椿屋敷のお客様

« 2006年7月 | メイン | 2006年9月 »

2006年8月

2006年8月26日 (土)

カナブン

Nec_0031_22お隣の子供たちが裏山から採ってきたカブトムシとクワガタムシを育てています。

まだそれがぴちぴちデブデブの幼虫のうちから、生垣越しに「お隣のおば・・・・おねーちゃーん(うむ、よしよし)!カブトムシとクワガタが育ったよ~!」と呼びつけてはわざわざ見せてくれるのです。

ありがとうよ。おねーちゃん、うれしいよ。でもね、おねーちゃんそんなに虫好きでないし、ましてや甲虫類のデブデブの蛆虫みたいな幼虫、あんまり見たくないんだけど。

心の中でぶつぶつ言いながらも、がえんぜない子供たちが親切で見せてくれるものを、イヤな顔もできません。引きつり笑顔で脱皮しては大きくなる幼虫をそのたび見せられてきたわけです。その幼虫もめでたく羽化し、りっぱなカブトムシとクワガタムシになりましたのでもうデブ蛆虫は見なくてすみますが、今度は「触ってみてよ、手の平に乗せてみてよ」攻撃です。きゃつらの鉤爪は結構痛いんだけどなあ。

うち近辺は鹿児島市の北の果ての山中、浄水池が近く調整区域なので家があまり建っておらず、周り中畑か竹林か山林。自然、蝉類、カブトムシ類、クワガタムシ類、トンボ類など虫には不自由いたしません。このブログでも「やれナナフシが入ってきた」の「キリギリス」だの「アシダカグモ」だの「ムカデ」など出てきております。招きもせぬ賓客には事欠かぬわけです

今日も今日とて、一日の汗を風呂で流して上機嫌でTシャツを着たところ、何者かが首筋から侵入。

「またかよ」

悲鳴も出ませんな。カナブンでございました。カナブンて変な名前ですが、これで正式な和名だそうな。この虫も世界各国地域ごとに変種が多く、「生きたジュエリー」に例えられるほど美しい色艶の外羽に魅せられた、とんでもないマニアがいるそうですが・・・・・。わたくしまったくその手のマニア心を持ち合わせませんので。うんざりしながらTシャツの首穴に手をかけて揺さぶりました。

ポテッと小ぶりなカナブンが一匹、背中から落ちてきました

おそろしや蜂毒

Nec_0030_16 とうとう鹿児島県でもキイロスズメバチの犠牲者が出ました。

出水で山払い中の方だったそうです。本当にお気の毒です。

去年一回刺されて、今回鼻を刺されただけだったそうです。それで呼吸困難になって亡くなった。典型的なアナフィラキシーショックです。

体内に入った蜂毒は、抗原抗体反応という免疫反応を起こします。それで体の免疫系に蜂の毒が記憶されてしまって、次に進入したときに全身の発疹、呼吸困難などのアレルギー反応を誘発してしまうというわけ。

これは一度蜂に刺された事のある人だったら、また蜂に刺されてしまえば、健康・不健康に関わらず誰にいつ発現するかわからないショックなので、怖い。本当に怖い!!もうすでに今年刺されてるし。

蜂は9月~11月が女王蜂を育てるシーズンで、気が荒くなっていて攻撃性が強いのです。気をつけなくっちゃ。みなさんも今や都会でもどこに巣があるかわかりませんよ。どうぞ充分お気をつけて。んで、刺されたら病院へ。アナフィラキシーショックは早ければ数分で症状がでてきます。

写真は、アシナガバチの巣の中に入っている幼虫です。このあと鶏にあげました。

2006年8月25日 (金)

ヤマシロオニグモ巣を作る

Nec_0029_19 夕立が上がった空にヤマシロオニグモが浮かんでいます。巣を作っている最中なのです。

でかいぞ―――!

もう少しで作りかけの巣が彼女ごと顔に張り付くところでした。それはイヤです。

もっとも、そんなことになったら彼女のほうがもっとイヤでしょう。

「夏の山道で直径30cm~60cmの巣を張る」

・・・・・・って、うちの畑は山道も同然かい!?

