椿屋敷のお客様

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2007年11月

2007年11月11日 (日)

柿酢の作り方

1111 ラストの柿の実を採っていたら、お隣の畑のYさんが柿酢の作り方を教えてくださいました。

作り方はとても簡単

1.柿のへたをとって洗う

2.ビンか瓶か樽の底にならべる

3.和紙と紐ででしっかり蓋をして直射日光が当たらないところに置く

4.発酵が終わったら上澄みだけ取る

おしまい。

夏場の清涼飲料代わりに、膾の酢に、さっぱりして夏バテ防止にすごくいいそうな。熟しすぎた残り柿でいいそうなのでちょっとやってみよう。

それにしても情報ってのはどこの誰がもってるかわからないものです。

2007年11月10日 (土)

蒼路の旅人

1110 というわけで、今や「守り人シリーズ」に夢中。

それにしても今までの人生でそれなりに結構な量の本やマンガを読んできたつもりなのですが、まだ読まぬ本、まだ触れぬマンガというのが尽きることがありません。はっと気がつけば今までその名も知らなかった作者やシリーズにいつの間にか夢中になっています。

なんというありがたいことでしょう!母国語日本語でこれほどの量の作品を読めることの幸せ。そして本やマンガを流通させ、読ますことができる日本という国家の平和の幸せ。いいよなあ。

願わくば、下らぬ言論統制などで表現の自由が縛られることのなきよう!ヴァイオレンスだろうがエロスだろうが本やマンガやゲームである以上統制かけてどうする?というのが持論です。「リアリティとバーチャルリアリティの区別がつかない」やつは、木の股を見ても強姦しようとするだろうし、トンカチを持てば人の頭を殴ろうとするでしょう。表現を統制するのはまったく無駄な作業です。

などという能書きはさておいて、「蒼路の旅人」(上橋菜穂子著・偕成社)。「守り人シリーズ」の番外編とも言うべき「旅人シリーズ」は、わたくしひいきのチャグム皇子が主人公のシリーズ。第一作の「精霊の守り人」では、ひ弱なガキンチョだったチャグム皇子、一作ごとにどんどん成長し、どんどんいい男への道を歩いてます。

ンもおおおおン、たまらん!

「蒼路の旅人」はこのシリーズの起承転結の転部分の作品のようで、ここで「守り人シリーズ」の世界観が一気に広がり、かつ繋がって、壮大な国家論まで飛び出してきてます。新ヨゴ国の皇太子として母国の大日照りを救ったチャグムは、この巻で国家間闘争に巻き込まれて、むちゃくちゃ人間臭い政治交渉と対応を迫られております。苦労の耐えんことじゃのう。

一見ひ弱な皇太子でありながら要所要所で見せる対応は見事の一言。それでも弱小国の悲しさ、大国タルシュの虜となって母国へ護送される途中で、チャグムが仕掛けるあっと驚く大逆転の秘策とは?

わくわくするぞ~!どきどきするぞ~!チャグムのあまりのカッコよさと少年らしい危うさにくらくらするぞ~!

そして佐竹美保氏の挿絵がいい。本編シリーズの挿絵よりこっちのほうがわたしは好きだ。

とにかくお勧めの「守り人シリーズ」、ぜひぜひ皆様もお読みくだされ。

2007年11月 9日 (金)

キク科の季節

1109 11月はキク科の季節なんであります。

園芸品種の菊はもちろんのこと、キク科の仲間も花をつけることが多いです。鹿児島県人にとっての心の味、ツワブキも10月~11月に菊によく似た花をつけます。

この花を見るたびに思いますね。「こんなにも姿かたちは違うのに、これも菊の仲間であったか!」

(同じ事をゴボウにも思いますけれど。ゴボウはちょっと花の時期が違う。)

これってあれですか?「人は見かけによらない」?「能ある鷹は爪隠す」?どっちらもちょっと違う?でも、「思いもよらないときに、思いもよらない本性が見える」これって人にもよくあることだよな。

2007年11月 8日 (木)

ヨルムンガンド・3巻

1108 「僕は世界から嫌われてるのか?」

「でも、どうしてなのかよくわからないけど、それでも僕は世界が好きなんだ。」

ちょうど自分自身もそんな気分だったので、「ヨルムンガンド・3巻」(高橋慶太郎著・小学館)のヨナ君のセリフにドキッとしました。

「世界中から拒否されてる」「あたしは必要のない人間」「いないほうがいい人間」

青臭いけれど心がそういう追い詰められ方をするときがあるでしょう?それでもふっと見ると世界は美しかったり愛しく見えたりするわけですよ。そうするとまた「何とかやっていくか・・・・・」と気力が出てきたりするんです。

「武器商人」などという物騒なものをテーマにしながら(テーマにしているからこそ?)、こういう意味深なセリフをさりげなくさしはさむ、ヨルムンガンドはほんと侮りがたし。

以下ネタばれ注意。

この巻から主人公のココとヨナの部隊はアフリカに上陸するんだけれど、そこで強力なライバルの中国人武器商人がでてきます。その描写も強烈。いやその武器商人の美人女秘書ってのがでてくるんだけれど、これがCTAのダニ、スケアクロウの大男のボディーガードを、あっという間に倒します。一見おとなしめの黒髪おかっぱで女学生みたいなスーツを着た秘書が、いきなりおしっこするみたいにスカートを捲り上げて大男に強烈無比の回し蹴りをかます様は必見のシーン。こんな強烈なシーン、マンガでは久しぶりに見ました。

