椿屋敷のお客様

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2006年7月

2006年7月26日 (水)

排水工事

Nec_0013_20 日本のように高温多湿の国では、排水こそが住まいの要になります。さらりと乾いてこその木の家です。吉田兼好ではありませんが「家の作りやうは、夏をむねとすべし」なのです。実際京都にいた頃、名建築と謳われた寺院や、何といっても桂離宮に行って見ましたが、こういう何世紀も残っている建築はたいへん合理的な排水システムを持っています。だからこそ腐りもせず、シロアリにもやられず今の世に残っているのです。

「そういう能書きを垂れるんだったら、とっとと自分ちの排水工事もやっとれや」

まことにごもっとも。

でもね、排水工事って屋根の上か地面の下、作業がむちゃくちゃしんどい割には、地味なのよ。目立たないのよ。今の今まで先延ばしにしていたのは派手じゃない地道な作業だから。

めんどくさがりの無精者にしては一大決心でとりかかりました。今は大汗かきかきハンマーでコンクリを砕いて、山鍬とスコップで穴を掘っては片付けるという作業を黙々とやってます。

ひょっとして自分の人生で足りなかったのは、こういう地道な地盤作りだったのかあああ―――?

2006年7月25日 (火)

二ヶ月目のひよこちゃん

Nec_0011_15 鶏が大きくなるのは早いもので、孵化後二ヶ月になろうとするひよこちゃんたちは、もはやひよことは言いがたい眼光と太ももになってきています。

至急、この12羽を収める小屋を作らねばなりません。

鶏人口、一気に倍増しました。秋にはこの中から卵を産む鶏がでてくるでしょう。この子達は孵卵器育ちではなく、肝っ玉かあちゃんの烏骨鶏×アロウカナ夫人が手塩にかけて抱いて孵した子達です。したがってこの子達も自分の卵を抱くすべを知っているでしょう。んで、その卵が孵って・・・・・

以前ニュースで5羽の鶏が5年間で300羽になったお宅の話をやってました。

「ありうることだわ」つくづく思います。それはとてもありがたいことだとも思います。

ブルーベリーの実

Nec_0010_16 去年植えたブルーベリーの実が熟しました。

ブルーベリーは手作りお菓子に使うとごちそう感120%アップのアイテムなので、こう、潤沢に贅沢に使える(もう次から次へ成って成って使いきれない!困っちゃう~!)状態になることをめざしております。

3本植えてます。二種類以上を混ぜて植えると、うまく受粉するらしいので、3本ともラビットアイ系の違う種類です。

去年は15cmぐらいの苗だったのですが今年は50cmぐらいになりました。

来年はもっと大株になって、実をたくさんつけておくれよ。

2006年7月24日 (月)

タオル

Nec_0009_16 今の時期、日に三枚はタオルを使います。

朝早い時間と、夕方日暮れ前にしか畑に出ないようにしているのですが、それでも汗ぐっちょり。蒸し暑いです。いちいち汗止めしても無駄なので、汗をかけるだけかいて、タオルで拭くだけ拭き、絞れるぐらいになって、「いよいよ自分が臭い」となったら、軽く頭からシャワーを浴びるようにしてます。

始終首に巻いて汗を拭きつつ、首への直射日光を防ぐ。安価で洗濯しやすいタオル無しでは夏を越せません。タオルさまさまです。

(といいつつ冬でもモモの散歩のときに、マフラー代わりに巻いてたりするのですが)

水場工事

Nec_0008_20 外の水場の工事を始めました。

困ったことに外の水場はまったく排水を考えて作ってありません。ついでに言うなら雨樋の排水もよくありません。

最近のようにこうまで大雨が降ると、排水の不備は家にとって致命的です。湿気があると木は腐るは、シロアリが入るは、溜まった水に蚊がわくは、いいことナシです。

よって水場と雨樋の整備を今年の夏はやることにいたしました。

とりあえず、排水用のパイプを通す穴を掘りました。四苦八苦で掘りましたが、水道の水を出すとそこら中に散らばっていた水が一気にその穴に吸い込まれていくのをみると、たいそういい気分です。

2006年7月23日 (日)

雨上がる

Nec_0007_16 天は落ち、地も割れんばかりの大雨がやっと止みました。

鹿児島県北部ではこの二日で総雨量1200ミリを越えるそうです。1200ミリって・・・・・またもや観測史上初めての事態だそうです。

もっとも日本で気象観測を始めたのが100年足らず、この程度のスパンで気象という地質学的現象を語るべきではありません。

しかし、しかし・・・・・

梅雨が明けたあと、また35℃を越える酷暑の日々がまっているのでしょうか?

なんというか、こう、夏って・・・・・最高気温でもせいぜい32℃ぐらいで、それでも朝方はひんやりさわやかな空気、昼過ぎに「暑いね~」と昼寝して、3時を過ぎたらいつの間にかもくもくと入道雲、ザー―ッとやってきた夕立で、昼の暑さがさっと洗い流され、夕方はまた涼しい風がさわさわと風鈴を揺らす・・・・・

・・・・・っちゅうような季節じゃなかったかいなあ?

