椿屋敷のお客様

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2007年6月

2007年6月10日 (日)

ジャガイモの収穫

Nec_0016 梅雨が本格的になって地面が濡れ湿ってしまわないうちにジャガイモを掘り返しました。

いやあ、ほったらかしていたのに大きな芋がざくざく採れたのでホクホクもの。春まだ浅いうちに移動式の鶏小屋を往復させて、さんざん鶏のウンコを浴びせかけた甲斐がありました。まったくもって生物の排泄物ほど畑を肥やすものはありません。ありがたいことです。ありがとう地鶏くんたち。

さっそく明日はポテトサラダ。ポテトのポタージュにコロッケ。ポテトグラタン。ホクホク。

2007年6月 9日 (土)

ゴボウ

Nec_0015 ゴボウを引っこ抜きました

いただきものの大根があるので、それと煮物にしようか。

五月の体調不良の余波で、まだ少しふらつくときがあります。こういうときには地面の中の野菜を食べて底力を取り戻さねば。

2007年6月 8日 (金)

青紫蘇

Nec_0014_2 何かを育てることができる土地があるって本当にありがたいです。

青紫蘇は特別に植えたりせずとも、毎年どこからともなく勝手に庭に生えてきます。ソーメンや蕎麦やちらし寿司、なにやかやの夏の薬味。葉っぱが一番茂る時期には紫蘇餃子にしてみたり。贅沢だなあ~~。

このありがたさを忘れちゃだめだ。

2007年6月 7日 (木)

足るを知る

Nec_0013 昔話でありますね。

―――――欲張りばあさんだかじいさんだかが、何かのきっかけで思いもよらない神か仏かの恵みをもたらされる。最初はささやかな恵みだったけれどだんだん欲の皮が突っ張ってきて「もっともっと」と要求が大きくなっていく。極限まで要求した果てに全てを失くして元も子も無くなる。―――――

典型例が「金の卵を産む鶏」ですね。一日一個づつ金の卵を産む鶏で満足しときゃいいものを「一日一個づつじゃ足りない」と鶏を殺してかっさばいてしまった、と。もちろん鶏の内臓はただの鶏の内臓で金の塊が出てくるわけでもなく。欲に負けて世にも貴重な金の卵を産む鶏を自分の手で殺してしまっただけという大失策。愚かなことですが、人間油断してるとついついやっちゃうんですよね。「まだるっこしい!今、今すぐ全ての結果が欲しい!!」

これは本当に失敗の元です。こういう焦りに取り付かれると思っていた未来が手に入らないばかりか今持っているものも全て失くします。

最近まじかでそういう例を見てしまって。

改めて思いました。「『商い』は『飽きない』。大振りせず短く持ってこつこつ当てる。」真理です。

2007年6月 6日 (水)

クマイチゴの実

Nec_0011 裏山の野生のイチゴはクマイチゴらしいです。「クマが出そうなところに生えるイチゴ」ということらしい。熊ってねえ・・・・・

(確かにタヌキは出るよ。キジもウサギもイタチも出ますです。イノシシもひょっとしたら。でも熊はおらんよ熊は)

「今年こそジャムにするぞ」と思っていたのに肝心な五月に夏風邪をひいて身動きがとれず。なんてこったい。「夏風邪はバカがひく」と俗に申しますがそのままかいな。もうすっかりよくなったのに実はほとんど鳥に食われた後。ありゃりゃりゃ・・・・・

まあ、今年食われた実が鳥さんのウンコと共に山に落っこちてそこから新しい株が生えてくるのだと思えばいいか。

2007年6月 5日 (火)

センス

Nec_0012 「骨太の方針」「担い手」「再チャレンジ」・・・・・

なんとセンスの無い日本語でしょう!!

これらの言葉をニュースで聞いたり新聞で読んだりするたびに、背筋が寒くなります。だいたい「美しい国」という言葉からしてどうかと思いますよ。センスが無い上に「こういうのが大衆受けするんだろ?」とか「こういうのが今風なんだろ?」とか「だけど教養があるんだよ」とかの邪心が透け透けでみっともないことこの上なしです。

政治についてここで語る気はありませんが、ここまで日本語のセンスの無い人に「美しさ」を強要される筋合いはねえな!

2007年6月 4日 (月)

ノビルの花

Nec_0010 ノビルに花が咲いています。

ノビルもニンニクもそうなのですがユリ科なのです。この連中がテッポウユリやカノコユリや果てはカサブランカなんかと一緒の仲間と聞いても一瞬耳を疑いますが、よくよく見れば納得なのであります。

ごらんのようにノビルの花はたいへん小さいですが、ひとつひとつの花を見ればまさしく小型のユリの形。そして根。ユリの根も百合根として食用。あの根を小さくしたらまさしくニンニクやノビルの根でしょう。やっぱり仲間なのね。

植物にはこういうことはよくあります。大きさを変えたり、花や葉の比率を変えたりのデザインバージョンで「実は仲間だった」はよくある話。キク科やバラ科のバージョンの多さは驚くばかり。

でも、人間社会でもそれはいえるのかも。見た目や噂じゃまったく接点が無いはずが「実は仲間でした。」

あ、よくある話だ。

2007年6月 3日 (日)

ハイドランジア

Nec_0009 アジサイは英語でハイドランジアと申します。

すなわちヒドラのことです。ヒドラはギリシア神話のヘラクレスの冒険に出てくるやつで、沼地に住む頭が9つに分かれた水蛇でございます(この手の化け物あちこちの神話にもでてくるなあ。ヤマタノオロチの仲間じゃん)。ひとつの頭をつぶしてもすぐまた次の頭が生えてきてきりが無いので、ヘラクレスは火のついた松明を手に持って頭を切り落とすそばから焼いていったら、さしものヒドラも退治されてしまったという。確か強烈な毒も持っていてヘラクレスの最後はこのヒドラの毒が染みこんだ衣装を着せられたことによるんじゃなかったっけか?

アジサイの花はいくつもの小さい花(正確にはガク)が塊になってできているので、ヒドラに例えられたのでしょうね。可憐な花をそんな強烈な怪物に例えるセンスは理解しがたいような、でもちょっと納得したいような。

梅雨入りしてアジサイもほころんできています。鶏小屋のそばのアジサイはガクアジサイで、鮮烈なブルーです。かわいいけれど見ようによってはヒドラか。

2007年6月 2日 (土)

入梅

Nec_0008 鹿児島地方は梅雨入りいたしました。今日は朝から晩まで雨でございます。

よく言われることですが、この雨こそが日本のお米を作るんであります。日本独特の風景「水を張ったいちめんの田んぼ」を成立させるには、やはりどこかでまとまった雨が降らなければ。米というのは単位面積あたりの収量と栄養素が最も高い穀物なのです。それを育てるのが日本の温帯モンスーンの夏。米があれば何とかなる。ありがたいことです。おいしいお米のためにも多少のうっとおしさは我慢することにいたしましょう。

最近集中豪雨が多いのはちょっと困るけどな。今一番集中豪雨で危ないのは都市。「ヒートアイランド現象+コンクリート側溝の流量限度」で流れる先の無い大量の雨水による都市型洪水が問題になってますね。都市に住むみなさま、大雨が降ってきたら地下街にはご用心。

2007年6月 1日 (金)

梅の実

Nec_0007 雨が降る前に南高梅の実を採りいれました。

南高梅の実は大きくてとてもよい香りがします。部屋中に甘い梅の実の香りが漂っています。