あと、ココにレズ惚れしている片目のバルメが、この謎の女秘書の師匠と因縁があるらしく、珍しく戦場でぶちきれているバルメのシーンでこの巻が終わっています。

なんというか、いろいろ荒いところもある作品だと思うのですが、「どうなるの?」「どうなるの?」と思わせるパワーがすごい。「こういうのを読める世の中ってのはいいなあ。」と思うのです。おもしろいマンガを読んでは「何とか次が読めるようにがんばってみよう」と、思うことができるのです。

2007年11月 7日 (水)

納屋の整理

1107 父が日置に引っ越していくので納屋の整理をしています。

情けないことですが整理能力がまったくないので作業は遅々として進みません。でもこれはどうしても必要なこと。最近何かと落ち込むことが多いので、こういうときこそ整理と掃除。何か邪魔なものが溜まっているときは決まってツキが落ちるものです。

そう思ってみれば本当に納屋が散らかっています。空気も淀んで澱のよう。やっぱり。これで運が回るはずがない。心を励まして燃やせないごみと燃やせるごみを分別しています。地味な作業ですがこれがあってはじめて明るい明日がくるのであるよ。がんば!自分。

スコップや草かきや山ぐわも、一本あれば十分なので自分の手に合ったのを一本とってあとは日置へ。これを大切に使っていこう。

2007年11月 6日 (火)

柿とり棒

1106 うちの敷地の一番奥には、亡くなった祖父が植えた30年物の富有柿と渋柿の木があります。長いこと藪にしていたのでしばらく実がならなかったのですが、去年から下にヤギを放すようになってから、藪はなくなるわヤギ糞で地面が肥えるわでまた実がなり始めたのです。

まったくもってありがたいことです。

今日は富有柿の最後の実をとりました。高いところの柿の実は長い青竹の先を二つに割って楔を入れた柿とり棒を作って枝をはさんで折り取ります。竹林があればタダでできます。それでいて高枝切りバサミより、こと柿とりに関しては効率がいいのです。昔の人はうまいこと考えるよな~。

今年の柿もおいしかったです。来年もよく成りますように。

2007年11月 5日 (月)

お婿さん大募集中!

1105_2 というわけで、「ヤギのお婿さん」とか「犬のお婿さん」とかでなく人間のお婿さんを大募集中です!

国籍、人種、学歴、職歴は問いませんが、身体壮健な50歳未満で、農園に興味のある方わたしのお婿さんになりませんか?

心が動いたらその手でプロフィールのメール送信欄からぜひメールを。

そこから先は委細面談。なにとぞよろしくお願いいたします。

2007年11月 4日 (日)

親の引越し

Nec_0019 「椿屋敷」は椿好きだった母方の祖父の家です。祖父亡き後残された祖母に介護が必要になったので、娘であるわたくしの両親と孫のわたくしの3人がかりで自宅介護をしました。

きついけれども明晰な人だった祖母は認知症になり、次に寝たきりになり、鼻から栄養チューブを入れて、「早く死にたい」といい続けながら亡くなりました。身内にも長かったけれど本人にも最後の5年間は長かったと思います(闇雲な延命措置には本当に反対です。医療機関を儲けさすだけです)。

その間父方の家である日置市の家はほうりっぱなしでお化け屋敷も同然になっていました。

祖母が亡くなって3年、その間父がこつこつと日置の家のリフォームを続け、台所もトイレも風呂も完成しました。それで両親はそちらに引越しを始めました。今こちらの家はダンボールと袋だらけです。

両親が引っ越すとこちらの家を自分で守っていかねばなりません。

責任の重さを感じるともにうれしくもあります。なによりかにより、こういう家があることのありがたさを痛感します。

2007年11月 3日 (土)

雌鳥の攻撃力

1103 ありがたいことに今、雛が孵っているのですがそういう時期の雌鳥ほど恐ろしいものはないです。

とにかくひよこに近づくものすべてに容赦がない。蹴り、突っつき、恐ろしい顔で威嚇、彼女が持てる限りの攻撃力を駆使して撃退しようとします。

あたしエサ持ってきたんだってば。そういう説得にまったく耳も貸さない。お母さんてのはすごいもんです。

2007年11月 2日 (金)

今年二度目の風邪

1102 妹と甥っ子達が無事に広島に帰ったのはよかったのですが、置き土産がありました。

風邪です。

たまらん。今年二度目じゃ。なんちことよ!もうあたしもトシなのか?顔中水浸しになりながら鼻をかんで部屋中ティッシュだらけ。喉はガラガラ頭はがんがん。抵抗力というものがなくなったのでありましょうか?情けない。

なんというか今年もあと二ヶ月となりましたが健康運がいまいちだったような・・・・・。夏バテもしたしな。人相が悪くなり考えることが暗くなっていきます。いかん!いかん!

いやいや、これといった大病や大怪我をしなかっただけでも良しとしようや。ありがたいじゃないか。とりあえず暖かいものを食べて、寝れば治るさ。

みなさまも風邪にはお気をつけて。乾燥が続いているので今流行っています。