椿屋敷のお客様

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2007年3月

2007年3月21日 (水)

ブルーベリーの花

Nec_0049_5 さて、わたくし急速な温暖化が叫ばれる昨今であっても、「何が何でも鹿児島以北には住まん!」と決意しております、骨の髄からの「サンカごろ、冬ごろ」でございます。もちろん南半球であっても雪や氷に恵まれたところでは住む気ナッシング!

よく「寒い地方では家の造りがしっかりして防寒対策が行き届いているから家の中では暖かいんだよ。」と申しますが、聞く耳持たず。年々手足の冷えがきつくなる体を自覚しておりますので、「生まれ故郷が鹿児島で本当によかった。」とありがたみを実感しております毎日なのでございます。

さて、今年はもうブルーベリーの花が咲いております。

桜の花も全国的に早い開花が見込まれているらしいし、暖かい春になりそうでなによりなにより。3年目のブルーベリーは、結構花をつけてくれそうで、今年はかなり食べることができそう。5月が来るのが待ち遠しいや。

2007年3月20日 (火)

YouTubeで百鬼夜行抄

Nec_0047_12 「百鬼夜行抄」(既刊14巻・今市子著・朝日ソノラマ)がTV化されているという話は聞いていましたが、なにせTVをほとんど見ないので「縁がないかな?」と思っておったのですよ。

それがはやYouTubeにでているのでうれしくなりました。

早速視聴。

いやあ、おもしろかった!!

青嵐役の渡辺いっけいさん以外知らない俳優さんばっかりで、舞台はほとんどが飯嶋家の中だけ。あとは妖魔のコンピュータグラフィックスにちょっとお金がかかってるぐらいかな?という低予算らしいのに、このおもしろさ。

やっぱりドラマって予算じゃないなあ。30分という短さで原作の話をよくまとめてあって見やすいし。俳優さんたちもうまい。律役の細田よしひこくん、かなりの美形なんだけどとぼけたところがあってぴったり。儲けた気分です。

しかし、ネットの画像や音楽無料配信、すごいことになってるなあ。まだまだソフトが充実していくだろうし、そうなるとビデオ屋さんCD屋さんは苦しくなるだろうな。なによりTV。誰も頼んでないのに勝手にデジタル放送にするとか抜かしやがって、高いハイビジョンTVを年寄りにじゃんじゃん売りつけるという霊感商法みたいなことをやってるけど、罰が当たるぞー!!

実際、自分がTVを見なくなったのはTVの決めた時間に合わせられないから、だったわけで。いまやそういう人間は結構多いのじゃないかな。そういう人たちはますますネットに走るだろうし。完全に地上波から切り替わったら、もうTVは廃棄してNHKの受信料は払わないつもりです。

2007年3月19日 (月)

流行ってるの?

Nec_0046_8 最近二十歳前後の男女三人と近しく接する機会がありました。

それでこの三人に共通していたのがしゃべり方。とにかく語尾をはっきり言わないの。「~です」とか「~ます」とか聞こえない。あるいはその単語だけを言う。たとえば「花が咲いてます。」だったら「花・・・・・・」とだけ言う。発音が小さくて不明瞭。しゃべるときの発声法を、たぶん胸式呼吸だけでやってるから声が通らなくて聞こえづらい。

これって想像以上に不愉快。

悪意はないのだろうに、他人に与える印象がすごく悪くなる損なしゃべり方。

たまたまでしょうけど、3人続いたので「まさかこのしゃべり方、流行ってるんじゃないだろうな?いい流行じゃないぞ。」と思ってしまいました。

そういえばFM鹿児島の夜9時ぐらいに「平河内一丁目」というちょうどこれぐらいの年齢の兄弟バンドがパーソナリティーをやっていたんだけれど、この二人の発音がこんな感じで、ラジオにもかかわらず何を言っているのかさっぱり聞こえずたいへんイライラする番組でした。

「本を音読する」って一見バカみたいだけれど、日常言語の発声の訓練にもいいし、脳の活性化にもとてもいいパフォーマンスなんだぞ。今の学校ってちゃんとこれやってるのか心配になってきた。だいたい「日本に生まれたから日本語がちゃんとしゃべることができる。」わけじゃない。たとえ母国語でも言語は訓練が必要。ましてや尊敬語や丁寧語なんかの社会言語はちゃんとロールプレイイングしないと習得は無理。よく接客業の会社が新人に発声訓練とロープレさせてるのは一番肝心なことだからです。

ちゃんとしたおしゃべりはコミュニケーションの原点です。そしておしゃべりってのは訓練しないとできないものなんだよ。

2007年3月18日 (日)

金平糖

Nec_0047_11 お客様のルルママさんから鎌倉土産に金平糖をいただきました。

あじさいをイメージした色でとてもかわいいパッケージに入っていました。

金平糖は単純なお菓子ですが、あきが来ませんよね。ちょっと口淋しいときなど、ついついつまんでしまいます。糖分オンリーでできているのでカロリーの回りが速いです。「脳みそに糖分が足りなくなった~~!」ときなどこれをつまむと一発。

そういえば「美味しんぼ」で「金平糖の作り方」の回がありました。なかなかむずかしいんだったよな。確か砂糖のシロップ液を加熱した鍋に流し込んで、それを長いこと回転させ続けると、鍋に接する点が成長していってああいう星型になるんだという。

室町だか戦国だかに日本に入ってきて、いまだに作られ続けているって事は、やっぱりあきが来ないお菓子だからでしょう。あと、「こんぺいとう」という名前のかわいさも見逃せません。

