椿屋敷のお客様

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2005年10月20日 (木)

白いバラ

Nec_0015 白いバラが咲きました。

あきれたことに当農園は椿の品種同定には神経質なくせに、バラは「大きい」「ミニ」「ツル」「赤、白、黄」ぐらいの区別しかしていません(大雑把すぎ)。何にせよ肥料はたらふく食うし、虫はつきやすいし、「9月の1日から8日までの1週間の間に、ランナーの外側の芽を残して剪定しろ」とかなんとか一年中なんやかやとあって、まっこちせからしか(うるさい)花です。バラの品種改良に世界で最も熱心だったのがエゲレス人だったわけですが、「バラ」「馬」「犬」という英国が誇る三大品種改良は、全部こういう「自然を人間がコントロールしちゃる!」という偏執的なまでの意思があって初めて可能だったんじゃないでしょうか?

2005年10月16日 (日)

金木犀と銀木犀

Nec_0095_1 Nec_0096金木犀と銀木犀です。

数日前から「香りはすれども姿は見えず」だったのですが、お宮さんの庭に咲いてました。うちの老大木は夏に剪定してしまったので今年は花をつけないようです。

色を「『金銀』で対にする」というキンキンギラギラな発想はどうにも大陸的な匂いがします。

日本ならば『黒白』、もしくはおめでたくて『紅白』でしょう。

『金銀』で思い出すのは「西遊記」の「金角・銀角」です。ああいう派手派手しい悪党兄弟に金銀の名をつけるところが、いかにも大陸的。「ジャァァァ――――ン」と銅鑼の音が聞こえてきそうです。あ、そういや日本でも室町から戦国にかけての派手で婆沙羅な時代には『金銀』が流行ったのかな。「金閣寺・銀閣寺」。秀吉の「金の茶室」。金木犀が中国から輸入されたのも17世紀、戦国時代が終わろうとする頃?何にせよその頃輸入した人はちょっと気がきかない人で、日本の金木犀・銀木犀は雄木だけなので、花は咲けども実を結ばないのですって。そりゃせつねえよ。それとも「衆道全盛・ホモホモ天国」だった当時の日本にはふさわしかったのかな?

2005年10月10日 (月)

ヤブマメ

Nec_0079_1 ヤブマメの花と実です。

葛やクローバーなんかもそうなんですが、マメ科の植物は根が地中の窒素を蓄えるために、たいそう栄養があります。(『空中窒素固定装置』なみ。「キューティーハニー」かよマメ科)。

よって野生の草でも、家畜や 家禽のいい餌になるので、昔から冬に備えて刈って干して蓄えていたようです。小さい頃斜め前のお宅が牛と馬を飼ってらして、そこのおじいさんが葛やクローバーの茎や葉を大量に刈って馬車(!)で馬小屋に運び込んでました。

それに比べればささやかですが、うちの藪に自生しているヤブマメを(藪払いも兼ねて)除草して、そのまま地鶏くんたちにあげると大喜びです。この小さなえんどう豆みたいな豆を争って食べます。 試しに自分でも食べてみました。枝豆みたいでなかなかいけます。しかしこの大きさでは百粒でも一口に足りますまい。Nec_0080_2

2005年10月 8日 (土)

ススキ

Nec_0070 ススキです。

「日本の秋にはこれがなくっちゃ」ですね。花札の月の下にススキがなくちゃ締まらない。昔はこれで屋根を葺いたんですね。これを、鎌で刈って。集めて束ねて。ほんとにたいへんそう。

ススキの葉の芯だけ手でシュッとしごいて飛ばす、ススキジェットという遊びがあり、調子に乗ってどんどん飛ばしていたら中指の横を深く切ってしまいました。血がだらだら出てびっくり。

ススキの野を歩くとき油断してると切ります。破傷風の原因になりかねないので注意です。

根茎は解熱剤なのに。

2005年10月 7日 (金)

