椿屋敷のお客様

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2010年10月

2010年10月29日 (金)

捨てる、捨てる、捨てる。

Dvc00039 マンガと本をダンボール60箱分ぐらい持ってたわけですが、それを今すごい勢いで「あげる、捨てる」しています。

なんでなのかな?あれほど執着していたのにな。惜しくないんだよ。もっともどれもかれも10回や20回は読み返しているわけだけれど。

京極夏彦なみの整理能力があるならともかく、まったく整理方面の才能がないことがさすがにわかってきましたので、「溜め込むと即ゴミになるなあ。」と。それじゃあ、本もマンガもかわいそうじゃん。

もう「基本的には本もマンガも買わない」と決めました。本は図書館。マンガはレンタルコミック。図書館さんもレンタルコミック屋さんも、いわばあちらは本の整理と管理のプロ。全面的にお任せしたほうがよかろう。図書館なんかタダだし。市民税と県民税は払っているけど。

ちょいと、いろんなものを「分解と再構築」のシーズンが来たなあ。と。いや、「鋼の錬金術師」のヴァージョンⅡアニメを見終わったんでいうんじゃないけれどさ(やっぱりすごくよかった)。「理解」のシーズンは終わったんで次に進まなくちゃね。

2010年10月24日 (日)

様変わりするボランティア

101024 11年前、大阪から帰ってきた当初、かごしまでボランティアといえば「ウォーターフロントフェスティバルのお手伝い」でした。今はドルフィンポートやらができている水族館前の埋立地で、花火ばんばん、内外から企業出店募りまくりの盛大なるお祭りを運営するお手伝い、とやらでした。すでに「ウォーターフロント」ってとこが、バブルの名残プンプンしてますね。

時代変わっていまや鹿児島のボランティアといえば、「森林ボランティア」らしいっす。とにかく「山の下刈り・間伐などの手入れをする」活動っす。なんか、もう10年前とは180度方向が違いますね

かくいうわたくしも、「ただで刈払い機、チェンソーの講習が受けられる」というのにひかれて月一回の森林ボランティア講習に行ってるっす。我ながらなんちゅう現金な。

林業作業用のヘルメットも支給されました。(ラッキー)

そして昨日支給されたのがこれ。「九州・野山の花」(片野田逸郎著・南方新社)¥3900。(超ラッキー!!)

この本欲しかったんだよう!!(ありがとう「かごしま緑の基金」)

著者の片野田先生の講義と野外実習つき。むちゃくちゃおもしろかった。今までの講習の中でぴか一。そうそう、この講義が受けたくてはじめたことなのじゃ。(「ボランティア」ちゅう言葉の響きは嫌いなんだけど)

来月は「森の宝・薬草講習」この講義も必聴。這ってでもいく。

2010年10月22日 (金)

蹄治った

Dvc00042 派手にびっこをひいていたエルが、普通に歩くようになりました。

蹄をひっくり返してみても、もう穴は開いていません。

よかった。

一安心です。

それにしてもプロの獣医師ってのはすごい。素人には想像もつかない世界を見ているようです。

2010年10月19日 (火)

遅れてきた夏バテ

Dvc00041 今年はどこに出しても恥ずかしくない猛暑でしたね~。

わたくし、ヤギ乳ヨーグルトを一日1L飲むことで何とか乗り切りました。まったくヤギさまさま!!

よく冷えたヤギ乳ヨーグルトは、あちこちにクリームの塊があり、濃厚で激ウマ!!何も食べたくなくてもこれはお腹にするっと入りました。

その大事な大事な雌ヤギさんたちが、この秋になってどうも調子が悪い。遅れてきた夏バテのよう。めーさんは毛艶が悪く、胃がぽっこりして消化不良のよう。しかもオジョウなど腰麻痺の前兆である腰振りをはじめました。

「これはいかん!!!大事なヤギ様たちが」

ちょうど蹄の化膿の診断に行くエルとともに、めーさんとオジョウも狭いおんぼろ軽乗用車の後部座席にぎちぎちに詰め込み、鹿児島大学農学部へ連れて行きました。バックミラーにはヤギだらけ。

ありがたいことに、こんな押しかけ患畜もちゃんと診てくださるK先生。ほんとうにありがとうございます。

エルの脚はだいぶよくなり、めーさんにはビタミンを注射し、オジョウには駆虫剤を注射。手早く治療してくださいました。これで一安心。枕を高くして眠れます。

帰りも学生さんたちに手伝ってもらって、軽自動車に三頭のヤギを詰め込んで鹿児島市街の中心部を走って帰ります。

道行く小学生や女子高生やお年寄りが「ああああ!?ヤギが乗ってるゥ!!!」と指差したり近寄ったりしてきました。注目の的。

2010年10月17日 (日)

蹄化膿す

Dvc00040 いやあ、びっくりした。

エル(ヤギザーネン種・雄・8ヶ月)が、右前脚の調子が悪いなあ、びっこを引くなあ、と思ってたんですよ。んで、例によって鹿児島大学の農学部動物病院に連れて行ったんですよ。

「ちょっとした化膿かな?」と思ってたら、なんと蹄の中が上まで腐ってたんですと!!

