椿屋敷のお客様

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2008年5月

2008年5月20日 (火)

イヌビワ

Nec_0011 イヌビワに実がなっています。

人間用のビワに比べると小さいので「犬なら食べるだろう」ということでイヌビワ。いや、犬は食べんだろう。

実は人間が食べてもおいしいらしいです。なにやらイチジクの仲間らしい。だったらジャムにできるんじゃないか?

もう少し熟したら今年は食べてみようと思います。この木も自生してるのが多いので、食べることができたら超ラッキー!

2008年5月19日 (月)

苦竹の筍

Nec_0009 今の季節、油断していると庭中に苦竹の筍が生えてきます

名前の通り苦くて食べることができません。でも、ほおっておくとあっと言う間に大きくなって、苦竹になってしまいます。そして、その竹を橋頭堡に、竹林が攻めてくるのです。

一度竹林になってしまうと、地中に竹の根が走ってしまい、人間の力ではどうしようもなくなってしまいます。

その事態を避けるには、こうして生えてきた筍を、筍のうちに折ったりヤマグワで堀あげたりする以外にありません。これから雨の季節もやってくるし(「雨後の筍」の言葉通りたいへんなことになる)、筍との熾烈な戦いが始まります。

2008年5月18日 (日)

道の奥

Nec_0010 そしてこれが谷の奥に通じるはずの道の入り口です。

途中は雨で崩れたり、竹がかぶさったり、藪が入ったりして、とにかく道の体をなしていません。鬱蒼と森が覆いかぶさって雰囲気満点。怖いぞおお~~~。

柳田國男じゃないけれど「異界への入り口はそこかしこに口を広げている」のであります。

場所の持つ魔力。どうってことない裏山の山道なんだけどね。なんかね。

2008年5月17日 (土)

婦人会

Nec_0004 うちは「鹿児島市のチベット」ともいうべき山の中にあります。ド田舎です。

そしてそういうところのご他聞にもれず「昔は共同体がしっかりしていて町内会の力が強かった」ところです。まあ、それでどういうわけか今年の班の婦人班長とやらの役職が回ってきたんですよ。

「やれやれ、これもご近所づきあいか」と、いやいや班長会に出席したわけですわ。

驚きましたね。いきなり会のテーマが「婦人会の存続をうちきるにはどうすればいいか?」ですわ。やはりみんなとことんイヤでいらっしゃると見える。だってそうだよなあ。今ほとんどの家庭が共働きでしょ?仕事して、家のことして、PTAとか行って、その上町内会、さらに婦人会なんて、まともに付き合ってたら身が持たんわな。

しかも高齢化でどんどん人数が減っていて、婦人会費(なんと「ミシン代」という名目だ。何のミシン?)だけではまともな予算が組めないほどだそうな。それじゃあなあ。存続の意味が無いよなあ。うちの班もなんか何十年も意味なく町内の家を古い浴衣(なんか、昔踊りに使ってたらしい。もう、着れる代物ではない)がたらい回しにされてるし。その年の婦人班長が決まると、その一式が回ってくるわけよ。なんだかなあ。

「婦人会の存続を打ち切るための会合だったら、必ずでるわ!」と皆さん口々におっしゃるという嫌われぶり。そのエキサイトぶりがおもしろく、内心「これは結構おもしろい場かも」と思ったことでした。

そこで、別のおもしろい話も聞きました。

うちの前の谷の下のほうの集落の公民館であったんだけど、そこは車で5分ぐるっと遠回りしなきゃならない。昔は近道があったらしい。今は人も通れない昼なお薄暗い藪になっている裏山は(ちょっと入るのがためらわれるぐらい)、以前は家も道もあって、下ればここの公民館に直通で来れたのですと。あの恐ろしい藪の中には廃屋が何軒か朽ちかけながらあるのですと。ううううむ。ちょっと怖いかも。でも興味もあるぞ。怖いもの見たさ。

2008年5月16日 (金)

ビルト・イン

Nec_0008 壁一面の本棚に続いて、パソコンやTVなどをビルト・イン式に収めることができる棚を父に作ってもらいました。ありがとうございました。

今、パソコン周辺機器類の蔓以上に絡まりまくったコード類を、かきわけかきわけ収めてみました。

おおおおおお~~~!!!