ヤマイモの花とムカゴ

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ヤマイモの花とムカゴです。

このの中に種ができ花弁をプロペラにして風に乗って飛び、着地点で発芽して増えます。

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ムカゴも落ちたところから発芽して増えます。これは「種」ではないのです。

茹でて塩を振って食べるとおいしいです。

つまり、ヤマイモは①種②ムカゴ③地下茎(掘って食べるところ)の三段構えで繁殖するわけです。「自然薯」として勝手に生えてくるのも当然といえましょう。

すげえ。

2005年10月 6日 (木)

ゲンノショウコ

Nec_0062_1 ゲンノショウコの花が咲いてました。

下痢止め、更年期障害、冷え性、便秘に効く上に副作用ナシという万能薬でございます。

「ゲンノショウコ」とは「現の証拠」で、「飲んでみろ。効くだろうが。『現の証拠』だ、という名の由来である(意訳)」と本草学者の小野蘭山という方が記述しているらしいです。いったい最初に言い出したのは誰ですか?そのネーミングセンス、大阪人じゃないですか?(例:天神橋筋六丁目を『天六』)

大阪で本草学は発達したらしいですしね。実際ロマンティックなところを排除した即物的な(笑える)ネーミング、でも現実によく効く、大阪人がいかにも好きそうな薬草です。今の大阪市内に生えてるのかどうかは知りませんが・・・。(あるなら淀川堤とかですかね)

2005年10月 3日 (月)

茶の花

Nec_0052_3 茶の花です。

亡くなった母方の祖母が、茶ノ木を育てて茶摘、茶煎りと自家製茶を作っていました。畑の藪の中に何本かの木と、納屋にもグッズ(茶摘籠、茶摘バサミ、茶煎り釜などなど)が残っています。 幼い頃手伝わされて、ぐうたらずぼらだったので新芽だけでなく固い葉も一緒に摘み「こげな固かところが茶になるか!」と叱られやり直した覚えが・・・。(こんなんばっか)

ちくしょー。来年はちゃんと手入れしてリベンジだー!って来年とか言ってるところでダメダメじゃん。今藪を払ってやれよ。

「お茶の花」は「茶道」の「茶室」に飾ると風流だそうですが、とんと不調法者で茶道のサの字も知りません。東京に住む妹が長くやっているので「ねえ、基本だけ教えてよ、食事の作法とかさ、」とか甘えたら、「ケッ」と鼻で笑われました。当然です。そんなに簡単に作法が身につくなら、誰も高い銭と手間をかけてお教室に通わないでしょう。ここにもぐうたらの片鱗が・・・(とほほほ)

2005年10月 2日 (日)

セイタカアワダチソウ

Nec_0049_1セイタカアワダチソウであります。

このたび施行された「外来生物法」の中で「要注意外来生物リスト」の中の「侵略的外来種ワースト100」の上位に入っております。しかし、そもそも日本に入ってきたのは「意図的導入」であったそうで・・・。やれやれなんといいましょうや。誰かがこれを観賞用にでも栽培したのでしょうか?母がこれのアレルギーなので、とにかく除草しなければなのですが・・・。白状します。全然間に合っておりません。繁殖力すごいです。