もう少しで巣が完成するというのに。こんなところ誰も通らないと思ってたのに。邪魔すんな。わたくしが彼女ならば大暴れいたします。お互いそんなことにならずよかった。

(おっと、写真を拡大してごらんになるとクモの糸が見えますです。)

今年のバジル

Nec_0025_22 ご多分に漏れず、パスタもピザも大好きです。よってバジルは必要欠くべからざるハーブなんでございます。トマトソースにはこれが無いとね。

ありがたいことに鹿児島は温暖なので、紫蘇並にらくらくと育てる事ができます。丈夫で植えっぱなしでも大丈夫だし、花穂が出たらかたっぱしから摘んでおけば10月半ばぐらいまで青々としているし。

秋になったら今年もバジルソースを作らねば。

そう思っていたところに、袋いっぱいのクルミをいただきました。願いがどこかに通じたのでしょうか?ありがたいことです!!

ニンニクは初夏に採り入れたのがまだあるし、あとはオリーブオイルだな。余裕があったら今年はさらに奮発して松の実を入れてみようかな。

2006年8月24日 (木)

半島を出よ

Nec_0022_22日本のヴィジュアル作品の中で、もっとも害毒を撒き散らしているのは、「どらえもん」と「水戸黄門」と「スタジオ・ジブリの作品」であると思います。(あああ、とうとう言っちゃった)

「どらえもん」・・・・・「助けて~どらえもん!」といいさえすれば何でも尻拭いしてくれる存在があると錯覚させる。マザコン養成アニメ

「水戸黄門」・・・・・正式な裁判も何もなしに、一回につき何十人も人殺しをする(正確には殺人教唆。「助さん格さん殺っておしまいなさい!」)危険なジジイを日本国中に野放し。リンチを正当化するファシスト養成番組。

「スタジオ・ジブリ作品」・・・・・ロリコンのロリコンによるロリコンのためのアニメ。

というわけで、これらをまったく好きませんが、「放送するのを止めろ!」とは言いませんよ。どんな意見であれ発言の権利があるのが民主主義社会ですから。片腹痛いのはどうやらこの3つが多数派らしいところですが。

こんな危険なものを平気で地上波放送してるくせに、ときどき「えっ?どうしてこれが検閲にひっかかるの?」てのが問題視されたりしてます。記憶に新しいのが「バトル・ロワイアル」(高見広春著・深作欣司監督)でした。国会まで巻き込んでのR指定(他にやることなかったんか?)。ちゃんと本読んだの?映画観たの?生と死について極限まで考えさせる傑作だったのに。

作家の村上龍氏も毀誉褒貶の激しい人で、芥川賞の「限りなく透明に近いブルー」からそらもうむちゃくちゃ叩かれてました。(いまや審査員になちゃったんだなあ。)この「半島を出よ」(幻冬社)も誉める人は誉めるけど、けなす人は読みもしないうちからケチョンケチョン。

・・・・・2011年、福岡を北朝鮮の軍隊が占領する。為すすべもない日本政府は何の方策もないまま九州を封鎖。

もう紹介文のこの一文だけでだめな人はだめらしい。

「読まずともわかる!結局憲法改正、再軍備が必要だといいたいのであろう。いたずらに北朝鮮への敵視を煽ってまで話題性が欲しいのか?この手の右傾化が進む昨今の日本は・・・・・」

そんなこと一つも書いてないぞ。とりあえずまず読んでから言えってば。

だいたい村上龍氏は「国の基幹は経済であって、経済の破綻した国はどんな軍隊を持っていても国際的な信用を得られない。」って主義の人で(まったくもって賛成だわ)、繰り返しそのことを作品の中で言っているのに。(「希望の国のエクソダス」もそうだったな)

「半島を出よ」では、北朝鮮軍と日本政府と博多市民と、それから社会に適応できない少年犯罪者グループ、それぞれに属する人々からの視点で書かれていて、なかなかの読み応え。どちらかというと昔の村上龍氏からすると「丸くなったなあ~」ってほどですが。

ネタばれするので言えないけれど、ラストも現実に九州に住むものとして「ん!だよだよ!そうでなくっちゃ~!」という、たいへん納得の行く解決をしてくれております。繰り返しますが「再軍備のサの字」も出てこないぞ。

九州人なら読んだほうがよかど。それにしても、こんなにまともなことを書いているのに、しかももう結構いい年なのに、なんで村上龍ってこんなに誤解されるかねえ。おなじ村上でも春樹とは大違い。そこらあたりが九州男らしい不器用さで、おかしくなりましたですよ。

糸瓜

Nec_0021_21「鹿児島ではヘチマを糸瓜といって、汁の実にしたり、味噌炒めにしたりして食べる」 というと、余所の土地の人たちは「えー――?なんであんなものを?筋があるでしょ?固くない?」などとおっしゃいます。