どうも今年の夏は「降ればどしゃぶり、晴れれば日照り」――――。厳しいのう。

ペット用蚊取り線香

Nec_0006_16 わずか数十年前まで、蚊は人間に世にも恐ろしい病原体を媒介する虫として忌み嫌われておりました(今も忌み嫌われておりますが)。

日本脳炎とマラリヤです。

「日本脳炎」ですよ!脳が高熱で溶解するんですよ!恐ろしい!こんな恐ろしい病気で亡くなる人が、ほんのこの間まで日本にはいたのです。実際、小学生の頃夏になる前には、痛い痛い日本脳炎の予防接種を受けた覚えがあります。新聞にも「どこそこで日本脳炎で亡くなった人が何人」という記事が載っていたような・・・・・。これはコガタアカイエカが媒介するんだったな。

マラリヤも、第二次世界大戦の南方戦線で「敵の兵士にやられるより栄養失調とマラリヤで死ぬ兵士が多かった」と名指しされる恐ろしい病気です。毎晩のように高熱がでるんだってな。歯がガチガチ鳴るほど寒くて寒くて震えて震えて耐えがたい関節痛とともに高熱の発作が来る。コエエよおおおお。これはハマダラカが媒介する病気。

結核やなんかと同様、この国ではいつの間にか「根絶されたもの」とされる感染症。でも最近ちらほら聞くのが「薬に耐性を持つ日本脳炎やマラリヤ」の話。ときあたかも温暖化による海面上昇と気温上昇が推測される21世紀。今まで乾いていた平野も、蚊の発生に絶好の沼沢地になる可能性が高いのです。しかも、ほとんどの医者どんはこの種の感染症を経験してない世代になってるときた。

うううううむ。

とりあえず蚊取り線香を焚いとこう。

犬にはフィラリヤ、ヤギには腰麻痺を運んでくる憎ッくき虫、それが蚊。これはヤギ様用の蚊取り線香です。お値段の割に霊験あらかた。ありがたや、ありがたや。

2006年7月22日 (土)

えらいこっちゃ豪雨

Nec_0005_15 鹿児島県で一番でかくて長い川、川内川流域の全住民に避難勧告が出てしまいましたよ。

「全住民」てああた。何万人になるんじゃ?と思ったら案の定鹿児島県下で、避難指示・避難勧告が出ている人数は6万人に達するそうな。

ううううむ。どうぞ、みなさん無事に避難されますように。

鹿児島県北部だけではなく南部の雨量ももの凄く、昨日から今日にかけての一日で、平年の7月の総雨量の140%が降ってしまったらしい。

ううううううむ。

7月初めに、10日連続で一日150㍉~200㍉の大雨が降り続いたというのに。

まだ降るか?

どうなっておるのじゃ?

幸いにしてうち近辺に避難指示・勧告はでておりませんが。

おそろしかことです。

仏飯

Nec_0004_16 椿屋敷農園では「政治運動と宗教活動と個人攻撃を禁ず」などと言っておりますが、仏壇とかお宮さんのことはよく取り上げてますね。「棚上げ」ってやつかい。

もっとも既存の仏教は江戸時代に整理・改変されて、すっかり「葬式仏教」となり日常に生活様式として組み込まれちゃってますので、無視するのが難しいです。というよりあえて無視するほうが不健全かと。

仏典を読んだこともないし、お寺さんもそうそう参拝しませんが、毎朝仏飯とお茶と線香を仏壇に供えて、毎週墓の花を替えてます。習慣なのです。

父方も母方も浄土真宗西本願寺派です。日本で一番メジャーな宗派でしょう。もっとも浄土真宗は織田信長に邪宗扱いをされ(信長は宗教が嫌いだった。何万人も信者を殺してます)熾烈な戦いをした宗派。わずか400年前は邪宗だったのにね。時代ってのは変わるもんです。

開祖は親鸞上人。えっと「悪人正機」を言った人でしたかな?という程度にしか知りません。(間違ってるかも)。

それでも毎朝線香を焚いてチーン!と鳴らさないと落ち着きません。ハミガキなみに習慣となってしまってます。恐るべし葬式仏教。

2006年7月21日 (金)

秋胡瓜

Nec_0003_18秋胡瓜の種を伊敷町のしもんそマルヒラで買ってきました。

自分で野菜や花を作ってらっしゃる方はご存知でしょうが、種屋さんの商品開発努力というのは凄いものです。ハウスとかの特別な施設なく、露地で作ってもかなり長いシーズンをカバーできるような品種を作り出しています。胡瓜とかキャベツとかよく使う野菜は特にです。そうやって露地で作ってもかなり良いお味がでます。この秋胡瓜なども11月~12月、霜が下りるまで作れる品種です。

どんな業界でも、日本の企業というのはほんとうに凄まじい開発努力をしてるんですね。