椿屋敷のお客様

薬草・ハーブ Feed

2009年4月 3日 (金)

マメ科とイネ科

Dvc00097 今月号の現代農業の特集が「マメ科の利用法」で、ちょうどクローバーと燕麦とファーストソルゴーを混植しようとしていた矢先だったので「んまあ、ぴったりの特集!!」と喜んだのであります。

まあ、荒れ放題のうちの庭畑に緑肥を入れようという目論見もあるけれど、一番はあれだな、ヤギの飼料だな。

それにしてもクローバーも燕麦やソルゴーもヤギが大好きな草、でありながら土地を肥やす緑肥になり、なおかつネグサレセンチュウやネコブセンチュウの抑制に効果があるという・・・・・・・。なんちゅうか、こういう「農の知恵」っての凄いものがありますよね。

あたりまえか。人類は「経済」だの「国家」だのの始まるはるかはるか昔に「農耕と牧畜」を始めたんだもんな。「農耕と牧畜」にこそ「文明と文化」の基本はあるわけよ。

2009年2月26日 (木)

花が撮れる

Dvc00053 ううううん、ほんとに今度の携帯のカメラ、いいなあ。

前の携帯のカメラだと、こんなふうにハコベのごくごく小さい花なんか、とてもじゃないけど撮れなかったです。ぼけぼけにとんでしまって。

これで小さい花も、昆虫もじゃんじゃか撮れる、はず。

今年の春はとても暖かくて(ちゅうか暑いほどで)、ハコベがじゃんじゃん伸びてます。毎年おなじみハコベ塩を作らなくちゃ、です。あれで磨くと歯周病になりません。

2009年1月25日 (日)

レモンの葉風呂

Dvc00015 鹿児島地方は昨日、今日と今年一番の寒さです。寒いわ~~!雪降ったわ~~(ちょっぴり)!道路凍結したわ~~(ほんのちょっぴり)!!

北国、雪国じゃ大笑いなんだろうけど、鹿児島の家は(特にうちみたいな古い家は)、完全夏仕様、ちゅうかぶっちゃけ台風仕様なので寒さに備えてません。だから寒いです。と、こういうと知ってる人から「あんたんちだけだろ」とか言われそう。

夏はとても涼しい家なんだよ~。

まあ、それならば体を温めようと、今日剪定したレモンの葉付きの枝を風呂の中に入れました。切ったばかりのレモンの葉の匂いがぷーーーーーんとします。これは温もりそうだ~~。今から入るぞ入るぞ!パンツとババシャツとパジャマとタオルと用意してっと。

まだかなり葉があるので、しばらく毎日レモン葉風呂に入ろう。

2008年11月 9日 (日)

味覚の違い

081109 山の中に竹藪に、たくさん鮮やかな朱色が見えます。カラスウリの実がなっているのです。

見た目とっても綺麗でおいしそうなんだけれど、人間の舌では食べられたものではないと思います。いや、薬ではあるんですけどね。「薬と思えばしかたないか」という程度の味です。

鶏は大好きですけどね。「ケーケケケケッ」などといって喜んで食べます。「やはりこいつらとは味覚が違う」そのたび再確認します。

2008年11月 6日 (木)

カボス黄色くなる

Nec_0001 カボスは柚子の変種で、青いカボスをほっとくと自然に柚子みたいな黄色になります。香りもそんなに変わらないと思うけど・・・・・・

と言うのは言い訳で、今日はっと気がついてみれば木の上のカボスはごらんのように黄色く色付いておったというわけ。いいもん。料亭に出すわけじゃなし、秋刀魚にかけて、ハチミツカボスにして、カボス酒にして、カボスママレードにしちゃうもん。

あ、種を焼酎に漬けて化粧水にして、オリーブ油と混ぜて乳液にするのも忘れんでおこう。

秋は実りの秋、油断してるとそこら中に実が。ありがたいことじゃ、ありがたいことじゃ。お礼肥えと剪定も忘れんでおこう。来年もまた実をつけてくれますように。

2008年9月10日 (水)

今頃ヘチマが

Nec_0060 今になってヘチマがワンサカなりはじめ、そこらじゅうがヘチマだらけです。

遅いっての。鹿児島じゃヘチマは七夕やお盆ににゅう麺に入れます。体を冷やし利尿作用があるらしいのですが、もう9月だよ。昼間は30℃越すけど朝晩は涼しいよ。毛布被らないと寒いぐらいだよ。

ま、でも去年実が落ちてきたところから勝手に生えてきてくれたんだから、文句は言えないけれど。

やっぱり気候がおかしいのかな?