2007年3月17日 (土)

山桜

Nec_0045_10 今朝モモの散歩の途中で、山桜が咲いているのを見つけました。

やっぱり今年は早いな。

ラジオでチラッと聞いたのですが、愛媛だかどこだかいくつかの県が気象台のコンピューターの計算ミスで、今年の桜の開花予想が大幅に早く予想されてしまったそうな。それであちこちの「桜まつり」予定の団体が大騒ぎ。10日ぐらい後のべに日程をしたそうな。

想像するだにたいへんだよなあ。一年に一度このシーズンだけの稼ぎ時。イベント、屋台、花見弁当、警備、広報・・・・・etc,etc,。日程がずれるとありとあらゆるものの日程もずれる。気象台ってホント責任重大。

ツワブキ

Nec_0042_13 。薩摩人にとってこれまた「ご家庭の味、ふるさとの味」ツワでございます。

どうやら北日本以外なら生えているらしいツワブキですが、鹿児島以外で食べるという話は聞きませんね。どちらかというとよそで聞くのはフキですね。フキノトウとかよく食べるらしいですね。

「フキを食べるんだったらこっちも食べりゃいいのに」と思いますが、どうなんでしょ?もし県外の方でツワブキを召し上がるという方、どうやって食べるのか教えてください。

鹿児島じゃ葉のところからぺキッと折ってそのまま茎の皮をむき(このときアクで手が真っ黒になる)、佃煮風に甘辛く煮たり、フキみたいに薄口で上品に仕上げたり、そのまま煮しめに入れたりします。今からがシーズンで、筍が出てきたら筍と煮たり。まったくもって季節のものです。くせが強いけれどだからこそおいしいのです。

2007年3月16日 (金)

ミント

Nec_0044_9 ハーブってのはたいがいがそうですが、「ヨーロッパの野草」なわけです。野草だからして地質、温度、湿度、日照、などの条件が合うと手のつけられないぐらいはびこります。

18年前に亡くなった祖父が、何を思ったかミントを植えて、それが条件がよかったらしくいまだによく茂ります。地下茎がかなり張っているらしいです。お菓子とかに使うわけでもなかったのになあ。なに考えてたんだろうなあ?

案の定、これも亡くなった祖母が「こげな臭かもんを植えて、どげんしやっとな?!」とぶーぶー文句をたれていたのを覚えています。

まあね。ミントは匂いがしますね。嫌いな人には臭いだろうなあ。夏などそこの一角は頭の芯がくらくらするほどミントの匂いが立ち込めるのです。

わたくしは好きな匂いだし、なによりかによりお菓子の飾り付けには必要不可欠だし。「植えてくれといてありがとう、おじいさん。」と今年も芽吹いてきたミントを見るたび亡くなった祖父に手を合わせるのでありました。

2007年3月15日 (木)

カンナ型木工用ヤスリ

Nec_0044_8 さて、このカンナ型木工用ヤスリを何に使っているかというと、ヤギの蹄の削蹄用に使っているのです。

さすがヤギ師匠は平刃の剪定バサミで実にうまいことヤギの蹄をカットするのですが、自分は暴れるヤギの足を押さえつつではとてもできません。「万が一にもヤギの足も自分の手も傷つけない方法はないか?」と考えた末に、これを使うことにしました。

人間の爪を削る爪ヤスリと一緒です。「チャッチャッチヤッ」とリズム良く蹄にこれをかけていくと、あっという間に人間の爪かすにそっくりな白い屑が溜まっていきます。これだとヤギも自分も怪我をしないので安心です。あと、ちょっと巻き爪気味になったときも、かまわず巻き爪の上からかけていくとすぐ巻き爪ごとポロリと取れるので重宝します。

岩場を飛び移るために進化したヤギの蹄。すぐ伸びるのでお手入れが大事なのです。

2007年3月14日 (水)

アケビの苗¥980

Nec_0043_13 毎度おなじみ鹿児島市吉野町近辺の園芸者御用達「ホームセンター滝の神」で、アケビの苗の鉢植えが¥980で売られていました。

結構いい値段ではありませんか!

ブルーベリーやブラックベリージューンベリーなんかの鉢と同じ値段です。アケビなんかそこらに嫌というほど生えているんだけどな。

ただ「野生のものを管理しやすいようにする」ってのは「園芸種を管理する」のとは段違いの難しさです。うちの近所はそこかしこにサルトリイバラ(カカランハ)が生えているのだけれど、どうも「思ったところに定植する」ということができません。日照条件や地温や湿度やその他の条件がなかなかに合わせづらいのです。

アケビにしても、うちの畑ではうんざりするほど生えてきて、ヤギさまがたに食べていただくしか手が無いぐらいなのだけれど、これを「鉢に定植させる」というのはきっと難しいんだろうな。だからこその¥980という値段なのでしょう。

まあ、考えてみればブルーベリーやジューンベリーにしたって、ヨーロッパじゃ藪の中に自生してブッシュを作っている野性なんだよな。ちょっと舶来だ、というだけで植物としての本質はアケビとそう変わらんのかもしれん。

クサイチゴの花

Nec_0040_13 クサイチゴの花がもう咲いています

初夏にそこらじゅうで赤く甘酸っぱい実をつけてくれるクサイチゴ。もう花が咲くんだったけな?

そういえば4月末には熟れているので今頃咲いて順当なのか。子供の頃は「秘密基地ごっこ」で藪に入ると、見渡す限りなっているこれを飽きずに食べたなあ。食べだすと「秘密基地ごっこ」のほうは忘れちゃうんだよね。