椿屋敷のお客様

薬草・ハーブ Feed

2008年5月 9日 (金)

百円ショップで種を買う

Nec_0030 百円ショップってホント何でも売ってるなあ。

郡山町のAコープの隣にダイソーの百円ショップがあるそうな、と聞き行ってみました。かといって何を買うという当ても無いの。百円ショップに行くほとんどの方がそうでないかと思いますが。

何万点という商品を見ながら結局買ったのは蝿タタキと歯間ブラシです。我ながらしょぼいラインナップじゃのう。

っと、そうそう種を結構買いました。カモミールとバジル。2点で¥105。やっすいなあ。あと、アスパラとフキノトウの根っこ。これもそれぞれ¥100。まあ、安いからって問題はないじゃろ。発芽率についてはこれから実験をしてみます。

2008年5月 1日 (木)

いつの間にか生えてきたもの・その6

Nec_0022 ああ、これは何で生えてきたのかわかるや。

ニンニクです。3年前にもらった暖地で肥育するニンニク1ネット。すぐ食べるのがもったいなくてそのまま庭に埋めといたの。

そしたらいつの間にか芽がでちゃって、「あいたよ」と思ってほっといて、その翌年もそのまた翌年も掘り返すのを忘れちゃって、その間にヤギが上でウンチするわ移動式の鶏小屋が通過するわで栄養分もたっぷり入り、秋に芽がでて春になって今日は八十八夜、もうすぐ収穫の時期かにゃ~~~って感じです。

こういうところが畑ってたまらんいいんですよ。元来ずっさらしい(ずぼら)なので、結構ほったらかしだったり、犬やリスのごとく埋めたものを忘れたりがあるし、草ぼうぼうにしちゃったりもしてるんですが、めげずに生えてくるもんなんです。畑なら。プランターならこうはいかん。乾燥一発ですべてが死に絶えてしまうことでしょう。

何年もめげずに生えてきたこのニンニク、今年こそは掘り返して、今度はちゃんとばらして植えようと思います。鹿児島に適した種類なので、大きく肥育するはず。

「産めよ、育てよ、地に満てよ」。一神教は大嫌いだけれど、この言葉は好き。

2008年4月28日 (月)

いつの間にか生えてきたもの・その3

Nec_0021 ムベでございます。鹿児島弁で「ウンベ」と申します。秋の山遊びの際に、よく食べました。山の果実にしてはとても甘いんです。種はむちゃくちゃ渋いけど。

うち、今、「もおおお!いい加減にしてくれ!!」と喚きたくなるぐらい畑中がアケビまみれでして、毎日毎日毎日毎日アケビのツルを払ってます。それでもとり損ねたアケビが秋には鈴生りの実をつけることでしょう。そしてその実が落ちてそこから芽がでてくることでしょう。鳥さんたちが食べてウンチにしてばら撒く種もただ事ではありません。というか、ほとんど自生してくる野生の植物は、どこの何様とも知れぬ鳥さんたちの粗相の結果でありましょう。

畑のこの状態ならば、同じアケビ科のウンベがどこかに自生していないはずが無い、と読んでいたのですが、どんぴしゃ!

ありましたよ。ウンベ。大繁殖したアケビのツルに混じってひっそりと。周りのアケビは全部剥ぎ取ってヤギに食わせましたが、ウンベはとっておきました。もっともどこがなにやらわからないほどアケビと絡まりあっていたので多少アケビと一緒にヤギの胃に入ってしまいました。

大事にしとこう。ウンベの株なんて木市やサカタのタネでかなりお高い値段で売ってるぐらいだもんな。秋が楽しみじゃ。

2008年4月19日 (土)

4mのタラノキ

Nec_0008 またタラノキの新芽のてんぷらがおいしい季節になりました。

おかげさまでうちのタラノキはすくすくと育ち、今や4mを越す高さ!大木になっちまったよ。

ありがたいのですが、上の方の新芽にはまったく手が届きません。むなしく宙を眺めるばかりです。

よくしたもので、この木の周りにたくさん子のタラノキが生えてきてるので、その芽を摘み取ります。親木だもんな。大事にしなくちゃな。

タラノキのてんぷら、おいしいです。

2008年4月16日 (水)

ディルの野生化

Nec_0004_2 ディルがここまで強い草だとは思ってなかったなあ。

去年ディルを植えて、「ディルソースにしよう」と思ったまま結局あえなく季節は終わり、花が咲きまくり種ができまくって枯れてしまったんですよ。んで、その株を全部まとめて引っこ抜いて庭の片隅に置いといたんですよ。

