椿屋敷のお客様

樹木 Feed

2008年10月14日 (火)

蘇鉄

Nec_0023  隣の空き地に蘇鉄が何本か生えています。

南の木なので秋の蘇鉄ってのはなんとなく哀愁が漂うよなあ。しかもここの木は雄株ばっかだし。実がなってるの見たことないもん。

鹿児島じゃフェニックスと同様「南国情緒の強調」のためにそらもうあちこちに植えられとります。校庭に蘇鉄、公園に蘇鉄、ロータリーに蘇鉄、築山に蘇鉄。雌株には朱色のスモモぐらいの大きさの実がなります。見た目はとおってもおいしそうなんだけれど、毒があるの。サイカシン。南西諸島じゃ飢饉の際に蘇鉄のあく抜きをして食べたけれど、それでも中毒して「ソテツ地獄」とか言ったらしい。おっかないぞ。

だから小学校の校庭にも生えてたけれど「毒があるから食べちゃいけません」と注意されてました。でも、そうじゃなくても蘇鉄の木は葉や幹の間によくムカデが棲んでいて、そうそう手を突っ込もうって気にはなりませんでしたわ。

2008年10月 5日 (日)

サルナシ

Nec_0007 サカタのタネからサルナシの苗が届きました。

キウィに似た実がたくさんなるのですと。どんなのかな?来年はなるかな?

サルナシ・・・・・サルナシ・・・・・・・。宮沢賢治の小説の中で川蟹の親子が、月夜にぷかぷか流れるサルナシの実を追いかけたんじゃなかったっけ?川の水にもサルナシのいい香りが移ってとってもおいしそうだったんだよな。

蟹の親子はあれでお酒を作るとか言ってたな。うちのサルナシもうまいことなったらお酒はともかくジャムやプリザーブにはしたいなあ。とらぬ狸の皮算用。

2008年5月20日 (火)

イヌビワ

Nec_0011 イヌビワに実がなっています。

人間用のビワに比べると小さいので「犬なら食べるだろう」ということでイヌビワ。いや、犬は食べんだろう。

実は人間が食べてもおいしいらしいです。なにやらイチジクの仲間らしい。だったらジャムにできるんじゃないか?

もう少し熟したら今年は食べてみようと思います。この木も自生してるのが多いので、食べることができたら超ラッキー!

2008年5月12日 (月)

ヤマグワの木

Nec_0003 はっと気がついてみればうちの畑ヤマグワの木がやたらめったら多いんだよな。

もちろん植えたわけではなく自然に生えてきた奴で、4mを越した大物も何本か。その木から落ちた実から出たのか幼木がまたやたらめったらたくさん生えてて、うううん、蚕がいたら大喜びだろうなあ。

とはいえ、いつも花には気がつくんだけど実を見逃してしまうんだよね。「桑の実」といえば唱歌「あかとんぼ」で「15で嫁に行ったねえやと小籠に摘んだ」実。結構おいしかった記憶がある。

今年こそは見逃すまいぞ。んでもって食べてみよう。

2008年4月30日 (水)

いつの間にか生えてきたもの・その5

Nec_0018 そうは見えないけれど山椒はミカンの仲間です。

そう言われてみれば、山椒の実はとても小さいミカンみたいなものだし、匂いもミカンに似ているかも。ちょっと強烈だけれど。

鳥はこの実が大好きなんだろうなあ。山椒ってのも結構自生してくることが多いです。山椒・・・・・・苗で買うとこれも結構お高いのにねえ。

藪を払っていていきなり強烈な山椒の匂いが漂ってきたりします。はっと気がつけば植えた覚えのない山椒の木が生えているわけで。

日本料理で山椒を使うことが多いのは、やはり山椒が昔からよく生えていたからでしょう。都会ではその意味が失われつつあるけれど、気候風土に合った合理的な文化が和食なのであります。

2008年4月29日 (火)

いつの間にか生えてきたもの・その4

Nec_0020_2 よく玄関に植えられている(『難を転ずる』という縁起物だし)南天の木は、もともと野生の状態では山の中の大きな木の根元にへばりつくように生えています。それでもってある程度日陰である程度日が差さないとダメなの。

そういう日照条件とか、湿度とか、野生の植物はたいへん気難しいものです。動物だってある程度飼いならされた歴史のある動物より、野生動物を飼うほうが格段に難しいでしょ?