どうやらヘチマたわしの印象が強くて、「あのスジスジを煮込んで固いのを噛み切る歯の丈夫な鹿児島人」というのを想像するらしいです。

違います。

若い糸瓜の実を煮たり炒めたりすると、ふわふわドロドロに柔らかくなるのです。なんともいえないまとわりつくような柔らかさと青い瓜の香りで、他にこんな食感のものの例えがみつかりません。「歯の弱い年寄りほどこれが好き」と言えば、その柔らかさはわかっていただけますでしょう。

苦瓜は沖縄のゴーヤーとの兼ね合いで全国的に有名になりましたが、糸瓜はまだ郷土食です。ヘチマそのものはほぼ全国的に植えられているはずなので「食べれば良かて」とも思いますが。どうなんだろ?鹿児島の暑い夏と日差しとヘチマ棚、麦入り味噌、これがあって初めておいしいと感じているのかもしれません。

なんでもその土地で食べるのが一番おいしいもんです。

2006年8月23日 (水)

もひとつアシナガバチの巣

Nec_0020_20 もうひとつアシナガバチの巣がありました。これはちょっと大きいです。測ったら直径10cmありました。(前の巣から20mぐらいしか離れていません)

どうもなんらかの条件で放棄された巣らしく、蟻がきています。でも近辺にやたらとお腹の大きな蜂がうろうろしていて(怖いよ~)、この巣の女王蜂ではないかと思われます。(すみません、とてもとてもその写真は撮れませんでした。)

アシナガバチは一度や二度巣を撤去しても、女王蜂が生きている限り同じ場所に巣を作るらしいです。ということは彼女は虎視眈々と巣の復活を狙っている?これは観察を続けねばなりませんな。

いつも言う事ですが、鹿児島では古くから「蜂の巣が低かとウカゼ(大風)が吹く」と伝えられています。この巣も地上30cmぐらいの位置にあるので、やっぱ台風来るんじゃないかな~?

やだなあ~。

アシナガバチの巣

Nec_0019_16 アシナガバチの巣でございます。

アシナガバチも刺す蜂ですが、スズメバチに比べれば攻撃性が弱いので、「障らぬ神に祟りなし」で、通常ほっときます。これはめーさん(ヤギザーネン種)が草を食べてる間に藪から叩き落してくれたものです。

中に卵もはいってるし、いろんな大きさの幼虫もはいっています。気の毒ですが、このまま鶏さんにあげました。鶏大喜び。

2006年8月22日 (火)

オクラ

Nec_0017_20 オクラはあのネバネバがたまりません。納豆に混ぜたり、ヤマイモすりおろしに混ぜたりして、ネバネバネバネバ倍増させて食べるのが大好きです。

じぶんちで作って、庭から採ってきてすぐ食べるオクラは、産毛が痛いぐらいに生えていて、ネバネバも濃い。かき混ぜると箸の先がとられて動かなくなるぐらいです。

今年はオクラも植えるのが遅れてしまいましたが、今になってじゃんじゃんなりだしています。食べるぞ~~。

とりあえず、さっと湯がいてカツオブシをかけて食べました。

なんと申し上げてよいやら

Nec_0018_19 今年の春ぐらいから迷惑メールがやたら増えてきたので、自動仕分けウィザードで仕分けて処理しておるわけです。これ以上増えたらシナプスさんとこの対策を使おうと思うちょります。

圧倒的に多いのが出会い系サイトのお誘いで、それも勝手にこちらを男と想定して「女の子側からのお誘いよ」というやつばかりです。「あなたさまのプロフィールやお好みから割り出したぴったりのお相手が見つかりました。」って、あのなあ~~。あたしゃレズビアンでもバイセクシャルでもないから。そんなプロフィール送るはずないだろうが。

さらに笑えるのが「逆援助交際のお誘い」が9割だってこと。あのなあ~~~~。

「会社経営しております。男の人との出会いがないんです。費用はこちらで持ちますから、大人のお付き合いがしたいです。」

「女医なんですけど、勤務がハードすぎて出会いがないの・・・・・。割り切った大人のお付き合いができる男の人を探しています。全額お出ししますから明日にでもお会いできますか・・・・・?」

「貿易会社を経営する主人が海外出張でずっと淋しい夜を過ごしてます。なぐさめてくださるなら、こちらで相応のお礼をご用意しますので・・・・・」

・・・・・・・ぶわっはっはっはっはっは!!!!!

バッカじゃねえの?そんなのばっかりなので、たぶんこれでひっかっかる男は多いのでしょう。ずうずうしいったらありゃしない。身ぐるみ剥がされてちった痛い目怖い目に遭いな。

日本の景気回復など大嘘です。