椿屋敷のお客様

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2007年2月

2007年2月22日 (木)

キクラゲ?

Nec_0004_26 キノコにはまったく詳しくなく、わかるのはシイタケとサルノコシカケぐらいですか。写真も「どうやらキクラゲではないか?」と思うのですが、確信が持てないので食べる勇気がありません。キノコがわかるようになったら楽しいだろうな。

よく、マイタケとかナメコとか「自分だけが知っている秘密の場所」を持ってる人がいるじゃないですか!あれいいよなあ。やっぱりそういう場所をなかなか他人には教えたくないよな。そういう「神様か仏様が与えてくださった恵み」は、見分ける目があれば結構そこらにひょいとあったりするんだろうな。

そういえば、近くの山の中の団地の友人の話では、その団地の近くの渓流に野生のクレソンが群生する場所があるんだそうな。友人の知り合いがそこから採ったクレソンをごっそりお土産にくれたそうな。香りが強烈でおいしかったそうな。でも場所は決して教えてくれなかったそうな。そうだろうな。

野生化したクレソンが群生する場所が全国的にあるとはうわさに聞いていたけれど、まさかこんなに近くでそんな場所があるとはしらなんだ。まったくもって、うかうかぼんやりと日々を過ごしていてはいけない。

2007年2月21日 (水)

バナナとくるみのマフィン

Nec_0006_24 うちの仏壇にはよくバナナがお供えしてあります。ここ最近の暖かさでバナナが傷むのが早い早い。あっという間に真っ黒け。

もったいないからそういうバナナは即お菓子にしましょう。ということで最近バナナのお菓子がおおいのでありました。

今日のお茶うけはバナナとくるみのマフィン。マフィンとかスコーンとかイングリッシュでアフタヌーンティーなお菓子は大好きだあ!!!たとえ一緒に飲むのがアールグレイやダージリンでなく、知覧茶でも。

バナナは粗刻みにしてラム酒をかけて置いておき、くるみはオーブントースターで軽く炙って香りを出してこれも粗刻み。うちの雌鶏さんたちの産みたての卵を使って。親戚からもらった本場沖縄産の赤ザラメ砂糖を奮発。焼き立てでほくほく湯気が立っているのを食しました。

おいしかった。

ブルーベリーの芽

Nec_0003_29 冬の間紅葉してたブルーべりーでしたが、ここ最近の暖かさで新芽が膨らんできています。

一昨々年にまだ小さい苗で植えたんだけれど、だいぶ大きくなってきたよなあ。去年は初めてぼちぼち実がなって、口にすることができました。今年はケーキを焼くぐらいにはなるかな?ジャムにできるぐらいふんだんになってくれるとうれしいけどな。

ブルーベリーは酸性土壌が大好き!ということなので、ピートモスや尿素をあげなくちゃ。3月はあちこち肥料をあげなくちゃ、で忙しいぞーーー!!

2007年2月20日 (火)

ワイルドストロベリーの花

Nec_0002_33 暖かい日が続くせいか、はやワイルドストロベリーにわんさか花が咲いていました。早いな。

今年はわんさか実をつけて、プリザーブやジャムにできるぐらいになるといいな。タルトにいれたりフランボワソースにしたり、ってね。もうあいかわらず取らぬ狸の皮算用だけは大きく膨らんでおります

めーさんのお乳が出だして、ヨーグルトができるようになるころイチゴがいっぱいなってるといいな。イチゴヨーグルト三昧の日々。想像するだけで口の中が甘酸っぱい。

もう少ししたら油粕をやろう。

移動式鶏小屋による畑の除草

Nec_0045_9 暖かくなってきたので、移動式鶏小屋を畑の中に入れてます。2m×1m×1mのワイヤーメッシュで囲んだ移動できる小屋の中に鶏を入れ、どんどん場所を移動させていくのです。

雑草も今盛んに春の新芽を出してきています。「今のうちに叩くのじゃ!」

鶏さんたちが盛んに地面を掘り返しては地虫を食べてウンコをしてくれています。労せずとも草が無くなり土が黒々としていくのです。ありがたいことであります。

2007年2月19日 (月)

はちみつしょうがクッキー

Nec_0044_7 ジンジャーエール、冷し飴、生姜湯・・・・・・。甘味に生姜風味をつけたのが大好きです。カッと喉に来るしょうがの辛味と甘味のハーモニーがいいのです。

あちらもののお菓子の中にはジンジャーブレッドとかジンジャーケーキとかジンジャークッキーとか生姜風味のものは結構あるのですが、今、日本で市販されているお菓子の中にはなかなか無いように思います。だからときどき生姜風味のお菓子を自分で作ってます。

今日ははちみつしょうがクッキーを焼きました。それを持ってtotto*さんちへ押しかけお茶会に。快く迎えてくださった上に、なんとチョコレートケーキを焼いて準備してくださってました!ありがたやありがたや!!

