椿屋敷のお客様

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2005年8月

2005年8月 9日 (火)

コガネグモ

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今の時期、朝、畑に出ようとするとそこかしこに蜘蛛が巣をはっている。カマキリと蜘蛛は畑にとって大事な益虫。「しょうがなかねえ」といいながら、決して殺すことなく蜘蛛の巣をかきわけかきわけ奥へ進む。今朝はすいか畑の近くに、大きなコガネグモが実に見事な巣を張っていた。しかも雌でこれまた大きな白い卵嚢を抱いている。加治木の蜘蛛合戦に出したいような、見事な蜘蛛であった。雄の姿はそこらあたりになかったが、どうなんだろ?というのも、カマキリと蜘蛛は交尾時に雌が雄を食べてしまうことがある種として有名だもんな。なにせこの椿屋敷農園のテーマは、「食欲と性欲は限りなく近い」である。カマキリと蜘蛛の雌にも雄にも、「そこんとこどうなのよ?」と聞いてみたくてしかたないのである。

カラメル・バナナ・アイス

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冷蔵庫をのぞいたら、生クリームとバナナがあった。おととい作ったカラメルソースも残っていたので、生クリームを冷やしながら泡立て、つぶしたバナナとカラメルソースをゴムベラでさっくりと混ぜ、冷凍庫で冷やす。2時間後おやつに食した。うまし。

2005年8月 8日 (月)

ひょうたんの魔力

Nec_0125 ひょうたんには魔力がある。お知りあいのルルママさんなど、沖縄から種を取り寄せ、ベランダ栽培してしまうほどとりつかれてしまった。彼女いわく「加工する楽しみがあることと、縁起物だから」まあ、工夫次第でなんにでも加工できるなあ。そして縁起物。まず思い出すのはあれだ。「足を折った雀の怪我を治した老婆が、お礼にもらった宝のひょうたんの種」の話。ばあさんのところにある日手当てした雀がやってきて、ひょうたんの種を落としていく。
その種から生えてきたひょうたんは立派な実を成らせ、喜んだばあさんがそれを酒を入れる容器にしようと口を切ったら、中身が異様に重い。何事かと逆さに振ったら、さらさらと白いお米が尽きることなく出てくる。結局そのばあさんの生きている限り、ひょうたんのお米は尽きず、自然ばあさんの家は長者となった・・・という話。一番古いところで今昔か宇治拾遺物語あたりに載ってなかったっけ?時代が下ってくるとそれに「隣のいじわるばあさんが欲張って大失敗する話」がついてくるんだよね。教訓臭く。嫉妬したとなりのばあさん、わざと雀に石を投げて足を折り、恩着せがましく手当てして、「ひょうたんの種もってこい」と放す。雀のもってきた種を植え、そのひょうたんの口を切ると、なんと中からムカデやゲジゲジやマムシや蜘蛛がわんさかと・・・ってね。ひょうたんから尽きることなく出てくるお米のイメージ好きだなあ。景気がいいやね。でも、尽きることなく出てくる毒虫の数々もおもしろいやな。

2005年8月 7日 (日)

ホーリーランド

Nec_0124 愛情と性欲と暴力をごちゃごちゃにしている男は、確かに世の中にいるもので、そういう男と関わりたくないのに妙に好かれたりするときがある。(だいたい潜在的なマザコンだ)。彼らはコミュニケーションの手段に暴力の占める割合が大きいのでトラブる。わたしは自分や自分の愛するものに対する暴力を許す人間ではない。殴られたら殴り返す。いいかげん大人になっても、そういう対処をしてきたが、「やっぱ、大人の女としては『きゃあああ』とか悲鳴をあげて他の男なり、警察なりに助けを求めるべきね。」と反省している昨今である。