「要注意外来生物」という名誉ある称号をいただくには、この「繁殖力」がチェックポイントです。

逆に繁殖力に翳りのある、ワシントン条約で保護されているような種、たとえばジャイアントパンダ様を例にあげてみましょう。

「ジャイアントパンダ様のご一族が霧島山系の竹薮・笹薮でひっそりと繁殖しておられた!」こういう大発見があったとします。どうも誰かが飼育に困って捨てたらしいです(どういうルートで?税関はどうしたんだ?等のツッコミはさておき)。まず、誰も「駆除」とかいいだしませんね。とりあえず「保護」でしょう。調子に乗って牧園町あたりに「ジャイアントパンダ保護繁殖センター」の設立が計画されるでしょうが、もちろんワシントン条約事務局と中国政府は黙ってません。中国政府が「わが国は日本国が即刻大熊猫を返還することを要求する。」とか言ってきます。東シナ海の天然ガス田の線引きよりシビアな態度かもしれません。あるいは外交巧者の中国のこと、大熊猫の件で牽制しておいてガス田交渉を有利に運ぼうと画策するかも。そうなってたとえ日本政府が弱腰になっても、鹿児島県庁は退いてはいけません。「何の意味も無い」といわれる「県」という組織ですが、この際日本国からの独立を覚悟してでも「霧島山系のジャイアントパンダ様繁殖地」を守りましょう。なあに、本場中華人民共和国でも、大熊猫の棲息地の自然破壊が進み、そのペースたるや日本の比ではないぐらいなのです。「絶滅に瀕したジャイアントパンダに適した棲息地であり繁殖地である霧島」を盾に突っぱねとおしましょう・・・。

とね。セイタカアワダチソウと見れば根っ子から引っこ抜き、チャドクガと見ればカタキのように殺虫剤を吹き付けるわたくしですら「ジャイアントパンダ様がもし・・・。」と考えるとこのありさまですよ。

「ジャイアントパンダは害がないじゃないか。」とおっしゃるかもしれませんが、あれで食肉目、100kg-150kgもあるんですよ。ばりばり繁殖して数がうじゃうじゃいたら、きっと竹山はタケノコともども食い尽くされあっという間に全滅、飢えたパンダが里山に下りてきて、図体がでかいので人に怪我させることもあるだろうし、あっという間に害獣指定ですわ。

「要注意外来生物指定」。ま、人間のエゴ剥き出しなんですが。「生命力と繁殖力のお墨付き」と思えばある意味名誉なことでしょう。皮肉でなく。

2005年9月29日 (木)

紫苑

Nec_0043 紫苑の花が咲いた。

お知りあいからいただいた株なのだが、台風で倒れたのにもメゲず花をつけてくれてうれしい。

「紫苑」といえば、昔「やおい」今「ボーイズラブ」という少女マンガの一分野の創生期に、同人誌やなにやかやで、やたらめったら「紫苑」という名前の美少年が出てきてたような・・・。あと「ぼくの地球を守って」(日渡早紀著・白泉社)の「紫苑」ね。なんでこんな可憐な花の名前を、あんな暗くて屈折して世をすねた少年たちの名前に付けるんじゃ?と思うてました。今はさすがにそんなこともないですが。

(ご本人及びご親族ご友人の名前が「紫苑」の方、ごめんなさい。暗くて屈折して世をすねているのは、あくまでマンガの登場人物のことなので・・・。)

2005年9月14日 (水)

竹の花

032 竹山の竹は、あれ全部で一つの生命体なんだそうである。ひゃあ。ぜーんぶが地下茎で繋がっているのですと。だから、何十年か一度竹の花が咲くとき、全山いっせいに咲く。そして、いっせいに枯れる。(まだそれを見たことないけど)。昔から竹の花は凶兆といわれておりますな。いわく、凶作になる、天変地異が起こる・・・etc.もっとも、竹はイネ科なので、その花は米の仲間、鼠にはいい餌らしく、確実に大発生するらしい。山の竹の花を食べ尽くした鼠が里に大挙して降りてくる・・・。充分まがまがしいなあ。

いや、うちの裏山の竹に花が咲いたというわけじゃござんせん。ただね、今度の総選挙、「自民圧勝」、「『全山いっせいに咲いた竹の花』みたいだな」と思いやしてね。「一本一本別々かと思ってたら、いきなり全山花盛りになりました。」という。政治を語る気はさらさらございやせんが(分際じゃありやせんや)、わけがわからんうちに何かが一時的に全て集中する状況は、生き物としてかなりやばい(生命が尽きる)状況であることが多いと思いやすがね。