早い春の暖かい午後のお茶と、手作りお菓子と、なにより屈託なくしゃべりまくることのできる友の存在。これほどありがたいものがこの世にありましょうや!?

ありがとうございました。totto*さん。

梅の香

Nec_0043_12 この間一輪咲いたかと思っていたら、すでに梅は満開です。早いところではもう散り始めています。

今時分、ちょっと田舎だとそこらじゅうに紅梅や白梅が直立したり枝垂れたりしながら咲いています。色がついていなかった冬に、春の訪れ。それにしても今年は暖かいなあ。

梅の花はいい香で、寒さが少し緩んだ空気の中に漂ってきます。かすかで優しい香だよなあ。どちらかといえばこの香だけでも桜より梅のほうに軍配を上げたくなりますです。

好きな井上靖の小説「額田女王」の中で、額田女王が初めて大海人皇子と夜を共にするとき、梅の花が満開という設定でした。「梅林を見せてやる」といって、ほとんど拉致同然に馬に乗せられて連れて行かれるんだよな。

「井上靖って、どうしてこんな女心を鷲掴みにする話を思いつくの!!」と叫びたくなるような夜の描写で。大海人皇子も中大兄皇子も溜息がでるほどカッコよかったです。「こういう皇子二人に愛される女の話を書こう」と思いつくところが、すでに尋常な日本男子のおじさんじゃないと思います。

今、NHKの大河ドラマで「風林火山」をやってますが、どうせやるなら「額田女王」をやって欲しかった。山本勘助よりこっちだと思うけどな。

2007年2月18日 (日)

ハコベの春

Nec_0040_12 まだちょっと寒いけれど、いつの間にやらハコベはびこる春がやってきているようです。畑や土手には鮮やかな緑色のハコベがほこっています。いい色です。

このブログでは再三「歯茎の薬・はこべ塩」を紹介しております。今年もハコベ塩を作りますよ~~!!

ハコベはどこにでもある草なので、どうぞ歯周病が心配な方は使用してみてください。作り方は簡単で、ハコベの全草を採ってきてミキサーにかけ、その緑色の汁とミネラル入りの海塩をフライパンでからからになるまで煮詰めるだけ。そのからからの緑色の塩を、歯ブラシにつけて普通に磨きます。これで、実にさっぱりとしてなおかつ変な薬剤の入っていない歯磨き粉「ハコベ塩」のできあがり。

昔は「青汁を塩と共にアワビの貝殻に入れて焼き、乾けばまた青汁を加えるということ7度に及ぶ」のだったそうな。アワビの貝殻で焼いたって。それはまた効き目がありそうだなあ。いや、でもフライパンで充分効き目がありますですよ。

2007年2月17日 (土)

夜霧のしのびあい

Nec_0042_12 なんともはや、今日一日雨が降り続いていたかと思えば、夕方霧が出てきました。幽玄といえば聞こえはいいですが山の中のうちの近辺など怖いぐらいです。

古いポップスの名曲に「夜霧のしのびあい」てのがあります。ロマンティックでたいへんいい曲ですが、「夜霧」の中を逢引きするなんて、こりゃはなから都会の話だよなあ~~。

うち近辺で夜霧の中にでかけたら妖怪とか出てきそうだよ。狸とか狐とかに化かされそうだし。そうでなくとも足場も見通しも悪いから、ホキ(谷)に落っこちたりとかね。こういう夜は家から出ないに限る。車の外出も避けたほうがいい。と、徹底的にロマンティックでない。

やっぱ「夜霧のしのびあい」は都会の曲だよなあ。パリか?

蓬生

Nec_0039_14 早いもので今年もすでにヨモギの新芽がでています。草もちを作れということでしょう。

ヨモギはぱっとしない見栄えの上に臭いもきつい、夏には2m近くになり、ぼうぼうと生い茂って家を荒らすのですが、万病の薬。ざっと見ただけでも喘息に、健胃・貧血に、腰痛・腹痛・痔の痛みに、下痢止めに、もんで血止めにといろいろな薬効があります。

こういうところが源氏物語の「蓬生」のタイトルに使われたんでしょうね

ご存知のように「蓬生」は、明石に流された源氏の足が途絶えたために、窮状に陥った末摘花のお話です。たいへんリアルな生活苦が描かれていて紫式部おそるべし。「ほんと身も蓋もねー作者だよな」と思わされる章であります。しかし、たいへん好きな章でもあります。特に末摘花の屋敷の、軒まで延びた蓬と門に絡みついたヤエムグラの描写はすさまじい。とにかく家に雑草をはやしてはいかんのだと、すでに平安時代の人も知っておったわけですね。

この章のラストで、やっと末摘花のことを思い出した源氏によって窮状を救われ、めでたしめでたしとなるわけですが。性格はいい人なんだよね。でも、やることなすことトンチンカン。泣いてばっかりじゃ普通問題は解決せんだろう。と、何度も突っ込みたくなることしきり。「そう見えて実はヨモギ並みにしぶとい人だった」という話かな。