味をおいしく感じます。

「大人になる、経験を重ねる」ことを「酸いも甘いも噛み分けて」と味覚にたとえる形容句がありますが、文字通りですな。

もはや甘いばかりではおいしいと感じることができません。でもそれはとてもありがたく幸福なことだと思うのです。

2007年8月17日 (金)

追肥

Nec_0067 たいがいの夏野菜は成長がたいへん早く、どんどん実がなってくれるのでありがたいのですが、その分水と肥料を食べます。どんどん追肥をしないと成長に追いつかないのです。

もっとも極めつけのグウタラを自認するわたくしです(何の自慢にもならん)ので、「堆肥がン%、油粕がン%・・・・・」などという面倒な計算はせず、掃除したヤギ糞や鶏糞を餌の草ごとどんどん野菜の根廻に撒いていくだけ。特別に発酵もさせず。

それでも野菜の成育が段違いに良くなるので、効果絶大。どんどん実をつけてくれます。まことにありがたいことです。

2007年7月21日 (土)

えびすカボチャ

Nec_0034 「昔に比べてカボチャがずいぶん甘くなった」とは年配の方のお言葉。

確かにえびすカボチャ、ほくほくして甘い。品種改良の賜物です。敗戦時の食糧危機を体験した方はカボチャの茎や葉を食べているので、その苦い思い出もあるらしいです。

2007年7月 2日 (月)

夏は瓜

Nec_0010 胡瓜、西瓜、南瓜、冬瓜、糸瓜、苦瓜、真桑瓜、・・・・・・。

どっちを見ても夏は瓜だらけ。瓜というのはどうにも南方の匂いがします。東南アジアとかインドとかあるいは中央アジアやアフリカの灼熱の砂漠とか。どこかそこらあたりから伝来したものばかりだし。

だからこそ瓜は夏のもの。温度が高くて雨が降らないとよく育ちません。いまや一年中ハウスものが出回るご時勢ですが、やはり「アチ~アチ~よ~」とうだる夏にかぶりついてこそ瓜類はおいしいのです。

ここ最近の雨と温度の高さで、胡瓜も南瓜も西瓜も糸瓜も苦瓜も冬瓜も、一気に大きくなっています。ありがたいことよのう

そういえばもうすぐ七夕。「七夕と瓜と龍」ってのはものすごく縁が深いんだよな。乾く夏でも果実の中に水気を湛えた瓜類。昔の人はその中に宇宙を見たそうな。瓜の中には天の川。

壮大な話じゃのう。

2007年6月17日 (日)

野良のジャガイモ

Nec_0024 モモ(紀州犬雑種・女の子・5歳)と裏山を散歩していたら、野良のジャガイモがこんもりと藪を作っていました

誰がこんなところにイモを捨てたのでしょう?謎です。

すぐ隣には何かの柑橘類の木が自生してきていて、土地の持ち主の方が添え竹をしています。「知らんうちに生えてきたのよ~。まあ、継木の台木にはなるかと思って。」とおっしゃてました。誰かが夏みかんか何かの種を捨てたのかな?

なにせ山の中なので腐葉土がよく効いているのでしょう、ジャガイモは発育よく茂っています。考えてみればもともとがアンデス山脈かどこかの原産、こうやって野生のジャガイモも生えて繁殖しているのかも知れぬ。

2007年6月10日 (日)

ジャガイモの収穫

Nec_0016 梅雨が本格的になって地面が濡れ湿ってしまわないうちにジャガイモを掘り返しました。

いやあ、ほったらかしていたのに大きな芋がざくざく採れたのでホクホクもの。春まだ浅いうちに移動式の鶏小屋を往復させて、さんざん鶏のウンコを浴びせかけた甲斐がありました。まったくもって生物の排泄物ほど畑を肥やすものはありません。ありがたいことです。ありがとう地鶏くんたち。

さっそく明日はポテトサラダ。ポテトのポタージュにコロッケ。ポテトグラタン。ホクホク。

2007年6月 9日 (土)

ゴボウ

Nec_0015 ゴボウを引っこ抜きました

いただきものの大根があるので、それと煮物にしようか。

五月の体調不良の余波で、まだ少しふらつくときがあります。こういうときには地面の中の野菜を食べて底力を取り戻さねば。

2007年5月24日 (木)

ゴボウ

Nec_0041 ゴボウを植えてらっしゃる方はご存知でしょうが、ゴボウの地上部は「えっ?!」というぐらい大きいです。

考えてみればあれほどの地下茎が発達するのだから、地上部、特に光合成ででんぷんを作る葉が大きいのは道理に合っているのですが。それにしてもゴワッと大きい。そして根が細いのに葉は広い。独特のこんもり感があります。

んで、ぜんぜんそうは見えないけれどもキクの仲間なんだよなあ。まったくもってキク科ってのは侮りがたし。地球上のほとんどの場所を席巻してねえか?

何はともあれ去年の秋に植えたサラダゴボウがいきなり大きくなりだしました。ありがたやありがたや。ひっこやして筑前煮か煮しめにして栄養をつけようかい。ゴボウの土臭さは大好き!

2007年5月22日 (火)

ソラマメ

Nec_0040 露地植のソラマメももう終わりです。

ちょいと体に栄養をつけようと、庭のソラマメを茹でて塩をまぶして食べました。いやあ、採れたての豆をすぐ茹でると香りがしておいしいのです。

あと、ひたすら水分を摂っております。昼間の温度が高くなってきたので、みなさまも水分とミネラル補給にお気をつけください。うっかりしてるとあっという間に脱水症状になっちゃうぞ。