椿屋敷のお客様

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2007年6月

2007年6月30日 (土)

全国ヤギサミット準備委員会

Nec_0008 さて、どんな道にも同好の士といいましょうかそれなりの団体というものがあるもので、ヤギ飼いにはヤギ飼いの全国組織があるわけです。

その名も「全国ヤギネットワーク」。この会の1年に一度の祭典が「全国ヤギサミット」なのですが、今年は鹿児島は指宿白水館で9月29日、9月30日の2日にわたって開かれます。この二日間で南は沖縄から北は北海道までのヤギ飼いさんたち200人のゲストが指宿めがけてやってこられるというもの。ホスト役をつとめる鹿児島のヤギ飼いさんたちは準備のためにてんてこ舞い。

鹿児島大学の農学部を中心に、ヤギ飼いさんたち、飼料会社の方、月に一度ペースで準備委員会を行って、着々と準備を進めています。宿泊込みの200人を受け入れる体勢を整えるのはなかなかたいへん。でも「ヤギサミット10年目の節目」に鹿児島で開催されるとあって、皆さん大張きり。準備委員会の末席に身を連ねているわたくしから見ても、なかなか盛大な会になりそうです。

あっという間にあと3ヶ月に迫ってきたサミットですが、ヤギに興味のある方ならどなたでも参加OK。

除草効果とか土質改良とかで注目を浴び始めたヤギ。「ちょっとお話聞いてみようかな?」と思われた方は、ぜひいらしてくださいませ。

2007年6月29日 (金)

長い昼

Nec_0006 一週間前が夏至でした。一年で一番夜明けが早く、日の暮れるのが遅い時期なのです。

朝も五時にはだいぶ明るくなっています。もっとも梅雨時期なのでいつも雲が絶えず「すっきりさわやかな夜明け」というわけにはいきませんね。

昨日も最高気温は30℃を超え、湿度は80%を超えていました!どうなっているのでしょう?まだ6月ですよ?

南国鹿児島のこのごろの夏は、6月下旬、7月、8月、9月、悪くすると10月まで最高気温が30℃を超える夏日だったりします。おお~~~い!ちょっと暑過ぎるぞお。

もう少し過ごしやすい夏だったような気がするんだけどな。夏日はせいぜい7月の中旬から9月の初めぐらいまで、それも最高31~32℃ぐらい。それが夏休みの記憶だったように思うけどな。過去を美化しているわけじゃないよな。ちょっとデータを調べてみようか。

昔は夏が大好きだったのに、最近は夏の暑さでばててしまうのです。

2007年6月28日 (木)

アイロンにアシダカグモ

Nec_0005 決して虫が好きなわけではありません。どちらかというと苦手なほうです。にもかかわらず「田舎で暮らす」ということは「虫とのご縁が切れない」ということです。

ましてやもう梅雨、これからがあらゆる虫さんたちの活躍する季節なのであります。うよよよよ~~!!

今朝も「さあアイロンかけよう!」とかアイロンをひっくり返したらばかでかいアシダカグモがアイロンに張り付いていました。いやね、アシダカグモは蝿とったりゴキブリ取ったりしてくれるいいやつなんですよ。それは知ってるんですよ。でもね、こういう登場のされ方をされると飛び上がります。びびります。

でかかったけれど、どうやら瀕死らしく動きは鈍かったのですが。

パタリとアイロンから落ちて、すかさず駆け寄ったドリアン(アメリカンショートヘアーのハーフ・じじい・14歳)におもちゃにされてました。

2007年6月27日 (水)

百合の花

Nec_0003 庭の片隅の藪の中で百合が咲いています。

「たおやかにひっそりと」と形容をつけようかと思いましたが、「ひっそりと」というほど目立たない花ではないですね。でかいし、なにより香り。ご存知のように百合の香りはたいへん自己主張が強いです。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と本邦でも例えられ、キリスト教圏では聖母マリアの象徴の花である百合。「清らかな美しさ」の権化のように言われておるわけですがねえ。

あの香り、そしてたいへん目立つ花粉。あの花粉は理科の時間に「花粉管が伸びて雌しべにたどり着くまでの観察」をした覚えがあります。植物とはいえなんだかむちゃくちゃエロティックな現象だったなあ。「清らか」ねえ。