「うわあああ、そうなんですか?」

「ここまでひどいのは久しぶりだよ。2,3週間前に赤く腫れたはずだけど」

「・・・・・・・気がつきませんでした・・・・」

ごめん。エル。

それから、大変恐ろしげな治療が施されました

蹄の底に腐って小さな穴が開いていたので(これ、わたし毎日ためつすがめつ眺めて洗って消毒してたつもりなんだよ・・・・・・でもわからなかった。不徳のいたすところ。でも、これをすぐ見つけるプロって凄い)、そこから蹄と皮膚の間に注射器を突っ込んで(!!)、水で洗浄(イタッ!!)そしたらなんと蹄の上の方から水が飛び出してくるではありませんか。

「ここが全部腐っているんだよ」

「ひえええええ」

洗浄した後に黒い粘薬を注入。そして、ゴム片を蹄の形にカットして、いいほうの蹄の底に接着剤で貼り付け。

「『下駄をはかす』っていうんだけれどね。こうすると痛いほうの蹄が地面につかないから楽になる。」

「ほええええええ」

施療の間中、エルは寄ってたかって学生さんたちに押さえつけられ「めー」とも啼くこともできず目を白黒しています。痛かろう、怖かろう。すまん、すまん。

仕上げに布テープでぐるぐる巻きに足を包帯され、治療は終り。

悪くすると蹄が全部取れちゃったりするらしい。人間で言えば手の爪全部が剥がれるようなもん。

うわああああ、気をつけてやらなくっちゃ。こういうこともあるのね。

2010年10月14日 (木)

レッスン

Dvc00036 うちが猫を飼うのは、一にも二にも鼠対策。とにかく鼠を獲ってもらわねばなりません。

「最近の猫は鼠を獲らない」という噂は聞いていますが、幸い代々の猫たちは鼠捕り名人ばかりでした。

今回、うちにやってきて子供を産んだみかんはどうなんだろ?彼女が鼠を獲る現場をまだ見たことがありませんでした。彼女が吐いたらしい小鳥や鼠の残骸は見たことがありましたが。

「母猫が子猫に狩りの仕方を教育する」ので、みかんが狩りをする猫かどうかはとても大事です。子猫たちが生後一ヶ月を過ぎ台所をちょろちょろしだすと祈るような気持ちで「鼠を獲ってくれますように」と思っておりました。

その祈りは通じました。

台所に頭と足がもげた鼠の死体がありました。こりゃ間違いなくみかんが子猫たちをレッスンした跡です。

よーーし、よしよし。思わずガッツポーズして鼠の死体の後始末。

2010年10月10日 (日)

異質な芳香

Dvc00033 金木犀の香りももうそろそろ終りが近いですかな。

「日本の秋の香り」といえばこれ、というぐらい当たり前の香りのようだけれど、日本列島に入ってきたのは江戸時代なんだよね。そうそう前じゃない。

この香りをかぐたびに思うのは「いい香りだけれど強烈。」個性が強いよな。思うんだけれど、これが日本に入ってきた当初は、もっと「強烈!!」と思われてたんじゃなかろうか。他の日本の花の香りに比べれば存在感が桁違いに違うでしょう。「南蛮渡来」とか。そういう言葉が浮かんだんじゃないのかね?

「トイレの香り」を反射的に思い浮かべるけれど、ああいうハバカリの香りは昔からこういう金木犀とかラベンダーとか「異国情緒たっぷりの強烈な芳香」がふさわしいのかもしれないですな。「家の中の異世界」ってことで。

2010年10月 7日 (木)

早い者勝ち

Dvc00034 今年の鹿児島は栗が大豊作なんですよ。どの木もわんさか毬栗を落としてます。

うちは山の中なので、所有者の知れない栗の木があちこちに生えてます。9月になって栗が落ち始めて「今年は豊作だ」とわかったときから、ワンコの散歩のときにビニール袋を持ち歩き始めました。ワンコのウンチはスコップでその場に埋めます。このビニール袋は拾った栗を入れる袋です。

もうね、山ほど拾って、拾った栗はどんどんダッチ・オーブンで蒸し焼きにして食べました。これが単純ながらむちゃくちゃおいしかった!!

「いいーー思いするな、今年の秋」

と、思ってたのも束の間、やはりみな考えることは一緒らしい。そのうち、朝早くから栗の木の下を回って栗を拾って回る人が増えました。あいちゃちゃちゃ・・・・・・・・

かなり早起きして、回ってみても、残るは栗のイガだけ、という日が増えました。もう、木の上に栗はほとんど残ってません。ああ、しあわせな今年のそろそろ栗シーズンも終わりね。

ま、いいか。また栗がわんさかなりますように。旬のものを食べることのしあわせよ。

2010年10月 4日 (月)

生後一ヶ月

Dvc00030 みかんの三匹の子供たちが産まれて、一ヶ月が経ちました。

一ヶ月も経つとだいぶ猫らしくなってきますね~。目が開いて脚もしっかりしてきて、狭い範囲ながらも家の中をうろうろしだしました。人間がうっかり踏まないようにすり足で歩いています

あ、この写真は子猫をわざわざ籠に入れて撮ったわけではなく、自主的に入っていたのを撮ったんです。猫ってこんな小さいうちから狭いところが好きだよなあ。

あんたたち、もう一回念を押しとくけど、たくさん鼠を獲ってよね。頼むよ~~。

2010年10月 2日 (土)

嘆いてばかりじゃ生きていけない

Dvc00025 とまあ、地の底までも落ち込んでいても、ご飯の食い上げですわなあ。

9月30日には今年の子ヤギたちが指宿の牧場に引き取られ、昨日は鹿児島大学から秋の分の駆虫薬をもらってきました。めーさんとオジョウとエルの分です。

今後はお乳を出す無角雌ヤギ二頭と、無角種雄ヤギ一頭を基本体制として、子ヤギは全部売っていきます。数が多いと手が回らないことが骨身に沁みてわかりました。

農園のすべてを、もう一度整理して再構築するべき時期が来たのだと思います。

もっと効率よく、もっとローコストでやっていくために。