すっきり収まるではないですか。

あとはマンガと本を片付けてきっちり収めていくのみです。のみなんだけどなあ。

実は、まだストーブも片付けてないの。冬物の洗濯もしてないの。ああ、カーテンも洗わなくっちゃ。ああ、家の中も外もやることいっぱい。

2008年5月15日 (木)

よかったよかった

Nec_0006 ついに中国政府が日本の緊急救助隊の受け入れを決定しました。第一陣が四川大地震の現場に派遣されたとのニュース。

よかった。ほんとうによかった。

もう72時間を過ぎているけれども、それでも一人でも多く助かってくれるといい。

あとはミャンマーの軍事政府。民なくして国はないというのに。いったい何を守っているつもりなのやら。

2008年5月14日 (水)

天変地異

Nec_0007 ミャンマーのサイクロン、中国四川省の地震で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

それにしてもほんの1週間ほどの間に、100年に一度の災害が2度もアジアで起きてしまいました。大変なことです。それも狙いすましたように軍事政権のミャンマーと、動乱のチベット自治区に最も近い四川省。神も仏も無いものでしょうか?ただでさえそこらの人々は消耗しているでしょうに。

中国なんか各国の支援の申し出を断わってるよ。神戸の災害救助犬なんか歯がゆくて足踏みしてるらしいです。

ただねえ、四川省は蜀と呼ばれた大昔から「蜀の桟道」とか言って道の険しいので有名な場所、中国政府の「道が悪くて案内できないから」みたいな断りの言い訳も「そうかもしれんなあ、場所が悪いよ」などと納得しそうになります。その一方「やっぱ北京オリンピックも近いし~~、人民の命よりメンツをとってんじゃねえの?」などと邪推もしたくなり、中国政府の仁徳の無さを思うわけです。

ほんの1月ほど前に「中国とは、自国の人民が何万人飢え死のうが地震で死のうが『無問題』で済ます国である」と書きましたが、今でもその考えは変わりません。3ヵ月後、何も無かったかのように北京ではオリンピックが開催されることでしょう。

2008年5月13日 (火)

レタス

Nec_0005 レタスが庭に生えているのはとても便利。

だってレタスを一玉ってなかなか食べ終わらないものじゃないですか?買ってきたレタス(しかも結構お高い)が冷蔵庫の中でガビガビになり赤くなり、結局泣く泣く捨ててしまう・・・・・・。そゆことよくありましたよ。

庭に生えてりゃ「さあ、食べようかな」と思い立ったら、つっかけ履いてレタスの葉を2,3枚むしってきて、そのまま使えばOK。

新鮮なレタスはむちゃくちゃおいしいし、しかも農薬まったく使ってないことは自分が良く知っている。

最高の贅沢でございます。ありがたいことです。

2008年5月12日 (月)

ヤマグワの木

Nec_0003 はっと気がついてみればうちの畑ヤマグワの木がやたらめったら多いんだよな。

もちろん植えたわけではなく自然に生えてきた奴で、4mを越した大物も何本か。その木から落ちた実から出たのか幼木がまたやたらめったらたくさん生えてて、うううん、蚕がいたら大喜びだろうなあ。

とはいえ、いつも花には気がつくんだけど実を見逃してしまうんだよね。「桑の実」といえば唱歌「あかとんぼ」で「15で嫁に行ったねえやと小籠に摘んだ」実。結構おいしかった記憶がある。

今年こそは見逃すまいぞ。んでもって食べてみよう。

2008年5月11日 (日)

金銀花

Nec_0002 今時分ちょっとした藪の近くに寄ると、ほのかに甘くさわやかな香りが漂ってきます。スイカズラの花の季節なのです。

スイカズラはジャズミンと親戚。香りがいいのもうなずけます。花の形もかわいらしくて、咲きたては純白の花が次第に金色に変わっていくのも風情があってよし。大好きな花のひとつです。

これほどまでに蔓がはびこらなければ。

これがねえ、たいへんな藪を作るのよ。蔓が細かくて強靭な上に複雑に絡み合って、折ることもちぎることもならず、どうにもこうにも。結局ハサミで一本一本切っていくしかないの。気が狂いそうになりますよ。

奥の畑の藪払いで、もう5,60kg分はこの蔓を切ったんじゃないかなあ。いい匂いのする花の塊ごとヤギにあげてます。