蚊
古今東西を問わず「湿地帯には住むな」と言われています。湿気が人間の体に直接及ぼす影響も良くないですが、なによりかにより湿地には寄生虫、特に蚊が多い。これがまずいのです。
蚊はいろんな病気を媒介する中間宿主。人間の病気でも日本脳炎とマラリヤ、まあ派手な二大スターを媒介してくれよります。犬にはフィラリア、ヤギには腰麻痺。全部重篤になる病気だな。たいへんだ。
日本脳炎はほんの3、40年前には死人が出ていた病気です。わたくしなぞ小学校のときに痛いい~たい日本脳炎の予防接種を受けた覚えがありますもん。ありゃ本当に痛かった。あれで注射が大嫌いになりました。またぞろ復活の兆しがあるらしいです。去年何人か亡くなったとのこと。恐ろしいぞーーー!
マラリヤもたいへんな病気。先の大戦の南方戦線で日本軍が、「弾で死ぬより、マラリヤで死ぬほうが多かった。」と言われたほど。毎日夕方になると頭が割れるように痛くなってがたがた震えるほど寒気がして高熱が出るのですと。イヤだ―――!そんな病気。これも近頃の温暖化の影響で発生地が北上しておるとのうわさが・・・・・。おい、おい。
こういう病気を防ぐには蚊の発生を防ぐのが一番なんだけれど、蚊ってのもまあ、よく繁殖する昆虫ですからね。しかも昨今のように雨が降り続くと写真のごとく竹の節に溜まった水でもボウフラが発生しよります。生意気にまだ雌の蚊が卵を産み付けに来てるし。んもー―――!!
昔は井戸とか天水溜めとか防火用水とかに鮒を放してボウフラを食べさせていたそうな。正しいぞ。今は用水路にすら農薬が流れ込んで魚が死んどるからな。ドブ、ボウフラ湧き放題。まずいぞ。
最近のコメント