「ホーリーランド・森 恒二著・白泉社」は「マンガ史上もっともリアルな路上格闘!」を謳い文句に、格闘技好きの男たちの静かで熱い支持を受けている作品だ。先シーズンでTV東京の深夜枠でドラマ化もされたのだが、鹿児島では放映されてなかったようだ。DVDが発売されたはずなのに「それ何?」とかビデオ屋で言われたし。観たいよう。なんせ「ホリラン好き」の男たちが寄ってたかって原作に忠実に(特に格闘シーン)仕上げとのこと、アクション大好き人間の食指が動くではないか。このマンガ、今までのお気楽格闘マンガとは性質が違うのである。痛いのよ、暴力が。心にも体にも。リアルに。主人公のユウはほんと暴力に縁のなかった華奢な男の子だったんだけど、執拗ないじめにあい、生き残るために他になすすべもなく、独学でボクシングのワン・ツーを身に付ける。それが発端となって、思いも寄らない彼の格闘技の才能が目覚め、それに呼ばれるように様々な格闘技男たちが己の全存在を賭けて、ユウと戦う。柔道、空手、レスリング、ボクシング、剣道・・・それぞれの経験者たちがリアル。なんといっても作者の森恒二氏は例の「ベルセルク」の三浦健太郎氏と友達のようで、男同士の関係の愛憎のとらえかたのスタンスに共通するものがある。ホモセクシャルの匂いがプンプンする。だけど、格闘技のかかえる一面はそれだもんねえ。そこが魅力的なのであるからして。わたしは断然レスリング土屋ファンである。剣道タカもいいなあ。

2005年8月 6日 (土)

かぼちゃ

で、これは本物のかぼちゃ。今年はたくさん植えたのでごろごろ成っている。もう少しで食べ頃だ。かぼちゃも大好物なので初かぼちゃの日を指折り数えて待っている。Nec_0124

カミキリムシ

Nec_0120・・・昆虫のたぐいに決して慣れ親しみたくないのだが・・・。カマキリでいったように、田舎暮らしのせいで、否が応でも名前を覚えてしまう。カミキリムシはその筋(いわゆる昆虫マニアね)では、「カミキリムシ一筋!カミキリムシ命!!」というほどのファンがいる昆虫らしい。わからんでもない。つやつやと輝く外羽にいろんな模様があり、触覚がピンと伸びて、なかなか美しい虫Nec_0119 である。その上顎にハサミを持っていて、髪をもっていくとそれではさんで切るなどという芸当ももってるし。といっても「これは、ナニナニカミキリだ!」と分類などできない。幼虫はテッポウムシといって、ミカン科の木の幹に穴を開けて住み着き、木を枯らしてしまうので、要注意。5月にミカン科の木の幹に薬を塗る。うちのミカンに使う薬はそれだけ。

2005年8月 5日 (金)

ヒノキ山の手入れ

Nec_0117 うちのヒノキ山の手入れに行った。樹齢60年以上のヒノキ山の間を清水が流れている、ナイスな場所である。避暑にはもってこい。間伐しなければならないのだが、、間に合ってない。頭が痛い問題である。

千成ひょうたんの花

Nec_0121 Nec_0116 千成ひょうたんの花が咲いた。ウリ類はすべてそうだが、雄花と雌花があNec_0122 る。そして、雌花の下にはひょうたんならひょうたんの、へちまにはへちま、すいかにはすいか、かぼちゃにはかぼちゃの、それぞれの実の形がちゃんと雛型で付いている。雌花が雄花の花粉を受粉したら、花は枯れてその下の実が日一日と大きくなっていく。神様だか仏様だか誰が作ったか知らないが、巧みな仕組みであるよなあ。

2005年8月 3日 (水)

歯茎の妙薬・はこべ塩

Nec_0114 春に作ったはこべ塩がなくなったので、今ごろまとまってはこべが生えている秘密の畑にいき、採ってきた。はこべ塩は歯茎の妙薬で、歯周病によく効く。歯茎の緩みに悩む知人に配りまくっていたら、なくなってしまったのである。しかし、何事も時期というものはあるもので、春先にはあんなに美しく長く生え揃っていたはこべが、夏の暑さで枯れ葉が目立ち、露草が絡み、カタツムリが這っていたりしている。そういう汚れを取り除くために、春先の何倍も手間がかかってしまった。来年の春、はこべが一番の盛りに1年分を作りためておかねば。Nec_0115

2005年8月 2日 (火)

かぼす

Nec_0111 かぼすと柚子を植えてある。無論きたるべき鍋の日々に備えてである。夏みかんや八朔を食べたら出てくる種を植えると、橘(みかんの原種)が生えてくる。その木は非常に丈夫なので、かぼす、柚子、レモンなどのミカン科の品種ものを接木すると丈夫な木になるのだという。試そうと思い、種を集めている。