植物もそれと同じなの。野生で生えているものを移植して野生状態と同じように繁茂させるのはとてもとても難しいのです。だから「採ってはいけない」とされている植物を、山や野から採って帰るのはほんとにナンセンス。そのままにしてるより何百倍も何千倍も手間がかかるというものです。

さて、南天ですが、今必死に藪払いをしている椿の林に自生してました。南天や万両、千両といった植物も、実をよく鳥が食べて糞にして撒き散らしてくれます。よって思いもよらないところに生えてくるものなのです。

まあ、ここに生えてきてもなあ、役にはちっとも立たないんだけれどなあ。でもこの世のほとんどの植物ってのはそんなもんでしょ。少なくとも光合成をして二酸化炭素を減らしてくれてるという大働きはしてるわけだし。「難も転じて」くれるわけだから・・・・・。などといいつつほっといてあります。椿の林の南天。

2008年4月24日 (木)

開通

Nec_0013 ふううううーーー!

やっと隣の畑まで道が開けました。2日かかったよ。木を切るのは簡単なんだけれど、蔓がねえ・・・・・。十重二十重ととんでもない方向から絡み付いているので、一箇所を切り離してもぜんぜんなの。腰のベルトに指した手鋸と剪定ばさみをフル活用、手鋸で木を切っちゃあ蔓をはさみで切る、それの繰り返し。藪のど真ん中では、もう自分がどっちを向いてるのかどんなポーズをとってるのかさっぱりわからなくなるほど、とんでもない状況です。何度も途中で挫折しかけましただよ。

でも、これで隣の畑との境を切って、ヤギ運動場に放り込む道ができました。はああ、よかった、よかった。

蔓の藪にはしたくないです。近年暑い夏が続いてます。藪にしてしまうと山蛭だのがわきそうで。自分ちの庭畑にそんなのわかすの絶対やだし。ご近所にもご迷惑かけたくないし。

開けると、すぐ日が差してきます。それも気持ちがいい。

2008年4月22日 (火)

藪は続くよどこまでも

Nec_0012 今日のミッション:

ヤギ運動場の南側の藪を払って、隣の畑まで通り抜ける道を作ること。

と、方針を立てたはいいものの、いやあこれがなかなかに困難な作戦でございました。椿の木が密植されてそれが全部4mぐらいの高さになって、さらにはツルウメモドキやアケビ、スイカズラなどの蔓性植物が十重二十重に巻きついて、もうどこがどうなっているのやら。

愛用の手鋸をヤスリで研いで、剪定ばさみと共にベルトのケースに挟み、いざ出陣。切れども切れども網のように絡まりあった蔓が邪魔をして、まるでハンモックのごとくゆさゆさゆらゆらと揺れるばかり。

夏でもないのに大汗をかきかき、なんとか隣の畑が木立の向こうに見え始めた頃には、もうとっぷり日が暮れておりましたよ。

後は後日となりました。が、しかし明日、あさっての予報は雨。まあ、いい。雨が降ったら骨休めといたしましょうか。

2008年4月 1日 (火)

今頃寒肥(泣)

Nec_0028 春の彼岸という園芸で最も重要な時期をまるまる風邪で棒に振ってしまった今年でありました。

まあ、過ぎたものはしょうがない。とりあえず、大急ぎでいろんな木の根っこに肥やしを撒いて回ってます。油粕とヤギ糞を混ぜて6ヶ月ほど熟成させたスペシャルです。かなり肥やし効果があるはずです。

追肥だと思えばいいんじゃ!撒かんよりは絶対マシじゃ!

我と我が身に言い聞かせ、一輪車に積んで庭中畑中に撒いてまわってます。

2008年2月25日 (月)

猫柳ふくらむ春

Nec_0034 気がつけば猫柳の芽がぬくぬくにふくらんでいます。朝晩がいくら冷えても、やっぱりもう春なんだよなあ。

北海道旭川の今日の最低気温、マイナス23℃だってよ!!

ほんとに同じ日本か?