春になって、もう勝手に庭のあちこちからディル芽を吹きまくり。

運ぶ途中から種がこぼれたんでしょう「おや、ここにも。あそこにも」とまるで紫蘇並み(うちでは赤紫蘇も青紫蘇も庭から勝手に生えてくるのです。それで夏の薬味はまかなってしまいます)。似たようなのがルッコラとグリーンマスタード。こやつらも植えた覚えがないのに去年種が勝手にこぼれ落ちて、いつの間にか生えてきてます。

ますます「ハーブとかっこつけちゃおるが、やはりこいつらもともとはヨーロッパの野草」と確信を深めましたね。

ほんとありがたいんですよ。ちょっと庭を回るだけで本格サラダのできあがり。ありがたや、ありがたや。

2008年4月 8日 (火)

したたる水滴

Nec_0039 春の彼岸に動けなかったので、今大急ぎで畑の手入れをやってます。ヤギの放牧場の中の藪払いも作業のうちのひとつ。

うちは植木屋だったので、畑の中に仮活けしたまま大きくなった木の林と言うか森があり、夏場はそれに蔓類が巻きついて東南アジアのジャングルのごとく手に負えない状態になります。それでまだ蔓が茂らない今のうちに要らない木を鋸で切り倒していってるのです。

木だけではなく蔓も年季がはいっていて、ノブドウなんかも根元の直径が5cm近いのが生えています。

ノブドウの直径5cm!!どこの山の中かよ!これが自分ちの庭かと思うと情けねえ!

などとぶつぶつ言いながら鋸で切りました。切ったとたんに切り口から透明な水滴がポタポタとしたたり落ちてきました。

そうだった。ノブドウは山仕事をする人たちが喉の渇きを潤すと言われるほど水分豊富な蔓なんだった。そしてこの水で目を洗うと眼病が治ると言われてるんだよな。

山仕事!だからここはうちの庭なんだって。どこの山の中の話かよ!

2008年4月 7日 (月)

野蒜の料理法

Nec_0034 温泉で(うちから車で五分の範囲に3つある)のんびりお湯に浸かっていたら、そばのおばさまがたが大声でしゃべっていました。

「あんたあ、野蒜をねえ、刻んで掻揚げにしてごらん、そらそらうまかちよ(おいしいよ)」

それは聞くだにおいしそう!

さっと湯がいて酢味噌で食べるのが大好きですが、掻揚げねえ、いいかも。さっそく畑の土手の野蒜を引っこ抜いてきました。

2008年4月 2日 (水)

クローバー畑への道

Nec_0029 ヤギ達の餌になりなおかつ地味を肥やす、というわけで開いているところにはクローバーの種を蒔きました。

サカタのタネでとった3kg分のホワイトクローバーとクリムゾンクローバーの種を、とにかくドバドバと蒔いたのです。

春になって、その種からいっせいに芽を吹き、怖いぐらいにあちこちから三つ葉の塊ができてきました。雨が降ると独特のクローバー臭が立ち上ります。

いかにも「土地が肥えてきてる」という匂いです。よきかな、よきかな。

2008年3月10日 (月)

今年もハコベ塩の季節

Nec_0006 とかなんとか言っている間に今年もハコベ塩の季節がやってきました。

ここ2,3日の鹿児島地方は、ぐんぐん気温が上昇していよいよ春!「寒の戻りももうありません」と天気予報もいってました。ヤッホウ♪♪

暖かい春の雨のあと、見ればすごい勢いでいろんな草が大きくなってます。歯茎の薬のハコベもまさしく早春の草。あちらこちらで群落を作ってこんもり山のよう。あとはまたこれを集めてフードプロセッサーにかけて汁を絞って塩に浸み込ませて炒らなきゃ。

それで歯茎の妙薬ハコベ塩の出来上がり。

2007年11月17日 (土)

ノブドウの秋

1117 秋は「いかにも日本画になりそうな実もののオンパレード」な季節です。もっとも最近は夏が終わればいきなり冬だったり、冬が終わればいきなり初夏だったりする年が多くて、秋の情緒を感じる暇はほとんどなかったりするんですけどね。

秋の絵になる野の実の中でもノブドウは出色かも。なにせ実の色が七色。赤、青、紫、緑・・・・・。つややかで鮮やかな実がブドウによく似た緑の葉の影にたわわになってるんだもの。食べられないんだけど。

ノブドウの蔓は越年して、ものすごい太い蔓になったりします。これが木に絡むととても厄介。この蔓を切ると透明な水が滴ってきて、これが目薬になるそうで。山仕事の飲み水にもなるそうな。

目薬はまだやってませんが、飲んでみました。ちょっと青臭いけれどなかなかいけます。

あとノブドウ酒にすると、糖尿、肝臓病、関節痛にいいんですって。効き目はありそうだけれど、おいしくなさそう。