椿屋敷のお客様

民俗・年中行事 Feed

2005年12月31日 (土)

鏡餅(ミニ)

Nec_0046_6 涙を飲んで今年の餅つきはあきらめましたが、今日広島の米農家に嫁いだ妹から、餅が届きました。

どうやら1歳半の甥っ子が丸めた餅らしく、指の跡がついています。ありがたく桜島小ミカンを載せ、庭からウラジロを採ってきて半紙に敷き、玄関にお飾りいたしました。

今年は転換期とでもいうべき、とてもいい年でした。

これも一重に、「椿屋敷農園」に来てくださるお客様のおかげです。みなさま、本年は本当にありがとうございました。来年もまたよろしくお願いいたします。

よいお年をお迎えくださいませ!!

2005年12月30日 (金)

門松

Nec_0043_5 明日は大晦日というこの日に、「風邪ひきどんの鼻ズンだれ」になってしまいました。

「か、門松、門松だけは作らねば・・・」と、気温が16℃まで上がった今日のうちに作りました。

材料

  1. 菊用の8号鉢2個
  2. 真竹
  3. 若松2本
  4. 葉牡丹紅白2本づつ
  5. 荒縄
  6. 畳表(古い畳から切り取って取っておいたもの)
  7. ユズリハ
  8. 金柑
  9. 南天

この材料の中で一番お高かったものは何かというならば(というか他のはタダ)、驚くなかれ「荒縄」ですわ。藁で作った縄ですぞ!!昔はタダ同然だった代物ですぞ。去年9mmが¥700ぐらいして「ひょええ、たっけええ」と思っておりましたが、なんと今年は¥980。大丈夫なんでしょうか?日本の稲作。

コンパクトでなかなかのものに仕上がったと思います。

Nec_0044_3 しかし、門松を作り終わったところで体調不良のためダウン。残念無念なことに餅つきを断念。口惜しや口惜しや。血の涙がでます。来年の暮れは必ずやリベンジ。かまど小屋を建てて、石臼と杵でついてやるからな。待ってろよ餅!!

とりあえず、今日は寝ます。

2005年12月28日 (水)

プリントゴッゴ

Nec_0038_5 「ローテク万歳グッズ・その12」プリントゴッコであります。

もう15年使っております。喪中欠礼以外は、年賀状もサクラメール(今はもうないけど)も暑中見舞いもこれで刷ってきました。一度ドリアン(アメリカンショートヘアのハーフ・12歳・おじさん)が行方不明になったときの探し猫ポスターもこれで刷りました。はっきりいってこよなく愛しております。

15年前には大流行で、ちょっとした文房具屋とかスーパーとか、今の時期には必ずゴッコランプとかハイメッシュマスターとかゴッコインクとか置いてたけどなあ。だんだん見なくなってきて、今年は結構探してしまいました。メールでご挨拶して年賀状そのものを出さなくなったから?それともパソコンとプリンターで刷っちゃう?でも、あたしみたいな根強いプリントゴッコファンはいると思うんだけどなあ。「必ず完璧に綺麗」じゃないところが好きなのだ。なんというか、こう不測の事態が入るというか。思いもよらないところがかすれたりしてさ。

・・・・・お願いだから、事業を止めにしたりしないでね、理想科学工業さん。少なくともゴッコランプとハイメッシュマスターとゴッコインクの供給は続けてください。

2005年12月26日 (月)

Nec_0021_8 門松が大好きなのであります。

「若松、竹、(あれば)梅、紅白葉ボタン、ユズリハ、稲藁、南天、万両、金柑etc・・・」身近にある「めでたい」縁起物すべてをかき集め、日本的な美意識でデコレーションし、門に立てる(あのデザインがまたいいんですわ)。田舎に暮らしていたら必ず身近にあるものばかりなので基本的に「タダ」。しかも自然素材ばかりだから畑に打っちゃっておけば天然自然に朽ち果てる。リサイクル料¥0。

そこらにある何の変哲もない竹や若松を、自分の手で鋸や鋏や藁縄を駆使して手順を考えながら組み立てていくと、あ~ら不思議、いつの間にか門松になっていく過程の楽しさ。たまらんです。

「ローコスト・ローテクノロジー」を座右の銘とするわたくしが愛さないはずがありましょうか?しかも「めでたさ」の極致!!

モモの散歩をしながら、今年の門松用の竹を思わず物色して歩いてしまう昨今なのであります。

・・・・・ああ、でもホームセンターで売っている門松、結構お値段が張るのでびっくり。確かに材料はタダだけれどちょっと手間がかかるしろものだもんなあ・・・・・

2005年12月22日 (木)

冬至

Nec_0012_5 ・・・・・と、気がつけば今日は冬至ではありませんか!

かぼちゃかぼちゃ!柚子柚子!

