3歳の広島の甥っ子が、うちのヤギを見たとたんに「しろやぎさんからお手紙ついた♪くろやぎさんたらお手紙食べた♪」と歌いだしたのにはびっくりしました。そして「くろやぎさんはお手紙食べるの?」と聞くのです。
こんな古い歌どこで覚えたの?んで、うちの黒ヤギと即結びついたんだ?子供ってすごいなあ。
「黒やぎさんはお手紙を食べないよ。上等の混ぜ物のない和紙ならともかく、普通の紙を食べるとおなかをこわすの。あ、それとも最高級の画仙紙か何かに書かれた手紙だったかも。」子供といえども疑問には全力で答える主義。
「ふーーーん、春ちゃんちの黒やぎさんはお手紙を食べないの。」
「うん、残念ながらね。」
「しーかたがないのでお返事書いた♪ さっきの手紙のご用事なあに?」
二人で一緒に歌います。
それからもヤギにごはんをあげるたびに「黒やぎさん、黒やぎさん」とお気に入り。それにしてもこの歌をどこで聞いたんだ?
・・・・・と、謎が解けました。朝のNHKの子供番組で、黒やぎさんと白やぎさんのぬいぐるみが踊りながらこの曲を歌っていました。言葉がきれいで謎があっていい歌なので、こういう復活は大賛成です。
モモ(6歳・女の子)は佐賀の米農家さんから虎屋の羊羹2棹と交換にもらってきたのですが、どうやら紀州犬の血を引いているらしく、写真でみるとそっくりです。「差し尾に立ち耳、体毛は白(雑種なので背中に茶ブチがあるけれど)」もそのまま。そして顔がそっくり。
なによりも狩がうまい。
紀州犬はイノシシ狩りに使うので有名な犬です。モモも本能に狩が組み込まれているらしく、逃げるものを盛んに追う習癖があります。鶏やヤギも教えもしないのに上手に追ってくれるし、夜に鼬や狸が侵入してきたら、すぐ走っていって退治してくれます。この間裏山で、よく肥太ったウサギを獲ってきて驚きました。
すごいなあ、モモ。羊羹2棹の子犬がこんなに役に立ってくれるとは、なんとありがたいことでしょう!!
もっとも、そんな狩上手のモモでも、ネズミとかトカゲとか待ち伏せ猟の必要な猫が獲るような小物を狩るのは苦手らしいです。誰にでも向き不向きというのがあるものです。
さて、我が家で唯一の雄ヤギ、4月に産まれたボンボンくん。夏場にはすでに雄ヤギらしい鬣(たてがみ)の兆候がでていましたが、秋になってやっぱりいかにもなファッションになってきています。
要するに巻き毛なのです。
ザーネン種はヨーロッパで発達してた種だと思うんだけれど、見た目がなあ、やっぱりなんとなくヨーロッパっぽいんですよ。舶来っぽいというか。不思議だなあ。もっともヨーロッパに行ったことがないので「っぽい」と勝手に思っているだけなのですが。
額のところに前髪が伸びてそれがカールしている様子なんて、あちらの美少年みたいな感じなんですよ。んで、身びいきだけれどボンボンくんはなかなかのハンサムくん。大昔少女マンガで流行ったヨーロッパの全寮制男子校ものに出てきそうな雰囲気。
ううううむ、その土地土地で人間と動物はやっぱり似てしまうのでしょうか?トカラヤギの雄は、そんなことないのですよ。「やっぱり日本の島のヤギだな」って感じなのですよ。それはそれでカッコいいのですが。
不思議だなあ。
朝、藪になったところ(情けない)を掻き分けて入ると、いきなり「ケーーーーンケケケケ!!!!」と大騒ぎ。鼻先をかすめてバタバタと逃げていきます。
そりゃあ、君も驚くだろうがこっちの心臓にも悪いっつうの。
雉ってのは大昔から日本にいた鳥らしく、古事記にも何回か出てきます。アマノワカヒコがオオクニヌシのところに「国を渡せ」と交渉に行きながら懐柔されて音沙汰なしになったとき、高天原が使わしたのは「キジノナキメ」。なんと雉が使者でした。うるさそう。
案の定キジノナキメはアマワカヒコのうちの門のそばの木の上で鳴きまくり、アマワカヒコに射殺されています。「雉も鳴かずば撃たれまい」ってことか。