あ、そういやマリアは「処女懐胎」なんかするつわものだった。ひょっとしたら「究極のエロティシズム」の隠語として百合を例えているのかも知れません。

2007年6月26日 (火)

バッタの脱皮

Nec_0002_2 朝も早々とヤギたちに食べさせるカヤを刈っていたら、脱皮したばかりのバッタとその抜け殻を見つけました。

おもしろいです。

バッタは不完全変態をする昆虫で、蝶やトンボのようにガラリと形を変える連中とは違い、幼虫時代からほとんどそのままの姿で脱皮を繰り返しおおきくなっていきます。

脱皮かあ。いいなあ。

人間も3年に一回ぐらいでいいから、脱皮して皮膚を交換できればいいのになあ。

「あの人そろそろ脱皮の時期みたい。おこもり中よ。」とか言われてですね、背中がぴりぴりと割れて古い皮を脱ぎ捨て、生まれたてのバージンスキンに全身を包まれて脱皮してくるわけです。日焼けとか傷跡とか虫刺され痕とかシワとか、一気にクリアー。色も白々と天然の美白肌に。・・・・・だったら、いいのになあ。

2007年6月25日 (月)

三年目

Nec_0001 はっと気がつけば2007年の6月も下旬。月日のたつのは早いものです。さらに気がつけばおかげさまでこの椿屋敷農園も3年目に突入していました。

ありがとうございます。これもひとえにお客様の皆様のおかげです!

これからも「ローコスト・ローテクノロジー万歳!」と「おいしいものをおなかいっぱい食べる!」という方針はかわりません。

今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。

2007年6月24日 (日)

鶏を捌く

Nec_0032南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。

去年の秋に孵った雄鶏をつぶしました。雄鶏が多すぎると群れの中がたいへんなことになります。ほんとうに相手を殺すまで喧嘩をしたりします。なので、かわいそうですが殺して食べます。

その肉は一片たりとも無駄にできません。手羽もモモも胸もササミはもちろん、ガラもレバーも心臓もハツも大事に大事に食べます。写真はガラでブイヨンをとっているところです。

そしてまた、これがおいしいのよ~。雄鶏なので堅いのですがすごくいいダシがでて。

まったくもって罪深いことです。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・・・。

2007年6月23日 (土)

ヤギ運動場

Nec_0031_2 念願のヤギ運動場ができました。

48m分のワイヤーメッシュで囲い込み、雨のときの避難小屋を二つ作りました。元植木屋の父の技術を駆使してもらいました。ありがとう。

だいぶ広々とした場所なので、ヤギたちもうれしそうです。

あと、電気柵の使用を検討中です。

2007年6月22日 (金)

キュウリにカメムシ

Nec_0030_2 カメムシは恐ろしくたくさんの種類があって、特定するのはたいへんです。その上、大発生してなけなしの野菜にたかり枯らしてしまうことも多く憎たらしいことこの上なし。

今朝もキュウリを見てみたら、何組かのカメムシのカップルがちらりほらり。種類はわかりませんが、かなり大型のやつです。大事なキュウリの茎に取り付いてちゅうちゅう液を吸いながらおデートですか。一匹残らず毟り取り、地面で踏みつけました。南無阿弥陀仏。

2007年6月21日 (木)

山椒の実(未熟)

Nec_0026 一見そうは見えませんが、山椒はミカンの仲間です。他の柑橘類が花をつける時期に花をつけ、実をつける時期に実をつけます。

もっとも山椒の木には雌雄がありますので、雌の木がないと実はつけません。いちおううちの庭には雌雄の木を揃えているのですが、雌木の発育が悪くて、ずっと思うほど実が採れない年が続きました。でも、今年は他の柑橘類と同様、豊作の模様。小さい実をたわわにつけています。今年の秋には佃煮に入れることができるかもしれません。

薬草事典によれば山椒の香りの成分は、ジペンテン、シトロネラール、サンショオール、サンショウアミドなどとなっております。このうち健胃剤、防腐剤の役割を果たすサンショオールに実は毒性があるらしく、生の葉や果実の汁を川に流して魚を獲る習慣が残っているぐらいだそうです。おお、かなり毒性があるんじゃん。こりゃ食べすぎはよくありませんね。「山椒は小粒でピリリと辛い」ぐらいがちょうどいいと見た。