今度の冬のようにしょっぱなからスペシャルに寒い冬ならば、かぼちゃ煮を食べて無病息災を、柚子湯に入って風邪封じをせずにはおれんですNec_0011_5

かぼちゃはもういただきましたので、早寝早起きのわたくしは、あとは柚子湯に入ってたっぷり暖まってショウガ湯を飲んで寝ます。おやすみなさいです。

2005年12月20日 (火)

クリスマスリースとジンジャーワッフル

Nec_0005_5 ビンゴでホットサンドメーカー(付・ワッフル型)が当たってしまいました。

今日はうちのショウガで味をつけたジンジャーワッフルとクリスマスリースを持ってお礼に行きます。Nec_0006_4

2005年12月19日 (月)

ツルウメモドキの実

Nec_0001_6 畑の奥にツルウメモドキの実がなっていました。

まあ、「藪だ~藪だ~」とは思っていましたよ。なにせアケビもビナンカズラもアオツヅラフジも、とにかくここらの山に生えるツルは全部生えてましたので。しかし、まさかツルウメモドキまで生えているとは思いませなんだ。しかも、群生しとる。

ご存知クリスマスリースやお正月の飾りになるもの。縁起物なので(←この発想に色気ゼロ)「クリスマスのリースでも作ったろか。そこらの山にあるじゃろ。」と思ってましたが、ま~さかまさか自分ちの畑にあるとは。藪になっておるのじゃのう。あな恥ずかし。

いや、考えてみればいっそ便利じゃないか!(←負け惜しみ)。なにやら北薩の人がツルウメモドキを栽培して今時分は大忙しだというし。

つると赤い実と黄色い莢の色合いがなんとも言えずお祝い事やお祭りにふさわしい色合いなのですよ。せっかくだからさっそく取り込んでなにか作ってみましょう。んで、来年も何本かは生えるように今から算段しとくか。

あ、今からじゃちょっと遅いかも知れませんが、お客様の中でツルウメモドキをクリスマス・正月リース用に欲しい方はおっしゃってください。さしあげます。

2005年12月16日 (金)

師走の剪定

Nec_0042_5 気がつけば、そこかしこのお庭をもってらっしゃるおうちに、ハシゴが立っています。「年内の内に」お庭の手入れをする庭師さんが入ってるのです

このシーズン、植木屋、庭師は大忙しなのです。なんといっても「季節限定のお手入れ」なので。あんまり秋口早くに手入れしても、暖かい鹿児島のこと、年末にはまた木がヤンカブって(ボーボーになって)いることでしょう。だから11月~12月に鋏を入れるしかありません。かつてはその年末の手入れの一環として、門松を作るのも庭師さんの仕事でした。

というわけで、うちの庭もぼちぼちちんちんと手の届く範囲の木から暇を見つけては剪定しています。ツツジ、皐月、ツゲ、ヒトツバ、・・・。大物はちょっと無理なので小物から。竹垣も年内にもうちょっと作りたいなあ。

お天気が悪いとなかなか進みません(風邪ひくのやだし)。この寒さが憎いです。来週は晴れて暖かくなって欲しいな。

2005年11月17日 (木)

手前味噌レシピ

029 うちの味噌のレシピです。

  • 麦20kg
  • 大豆5kg
  • 塩4.4kg
  • 麹4袋
  • 焼酎またはホワイトリカー1升
  • 昆布
  • 麦の焚き加減を見るためのカライモ

味噌の作り方に関しては「食・レシピ」中の「味噌作り・123」をご参照ください。

あくまでうちの味噌のレシピですけれど・・・。

「こんなに大量にいらないわ。」というときは麦を少なくして他のものをそれに比例した量にしても大丈夫だと思います。「Oレンジページ」とかで味噌作りの季節になると「カメで仕込む方法」とか「袋で仕込む方法」とか載ってます。問題なのは「いかに麹菌を均質に(麦全体が真っ白になるように)育成させるか。」なので、一番気をつけることは麹菌を混ぜ込むときの温度(38℃)と室温の一定です。パンのイースト発酵と同様なので、パンを自分で焼く人はその応用だと思えば大丈夫ではないでしょうか?とりあえず少量からレッツ・トライです。

2005年11月16日 (水)

木市でお買い物

Nec_0045_1鹿児島の春と秋を彩る年中行事に「木市」があります。

鹿児島市の甲突川沿いの河川敷で開かれる市で、江戸時代から連綿と続いている行事なのです。まっこち農業国薩摩の面目躍如たる催しもので、シーズンには県内の園芸好きの善男善女やプロたちが鵜の目鷹の目で自分の思う苗を購入していきます。そして、あまり大きな声で言えないのですが・・・・・サイシュウビノユウガタニハ、カナリオヤスクナルノデス。昨日の夕方は最終日だったので、好きな人たちが顔色を変えて売り子のお姉さま方と値段交渉してました。わたくしも狙い済まして4:00以降に行きました。

購入した苗は、

  • 巨峰ブドウ2本
  • とよのかイチゴ2本
  • スターチス6本
  • 石竹5本
  • オゴノア5本
  • パセリ1本おまけ

でした。ぶどうはたいへん欲しかったので安く手に入れることができて満足です。うまく育ちますように。また来春の木市に備えて、冬の間に畑を整備せねば。