真理だ。
でも、雉を殺した矢はそのまま高天原に届いて、その矢が投げ返されてアマワカヒコの胸に当たって死んじゃうんだよね。「因果応報」。これも真理だ。
何はともあれ昔から雉はそれほどたくさんいたってことです。でも、いくら山の中とはいえ、うちの庭先なんかをうろうろしてて大丈夫なんだろうか?無事に繁殖してくれることを心から祈ります。
朝からビロウな話題で申し訳ないですが、「放尿時に立つか座るか」に関心があります。
飼っている動物を観察したところでは、猫はオスもメスも座っておしっこします。犬はオスは立って片足上げ、メスはほとんど座ってしますが散歩中など稀に片足上げでするときもあり。
ヤギはメスは絵のように座り小便。オスは四本足で立ったまま。それぞれの放尿器官の作りを考えると、その姿勢が一番合理的なのでしょう。
さて、人間は「男は立小便!男らしい!これが女にできるか」などとくだらないことをいう男がいる反面、「女だって立ってできるわよ!」などとこれまたくだらないことをいうフェミニストがいたりして、目の前が真っ暗になったりするわけですが。わたくしおなごの体である以上座り小便のほうがやりやすいと思います。なんといっても足を汚さなくてすむ。しかし男はからだの構造上、立ってするのがやはり合理的でしょう。そこにイデオロギーはない。身体的・生理的に何が合理的か、という話です。
とかなんとかいってる間に洋式便所が大普及してしまい「トイレを汚さないためにも男も腰掛けてしてよ。」の大合唱の前に意を屈して腰掛ける殿方が増えたとか何とか。いや、マジで便器周りを小水だらけにされるほど掃除する立場にとって困ることはありません。そこのところは環境も配慮して合理的に振舞っていただきたいものです。
気が狂ったように暑い夏が10月まで続いて、「どうなるんじゃ?もうバテバテじゃ~~!」と汗っかきの頭をかきむしって嘆いておりました。
おお、ついに今日に至って最高気温が30℃を切ったではありませんか!よかったよかった。
6月、7月、8月、9月と、あまりの暑さにほとんど休眠状態だったわたくしですが、やっと動く元気がでてきました。なんとか山を降りて、かねてからご無沙汰ご無礼していたお客様のtotto*さん宅を急襲。作ったばかりのバジルソース持参で、ネットとブログ管理に詳しいtotto*さんに、弊ブログの改革についてご指導を仰ごうというわけです。(そしてたけのこサラダやサンドウィッチやみかんやカプリコ、totto*家の食料を食い尽くして帰りました。まったく迷惑極まりない客であります。ありがとうございました。)
さすがtotto*さん、無知なわたくしには考えも及ばないいろいろな改革案を次々提示してくださいました。
うううううむ。なるほど。そうか。
家に帰るなり、パソコンに張り付き。とりあえず今まで写真オンリーだった画像をスキャナー読み込みでイラストが使えるように設定しなおし。なんと昼から今までかかってしまいましたですよ。
涼しいはずの部屋で大汗をかきながらパソコン操作をしていると、置きっぱなしの洗濯籠の中から「すぴーッ、すぴーッ、」と何ぞ鼻息が。マイパンツとマイタオルをめくりあげてみると、そこにはドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・この間誕生日の15歳・じじい)がよか気分で埋もれてグースカ寝ているではありませんか。風が当たって目が覚めたのかおもむろに喉ちんこまで見える猫的大あくび。
あああ、ドリアン、あたしゃ今ほどあんたがうらやましいと思ったことはないよ。あんたみたいに一日のほとんどを寝て暮らせるなら。
ま、「お前の生活も猫とあんまり変わらん」と、いわれそうだけれどね。
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