しょうがないな。ぼちぼち炒め物にでもして(若い実を炒めるととろとろになる)、あとは十五夜の晩にヘチマ水をとって、実をタワシにしようかね。

2008年9月 8日 (月)

エノコログサとモモしっぽ

0908 エノコログサは「狗(え)の仔ろぐさ」で、ふさふさした穂が揺れる様がワンコのしっぽに似ているからつけられたそうな。

確かによく似ています。誰だか知りませんが昔の人はよくも名づけたものよ。「エノコロ」の語感が何とも言えずキュート。

うちのモモ(紀州犬雑種・7歳・♀)は、差し尾ぎみのふさふさしたしっぽを持っています。「モモ」と呼びかけたときのお返事代わりに、この立派なしっぽをゆさゆさ振ると、あらまあ確かに秋の日差しにゆらゆらと揺れるエノコログサにそっくり。

もうじきエノコログサは立ち枯れて穂も茶色に熟します。そうなるとまさに茶色の犬の尻尾にそっくりになるなあ。

恥ずかしながらうちの畑はまだエノコログサ生え放題。早く草とらないと何百頭もの赤犬がしっぽ振ってる状態になってしまう。秋の彼岸が来る前になんとかしないと。なんとかしないとって、気ばかり焦るんだけれどね。

2008年8月21日 (木)

席巻する葛

Nec_0038 今年の夏も猛暑の夏、お盆を過ぎても34℃。かな~りヒートアップしております。

こうやって気温が上がると植生が変わってくるだろうな。それも猛スピードで。たぶん蔓草が繁茂するんじゃないか、と思うんだよね。

樹木類は成長に時間がかかるでしょ。対して蔓草はあっという間に成長し、絡み付けるところすべてに絡まって覆いつくし、下を影にして木も草も全部枯らしてしまいます。そのパワー恐るべし。

中でも葛はすごいです。荒地で一面葛だらけで、それでも足らず電信柱やフェンスなんかも葛が這い登っているのをよく見かけますでしょ?あの調子でたとえ温暖化が進んでもこの草は生き残るんじゃないかな?

佐藤史生という漫画家が昔「葛の極相林に覆い尽くされた未来の日本」のマンガを描いてました。「葛のために他の森林も植物も潰されて、何百年も葛餅ばっかり食べてた日本人」ってマンガ。とても変な話だったけれど「ありえる~~!」とか思いましたです。

葛餅嫌いじゃないけどさ。そればっかってのもねえ。

まあ、ガソリン代がまだまだ上がるし、人類もっと車に乗らなくなるでしょ。(すでにお盆の交通事故が激減しているという)環境にはすごくいいことじゃん。「見渡す限り葛だけ生えた日本」にはならんと思うけれど。

いつまでもうまい米の飯を食っていたいです。

2008年7月18日 (金)

茗荷の夏

Nec_0034 うおッ!ついに今年も茗荷が出てきましたぞよ!

なにせ茗荷が大好物でして。素麺や蕎麦の薬味はもちろん、味噌汁に茗荷寿司に酢味噌和え、夏のさっぱりメニューはこれなしでは語れません。[

「茗荷を食べると物忘れする」と申しますが、別に茗荷を食べんでも忘れるしな。ノープロブレム。

んで、庭先で採れたての茗荷がこれまたうまいんだわ。スーパーのパック入りとは「これが同じ茗荷なのか?」と愕然とするほどに違いますのじゃ。

とりあえず今夜はナスと茗荷の味噌汁。ナスがこれまた庭で採れたもの。うまし。

なんと、ありがたいことかよ。

2008年5月11日 (日)

金銀花

Nec_0002 今時分ちょっとした藪の近くに寄ると、ほのかに甘くさわやかな香りが漂ってきます。スイカズラの花の季節なのです。

スイカズラはジャズミンと親戚。香りがいいのもうなずけます。花の形もかわいらしくて、咲きたては純白の花が次第に金色に変わっていくのも風情があってよし。大好きな花のひとつです。

これほどまでに蔓がはびこらなければ。

これがねえ、たいへんな藪を作るのよ。蔓が細かくて強靭な上に複雑に絡み合って、折ることもちぎることもならず、どうにもこうにも。結局ハサミで一本一本切っていくしかないの。気が狂いそうになりますよ。

奥の畑の藪払いで、もう5,60kg分はこの蔓を切ったんじゃないかなあ。いい匂いのする花の塊ごとヤギにあげてます。